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ACマスターカード5つのデメリットと「それでも申込むべき人」

ACマスターカード5つのデメリットと「それでも申込むべき人」

「最も審査が甘いクレジットカードとして<ACマスターカード>がよく紹介されているけれど、消費者金融会社のカードなんてちょっと不安……。」

消費者金融アコムが発行するクレジットカード、「ACマスターカード」
マスターという名前がついているからには、もちろん全世界のMaster Card提携店で利用できるものですが……。
結論から言うとこのカード、単に「収入が低くて審査に自信がない」といった場合に選ぶのはおすすめできません
というのもACマスターカード、一般クレジットカードにあるようなポイントサービスは存在せず、支払い方法はリボ払い一択。
その他、勤務先へ電話を掛ける「在籍確認」はほぼ必須となるなど、正直に言うとデメリットがとても多いからです。

とは言え、その一方で「ACマスターカードじゃないといけない!」という利用者が少なくないのも事実。
このことから、ACマスターカードは「向いている人」と「申し込み候補にすらならない人」の両者がはっきり分かれるクレジットカードと言えるでしょう。

今回はそんな特殊な「ACマスターカード」について、その利用メリット・デメリットを詳しくまとめました。
読み終えていただければ、あなたが今「ACマスターカード」を選ぶべきか、はっきりわかりますよ。

ACマスターカード

入会費、年会費 還元率 審査 発行スピード
無料 0.25% 最短30分 最短1時間程度
ショッピング実質年率 ショッピング利用限度額
10.0%〜14.6% 300万円

ポイント

  • アコムが発行していますが、券面のどこにも「アコム」の文字やロゴはありません
  • 消費者金融系カードだけあってキャッシングに強いキャッシング限度額は最高800万円(アコムと同じ)
  • リボ払い専用カード、ETCカードなし
  • ボーナス払いNG(増額支払いは可能)
  • 海外でのショッピングOK

ACマスターカードを利用する上での5つのデメリット

まずは、他社カードと比べた「ACマスターカード」のデメリットを解説していきます。

ACマスターカード

入会費、年会費 還元率 審査 発行スピード
無料 0.25% 最短30分 最短1時間程度
ショッピング実質年率 ショッピング利用限度額
10.0%〜14.6% 300万円

ポイント

  • アコムが発行していますが、券面のどこにも「アコム」の文字やロゴはありません
  • 消費者金融系カードだけあってキャッシングに強いキャッシング限度額は最高800万円(アコムと同じ)
  • リボ払い専用カード、ETCカードなし
  • ボーナス払いNG(増額支払いは可能)
  • 海外でのショッピングOK

①「強制リボ払い」で何かと無駄な手数料や返済の手間が掛かりやすい

「ACマスターカード」には、「一括払い」の支払いシステム自体が存在しません
店頭でいくら「一括払い」と伝えても、毎月の支払方法は自動的に「リボ払い」となります。

同様の特徴を持つ「リボ払い専用カード」も現在では増えてきましたが……。
その多くは、インターネットなどから手続きを行うことによって支払い額の引き上げが可能。
ですが「ACマスターカード」における毎月の支払金額は完全に指定されており、変更することはできません

各ATMやインターネット会員サービスを使い、「毎月20日までの利用額を翌6日までに全額支払い」した場合に限り、リボ払い手数料は発生しないものの……。
最初から「一括払い」を選択できる一般クレジットカードに比べると、やはり使い勝手は悪いと言わざるを得ないでしょう。

ちなみに14.6%というリボ払い金利は、一般的な銀行カードローン金利と変わりありません。

②ポイントや特典は一切ナシ

クレジットカードを利用する第一のメリットとして、さまざまな「ポイントサービス」「ユーザー特典」を挙げる方も少なくないでしょう。

ただし残念ながら、ACマスターカードにおいてポイントや特典に関連するサービスは一切存在しません
使った分だけポイントが戻ってくる他社カードを利用できる状況であれば、当然そちらを選んだ方がおトクとなります。

<2017年からキャッシュバックサービス実施!ただし還元率は低い>

そんなACマスターカードではありますが、2017年3月より「キャッシュバック」システムが導入された模様。
ACマスターカードを使うと、請求が利用額に対し自動的に0.25%マイナスされるというこのサービスが導入されたことで、以前に比べるとおトクに利用しやすくなりました。

……ただし、一般クレジットカードの還元率が0.5%~1%程度であることを考えると、低還元率と言わざるを得ません。
ちなみに10万円利用時のキャッシュバック額は250円となります。

③クレジットカードを作りに行ったはずが、ローン専用カードが発行されることも

「ACマスターカード」には現在、100%の確率で「キャッシング枠」が備え付けられます。
このキャッシング枠についてはとくに利用義務もないため、さほど気にする必要はありませんが……。

「ACマスターカード」のキャッシング枠として付けられるのは通常の「アコム」カードローンと同じもの。
そしてアコムカードローンに比べると「ACマスターカード」の方がやや高難易度なため、「アコムカードローンの審査には通ったけど、ACマスターカードの審査には落ちた」ということがしばしば起こります。
つまり、クレジットカードを作りに行ったのにローン専用カードしか発行されなかった、というわけですね。

一般クレジットカードでは「希望したのにキャッシング枠が付かなかった」ということこそ珍しくありませんが、ACマスターカードはその逆パターン。
「ACマスターカード」の審査に余裕をもって通過できるのであればさほど気にする必要はありませんが、こういった例もあることは念頭に置いておきましょう。

CHECK「ACマスターカード」の審査傾向と在籍確認

ちなみに「ローン専用カードのみ作ることができます」と言われた場合、契約をキャンセルすることは問題なく可能です。

④審査の際、在籍確認や「聞き取り」は必ず行われる

前の項目でもお伝えしたように、ACマスターカードには必ずカードローン機能が付けられます。
……というより、ポイント機能なし・強制リボ払いといった特性を見るに、ACマスターカードは「ショッピング枠の付いたカードローン」と思っていただいた方が良いかもしれません。
そしてこれは、審査の手順についても同様です。

現在、一般クレジットカードの審査において、「在籍確認」「聞き取り」が行われることはどちらかというと少ないように思いますが……。
在籍確認……主にあなたの勤務先にカード会社が電話をかけて、勤務の事実を確認すること
聞き取り……カード会社が携帯電話などに電話を掛け、仕事内容などいくつかの質問を行うこと

ACマスターカードを利用するためには「在籍確認」「聞き取り」の両方が必須となり、電話を無視すると審査落ちに繋がります

また、携帯電話などへ行われる「聞き取り」は「クレジットカードの審査とは思えないくらい根掘り葉掘り聞かれる」との声多し。
具体的には「なぜこのクレジットカードを作ろうと思ったのか」といったものですね。本人確認のためか、家族の名前を尋ねられたこともあるようです。
参考ACマスターカードの利用者へのインタビュー

そもそも「低還元率・強制リボ払い」のこのカードを作ろうとしている時点でワケアリ者には違いないため、発行に慎重になるのもやむを得ませんが……。
審査を受ける場合には、アコムへすべての事情を打ち明けるつもりで臨む必要がありそうです。

★在籍確認の電話については、相談次第で回避できることもあります。
詳しくは「アコムの在籍確認について」のページをご覧ください。
(カードローン利用者向けのページですが、在籍確認仕様はACマスターカードと全く同じです。)

⑤「囲い込み」により、今後の審査に影響が出る可能性も……。

一般的に、クレヒス積みのために使われることが多い(後述)ACマスターカードですが……。
そんな「踏み台」扱いを防ぐためか、このカードには「囲い込み」の傾向がある様子。

具体的に言うと、「ACマスターカード」でははじめから支払い能力に対し大きな限度額をもらえやすいです。
一見するととても気前が良いようで、それ自体は間違いではないものの……。

新しいカードへ申し込みを行う際、「いつでも他の会社から大きなお金を立て替えてもらえる人」は審査の上で不利になりやすいです。一気にお金を使われてしまった場合、支払いのめどが立たなくなりやすいからですね。
このように「囲い込み」とは「高い限度額を与え、他社への審査に通りにくい状況を作り、自社でのみカードを使ってもらえるよう仕向ける」ことを言います。

とは言えACマスターカードの契約中でも他社カードの審査に通過できた例は少なくありませんし、いざとなれば解約すれば問題はありません。

デメリットは問題にならない?!「それでもACマスターカードを選ぶ」人の理由は?

このように、他社カードに比べやたらとデメリットの多い「ACマスターカード」。にもかかわらず、「自分はACマスターカードじゃないとだめだ!」という方が多いのもまた事実です。
欠点の多いこのカードを、あえて選ぶ理由とは何なのでしょうか?詳しく解説していきます。

①「ブラック明け」など、信用情報にやや問題のある状況でも審査通過&クレヒス積みが可能

多数のデメリットにもかかわらず、ACマスターカードを選ぶのは「ホワイト」状態の方がほとんどでしょう。
ホワイトとは個人信用情報、いわゆるクレヒスが一切記録されていないため、一般カードの審査に通過しづらい状態のことを言います。

CHECKホワイト状態とその脱出方法について

その中には「これまで一度もクレジットカードや分割払いを使ったことがない」という方ももちろんいらっしゃいますが……。
おそらくACマスターカードの利用者層の多くは「元ブラック」、またはそれに近い状態のワケアリ者。
というのも、ACマスターカードは消費者金融系のためか「クレヒス」を重視しない傾向にあるんですね。そのため、ホワイト状態でも支払い能力さえあれば問題なく審査に通過できます。

年齢にもよりますが、「クレヒス」が何もない状況から一般クレジットカードや比較的大きなローンを組むことは難しいもの。「後払い」の実績がない人を相手にお金を立て替えるのは、金融機関にとってのリスクが高いからです。

ですが「ACマスターカード」で支払い実績を積んでいけば、この状況からの脱出が可能。
つまり悪い言い方をすると、ACマスターカードのメリットは「他社カードを利用できるようになるまでの踏み台」として使えることにあるわけですね。

ということで、ACマスターカードの利用者は「ACマスターカードを使いたいから使っている」のではなく、「ACマスターカードでしか審査に通過できないから使っている」ことが多いです。

CHECK個人信用情報(クレヒス)はどんなふうに記録されるの?個人信用情報の開示について

★原則NGではありますが、現在安定した収入があれば例外的に現役ブラック状態でも利用できることがあるようです。
詳細アコムACマスターカードの審査について

★これまでにアコム・もしくはアコムが審査を行う銀行カードローンなどで金融事故を起こしたことがある場合、ホワイト状態であっても審査に通過することはできません。(自社ブラック)
参考銀行カードローンと保証会社について

②申し込みから最短1時間程度で本カードの受け取りOK

「クレヒスを重視しない」に並ぶほどのメリットではありませんが……。
スピード融資をウリにした大手消費者金融系の商品とだけあって、ACマスターカードは申し込みから最短1時間程度で本カード発行が可能です。

短い時間で「仮カード」を発行してもらえるカードは少なくないものの、「本カード」の発行スピードでACマスターカードに勝るものはないでしょう。
さらに土日・祝日であっても同様にカード発行が可能です。

……とは言え前述のとおり利用デメリットはかなり多いため、信用情報に問題がないにもかかわらずACマスターカードを利用することはおすすめできません。

★来店せずにカードを送ってもらうことも可能ですが、この場合は受け取りまでに1週間程度の時間が掛かります。

★すべての「アコム」店舗がACマスターカード発行に対応しているわけではありません。
必ず「ACマスターカード発行対応店舗」を選んで契約手続きを行いましょう。

CHECKアコム公式HP「店舗・ATM検索」

<「審査が甘い」と紹介されることが多いものの、返済能力自体については他社より厳しいことも>

一般的に「審査が甘い」と言われることの多い「ACマスターカード」。
確かに「クレヒスを重視しない」という点では甘いと言っても良いかもしれませんが……。

純粋な「必要収入」「生活の安定度合い」といった面での審査は、楽天カードなどの他社に比べやや厳しいとされています。
「世帯年収さえあれば無職でも通る」と言われることも多い楽天カードに対し、「ACマスターカード」の審査に通る目安収入は年150万円。さらに収入が不安定だと審査落ちの可能性も高くなります。

「支払い能力に不安がある場合は、ローン専用カードが発行される」という点を見ても、「ACマスターカード=審査が甘い」と思い込んでしまうのはやや危険。
審査が甘いのではなく、「他社と審査基準がまったく違う」と言った方が正確でしょう。

CHECKACマスターカードの審査傾向について

そのため、信用情報ではなく収入などその他の面で不安があるのなら、他社ローンを選んだ方が良さそうです。

CHECK審査難易度低めのクレジットカードについて

まとめ

ACマスターカードのデメリットは「強制リボ払い」「ポイント・特典なし」などかなり多く、一般の人が利用するべきものではない
★ただし「クレヒスを重視しない」という独自のメリットがあることで、ホワイト状態であっても問題なく審査通過が可能
そのため主な使い道は「他社の審査に備えた、ホワイト状態からのクレヒス積み」となる
★審査が甘いと言われがちだが、「毎月安定した収入がある」ことは重視されるため注意

ACマスターカードの主な利用者層は「何か他社でカードを作れないワケのある人」
このカードを使って健全なクレヒス(個人信用情報)を積み重ねていくことが、きっと健全な生活にも繋がっていくことでしょう。
CHECKクレヒス(個人信用情報)の仕組みとその開示について
CHECKクレジットカードの審査でよく聞く「ホワイト(スーパーホワイト)」とは
CHECKACマスターカードの審査通過条件と在籍確認について


この記事でチェックしたクレジットカード情報


ACマスターカード

入会費、年会費 還元率 審査 発行スピード
無料 0.25% 最短30分 最短1時間程度
ショッピング実質年率 ショッピング利用限度額
10.0%〜14.6% 300万円

ポイント

  • アコムが発行していますが、券面のどこにも「アコム」の文字やロゴはありません
  • 消費者金融系カードだけあってキャッシングに強いキャッシング限度額は最高800万円(アコムと同じ)
  • リボ払い専用カード、ETCカードなし
  • ボーナス払いNG(増額支払いは可能)
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