カードローンを使っているのはどんな人?全銀協の8万人調査をピックアップ!

2018年1月、全国銀行協会が公開した「銀行カードローンに関する消費者意識調査に関する報告」
全国の銀行を取り仕切る組織がまとめたものとだけあり、「8万件のサンプルの中から調査項目ごとに回答者を厳選し、詳しく調査」したというこの報告は、とても面白い内容ながらも大ボリューム過ぎて全部読むのは大変……。

そういうわけで、今回はこの報告書をできるだけ分かりやすく、一般カードローンユーザーや「カードローンを検討中」というあなたに向けてピックアップしまとめてみました。
読み終えていただければ、今後の借り入れ先の選び方や返済方法のヒントを掴めますよ!

情報元:全国銀行協会公式HP「銀行カードローンに関する消費者意識調査に関する報告」(PDF)

カードローンを使っているのはどんな人?

そもそも、現在カードローンを利用しているのはどんな方なのでしょう?
まずはカードローンのユーザー層に関する情報をピックアップしてみました。

①借り入れ先ごとの男女比&年齢層

こちらは「銀行カードローンに関する消費者意識調査に関する報告」中、1万人を対象に行われたアンケート結果。
やや見づらいですが、左の表と右のグラフは繋がっています。

分かりやすいよう、男女の境目に一部黒い線を入れています。

▲分かりやすいよう、男女の境目に一部黒い線を入れています。
(ちなみに左表中の数字を足しても10,000にならないのは「銀行でも消費者金融でも借りたことがある」といった方が多いため)

アンケート対象者の男女比・年齢層はほぼ均等なのに対し、カードローン利用者はやはり男性の方が多いですね。
カードローン利用者層の男女比は、おおむね7:3と見て良いでしょう。

現在「残高あり」の部分のみを抜き出したもの
▲現在「残高あり」の部分のみを抜き出したもの

借り入れ先ごと男女比を見ていくと「銀行カードローン」「クレジットカード会社」は女性利用者がやや多く、「消費者金融」はその逆。ヤミ金に関しては圧倒的に若い男性の割合が高くなっています。
おそらくは女性利用者の方が、借入先の「企業イメージ」を重視する傾向にあるのでしょう。

CHECK3.カードローンユーザーによる借入先の選び方

<1万人中カードローンの利用経験があるのは2,201人>

今回の調査において、1万人中「カードローンを利用したことがない」と答えたのは7.799人

逆に言うと1万人中、約2200人の方はカードローンを使ったことがあると言えますね。

<1万人中カードローンの利用経験があるのは2,201人>

今回の調査は8万件のサンプルをもとに、日本の人口比などを踏まえ厳選したアンケート結果のみを使用しているとのこと。
というわけでこの調査結果が実際の日本の金融事情そのものを表しているとすれば、実に日本人の22%がカードローンを利用したことがある、という計算になります。

 

インターネット上の調査結果ということもあり、実際の数字はもう少し下がりそうですが……。
すれ違う人の5人に1人以上がカードローンやキャッシングを利用したことがあると思うと、借り入れはずいぶん身近な存在に思えますね。

②利用者の収入は100万円以下~1000万円超えまでさまざま

気になるカードローンユーザーの収入についてですが、こちらは本当に「バラバラ」としか言いようがありません。

★借り入れ先別・カードローン利用者の個人年収

カードローンユーザーの個人収入とその割合を表す資料(棒グラフはすべての銀行カードローン利用者を指す)

▲▼カードローンユーザーの個人収入とその割合を表す資料(棒グラフはすべての銀行カードローン利用者を指す)

カードローンユーザーの個人収入とその割合を表す資料(棒グラフはすべての銀行カードローン利用者を指す)

貸金業者とは、この場合「消費者金融(アコムなど)とクレジットカード会社」を合わせたものを言います。
グラフ中では年収600万円に達するまで「貸金業者のみ利用」の割合が高いのに対し、年収が600万円以上になると「銀行カードローンのみ利用」の利用者割合が逆転します。
(「銀行カードローン利用者」と「貸金業のみ利用者」で比べると年収401万円から逆転)

簡単に言い切ってしまうと、やはり収入が高い方ほど銀行カードローンを選択するということでしょう。
各金融機関ユーザーの平均収入を見てもこれは明らかですね。銀行カードローンの利用者は、「貸金業のみ利用者」に比べ100万円以上平均年収が高くなっています

その理由を断言することはできませんが、考えられるところでは「収入が高いほど必要な金額が大きく、申し込みに慎重になり、低金利の銀行を選びやすい」「住宅ローンの利用などですでに銀行と取引がある」などでしょうか。

ちなみに「銀行の方が審査が厳しい」と言われることは多いものの、現在は年収200万円未満・アルバイトでも通過できる銀行カードローンも増えているため、さほど根拠にはならないかと思います、が……。
「貸金業のみ利用」のうち年収100万円以下の方は実に9.2%と、銀行カードローンにおける「4.7%」を大きく上回ります。
やはり個人年収があまり高くない方には、消費者金融の人気が根強い(もしくは審査に通りやすい)ようですね。

こちらは同じ項目の「世帯年収」比較バージョン。「個人年収」のグラフと比べて特に大きな傾向の違いはありませんが……。
▲こちらは同じ項目の「世帯年収」比較バージョン。「個人年収」のグラフと比べて特に大きな傾向の違いはありませんが……。
「貸金業のみ利用者」における平均個人年収が387.6万円だったのに対し、平均世帯年収が562.6万円とかなり大きくなっているのが興味深いです。
消費者金融の利用者には安定した収入のある配偶者や家族を持つ方が多いのでしょう。

★原則、貸金業者において無収入の方はお金を借りられないはずなので、「収入0円で貸金業者を使った」と回答した人は以下のいずれかに当てはまると考えられます。

  • 貸金業法改正前(2010年以前)の利用者
  • 金融機関にウソを申告してお金を借りた
  • アンケートでウソを記入した、もしくは記入ミス
  • ごく一部の限られた会社で配偶者貸付を利用した

    みんなの借り入れ先とカードローンを使う理由

    ここからは、カードローン利用者の「借入先」や「借入目的」について、より詳しく見ていきましょう。

    ①カードローン利用者の「借入先」内訳:最も多いのはクレジットカード会社

    1万人分のサンプルのうち、カードローンを利用したことがあると答えたのは2,201人
    この2,201人の「借入先」内訳は以下のようになりました。

    カードローン利用者の「借入先」内訳:最も多いのはクレジットカード会社

    数字を合計すると2,201を超えるのは、「銀行でも消費者金融でも借りたことがある」という方が少なくないからですね。

    借り入れ先として最も人気なのはクレジットカード会社
    おそらくこのうちのほとんどは、クレジットカードに備え付けの「キャッシング枠」によるものでしょう。
    金利こそ高いもののすでにキャッシング枠の契約があれば新しく契約を結ぶ必要なく、すぐに借りられるというのはやはり魅力的ですよね。

    CHECKクレジットカードのキャッシング枠について

    次いで利用者数が多いのは銀行カードローン。
    消費者金融会社は金利が高いことやイメージが良くないこと、あるいは厳しい法律規制の影響もあってか、「残高あり比率」も低く、伸び悩みが続いているようですね。

    CHECK銀行カードローン人気の理由は「金利の低さ」より「安心感」にあり

    ②借り入れ先別・みんなのカードローン「利用動機」

    こちらは3,000人分を有効サンプルとした「カードローン利用動機」。

    借り入れ先別・みんなのカードローン「利用動機」

    面白いのは借入先タイプごとの「利用動機」の違いですね。
    「貸金業のみ利用者」は突出して「レジャー・趣味」「給与前の資金調達」の割合が高いのに対し、「銀行カードローンのみ利用者」の使い道は「学費・教育費」「住宅ローン等の負担軽減」といった堅実なイメージが強くなっています。
    貸金業者の強みは「すぐに借りられる」ことですから、衝動的な借り入れに使われることも多いのでしょう。

    一方で「日常的な生活費」項目に関しては「貸金業のみ利用者」のポイントを青い棒グラフ(銀行カードローン利用者総計)が上回っています。
    このことが表すのは、「銀行と消費者金融どちらでも借りている人は、生活費目的で借りていることが多い」ということ。
    複数の借り入れを重ねることで金銭感覚が崩れてしまい、日常的に借り入れが必要となっている方が多いのかもしれません。

    カードローンユーザーによる借入先の選び方

    ここからは、カードローンユーザーはどのようにして申し込み先を選んでいるのか見ていきましょう!

    ①インターネットの時代でも、「CM」の効果は絶大

    こちらは「借入先金融機関を選択する際に情報を得た情報源」に関する調査。

    インターネットの時代でも、「CM」の効果は絶大

    圧倒的なのは「テレビCM」で、この傾向は特に貸金業利用者に強いですね。
    情報がインターネットに集中する時代ではありますが、いまだテレビCMの効果は絶大なようです。

    その他、貸金業利用者は「雑誌や看板、バナーなどの広告を見て」借入先を選んだという回答が多く、カードローンの内容をよく見比べて……というよりは広告のインパクトでそのまま申し込みを決めた方も少なくないようですね。

    一方、「銀行カードローンのみ利用者」は「貸金業のみ利用者」に比べ、「金融機関の職員に聞いた」「店舗窓口で聞いた」といったように、「実際に銀行へ足を伸ばして調べた」という方が多い様子でした。

    ②「銀行ユーザー」「消費者金融ユーザー」は重視ポイントがまったく違う

    こちらはカードローンユーザーによる、「借入先金融機関を選択する際に重視するポイント」
    CMやウェブサイト等から得た情報の、どこに魅力を感じて申し込んだか、ということですね。

    「銀行ユーザー」「消費者金融ユーザー」は重視ポイントがまったく違う

    「銀行カードローンのみ利用者」と「貸金業のみ利用者」は借入先の選び方が全く異なっていて面白いですね。
    銀行カードローンユーザーは「金利の低さ」を最重視するのに対し、貸金業のみの利用者は「会社の安心感」「手軽さ・スピーディさ」などをチェックする傾向にあるようです。
    (この「貸金業」には、消費者金融会社の他、クレジットカードのキャッシング枠利用者も含まれます。)

    ③銀行カードローン人気の理由は「金利の低さ」より「安心感」にあり

    上の項目で紹介した資料は「なぜあなたはA銀行/B社を選んだのですか?」といった内容であったのに対し……。
    こちらは「なぜ、あなたは貸金業者ではなく、<銀行>での借り入れを選んだのですか?」という調査結果となります。

    銀行カードローン人気の理由は「金利の低さ」より「安心感」にあり

    「なぜ銀行を選んだのか」という質問になると、金利の低さより「安心感があるから」が先に来るようですね。このことから、銀行カードローンユーザーは最初から貸金業者の利用を検討しておらず、銀行で借りると決めていた方が多いのだろうと予測できます。

    貸金業者の「クリーン化」は進んでいるものの、やはり銀行の方が良いイメージを持たれているのは確か。
    さらに金利も低いとあっては、消費者金融会社に比べ人気が出るのも当然と言えそうです。

    参考カードローン利用者の「借入先」内訳

    銀行カードローンは「ハマり」やすい?調査結果が示す貸付内容とユーザーの問題点

    複数の借り入れを重ねている方ほど、「生活費目的で」お金を借りていることは上の項目で解説しましたが……。
    実際に銀行カードローン利用者が借り入れに「ハマって」しまうことは社会問題となっており、行政やマスコミの批判も少なくありません。
    というのも、銀行カードローンには貸金業者と違い、収入に対する貸付額の制限が存在しないんですね。つまり、銀行側の判断でいくら貸しても良いというわけです。

    今回の調査においても、銀行の「貸しすぎ」問題に関連する結果をいくつも発見することができました。
    それでは詳しく見ていきましょう!

    ①銀行カードローンの二人に一人以上が複数の会社と契約済み

    最も分かりやすい問題点として……。
    銀行カードローンの利用者2,000人のうち、実に半数を超える人が2社以上から借りているという点が挙げられます。もちろん住宅ローンや自動車ローンといった多種ローンはカウントしません。

    「銀行カードローン&貸金業利用者」なのに借入先が1社、という方は「2社以上と契約しているけど、今借りているのは1社だけ」という状況と思われます。

    ▲「銀行カードローン&貸金業利用者」なのに借入先が1社、という方は「2社以上と契約しているけど、今借りているのは1社だけ」という状況と思われます。

    そもそも「銀行カードローン利用者2,000人」のうち、1,388人もの方が貸金業者と契約を結んでいる時点で気になるところ。
    この層のうち約20%が3社から、15%以上が4社以上から借りている多重債務者であることを考えると、カードローンに「ハマって」しまった方は決して少なくないとわかります。
    確かにここまで借り入れが増えると十分な収入があっても返済に追われ、生活費が危うくなりそうですね……。

    一方、「銀行カードローンしか使っていない」という方は1社からしかお金を借りていないことが多い様子。
    前の項目で触れた「利用動機」のうち、「学費・教育費」「住宅ローン返済」といった堅実な使い道を示していたのは、主にこの層ではないかと考えられます。

    <銀行カードローン利用者のうち、約半数がおまとめローンを利用/検討したことがある>

    「借りすぎ」問題と直結しているのが以下の「おまとめローンの認知・利用状況」に関する調査。
    おまとめローンとは、名前の通り2社以上での借り入れを一本化し、月々の返済負担を減らすためのローンを言います。

    銀行カードローン利用者のうち、約半数がおまとめローンを利用/検討したことがある

    調査によると、銀行カードローン利用者のうち約20%の方が「おまとめ利用者」、約30%の方が「おまとめを検討したことがある」とのこと。
    これは銀行カードローン利用者のうち約半数が、複数の借り入れに負担や煩わしさを感じている(感じていた)ことを表します。

     

    というわけで、この項目の最初に掲載した「現在の借り入れ件数」調査に1件・2件と回答した方の中にもおまとめローンユーザーが多数いるかも……。

     

    いずれにせよ今回の調査の中では、銀行カードローンユーザーの二人に一人が「借入先が1社では足りなくなってしまった」経験があることになります。
    カードローンは預金と似た感覚で手軽に利用できることもあり、「借りグセ」が付いてしまう方が本当に多いもの。
    もちろん貸しすぎる銀行側にも問題はあるものの、ユーザー側にも「おまとめ」を必要としない程度にカードローンを使っていきたいところです。

    ②銀行カードローン利用者の30%は「年収の3分の1を超えるお金」を借りている

    「銀行カードローンユーザーの二人に一人が、二社以上から借りている」ことを裏付けるように、銀行カードローン利用者の「借入総額」問題も深刻です。

    銀行カードローン利用者の30%は「年収の3分の1を超えるお金」を借りている

    というのも、ご覧のとおり「銀行カードローン利用者」のうち3割程度が、年収の3分の1を超えるお金を借りているんですね。
    さらにこのうち半分に近い方は年収の半分を超えるお金を借り入れているとのこと。

    現在は、貸金業法の改正により貸金業者からの借入「合計」が年収の3分の1を超えることはできません。(総量規制
    つまりは年収の3分の1を超える借入は「生活に支障が出やすい」と公に認められていることになりますが……。

    銀行カードローン利用者のうち30%程度が「借りすぎで、生活に支障が出かねない」状況にあると考えると、銀行が批判を受けるのもやむなしと言えるでしょう。

    ★表中の「貸金業のみ利用者」のうち借入額が3分の1を超えている方は、貸金業法が改正された2010年以前の状況を回答しているかと思います。(もしくは虚偽申告)

    ③審査落ち&限度額減額の経験者のうち、3割は「特に困らなかった」と回答

    法律によって貸付額が制限されていない銀行カードローン。
    「利用者の半数が2社以上から借りている」「利用者の30%が年収の3分の1を超える大金を借りている」ことを見ても、「借りグセ」が付いているユーザーが少なくないことが分かります。
    それを示すのが、以下の「審査落ち・または希望限度額が通らなかったときの影響」に関する調査項目です。

    審査落ち&限度額減額の経験者のうち、3割は「特に困らなかった」と回答

    ご覧のとおり、審査結果が思わしくなかったときの影響は「特になし」が33.5%でトップ。
    というわけで、少なくとも3割の方は特に必要でもない金額の借り入れを申し込んだことがあると言えるわけです。こちらは「審査結果が思わしくなかったことがある」方のみを対象としたアンケートですので、すべての審査に通ってきた方を加えるとこの数字はより高いものとなるでしょう。

    この傾向は特に「銀行カードローンのみ利用者」に強いもの。同時にこの層は「生活費が不足した」という回答も非常に少なくなっています。
    「銀行カードローンのみ利用者」は最も平均年収が高い層であることを思うと、年収が高くても不要な借り入れを望んでしまうことは少なくないと言えるでしょう。

    ④とは言え自制が利くユーザー自体は少なくない

    ここまで解説してきた通り、銀行カードローンユーザーは「複数の会社から借りている」「年収の3分の1を超えるお金を借りている」「借りられなくても困らないローンへ申し込んだことがある」といった方が多く、みんなが健全な生活を送っている……とは言い難いもの。

    とは言え、決して自制の利かないユーザーばかりというワケではありません。「これ以上の借り入れは抑えたい」という気持ちを持っている方は決して少なくないようです。
    それを示す「極度額(限度額)増額の意志」についての調査項目をご覧ください。

    とは言え自制が利くユーザー自体は少なくない

    銀行に限らず、カードローンは長く利用を続けていると借入限度額を引き上げてもらえることがあります。つまり、これまでより大きなお金を借りられるようになる、ということですね。
    このアンケートでは、半数以上の方が「限度額増額の意志がない」と回答しています。

    とは言え自制が利くユーザー自体は少なくない

    「限度額増額は不要」と答えた層のうち、「借りグセ」が付くリスクを感じている方は多いですね。

    この傾向は特に「銀行カードローンのみ利用者」に強い様子。
    一方で「銀行カードローン&貸金業利用者」は比較的増額の意志が強く、借入額の増加にあまり危機感を覚えていない模様です。

    「銀行カードローン&貸金業利用者」は最も多重債務者の割合が高い層。
    このことから、複数の会社から借りるほどに「お金を借りる」ことへの抵抗がなくなっていくと考えられます。

    カードローンを利用する上で、最も大きなデメリットとなるのが「借りグセ」が付き、金銭感覚が狂ってしまうリスクが高いこと。
    最初は1社だけ、と思っていてもふとしたきっかけで借り入れを増やしてしまい、どんどん抵抗がなくなっていく……。という例は少なくありません。

     

    最終的に返済不能に陥ってしまう人は増え続けており、社会問題となっています。
    参考朝日新聞「自己破産13年ぶり増、銀行カードローン急増が背景か」
    カードローンを利用する際には、本当に必要な出費のみを、必要最低限借りるように心掛けたいですね。

    銀行カードローン・契約後の返済模様とユーザー満足度

    「貸しすぎ」に関する批判の声が大きい銀行カードローン業界。
    確かに半数の方が「おまとめ」を利用・検討したことがある、というのは大きな問題ですが……。
    実際のカードローンユーザーの考えはどのようになっているのでしょうか?詳しく見ていきましょう。

    ①「返済は自分の稼ぎで何とかなっている」という方が8割超

    多重債務者や「借りすぎ」のユーザーが非常に多い銀行カードローンではありますが……。
    今回の調査のうち、8割を超える方は返済能力に不安を持っていない様子。毎月ほぼ問題なく返済できていると回答しています。

    「返済は自分の稼ぎで何とかなっている」という方が8割超

    確かに「借りすぎ」の方は多いものの、その分大きなお金を返済できる十分な収入を持った方も少なくない模様。
    本格的に返済が困難、という方は3%程度とさほど多くはないようでした。(とは言え、銀行カードローンの利用者自体が多いため3%と言っても結構な人数になってしまいそうですが……。)

    ちなみに、こちらは「借入金の返済原資」(借入に充てるお金の収入源)に関するアンケート。

    ちなみに、こちらは「借入金の返済原資」(借入に充てるお金の収入源)に関するアンケート

    やはり毎月の収入やボーナスで問題なく返済可能という方がほとんどで、「多重債務者が多い」「借りすぎの人が多い」といったマイナスイメージに反し、意外なほど健全な取引が行われていることが分かります。

    ちなみにこちらは「延滞や返済困難時の対応」。

    「延滞や返済困難時の対応」

    平時とは違い「クレジットカードで借りる」「親戚や知人から借りる」といったやや不健全な支払い方法も目立つようにはなりますが、それでも半数以上の方は自身の収入を返済に充てると回答しています。

    ②銀行カードローンに不満を持っているユーザーは7%以下

    最後に紹介するのは、契約した銀行カードローンへの満足度調査。
    健全な借り入れ・返済が行われていることを示すように、明確な不満を持つ方は7%以下にとどまっています。

    銀行カードローンに不満を持っているユーザーは7%以下

    「もっと金利が低いと良いのに」といった不満を持つ方は少なくないようですが、トータルで見ると「銀行カードローンを使って良かった」と考えている方が半分以上を占める模様。
    銀行の融資体制が問題になっている昨今ではありますが、ユーザーにとっては「余計なお世話」という面も強いのかもしれませんね。

    まとめ

    ★今回の調査では、1万人中約22%の人がカードローンの利用経験があると回答。そのうち女性は3割程度
    ★審査難易度の高くない銀行カードローンは増えてきたものの、銀行ユーザーと貸金業ユーザーの平均収入差はいまだ大きい
    ★「銀行カードローンのみ」利用者は借りたお金の使い道も、借入先の選び方も慎重で堅実な傾向あり。一方で「銀行も貸金業も利用している」という層は慢性的な生活費不足を起こしており、多重債務者や延滞経験者も多い
    ★銀行カードローン利用者の30%程度は年収の3分の1を超えるお金を借りているものの、問題なく返済できている人がほとんど。(特に銀行のみから借りている層)
    銀行カードローンユーザー自体が多いため自己破産者は増えているものの、8割以上の方は自分の収入で問題なく返済をこなせている……とは言え借りすぎには注意

    ★各利用者層の傾向

    銀行のみで借入 貸金業者のみで借入 銀行+貸金業者の併用
    個人収入の平均 533.2万円 387.6万円 500.4万円
    他の層に比べて多い
    借りたお金の使い道
    学費・教育費
    住宅ローン返済
    レジャー・趣味
    給与前の金欠回避
    日常的な生活費
    レジャー・趣味
    所得が減少したため
    冠婚葬祭、医療費
    ギャンブル 他
    借入先の選び方 金利の低さ 手続きの手軽さ
    借入先の知名度
    即日融資
    金利の低さ
    借入先の信頼度
    年収の3分の1以上を借りている割合 19.9% 17.2% 34.8%
    3社以上から借りている割合 5.7% 12.6% 27.1%
    「毎月返済ができている」回答の割合 86.6% 89.8% 79.8%
    「延滞したことがない」回答の割合 81.9% 72.8% 66.7%

    銀行による「貸しすぎ」は問題とされていますが、資料をよく見ると「銀行だけ」利用している方は生活費も不足しておらず、延滞経験者もごく少ない模様。
    一方で「銀行と貸金業者、どちらも使っている」という方は他の層に比べ生計の立て方が借金頼りであることが非常に多いですね。

    銀行・貸金業者どちらからも借りている、という層は「借りられればどこでもいい」「場合によって金利を重視したり、融資スピードを重視したりする」(=あまり計画的な借り入れができていない)という方が多いのかも。
    今後返済不能に陥らないためには、「余裕を持って、必要な金額を必要なときにだけ借りる」ことを心がけていきたいですね。

    情報元:全国銀行協会公式HP「銀行カードローンに関する消費者意識調査に関する報告」(PDF)

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