自営業者・個人事業主・フリーランスのためのアイフル審査:「所得」の3分の1超は借入不可、ただし抜け道も

    自営業者・個人事業主・フリーランスのためのアイフル審査:「所得」の3分の1超は借入不可、ただし抜け道も

    「アイフル」のカードローンでは、所得を低く(あるいは赤字で)申告している方が、必要額を借りるのが難しいケースがあります。

    「貸金業法」という法律では、貸金業者に「原則、年収の3分の1を超えるお金の貸付禁止」という制限を敷いています。
    自営業者・個人事業主・フリーランスの場合、「年収」にあたるのは経費等を差し引いた「事業所得」ですので、低く申告している場合は借りられる額も減ります

    ただし、アイフルの事業者用ローンを使う、制限に縛られない銀行ローンを使うなど、方法がないわけではありません。

    また必要額が所得の3分の1以下であるのなら、審査についてもあまり心配ないでしょう。

    今回は「アイフル」への申込を検討されている自営業者・個人事業主を対象に、実際にアイフルへ問い合わせを行いながら契約の流れや注意点、必要書類等をまとめました。

    この記事の監修者
    飯田道子先生/ファイナンシャルプランナー (CFP認定者・1級FP技能士)
    Financial Planning Office Paradise Wave代表。著書『貯める!儲ける!お金が集まる94の方法 』(ローカス)他多数。
    アイフル

    実質年利限度額
    3.0%~18.0%1,000円〜800万円※1
    審査スピード融資スピード
    最短25分※2最短25分※2※3

    ポイント

    • 土日祝日対応
    • 郵送物の回避が容易
    • 初めての方最大30日間無利息(金利0%)
    • 口座振込なら原則365日24時間借入可能※3

    ※1 一部提携CD/ATMでのご利用は10,000円からとなります。
    ※2 お申込の状況によってはご希望にそえない場合がございます。WEB申込なら最短25分融資も可能です。
    ※3 受付時間によっては、振り込みが翌営業日となる場合があります。
    ※ ご利用限度額50万円超、または他社を含めた借り入れ金額が100万円超の場合は、源泉徴収票など収入を証明するものが必要です。

    事前にチェック!「自営業者・個人事業主がアイフルで借りる」上での前提知識

    自営業者や個人事業主(以降では「事業者」と記載します)が「アイフル」へ行う場合、給与所得者とは異なる注意点が生じてきます。

    ①「所得」の3分の1を超えるの借入は原則不可

    まず大前提として、アイフル含む貸金業者では「個人に対し、年収の3分の1を超えるお金を借してはいけない」という制限が敷かれています(総量規制)。
    事業者にとってこの「年収」が、確定申告書中の「収入」を指すのか「所得」を指すのかは大問題です。

    ★アイフルへの問い合わせ結果

    【管理人】山本
    個人事業主なのですが、申し込みの際の年収欄には「年収」と「所得」、どちらを記入すべきでしょうか?
    オペレーターの回答
    「所得」の方をご記入いただければと思います。
    【管理人】山本
    となると、総量規制の制限も経費などを差し引いた「所得」の方に掛かるということで宜しいでしょうか?
    オペレーターの回答
    はい、そのようになりますね。

    アイフルで借入できる金額の目安は、前年度の「所得」の3分の1までです。
    (今年度になって事業を始めた場合や、昨年に比べ大きく収入が増減している場合は個別対応となるため、アイフルにご相談ください)

    所得を意識的に抑えている場合、アイフルで希望の金額まで借りることは難しくなってしまう可能性があります。
    また貸金業法の制限に基づき、赤字申告を行っている場合(所得0円として申告している場合)には、審査に通過できないことになります。
    税込み年収を申告できる給与所得者とは、大きく制度が異なります。

    CHECK3.所得の3分の1を超えるお金を借りたいときには

    ★前年度の「所得」については確定申告書Bの第一表、「⑨」欄をご覧ください。

    緊急時の医療費借入など、限定的な場面では所得の3分の1を超える借入が可能な場合があります
    CHECK総量規制対象外のカードローンには何がある?多重債務者の審査通過状況も

    ②審査の上で事業内容や生活状況を詳しく尋ねられることは必至か

    法律上の制限によって原則「所得の3分の1以上」を借入できないアイフルですが、借入希望額が申告所得の3分の1以下なら、特に審査の上で問題はありません
    よほど生活が不安定となる事情でもない限り、自営業者・個人事業主でも審査通過を狙えます。

    ただし事業者の場合、どうしても申込内容(所得、業種、営業年数など)から一概に審査結果を出すことが難しくなります。
    よって申し込みの後には、アイフルから「どういった仕事をしているのか」「どんな取引先に対し、どのように利益を出しているのか」といったことを詳しく尋ねられるのは避けられないでしょう。

    またアイフルを含む大手消費者金融会社は、申込者に対して、事細かに生活状況を尋ねる傾向にあります。
    特に収入が不安定と見なされやすい自営業者の場合、似たような生活状況のサラリーマンに比べて、追及がやや厳しくなるかもしれません。
    仕事の内容に加え「なぜお金を必要としているのか」「家族構成、世帯収入」「毎月いくら程度の返済が可能か」といった個人的な質問に答えることを、あらかじめ想定しておきましょう。

    尋ねられたことに答えていけば、自動的に審査は進んでいきます。
    そこまで気構えず、「正直に答える」ことさえ意識しておけばOKです。

    自営業者の「アイフル」審査体験談

    2015年~2019年にアイフルへ新しく申し込みを行った方30名を対象にアンケートを実施したところ、30名の中に一人だけ事業者の方がいらっしゃいました。

    必要額が年収の3分の1以下、かつ即日融資を希望していたケースです。

    口コミ

    • 30代
    • 自営業者
    • 年収:250万円
    適用限度額、金利20万円(18%)申込を行った時間木曜の午後3時半頃
    申込方法インターネット契約方法無人店舗
    (契約ルーム)
    申込~審査結果が出るまでの時間1時間程度申込~契約完了までの時間2時間程度
    申込時点での他社借入なし
    アイフルを選んだ理由即日融資が可能という事で選びました。
    借入が必要だった理由通信教育の入学金を払うために必要になったからです。
    申込確認の内容WEBから申し込んでから1時間くらいで電話がありました。
    仕事内容と借りる目的と金額の確認がありました。
    また私が実際に申し込んだかという事の確認もありました。
    在籍確認の内容仕事は自営なので自宅兼事務所に電話があって電話帳にも載っているので特に怪しまれる事もなく終了しました。
    オペレーターについての感想丁寧な対応ですごく気持ちよく利用できました。
    審査過程や結果についての感想申し込みから契約完了まで2時間程度でできてスムーズで良かったです。
    申込を検討されている方へのアドバイス審査に通れば大体の人が即日融資が可能だと思います。

    自営業者・個人事業主がアイフルへ申し込む流れと必要書類、在籍確認

    ここからは自営業者・個人事業主が「アイフル」へ申し込みを行う流れについて、簡単に解説します。

    ①おおまかな「アイフル」契約の流れ

    アイフルにおける、基本的な契約の流れは以下の通りです。

    「アイフル」契約の流れ(インターネット契約)

    インターネットから申し込み
    携帯電話へ申込確認
    (聞き取り審査)
    メールで仮審査結果連絡
    インターネット上で必要書類の提出
    メールで本審査結果連絡
    メールの内容に従いネット上で契約手続き
    「銀行振込」または「スマホATM」※1での借入が可能に
    (ここまで最短25分)
    ※お申込の状況によってはご希望にそえない場合がございます。
    ※WEB申込なら最短25分融資も可能です。
    各ATMで使える
    ローンカードの郵送(希望者のみ)

    ※1 スマホATM…ローンカードの代わりにスマートフォンアプリに表示のQRコードを使って「セブン銀行ATM」で入出金を行う方法のこと。

    無人店舗「契約ルーム」を使った申し込み・契約も可能ですが、特にやるべきことに違いはありません。
    事業主は追加書類が発生しやすいため、対応しやすいインターネット申し込みが推奨されます。

    事業者の審査では「申込確認の電話」がかなり重要になります。
    申込後はいつでも電話を取れるよう、準備しておきましょう。

    ②必要書類については個別連絡とのこと

    「アイフル」では、特に要件を満たさなければ、本人確認書類1点での契約が可能です。

    本人確認書類
    (全利用者必須)
    運転免許証、運転経歴証明書
    お持ちでなければ以下のうちいずれか
    パスポート
    マイナンバーカード
    写真付き住民基本台帳カード
    在留カード
    特別永住者証明書
    健康保険証+公共料金の領収書など
    書類を使った在籍確認を希望する場合
    勤務先が休業日の場合他
    アイフルと相談の上で決定
    基本的には「社会保険証」「給与明細」など
    本人確認書類に記載されている住所と、現住所に違いがある場合以下のうちいずれか1点公共料金の領収書
    住民票の写し
    印鑑証明書
    アイフルから要求のあった場合※収入証明書いずれか1点源泉徴収票
    住民税決定通知書
    給与明細書直近2ヶ月分
    確定申告書
    所得証明書
    個人事業主の場合事業を確認できる書類
    (取引先への領収書、請求書など)

    アイフルを含めた大手消費者金融会社の審査においては、「個人事業主であることを理由に追加書類を求められた」という声がしばしば聞かれます。

    ★アイフルへの問い合わせ結果

    【管理人】山本
    個人事業主が申し込みを行うにあたり、追加で書類が必要になることはありますか?
    オペレーターの回答
    審査の過程で必要になることもございますが、そちらに関してはお申込みの後に個別に対応させて頂く形になります。
    【管理人】山本
    確定申告書があれば大丈夫ですかね?
    オペレーターの回答
    はい、おそらくは。

    事業者は希望限度額にかかわらず、前年分の確定申告書の控えを用意しておけると良いでしょう。

    以前問い合わせを行った際には「事業実態を証明できる、請求書などを用意してほしい」という回答を頂きました。
    このあたりは申込者が用意できる書類の種類、あるいは担当者によって変わってきそうです。

    ③在籍確認は原則として「事業を営んでいる場所の固定電話」へ(無ければ無いでOK)

    自営業者・個人事業主の在籍確認(勤務先確認)は原則として「事業を営んでいる場所の、固定電話」宛てに行われます。
    (電話は個人名で掛けられ、第三者にアイフルの社名や用件が伝えられることはありません)

    しかし昨今は、固定電話をお持ちでない事業者も少なくありません。
    アイフルに問い合わせを行ったところ、回答を頂くことができました。

    ★アイフルへの問い合わせ結果

    【管理人】山本
    固定電話が無くても借りられますか?
    オペレーターの回答
    はい、大丈夫です。携帯電話でご登録いただけます。

    個人事業主でも携帯電話さえあれば、問題なく契約を結べるようです。

    ただしこの場合、「個人事業主を自称する無職」と区別を付けることができません。
    固定電話を使わずに契約を結ぶ場合には、事業実態を証明する書類(確定申告書など)の提出が必須になるかと思います。

    ★具体的な在籍確認の会話例については以下のページをご覧ください。
    CHECKカードローンの在籍確認ではどんな内容の電話が掛かってくる?30秒で終わる対応方法や言い訳まで
    CHECKアイフルは原則「在籍確認の電話なし」:その例外と確実に電話を避ける方法

    所得の3分の1を超えるお金を借りたいときには

    ここからは、「事業主がカードローンを使って所得の3分の1超を借りる」一般的な方法について紹介します。

    ①銀行カードローンなら総量規制は関係ナシ

    事業者が所得の3分の1超を借りる方法として、まず挙げられるのは、各種「銀行カードローン」の利用です。
    銀行は貸金業者ではないので、「年収の3分の1超を貸付不可」という貸金業法の制限に縛られません
    貸付額は、銀行(と保証会社)の判断に任せられます

    ただし銀行は、消費者金融会社に比べ、年収(所得)などのステータス面重視で審査を行います。
    所得を抑えていると、やはり必要額を借りるのは難しいかもしれません。

    普段取引をしている金融機関なら、信用の分だけ審査が有利に進むこともあります。
    大口借入を希望しているのなら、普段から口座を使っている(あるいは事業資金等の融資を受けている)銀行のカードローンをチェックしてみると良いでしょう。
    信用金庫、JA等の金融機関を使ってもOKです。

    ②アイフル「事業サポートプラン」

    アイフルは、通常のカードローン商品「キャッシングローン」の他にもいくつかのローン商品を取り扱っています。
    そのうちの一つが「事業サポートプラン」で、事業者を対象としたローン商品です。

    貸金業法上の「年収の3分の1を超える貸付を禁止」する制限には、「事業者相手であれば、必要書類を確認のうえ、年収の3分の1超を貸してもよい」という例外が設けられています。

    この内容に則って、アイフルが提供する事業者専用ローンが「事業サポートプラン」です。

    アイフル「事業サポートプラン」(無担保)
    金利3%~18%
    (通常ローンと同じ)
    限度額1万円~500万円
    資金使途事業資金(運転資金・設備投資資金)
    ローンタイプ証書貸付(一括借入+分割払い)とカードローンタイプを選択可
    必要書類(個人)本人確認書類、確定申告書、事業内容確認書(当社所定)
    参考:貸金業法施行規則

    第十条の二十三 法第十三条の二第二項に規定する個人顧客の利益の保護に支障を生ずることがない契約として内閣府令で定めるもの(=年収の3分の1を超えても良い借入)は、次に掲げるものとする。
    (中略)
    四 事業を営む個人顧客に対する貸付けに係る契約であつて、次に掲げるすべての要件に該当するもの
    イ 実地調査、当該個人顧客の直近の確定申告書の確認その他の方法により当該事業の実態が確認されていること。
    ロ 当該個人顧客の事業計画、収支計画及び資金計画(中略)に照らし、当該個人顧客の返済能力を超えない貸付けに係る契約であると認められること。

    資金使途は事業資金に限定されています。
    年収の3分の1超が必要、かつプライベートというよりは事業目的での利用を検討しているのなら、チェックする意味はあるでしょう。

    まとめ

    ポイント
    • 事業主がアイフル(の通常キャッシングローン商品)に申込む場合、借り入れられる上限額は「所得の3分の1」。意識的に所得を抑えている場合、希望額を借り入れることは難しいかもしれない
    • 申込の後には主に携帯電話へ申込確認(聞き取り審査)が行われる。このとき、事業内容や生活状況を細かく聞かれる可能性がある
    • 事業主は審査の過程で追加書類の提出を求められやすい。希望限度額にかかわらず確定申告書の控えを用意しておきたい
    • 所得の3分の1超の借入が必要なら銀行などのカードローン、あるいは「事業サポートプラン」の見当も視野に入る

    総量規制の制限が「所得」に掛かることから、事業者の借入可能額は小さくなりやすいです。
    しかし、申告所得が0円でなく、毎月の返済が可能と判断してもらえたなら、審査通過自体は問題ありません。

    どうしても借入が必要なら、確定申告書など事業実態を証明できる書類を用意した上で、アイフルへの申込に進めると良いでしょう。

    監修者からのコメント
    飯田道子先生 飯田道子先生
    ファイナンシャルプランナー (CFP認定・1級)

    自営業者や個人事業者でもアイフルから借り入れは可能です。とはいえ年収(自営業者等は経費を差し引いた所得)の3分の1までの貸出枠に変わりはありませんし、そもそも所得0円で赤字申告している場合には、お金は借り入れできないことになります。収入がクリアできている場合には所定の書類が必要になる訳ですが、自営業者等の場合、確定申告書はマスト。その他にも追加で書類の提出を求められることがあります。あらかじめ必要となる書類をオペレーターに確認しておくと安心です。
    アイフル

    実質年利限度額
    3.0%~18.0%1,000円〜800万円※1
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    • 口座振込なら原則365日24時間借入可能※3

    ※1 一部提携CD/ATMでのご利用は10,000円からとなります。
    ※2 お申込の状況によってはご希望にそえない場合がございます。WEB申込なら最短25分融資も可能です。
    ※3 受付時間によっては、振り込みが翌営業日となる場合があります。
    ※ ご利用限度額50万円超、または他社を含めた借り入れ金額が100万円超の場合は、源泉徴収票など収入を証明するものが必要です。


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