「10万円借りたい」という場合に取るべき方法は、その人の状況によって異なります。
今回ははじめての借入でも安心して使えるカードローンから、何らかの事情があって審査に通過できない場合の対応まで、「今すぐ10万円借りたい」場合の対策をまとめました。
目次
10万円を借りるなら「大手消費者金融のカードローン」が最適
「10万円を借りたい」という場合に、第一の申込先候補となるのが大手消費者金融のカードローンです。
まずはそのメリットや特徴について解説していきます。
①審査に通過できれば10万円以上の「利用限度額」が設定されることが多い
「プロミス」「アコム」といった大手消費者金融会社の審査に通過すると、個別の「利用限度額」が設定されます。
新しく会員となった方は、この「利用限度額」の範囲内で、自由にお金を借りることができます。
そして大手消費者金融会社の場合、利用限度額は最低でも10万円となることが一般的です。
例外が一切ないとは言えませんが、「審査に通過できれば、ほぼ確実に必要な金額を借りられる」というのは重要なポイントと言えるでしょう。
②審査に自信がなくても利用できることも多い
大手消費者金融会社のカードローンは、審査に自信がなくても利用できることが多いです。
審査基準は申込先によって異なるものの、はじめてカードローンを利用する場合であれば、年収100万円以下でも契約を結べることは多いです。
そのためパート・アルバイトの方であっても選択しやすい方法だと言えるでしょう。
参考「プロミス」利用者アンケートより
★ただし原則として、無職や専業主婦の方が大手消費者金融会社のカードローンを利用することはできません。
③最短25分で即日融資を受けられる
「アイフル」をはじめとする大手消費者金融会社は、土日を含む最短25分融資に対応しています。
できる限り急いでお金を借りたいという場合にも、利用しやすいと言えるでしょう。
④家族や周囲に知られず借りられる
大手消費者金融会社は、いずれも「自宅への郵送物なし」での契約に対応しています。
また現在は、どの会社も原則として電話による勤務先の確認(在籍確認)を行っていません。
「家族や勤務先に知られず借りやすい」というのも、大手のカードローンを選ぶメリットと言えます。
⑤大手消費者金融のカードローン5選
「10万円を借りたい」という場合に、有力な申込先候補となる大手消費者金融会社のカードローンは以下の通りです。
それぞれのメリットを見比べた上で、状況にあった申込先をお選びください。
★大手消費者金融のカードローン5選
プロミス |
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---|---|
アイフル |
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レイクALSA |
|
アコム |
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SMBCモビット |
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安心感や低金利を重視したいなら「銀行カードローン」も検討しよう
ここからは、第二の申込先候補となる「銀行カードローン」について解説します。
①最低限度額は一般的に10万円
審査の結果に応じ「利用限度額」が設定されるのは、銀行カードローンにおいても同様です。
そして銀行カードローンの限度額の下限は、一般に10万円となっています。
そのため銀行カードローンの場合はほとんど例外なく、「審査に通過すれば10万円を借りられる」と断言しても良いでしょう。
②審査時間は最短1営業日
残念ながら銀行カードローンの場合、大手消費者金融会社のような即日融資を受けることはできません。
ただし比較的スピーディな審査を行っている銀行を選べば、最短1営業日で融資を受けることが可能です。
③金利は消費者金融のカードローンよりも低いことが多い
消費者金融会社ではなく銀行カードローンを選ぶメリットとして、一番に挙げられるのが「金利の低さ」です。
一般的な消費者金融会社のカードローンの上限金利は18%程度です。
これに対し、標準的な銀行カードローンの上限金利は14.5%程度となっています。
「同じ金額を同じ期間借りたとき、利息が安く済む」のは、銀行カードローンの大きな利点と言えます。
CHECK低金利カードローンランキングの決定版!金利8%未満の銀行カードローンから地方銀行まで
④申込先を選べば郵送物なしで借りられる
消費者金融会社に比べると、自宅への郵送物を避けられる銀行カードローンは多くありません。
ですが「三井住友銀行カードローン」「三菱UFJ銀行バンクイック」といった一部の申込先であれば、郵送物なしで契約を結ぶことも可能です。※
※三井住友銀行カードローンでは、カードローン契約機またはカードレスを選択時のみ郵送物がありません。
この2つのカードローンは口座開設も不要なため、「他人に知られず、銀行から借りたい」という場合には有力な申込先候補となります。
⑤申込先を選べば専業主婦も利用できる
一部の銀行カードローンは、大手消費者金融会社とは異なり専業主婦の申し込みに対応しています。
また地方銀行のカードローンなどであれば、「無職でも返済能力があれば申し込める」ものも多いです。
⑥主な銀行カードローン
「10万円を借りたい」場合に有力な申込先候補となる、主な銀行カードローンは以下の通りです。
★主な銀行カードローン
三井住友銀行カードローン |
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三菱UFJ銀行バンクイック |
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みずほ銀行カードローン |
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楽天銀行スーパーローン |
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新生銀行「スマートカードローンプラス」 |
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銀行カードローンは申込先によって、融資までの必要日数に差があります。
借入を急ぎたい場合には、あらかじめ必要日数を確認しておきましょう。
信用情報に不安があっても使える「中小消費者金融会社」とは?
ここからは、何らかの事情があって大手消費者金融会社や銀行カードローンを利用できない場合の申込先候補について解説します。
①自己破産などの重い問題があっても中小業者なら利用できる可能性あり
中小消費者金融会社であれば、大手消費者金融会社や銀行カードローンの審査に通過できない方であっても契約を結べる可能性があります。
これに該当するのは、主に「5年以内に債務整理をした」「カードローンを長期間延滞した」といった、信用情報に重い問題がある方です。
中でも「自己破産や個人再生から5年が経過していない」という場合、中小消費者以外での審査通過は困難と言えるでしょう。
- クレジットカード、各種ローン、後払いなどの支払いを「61日または3ヶ月」以上延滞し、その解消と解約から5年が経過していない
- クレジットカード、各種ローン、後払いなどに関する契約で5年以内に強制解約処分を受けた
- 債務整理から5年が経過していない
┗任意整理の場合は一般に、「残債の清算から」5年が経過していない
②大手や銀行に比べ「審査が甘い」わけではない
中小消費者金融会社の審査は、大手や銀行に比べると柔軟です。
ですが、大手や銀行に比べ一概に審査が「甘い」わけではありません。
中小消費者金融会社は大手や銀行以上に「正規雇用者であること」や「社会保険に加入していること」を重視することも多いです。
そのためパート・アルバイトや自営業者の方であれば、かえって大手や銀行の方が審査に通過しやすいこともあります。
③再融資には再審査が必要なことが多い
中小消費者金融会社のキャッシングサービスは、利用限度額の範囲内で何度でも借りられる「カードローン」ではないことが多いです。
中小消費者金融会社と契約を結ぶと、多くの場合で審査結果に応じたお金を1度だけ、振込で受け取ることができます。
この場合、同じ会社で再度お金を借りるには、再審査が必要となります。
★申込先によっては大手と似たカードローンを利用可能です。
④審査結果によっては融資額が10万円未満となることも
中小消費者金融会社の場合、融資額が10万円を下回ることも多々あります。
この傾向は、信用情報に大きな問題がある場合やすでに複数の会社でお金を借りている場合に強く見られます。
⑤主な中小消費者金融会社
信用情報に問題があっても利用しやすい、主な中小消費者金融会社は以下の通りです。
具体的な申込先は、信用情報の問題の程度に合わせて選ぶと良いでしょう。
★主な中小消費者金融会社
セントラル |
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---|---|
ライフティ |
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AZ |
|
アムザ |
|
エイワ |
|
スペース |
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CHECKブラックでも借りられる消費者金融はあるのか?自己破産から5年以内でも相談できる会社を調査
無職が10万円借りる方法はある?
カードローンを利用できるのは、原則として「仕事をして収入を得ている人」です。
ここからは、無職でも利用できる可能性のある借入方法について解説します。
①価値ある物品があれば「質屋」を利用できる可能性あり
「質屋」では、預け入れ(質入れ)した物品の価値に応じたお金を借りることができます。
借りられる金額は買取価格の8割程度となるものの、物品の預け入れさえ可能であれば利用者の収入や職業は問われません。
無審査で利用できる合法的な借入方法という意味で、質屋は貴重な存在と言えます。
②生命保険の解約返戻金や定期預金を担保にしてお金を借りる方法も
養老保険や終身保険といった解約返戻金が付く生命保険、あるいは定期預金を利用しているのであれば、それらを担保にしてお金を借りられる可能性があります。
思い当たる契約があるのなら、直接金融機関に尋ねてみるか、公式サイトの情報などを確認してみると良いでしょう。
ただし借入可能な金額は、解約返戻金や定期預金の残高に左右されます。
③注意!「誰にでも貸します」は闇金
SNSやチラシなどで見かけることのある、「誰にでも貸します」「ご連絡ください」といった宣伝は、いわゆる闇金のものと考えて差し支えありません。
闇金を利用すると、個人情報の流出や第三者への取り立て、違法行為の要求などにより申込者以外にも被害が及ぶ可能性があります。
こういった宣伝に惑わされないよう、ご注意ください。
行政の支援制度・融資制度について
ここからは、何らかの事情で働けない方や収入が減少してしまった方のための、行政による支援制度について解説します。
①緊急小口資金(生活福祉資金貸付制度)
「生活福祉資金貸付制度」とは、低所得者や高齢者、障害者の生活を支えるための融資制度です。
生活福祉資金貸付制度にはいくつか種類がありますが、このうちの「緊急小口資金」では、最大10万円を最短1週間程度で借りることができます。
さらに民間の業者と異なり、金利は発生しません。
誰でも利用できる制度ではないものの、条件を満たしているのであれば申し込みを検討してみると良いでしょう。
★生活福祉資金貸付制度の貸付対象
低所得者世帯 | 必要な資金を他から借り受けることが困難な世帯(市町村民税非課税程度) |
---|---|
障害者世帯 | 身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳の交付を受けた者等の属する世帯 |
高齢者世帯 | 65歳以上の高齢者の属する世帯 |
②その他の支援制度など
「緊急小口資金」以外にも、行政が取り扱う支援制度や融資制度は複数存在します。
利用できる可能性がある支援制度について、お住まいの自治体の「社会福祉協議会」や市役所の福祉課などに尋ねてみるのも良いでしょう。
★主な行政による支援制度など
生活保護 | 就業が困難な世帯や収入が低い世帯に対し、健康で文化的な最低限度の生活を営むための資金を与える制度 |
---|---|
生活困窮者自立支援制度 | 就労の支援、家計改善の支援などの全般的なサポート |
住居確保給付金 | 家賃額を原則3ヶ月間支給 |
生活福祉資金貸付制度 | 一時的な出費(教育、介護や医療、その他社会通念上必要な出費等)のため、無金利または低金利で必要費用を「貸付」(返済義務あり) |
まとめ
★10万円を借りるための主な方法
プロミス |
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---|---|
アイフル |
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レイクALSA |
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三井住友銀行カードローン |
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三菱UFJ銀行バンクイック |
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楽天銀行スーパーローン |
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質屋 |
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緊急小口資金 |
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10万円を借りるために最適な方法は、その人が置かれた状況によって異なります。
「カードローンの審査に通過できるか」「いつまでにお金が必要か」といった条件を踏まえた上で、状況にあった申込先を選びましょう。
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