【任意整理とは】メリット・デメリットと整理後の信用情報、よくある質問

    この記事の監修者
    飯田道子先生/ファイナンシャルプランナー (CFP認定者・1級FP技能士)
    Financial Planning Office Paradise Wave代表。著書『貯める!儲ける!お金が集まる94の方法 』(ローカス)他多数。
    【任意整理とは】メリット・デメリットと整理後の信用情報、よくある質問

    「今ある借金を軽減したい……」

    カードローン、クレジットカード関係など、無担保債務の整理に向いた方法が「任意整理」
    簡単に言うと「金融機関と相談して今後の支払いを軽くする」この方法、自己破産などと違い裁判所を介さずに利用できる上、デメリットも比較的軽いことから、最も利用者の多い債務整理手段だと思われます。

    今回はそんな「任意整理」についてその概要の解説、そして実際に任意整理を行った方の体験談・個人信用情報開示データに基づく詳しい情報をまとめました。
    読み終えていただければ、あなたが現在この手段を取るべきであるか、もしそうなら今後どのような行動に出るべきかが分かります。

    「任意整理」の概要とその後の影響

    「任意整理」の概要とその後の影響

    まずは「任意整理」とはどういった手続きを言うのか、簡単に解説していきます。

    ①法律によらず「交渉」で支払い軽減を狙う、一番軽い債務整理

    任意整理とは、「債務整理」の方法の1つです。債務整理という大きなくくりの中に「任意整理」が存在するわけですね。

    まずこの「債務整理」について解説すると、名前の通り債務(一般的にはお金の支払い義務)を何らかの形で整理すること。
    そしてこれは「任意整理」含む4つの整理方法に細分化できます。

    ★債務整理の概要
    任意整理一番一般的な方法。借入先と相談し、主に「今後の金利を0%にする代わり、いまある借金を時間を掛けて返す」ことを約束する整理方法を指す。裁判所は使わない、私的な交渉。
    特定調停裁判所を通して行う任意整理。
    費用は安いが、時間も手間も知識もやる気も必要なのであまり用いられない。
    個人再生任意整理と自己破産の中間。住宅を残したまま借金を減額できる。それなりに返済能力のある人向け。
    裁判所を通し手続きを行い、官報※に住所氏名が載る
    自己破産ほぼすべての資産(生活に必要な範囲除く)と引き換えに、すべての借金を帳消しにする
    裁判所を通し手続きを行い、官報に住所氏名が載る
    一部権利が制限される(特定の職業に就く権利、相続財産管理人になる管理など)
    ※誰でも閲覧できる政府の機関紙。KSC(全国銀行個人信用情報センター)には官報掲載情報が10年間残るので、その間銀行との契約は難しくなる。

    カードローン、ショッピングリボといった無担保の債務であれば、おそらく一番用いられやすいのが「任意整理」
    債務が大きく手放せない住宅をお持ちなら「個人再生」が、完全に返済不能かつ失うものが何もない状態であれば「自己破産」も視野に入ります。「特定調停」を行った、という話はあまり聞かれませんね。

    実際にどの手続きを行っていくかは司法書士・弁護士といった専門家に相談し決めることとなりますが……。
    「今より毎月の負担が軽くなれば、これからも返済していける」状況であれば、やはり任意整理を勧められることが多いかと思います。
    これは必要になる費用も手間も官報掲載等のデメリットも、個人再生や自己破産に比べ軽いからですね。
    (以前インタビューを行った中村さんの場合、2社の任意整理で約7万円。個人再生・自己破産だと30万円ほど掛かる目安)

    その代わり、個人再生や自己破産とは違って「現在の借入額」自体は減りません

    任意整理とは一般的に、「専門家があなたの債権者に交渉を行い、今後の金利を0%にしてもらう代わり確実に返済していくことを約束する」手続きのことを言います。
    金利が0%になることから、毎月少額ずつの返済であっても確実に債務を減らすことができます。

    ★その他の任意整理の特徴に、「任意整理する債権と任意整理しない債権を選べる」という特徴があります。
    これにより、「住宅ローンを支払いながらカードローンを任意整理する」「ピンチを救ってくれたA社ではこのまま支払いを続け、その他の会社だけを任意整理する」といった選択も容易です。

    ②おおまかな任意整理の流れ

    任意整理の概要を確認したところで、この後解説する「任意整理後の影響」「任意整理に掛かる費用」を引っかかりなく理解するためにも、先に大まかな流れを確認しておきましょう。

    任意整理のおおまかな流れ

    メールや電話で面談日時の取り付け

    司法書士(弁護士)事務所にて相談

    書面などによる契約手続き

    司法書士(弁護士)事務所による
    債権者との交渉手続き
    【ここで債権者への返済が一旦停止】
    (数ヶ月~)

    事務所への報酬支払い(分割可)

    債権者への返済の再開
    (金額は相談・交渉にて決定)

    過程は大体どの事務所も変わりません。
    現時点では

    • 和解完了までには数ヶ月単位の時間が掛かる
    • 事務所へ報酬を支払った後、債権者への支払いが始まる

    ことだけ確認して頂ければOKです。

    ③【メリット】手間無く、スムーズに手続きを進められる!

    流れを見ていただいてわかるように、事務所との契約が終わって、債権者との交渉が始まると返済が止まります
    毎月追われていた支払いのことを考えなくてよくなるというのは、ありがたいですよね。

    では、他の債務整理方法「個人再生」「自己破産」と比較した任意整理のメリットはどうなのでしょうか?
    分かりやすくまとめました。

    ★他の債務整理方法と比べた任意整理のメリット

  • 官報に記載されない
  • 費用が安い
  • 手間がかからない
  • 順番に、詳しく解説しましょう。

    (1)官報に記載されない

    先程概要に記載しましたが、現在の借入額を減らすことの出来る「個人再生」「自己破産」を行った場合、政府の機関紙である「官報」に住所・氏名が記載されてしまいます
    この官報掲載情報はKSC(全国銀行個人信用情報センター)に10年間記載されます(官報自体も官報情報検索サービスに登録している場合はいつでも閲覧可能です)。
    5年経てば債務整理情報は信用情報から消えますが、KSCには10年間あなたが個人再生・自己破産を行った記録が残ってしまうのです。
    住宅ローン・カーローンなどでお世話になりがちな銀行。そこで審査をしてもらうにあたって、こんな情報を知られてしまうのはまずいですよね。

    しかし、任意整理なら官報に記載されませんので、あなたの債務整理記録が長々と残ることはありません。

    (2)費用が安い

    一例として、アース司法書士事務所の料金表を見てみましょう。

    ★アース司法書士事務所の料金設定(公式HPより)
    任意整理基本報酬(借入中の金融機関に対するもの)27,000円+税/1社
    過払い金請求時上記の基本報酬に加え、

  • 訴訟発生時、回収額の25%+税
  • 訴訟のない時、回収額の20%+税
  • 個人再生基本報酬住宅ローンなし:300,000円+税
    住宅ローンあり:350,000円+税
    ※別途、申立手数料や予納金の発生あり
    自己破産基本報酬同時廃止:250,000円+税
    管財事件:300,000円+税
    ※別途、申立手数料や予納金の発生あり

    任意整理の場合は1社ごとに料金がかかることを差し引いても、基本報酬の差は一目瞭然
    中村さんの場合も約7万円と、安価で任意整理が出来ました
    これなら、不安な状況でも安心して債務整理に踏み切れますね。

    (3)手間がかからない

    個人再生・自己破産は裁判所を通して手続きを行います
    裁判所に提出する書類の準備も必要ですし、個人再生の場合は個人再生委員と、自己破産の場合は裁判官との面接が行われます。
    書類を色々準備する手間もかかりますが、面接をしなければいけないのも大変です。

    実際に自己破産・個人再生の手続きをされた方からも、その大変さを語っていました。
    CHECK借金地獄で自己破産と個人再生…借金の怖さがわかる体験談

    一方、任意整理は先程の「任意整理の流れ」でも確認したように「司法書士(弁護士)と契約→事務所への報酬支払い・債権者への返済」ととてもスムーズ
    ストレスなく債務整理を行うことが可能です。

    ④【デメリット】基本的に整理後は5年間~のブラック状態へ

    まったくのノーリスクで借金を整理することはできません。
    基本的に、任意整理を行うと「最低5年間」のブラック状態に突入します。

    ここで問題となるのが単なる「私的な交渉」に過ぎない任意整理の場合、「任意整理を行ったことをどのように個人信用情報に報告するかは、金融機関の自由」となっていること。
    なのでブラック情報が消えるまでの「<5年間>をどの地点から数えるのか」が、債権者によって全く変わってきてしまうんですね……。

    実際、任意整理経験者の方の個人信用情報開示データを拝見させて頂いたところ、同時に任意整理を行ったにもかかわらず記録情報に大きな違いがありました。
     

    ★インタビューを行った債務整理経験者・中村さんの個人信用情報開示結果
    JICCCIC
    アコム司法書士事務所への相談の約2ヶ月後、異動情報欄に「債務整理」の記載
    このタイミングから5年後に事故情報消滅
    JICCと同じタイミングで異動情報登録、実際の支払いが始まった時点(相談から約1年後)で延滞解消記録
    延滞解消記録&アコムとの契約終了から5年で事故情報消滅
    オリコJICCに加入しながら、一切の情報登録なし支払いが始まっているにもかかわらず、延滞解消の記録なし
    残債がゼロになるまで解消扱いにならないと思われる
    (=完済・解約から5年でようやくブラック脱出)

    中村さんの例を時系列順に書き起こすと、以下のようになりますね。

    ★前提としてJICCの事故情報は「事故発生から5年」、CICの事故情報は「契約終了から5年」残ります。
    (=CICの場合、残債を片付けない限りブラック状態から抜け出せない)

    ★中村さんの個人信用情報の変遷と今後の推測
    2014年2月司法書士事務所へ任意整理の相談
    2014年4月アコムがJICC・CICに債務整理情報の通達
    2014年10月交渉完了
    オリコへの支払い開始(個人信用情報への通達なし)
    2015年3月アコムへの支払い開始、CICに延滞解消の通達
    2019年1月アコム、オリコへの支払い完了予定
    おそらくオリコによってCICへ延滞解消の通達
    2019年4月アコムによるJICCの債務整理情報が消滅予定
    2020年3月アコムによるCICの延滞・延滞解消情報が消滅予定
    2024年1月オリコによるCICの延滞・延滞解消情報が消滅予定

    要は同じタイミングで任意整理を行ったにもかかわらず、アコムよりオリコの方がブラック情報の存続期間が長くなっているわけです。任意整理の相談開始からカウントすると、実に10年近くブラック状態から抜け出せないことになりますね……。

    本当にこういった「会社ごとの方針」についてはどうすることもできません。
    「任意整理から5年はブラック期間が続く」とはよく言われるところですが、その「5年」の起算点が、中村さんの例だけでも

    • 任意整理の手続きが始まったタイミングなのか(アコム→JICC)
    • 交渉完了後、支払いが始まったタイミングなのか(アコム→CIC)
    • すべての支払いが終わったタイミングなのか(オリコ→CIC)

    バラバラになっている点については知っておく必要があるでしょう。

    とは言え任意整理くらいのブラック情報であれば、一部クレジットカード契約、携帯電話の分割払いくらいは問題なくこなせることも多いです。
    (中村さんもブラック期間中にプロミスとソフトバンクの契約に成功されています)

    CHECK【2社を任意整理した体験談】掛かった費用と手続きの流れ、その後の信用情報

    ⑤必要費用は依頼先や債務の状況によって大きく変わる。できれば複数の事務所で比較を

    司法書士・弁護士といった専門家に任意整理をお願いする上で、気に掛かるのはやっぱりその費用ですよね。

    これに関しては、本当にバラバラと言う他ありません。
    以下、実際にいくつかの司法書士事務所に「150万円・70万円・30万円・30万円の計280万円」を任意整理するものとして、必要費用を見積もっていただいた結果となります。
    (任意整理の費用は整理先の会社の数に応じて変わります)

    ★問い合わせを行った司法書士事務所の「任意整理」費用比較価格設定比較
    基本料金・着手金成功報酬など事務手数料
    アヴァンス法務事務所39,800円+税10,200円+税あり(算出方法不明)
    合計270,000円+税
    はたの法務事務所
    ※東京都へ来所必須
    50,000円+税なしなし
    →150,000円+税
    (ただし150万円の債務を除外して計算時)
    司法書士エストリーガルオフィス30,000円+税
    /1社
    (債権者2件まで)
    20,000円+税
    /1社
    (債権者3件~)

    ※100万円以上の債務は+1万円

    なし90,000円+税
    合計200,000円+税
    アース司法書士事務所
    ※大阪府へ来所必須
    27,000円+税
    /1社
    なしなし
    合計108,000円+税
    新大阪法務司法書士事務所20,000+税
    /1社
    最低20,000円+税/1社15,800円+税
    合計175,800円+税

    一番高い「アヴァンス法務事務所」と一番安い「アース司法書士事務所」には3倍近い差がありますね。
    できる限り安価に任意整理を行うためには、いくつかの事務所に相談を行い、実際に見積もりを取ってもらうことは必須となるでしょう。見積もりに費用は掛かりませんし、多くの場合で電話・メールを使ったやり取りが可能です。

    ★料金の支払い方法は「着手金の事前支払い+和解後、その他の料金の分割払い」が一般的ですが、これも事務所によって大きく異なります。
    (中村さんの依頼された司法書士事務所は事前に「積立金」を支払い、後で合計費用から相殺される形でしたがこれはレアケース)

    <弁護士事務所と司法書士事務所の違いは何?>

    任意整理を請け負うことのできるのは「弁護士」(法事務所)と「司法書士」(司法書士事務所/法事務所)。
    基本的には司法書士事務所の方が安いので、他にトラブル(借金を理由にした離婚問題など)を抱えていないのなら、司法書士事務所を選んでしまって良いかと思います。

    ただ司法書士は弁護士に比べると与えられている権限が少し小さく、任意整理に関して言えば「一社あたり140万円を超える債務」を整理することができません
    そのため140万円を超える金額を借りている会社があり、これを整理したいとお考えなら弁護士さんに依頼する必要があるでしょう。

    ★司法書士が請け負うことのできないのは「1社あたり」140万円を超える債務です。
    複数社からの借入合計が140万円を超える、という場合であれば問題なく整理可能です。
    例:150万円×1社→NG
      50万円×3社→OK

    ★1社あたり140万円を超える債務であっても、個人再生・自己破産であれば司法書士事務所での請負が可能です。

    法「務」事務所は多くの場合、司法書士事務所です。
    弁護士擁する法「律」事務所とは異なりますのでお気を付けください。司法書士と弁護士の資格はまったく別のものです。

    任意整理を検討するならまずは相談へ

    任意整理を検討するならまずは相談へ

    さて、再三触れている通り、任意整理を行うには司法書士または弁護士といった専門家への依頼がほぼ必須です。
    (自力で交渉するという方法はありますが、あなたが資格者でない限り金融機関からは相手にされないでしょう)

    気になるのは依頼先の決め方ですが……。
    基本的には対面で相談を行い、今後の方針(整理方法は「任意整理」で良いか、月々どのように返済していくかなど)を決めていくことになるため、ご自宅や勤務先から近い、行きやすい場所の事務所であるに越したことはありません。
    おそらく「(お住まいの、あるいは近隣の市区町村名) 任意整理」などで検索を掛けるか、都道府県の司法書士協会の検索フォームを使えば何かしらヒットしますので、料金体系や口コミサイトの情報、そして実際に電話を掛けたり、相談に出向いた際の手ごたえをもとに依頼先を絞っていくのが良いでしょう。

    注意点としては、公式HPに載っている料金体系があまりアテにならないことでしょうか。
    例えばこれはアヴァンス法務事務所の公式HPの一部ですが……。

    ▲アヴァンス法務事務所公式HPより
    見ての通り、「別途事務手数料が掛かります」の記載がありますね。

    この感じだと通信費、印紙代などの実費程度にも思えますが、実際に同事務所へ問い合わせを行い逆算したところ、事務手数料と思われる費用は7万円と非常に高額でした。
    (詳細【アヴァンス法務事務所】高額な事務手数料の発生に注意!問い合わせ対応の詳細も)

    もちろんこのあたりは契約前に開示され、同意の上で手続きに入ることとなるはずですが……。
    よく分からない費用が発生しそうな記載が見られたなら、直接メールや電話を通し見積もりを取ってもらうことをおすすめします。

    任意整理についてのよくある質問と回答

    任意整理についてのよくある質問と回答

    最後に、任意整理に関するよくある質問とそれに対する回答をまとめました。

    ①過払い金って何ですか?お金が返ってくる可能性はありますか?

    正規業者からの借入で過払い金が発生している可能性があるのは、「2007年」以前から法定上限金利(15%~20%)を超える金利で契約を続け、「最後の支払いが終わったのが今から10年以内」という方に限られます。今となってはかなり少ないですね。
    じゃあ何でいまだに多くのCMや広告を見かけるかというと、過払い金診断をきっかけに債務整理の案内に繋げるためでしょう。

    CHECK過払い金とは

    ★法定上限金利は以下の通りです。

    • 借入額10万円未満…年20%
    • 借入額10万円~100万円未満…年18%
    • 借入額100万円以上…15%

    仮にあなたが2007年以前に法定上限金利を超える金利(主に29.2%)で契約を結んでおり、最後の返済が終わったのが今から10年以内なら、いくらかの過払い金を取り戻せる可能性はあります。
    債務整理を取り扱っている事務所であれば必ずと言って良いほど過払い金請求にも対応していますので、時効成立(完済から10年経過)前に相談に行きましょう。

    ②(ソフト)闇金からの債務も整理できますか?

    (ソフト)闇金からの債務がある場合、「闇金からの借入を整理する」のではなく「専門家の力を借りて闇金との関わりを断つ」別の手続きとなりそうです。

    そもそも法定上限金利(借入額10万円未満なら年20%)を超えた分の利息に支払い義務はありません。多くの場合、すでに支払いすぎた利息で借入中の元金も清算できるでしょう。

    さすがに過払い金を取り返すのは難しいかと思いますが……。
    司法書士や弁護士から連絡が入れば闇金にとっても深追いのリスクが大きくなるため、ほとんどの場合で諦めてくれるでしょう。

    ★闇金相談に対応している司法書士事務所・弁護士事務所をお選びください。

    参考司法書士エストリーガルオフィスに聞く!料金体系と違法業者対策:契約の流れも(大阪)

    ③任意整理先に含めていないクレジットカードは、整理後も利用できますか?

    カード会社によるとしか言えません。
    ただ、大体どこのカード会社の規定にも、「信用情報が悪化したらこちら側から契約を打ち切る可能性があります」といった記載は見られますね。
    よって途上与信(契約後の定期的な審査)のタイミングで、現在持っているカードを使えなくなってしまう可能性は十分に存在するでしょう。あらかじめご理解ください。

    CHECK【クレジットカードと任意整理Q&A】カードは残せる?ブラック対応カードは?他5選

    ④任意整理を断られてしまうことはありますか?

    あります。あくまで任意の手続きですからね……。
    大手業者であれば消費者金融を含め大体どこも対応してくれるようですが、ブラックを承知で貸し付けているような中小消費者金融会社は任意整理に応じてくれなかった、和解条件が厳しくなってしまった、という報告が複数見られます(具体的にはエイワスペース等)。こればかりはどうしようもないでしょう。

    ⑤同居の家族に知られず任意整理できますか?

    可能です。多くの事務所は事務所名の入っていない封筒を使った書類の送付や、「郵便局留め」(郵便局に配達物を取りに行く方法)での書類送付に対応しているからですね。(事前確認推奨)

    外出を怪しまれる、それなりのサイズの茶封筒を不審に思われるなどの理由で100%バレない、とまでは言えませんが……。
    裁判所を通した手続きが必要になる個人再生・自己破産に比べれば、よほど周りに知られにくいのは確かでしょう。

    ⑥保証人や担保付きの契約であっても任意整理できますか?

    かなり難しくなると思います。
    任意整理は真っ当な制度と認められているとは言え、契約の反故であることに変わりはありません。あなたが保証人あるいは担保付きの契約を任意整理するのなら、保証人に請求が向いたり、担保に入れられている不動産が競売に掛けられることを防ぐのは難しいでしょう。

    というわけで、基本的には保証人や担保付きの債権は除外する形で任意整理を行うことになるかと思います。

    ★保証人と一緒に任意整理を行う、などの方法が無いでもないですが、このあたりはケースバイケースですので専門家と詳しく相談されることをお勧めします。

    まとめ

    まとめ

    任意整理とは、最も程度の軽い債務整理方法。
    他の手段とは異なり裁判所を介さず、「専門家と金融機関の私的な交渉」によって今後の負担を減らすことを目的とする。現時点での借金は減らない代わりに、報酬面含むデメリットも小さい。
    「ブラック期間がいつまで続くか」は債権者によってまったく異なるため注意
    報酬や料金体系は事務所によってバラバラ。分かりにくい追加料金が発生することも少なくないので、電話やメールを通し見積もりを取ってもらい、複数の事務所で比較したいところ

    完全に「私的な」手続きとなるため、手続きの面でも料金の面でも今後の信用情報の面でもバラつきの多い任意整理。とは言え、今後の生活状況を改善させるための有効手段であるのは確かです。
    まずはお住まいの都道府県の司法書士協会公式HPから、相談に乗ってくれそうな近場の事務所を探してみるのが良いでしょう。

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    ◆東京
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    ◆大阪
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    CHECKアース司法書士事務所に聞く!シンプルな料金体系&要面談で安心感◎:契約の流れも

    監修者からのコメント
    飯田道子先生 飯田道子先生
    /ファイナンシャルプランナー (CFP認定・1級)
    飯田道子先生

    飯田道子先生/ファイナンシャルプランナー(CFP認定・1級)

    任意整理とは、専門家が依頼者の債権者と交渉し、今後の金利を0%にしてもらう代わり確実に返済していくことを約束する手続きのこと。和解完了までには数ヶ月単位の時間が掛かり、債権者への支払いは依頼した法律事務所等へ報酬を支払った後からスタートします。メリットは官報へ記載なし、安い費用、手間がかからない。一方のデメリットは、最低5年間はブラック状態になってしまうこと。ただし、会社によってカウントするタイミングが違うため、10年近くブラック状態になることも。どうしたら良いのか迷ったら、まずは相談を!
    

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