「審査が甘いと言われているクレジットカードにも、立て続けに撃沈。
消費者金融系というと少し抵抗があるけれど、もう<ACマスターカード>しかないかなあ……。」
そうお考えのあなたはちょっと待って!
確かに他社カードの審査に落ちてしまった方であっても、「ACマスターカード」でなら通過できることがありますが……。
これは他社と「ACマスターカード」の審査基準が全く違うから。
審査が甘い甘いと言われがちな当カードではありますが、実はクレヒス(クレジットカードなどの利用履歴)を重視しないだけで、審査通過に求められる収入自体は楽天カード等に比べ高いんです。
今回はそんなACマスターカードについて実際の利用者データをもとに、その審査傾向や審査通過条件を分かりやすくまとめました。
読み終えていただければ、あなたが今このカードの審査に通過できるか分かりますよ!
入会費、年会費 | 還元率 | 審査 | 発行スピード |
---|---|---|---|
無料 | 0.25% | 最短30分 | 最短1時間程度 |
ショッピング実質年率 | ショッピング利用限度額 | ||
10.0%〜14.6% | 300万円 |
- アコムが発行していますが、券面のどこにも「アコム」の文字やロゴはありません
- 消費者金融系カードだけあってキャッシングに強い。キャッシング限度額は最高800万円(アコムと同じ)
- リボ払い専用カード、ETCカードなし
- ボーナス払いNG(増額支払いは可能)
- 海外でのショッピングOK
目次
「最も甘い」は言い過ぎ?「ACマスターカード」の審査基準と通過条件
一口にクレジットカードの審査と言っても、重視するポイントはカード会社によって違います。
そのため、一概に「この会社は審査が甘い」と言い切ってしまうことは難しいもの。
そこでまずは、「ACマスターカード」におけるやや独特な審査基準を解説していきます。
①ACマスターカード最大の特徴は「クレヒスを重視しない」こと
まずは、実際に寄せられた「ACマスターカード」審査結果報告のうち、目立ったものを見てみましょう。
可決 | 会社員/年収500万円/ホワイト(任意整理歴あり) |
---|---|
可決 | 会社員/年収400万円 |
可決 | 派遣社員/年収150万円 |
否決 | フリーター/年収120万円(カードローン「アコム」への案内あり) |
否決 | 会社員/年収400万円/ホワイト、6年前にアコムでの金融事故歴あり |
上の例を見ても分かる通り、アコムは他社のカードに比べるとクレヒスをあまり重視しない傾向があります。
(クレヒス……クレジットカードや各種ローンの支払い履歴のこと。全カード会社で共有され、審査の際に必ずチェックされる。正式には「個人信用情報」)
年齢にもよりますが、多くのクレジットカードでは「他社で問題なく支払いを行ってきた実績」がなければ審査に通過することができません。
一方で、ACマスターカードは何らかの理由でクレヒスが存在しない「ホワイト」状態であっても問題なく利用可能。
これによりブラック期間が明けたばかりの方が、クレヒスを積むための「修行」としてACマスターカードを利用することはとても多いです。
②必要年収は150万円~?収入基準自体は「楽天カード」などに比べ高い
このように、クレヒス(個人信用情報)をさほど重視しないACマスターカードではありますが……。
気になるのは年収120万円・フリーターの方がACマスターカードの審査に落ちてしまっていること。
同じような属性の「年収150万円」の方が審査に通過していることを見ると、ACマスターカードの利用には最低でも150万円程度の年収が求められるのでしょうか。
この推測を裏付けるように、「年収100万円」「年収130万円」と申告された方は軒並み審査落ちとなっている模様。
一方で、同じく審査が甘いと言われがちな「楽天カード」の場合、世帯年収があれば無職(専業主婦)でも審査通過の例が多々あります。
このことから、ACマスターカードの審査通過に必要な年収自体は「楽天カード」などに比べ高く、クレヒスを気にしない分「安定した収入があること」を何より重視していると言って良いでしょう。
信用情報に問題がなく、単に「収入が低いから審査が不安」という場合には、楽天カードなどの他社を選んだ方が良さそうです。
③ACマスターカードの審査に通過するための条件目安
利用者データからの推測と、公式情報による「ACマスターカード」の審査通過条件は以下のようになります。
★「ACマスターカード」審査通過条件
- 毎月安定した収入がある(目安として年150万円~、アルバイト可)
- これまでにアコムとアコムに関連する場所で金融事故を起こしていない
利用条件自体は厳しいものではありません。
安定収入があり、他社での借り入れがなければ、ブラック状態でもない限り問題なく利用できることが多いです。
★アコムは他の消費者金融会社に比べ、他社での借り入れにやや厳しい傾向があります。
CHECKアコムの審査基準とその傾向について
★収入が不安定なほど、審査通過は難しくなります。
CHECK審査結果を左右する申込者の「属性」とは
<審査結果によっては、通常のアコムのローンカードを案内されることも>
「ACマスターカード」には必ずキャッシング枠が備え付けられ、これを拒否することはできません。そしてこのキャッシング枠は、通常のアコムカードローンと全く同じ内容となります。
150万円ほどの年収が求められるACマスターカードに対し、通常のアコムのカードローンは年収100万円前後でも問題なく利用可能。
こうなると、もちろん「カードローンの審査に通って、ACマスターカードの審査に落ちる」という人が出てきます。
このとき「ACマスターカードの申し込みに行ったのに、カードローンを案内された」ということが起こり得るわけですね。
この場合カードローン商品を契約する義務はありませんが、「こういった例もある」ことは念頭に置いておくと良いでしょう。
気になるACマスターカードの「在籍確認」仕様を聞いた!
一般のクレジットカードでは、在籍確認なしで審査に通過できることも多いですが……。
「ACマスターカード」はカードローン主体ということもあり、在籍確認は100%行われます。
(在籍確認……主に金融機関があなたの勤務先に電話をかけて、あなたの在籍の事実を確かめること)
そこでACマスターカードの在籍確認仕様について、実際にアコムへ問い合わせてみました。
「別の方法」とは、社会保険証など勤務先を証明できる書類の提出でしょう。
他にもいくつかの質問を行いましたが、どうやら在籍確認については通常のアコムカードローンと何も変わりない様子。
以下のページに詳しくまとめていますので、在籍確認について詳しく知りたい場合にはこちらを参考してみてください。
CHECKアコムに聞いた!「在籍確認」の基本仕様と電話の避け方
<気を付けておきたいのは「在籍確認」よりも「聞き取り」かも>
ACマスターカードでは、在籍確認の他に「聞き取り」(申し込み確認)が実施されます。
同じようなことを行うクレジットカード会社は多いですが、ACマスターカードの場合その性質は大きく異なる模様。
一般クレジットカード会社であればまず行われないような細かな本人確認(両親の名前を聞かれた、などのレポートも)をはじめ、「なぜ、どういう事情でACマスターカードへ申し込んだのか」という聞き取りは必ず行われます。
これはACマスターカードを利用される方に明らかな「ワケアリ」者が多いからですね。
とは言え、会社側も利用者の多くが何らかの事情を抱えていることは把握済み。
「6年前に自己破産をして信用情報は真っ白ですが、今は心を入れ替えて健全に生活しています」といったように、臆病にならず、尋ねられたことに正しく答えていけば何の問題もありません。
★「聞き取り」は自動契約機で契約を行う場合は自動契約機で、インターネット契約の場合は携帯電話などへ行われます。
また、これとは別に申し込み内容確認の電話が入ることもあります。
ACマスターカード、審査と契約の簡単な流れ
ACマスターカードにおける、契約の流れを簡単にまとめました。
契約の流れ
【むじんくん編】
公式HPから申し込み
↓
仮審査
※アコムから携帯電話へ電話が入る場合あり
↓
メールで審査結果連絡
↓
必要書類を持って、お近くの「アコム」店舗へ
※必ず「ACマスターカード」発行対応店舗を選ぶこと
↓
自動契約機(むじんくん)にて本申し込み手続き
(指定書類への記入、必要書類のスキャンなど)
本審査
※在籍確認あり
※聞き取りあり
(10分~)
↓
その場で本審査結果連絡
直通電話で注意事項などの説明
↓
カードの受け取り
併設のATMを使い、借入が可能に
(ここまで1時間程度)
本人確認書類 いずれか一点 ※全利用者必須 |
その他、応相談 |
---|---|
本人確認書類に記載の住所と現住所が異なる場合 いずれか一点 |
|
アコムから指示のあった場合 貸金業法の制限に接する場合※ いずれか一点 |
|
勤務先への電話を避けたい場合 もしくは勤務先が休業日の場合 |
その他、アコムと要相談 |
利用の流れや必要書類は、通常のアコムカードローンと変わりありません。
ただしすべての店舗で「ACマスターカード」の発行ができるわけではないため、必ず対応店舗をご確認の上、申し込みを行ってくださいね。
CHECKアコム公式HP「店舗・ATM検索」
★申し込みの流れの詳細や、インターネットで契約を行う場合の流れについては「アコムのメリット・デメリットと利用の流れ」ページをご覧ください。
「ACマスターカード」の審査に関するよくある質問と回答
最後に、「ACマスターカード」の審査に関するよくある質問にお答えしていきます!
★「アコム(カードローン)の審査傾向について」のページも併せてご覧ください。
①ローン専用カード(カードローン)でもクレヒスを積むことはできますか?
クレヒス積み自体は可能です。
ただし継続的に利用するとなると利息が掛かる上、別のカード会社の審査を受けるということになったとき「利用履歴がカードローンだけ」というのはあまり心象が良くないかも……。
カードローンの利用実績を積んで「ACマスターカード」に切り替えてもらうか、しばらくカードローンを利用した上で「楽天カード」などの他社カードに挑戦してみるのが良さそうです。
②自社ブラックでACマスターカードを利用できない場合、クレヒスを積むにはどうすればいいですか?
「ホワイトでも作れた」という声のあるクレジットカードは他にも存在しますが、ACマスターカード以上に通過率の高いものは無いように思えます。
(楽天カード、ヤフーカードなどでも30代以上のホワイトは不利になりやすいです。)
まずは「SMBCモビット」「ノーローン」などアコムと関わりのない、ホワイト対応のカードローンを使って信頼を積み、「楽天カード」などへ申し込んでみるのが現実的なところでしょう。
CHECKワケアリ利用者多数?「SMBCモビット」の審査傾向と通過者データ
CHECK何度でも一週間無利息が魅力の「ノーローン」は柔軟な審査でも評判
③ローン専用カードからACマスターカードに変更することはできますか?
可能です。
契約から何ヶ月か経っているのなら、アコムのコールセンターへその旨を伝えてみると良いでしょう。
アコム会員専用ダイヤル:0120-629-215(平日9:00~18:00)
④CICに「A」マークが残っていても利用できますか?
CICに「異動」が残っていても通過例があるわけですから、「A」が残っていても現在の返済能力に問題がなければ通過可能かと思います。
ただし直近数ヶ月以内に「A」マークが残っているとなると、かなり厳しいかもしれません。もう少し間を開けて申し込みを行った方が良いでしょう。
⑤ACマスターカードの利用からどれくらいで、他社カードへの申し込みが可能ですか?
CICの支払い履歴は24ヶ月分残るため、2年間の利用実績が作れればベストです。
とは言え実際のところ、他社への審査通過率は契約後1年くらいから大幅にアップするようですね。
★もちろん、健全な支払い履歴のみが残っている場合に限ります。
★「ACマスターカード」から与えられている限度額(利用枠)が大きすぎるせいで、他社での審査が不利になることがあります。(囲い込み)
思い当たる点がある場合には、限度額の引き下げ交渉やACマスターカードの解約を検討してみてください。
CHECKACマスターカード・利用上のデメリットと「それでも申込むべき」人
⑥申込んだ直後に審査落ちのメールが来たんですが、どういうことですか?
機械による自動審査に通過できなかったものと考えられます。
毎月収入があるのならおそらく「金融ブラック」または「自社ブラック」でしょう。これまで金融事故を起こしたローンの中に、アコムとかかわりのあるものや三菱UFJ銀行グループのものはありませんでしたか?
思い当たるところがないのなら、個人信用情報を開示してみることをおすすめします。
★その他6ヶ月以内にアコムへ申し込んでいる場合、審査に通過することはできません。
(アコム保証の他社ローンであれば可)
まとめ
★「審査が甘い」と言われることが多いアコムマスターカードながら、審査通過に必要な収入自体は「楽天カード」などに比べ高いと考えられる。審査が甘いのではなく「クレヒスを重視しない」というのが正確
★在籍確認・聞き取りは必須。特に「聞き取り」は審査結果を左右しやすいため、アコム側からの質問には正直に答えよう
★ACマスターカードをきちんと継続的に使っていけば、大口のローンや一般クレジットカードの審査通過も十分狙えるようになる。キャッシング枠は必須ながらむやみに使わず、健全なクレヒスを積み重ねていこう
「安定収入必須ながらクレヒスは重視しない」点から、ACマスターカードは「ワケアリの方専用」のクレジットカードと言って良いでしょう。
単に「収入が低くて審査に自信がない」という場合にはおすすめできませんが、ブラック明けからの「再出発」については最適です。
CHECKACマスターカード・利用上のデメリットと「それでも申込むべき」人
この記事でチェックしたクレジットカード情報
入会費、年会費 | 還元率 | 審査 | 発行スピード |
---|---|---|---|
無料 | 0.25% | 最短30分 | 最短1時間程度 |
ショッピング実質年率 | ショッピング利用限度額 | ||
10.0%〜14.6% | 300万円 |
- アコムが発行していますが、券面のどこにも「アコム」の文字やロゴはありません
- 消費者金融系カードだけあってキャッシングに強い。キャッシング限度額は最高800万円(アコムと同じ)
- リボ払い専用カード、ETCカードなし
- ボーナス払いNG(増額支払いは可能)
- 海外でのショッピングOK
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