
「auユーザーだけが利用できるキャッシングサービスがあるらしい。
簡単に使えるなら、試してみたい気もするけれど……」
名前通りauが提供するキャッシング(現金貸付)サービス、「au WALLET スマートローン」。
2019年4月から始まったこの新しいサービスは、「au系列の安心感」「最短で申込の当日に借りられるスピーディさ」を両立するのがポイント。
その一方で、おトクさを重視するなら他により良い選択肢がたくさんあるかも……。
今回はそんな「au WALLET スマートローン」について、実際にKDDIフィナンシャルサービス(同ローンの提供元)に問い合わせを行いながら最新情報を調査しまとめました。
読み終えていただければ、今あなたがこのローンへ申し込みを行うべきか分かります。
★あらかじめ以下の申込条件をご確認ください。「au WALLET スマートローン」を利用できるのはauユーザーに限られます。
金利 | 8%~18% (審査により決定) | 利用限度額 | 1万円~50万円 (審査により決定) |
---|---|---|---|
審査スピード | 最短30分 | 申し込み~融資の日数 | 最短即日 |
申込条件 | |||
対応機種 | iOS 8.0以上/Android™ 5.0以上 |
目次
そもそも「au WALLET スマートローン」って何?
まずは「au WALLET スマートローン」の概要と、類似サービスに比べた利用メリットについてお話ししていきます。
①1回契約を結んだら、限度額(最高50万円)の範囲内でいつでもお金を引き出せる
「au WALLET スマートローン」とは、簡単に言うと「一回契約を結んだら、限度額の範囲内で何度でもお金を借りられる」サービス。
(限度額=借入上限額。審査によって個別に決定される。このローンの場合は上限50万円)
この点だけで言えば銀行などの提供するカードローンと同じですが、「スマートローン」には現金を引き出すためのカードが存在しません。
それならどうやって借入を行うかと言うと、その方法は
(カードの代わりにスマートフォン画面上に表示されるQRコードを使い、お金を出し入れするサービス。セブン銀行ATMのみ利用可)
(平日15時以降や土日祝日への対応についてはまだ不明)
の3つ。状況に合わせて、その都度好きなものを選んでかまいません。
とは言えスマホATMや銀行振込は他の会社のカードローンでも利用できるので、どうせ「au WALLET スマートローン」を利用するのなら「au WALLET残高へのチャージ」に意味を見出したいところですね(詳細後述)。
「カードが存在しない」キャッシング契約は「いろんなATMでいつでも借入・返済ができない」というデメリットを持つ一方で、
といったメリットを持ちます。
★ちなみに「カードが存在しない」借入方法自体はプロミスやレイクALSAといった大手消費者金融、ソフトバンク(とみずほ銀行)が出資する「J.Score(ジェイスコア)」にも共通する内容で、今どき特に珍しいものではありません。
②「au WALLETプリペイドカード」「auペイ」と組み合わせて便利に使えるのが嬉しい
先の内容と重なりますが、「au WALLET スマートローン」最大の特徴は「au WALLET残高」へのチャージが可能なこと。
この「au WALLET残高」とは主に「au WALLETプリペイドカード」のチャージ残高を指しますが、4月9日からサービス開始の「au PAY」でもご利用いただけるようですね。
★au WALLETプリペイドカード…事前にチャージして「Mastercard」加盟店(クレジットカードを利用できるほとんどのお店)で利用できる無審査カード。auと新しく契約を結ぶと特典で貰えたりする。
★au PAY…auが提供するQRコード決済サービス。アプリ上のQRコードをお店の人に読み取ってもらい「au WALLET残高」から支払い。(詳細公式HP)
まあ正直「借りてまでチャージするか?」という疑問は拭えませんが……。
単に現金を借りて現金で支払うよりは「au WALLETポイント」の貯まるプリペイドカードやau PAYを使った方がいくらかおトク(いずれも200円ごとに1ポイント還元)。
Mastercardやau PAYの加盟店で支払いを行いたいのなら、au WALLET残高へのチャージを利用する機会もあるでしょう。
「au WALLETスマートローン」自体がクレジットカードを作れない方向きということもあり、特にクレジットカードの代用品として使いやすい「au WALLETプリペイドカード」との相性は良いかと思います。
★多くのQRコード決済サービスの例に漏れず、au PAYも不定期におトクなキャンペーンを実施しています。もしも関心があれば、こちらもちょくちょくチェックしておけると良いですね。
ちなみに2019年6月現在、実施されている主なキャンペーンは以下の通りです。
など
現在実施中のキャンペーン内容や使えるお店については、au PAY公式HPをご覧ください。
CHECKau PAY公式HP「キャンペーン一覧」
CHECKau PAY公式HP「使えるお店を探す」
③最短30分審査&即日融資対応、かつau IDの情報をそのまま使えるから申し込みも手軽
「au WALLET スマートローン」の見逃せないメリットの一つが、「申し込み~契約の手軽さ・スピーディさ」です。
同ローンの審査時間は最短30分、かつ申し込み当日の貸付(即日融資)にも対応。また契約手続きはすべてインターネット上で完了します。自宅に郵送物が届くことも原則として無いようですね。
これ自体は珍しくもありませんし、即日融資の確実性自体は他社ローンに劣りますが……。
地味に嬉しいのが、「auのIDを使って申し込みを行うから、申込時の入力箇所が少なくて済む」こと。名前や住所など、au IDに登録済みの情報は改めて記入する必要が無いわけですね。
一見これはメリットと言うほどでもありませんが、au IDと申込情報が紐づけられているということは「auの利用実績がそのまま審査に用いられる」可能性が高いことを示します。
よってあなたが普段から問題なくauを利用できているのなら、それだけでちょっぴり審査が有利になる…かもしれませんね。
<審査難易度はいまだ未知数、しかし特に厳しい審査を行っているとは思えない>
「au WALLET スマートローン」はまだサービス開始から日が浅く、審査難易度に関しては未知数と言う他ありません。
が、特に収入制限等もなく、公式HPにてアルバイトOKを明言していることから、さほど厳しい審査を行っているとは考えにくいところ。
金融機関側にどうせ審査に落ちてしまう人を申し込ませ、無料で審査を行うメリットはありません。
にもかかわらず、社会的信用のあまり高くないとされるアルバイトの方に案内を行っているということは、そのまま「アルバイトでも十分審査に通過できる」ことを示していると考えてよいでしょう。
(実際、若干審査難易度が高いとされるみずほ銀行カードローンの公式HPではアルバイトに対する案内が一切見られません)
▲au WALLETスマートローン公式HPより
というわけで、審査通過の上で高い収入や社会的ステータスは決して求められない「au WALLETスマートローン」ですが……。
といったことを考えると、審査への申し込みやすさという点ではアコム等、大手消費者金融会社に劣るような気もします。
あくまで推測段階ではありますが、審査難易度は「審査の甘い銀行カードローン」程度と思っておくのが無難そうです。
(高収入は必要ないがブラックでの通過は困難、個別の事情よりは収入やauの利用状況を重視か)
★ちなみに公式HPには「お借り入れ診断」なるものが設置されていますが、これは単に総量規制(個人に対し年収の3分の1超の貸付を禁止する、貸金業法上の制限)に触れていないか確かめるだけのものであり、正直に言って何の参考にもなりません。
(年収3万円と入力した場合でさえ、審査に通過できるような文面が現れます)
★返済能力にかかわらず、無職、専業主婦、他申込条件を満たしていない方が審査に通過することはできません。
④結局のところ、最大のメリットは「いつも使っている会社からお金を借りられる」点か
「au WALLET スマートローン」の主な利用メリットは、先述の通り
(1)1回契約を結んだらいつでも、限度額の範囲で必要額を借りられる
(2)「au WALLETプリペイドカード」「au ペイ」との相性の良さ
(3)申し込み~契約までが手軽かつスピーディ
(4)アルバイトでも利用できる(審査難易度は高くない)
の4点。
ですがこのうち(2)を除く3点はすべてアコム、プロミスといった大手消費者金融会社に共通するものとなります。ちなみに貸付金利もほとんど変わりありません。
(というよりアコム、プロミス等が備える無利息サービスのことを考えると、おトクなのはそちらの方)
というわけで、正直なところローンとしてのスペック自体はさほど高いとは言えない「au WALLET スマートローン」なのですが……。
そうは言っても何となくアコム等の消費者金融、いわゆる「サラ金」の利用には抵抗がある、という方は多いのではないでしょうか。
というわけで「いつも使っているKDDI(の子会社)から、スピーディにお金を借りたい」「新しい会社と契約を結びたくない」という場合には、この「au WALLET スマートローン」が申込先の筆頭候補となってくることでしょう。
……ただしこれは逆に言うと、特に「サラ金」と呼ばれる会社の利用に抵抗が無いのなら、「au WALLET スマートローン」より「プロミス」「レイクALSA」あたりを選んだ方がおトクかつ便利になりやすいということでもあります。
<同じくKDDI系列の「auじぶん銀行カードローン」とは限度額で棲み分けか>
au系の既存のカードローンサービスには「auじぶん銀行カードローン」が挙げられます。
まあ正直この「auじぶん銀行カードローン」、銀行系のわりには高金利(上限17.5%)、かつ使い勝手が特別優れているわけでもないので、そこまで広くおすすめできるものではないのですが……。
もしもあなたが「auじぶん銀行」口座をお持ちで、かつこれを普段から利用しているのなら、申込の選択肢に入らないでもありません。
このとき「au WALLET スマートローン」と「auじぶん銀行カードローン」のどちらを選ぶべきかは、原則として希望借入額に応じ決定することとなるでしょう。
★au系キャッシングサービスの簡易比較
au WALLET スマートローン | auじぶん銀行カードローン | |
---|---|---|
金利 | 8%~18% (審査結果による) | 1.48%~17.5% (審査結果による) |
限度額 | 最高50万円 (審査結果による) | 最高800万円 (審査結果による) |
融資スピード | 最短即日(推定) | 最短2営業日 |
その他 | カードレス au WALLETへのチャージ可 | 総量規制の対象外(年収の3分の1超の借入可) |
簡単に言うと、「手軽さを求めるならau WALLETスマートローン」「既存ローンのおまとめ含む、50万円超の借入を狙うならauじぶん銀行」を選ぶのが良い、というかんじですね。それぞれメリットが異なりますので、あまり競合はしないかと思います。
CHECK【低難易度】初心者お断り?auじぶん銀行カードローンの特性とデメリット【おまとめ向】
ちなみに金利は若干auじぶん銀行の方が低いですが、これを重視するなら最初から他社ローン(カードレスなら上限年15%のJ.Score(ジェイスコア)等 ※貸付利率(年率)0.8%は、みずほ銀行、ソフトバンクまたはワイモバイル、およびYahoo! JAPANと情報連携を行ない、かつ一定の条件を満たす場合に限り適用いたします。)を選んだ方がずっと良いでしょう。
類似サービスと比べた「au WALLET スマートローン」のデメリット
ここからは「自分にはもっと向いている申込先があるかも?」とお考えのあなたのため、他社の貸付サービスと比べた「au WALLET スマートローン」の利用デメリットについて解説していきます。
①即日融資対応ながら、確実性は大手他社に劣る
公式HPにて「最短30分審査」「ご契約の当日から利用可能」といった文面を確認できる「au WALLET スマートローン」ですが……。
残念ながら、即日契約の確実性自体は「アイフル」など大手消費者金融会社に劣る模様。
以下は、実際に土曜日のお昼頃に「au WALLET スマートローン」へ問い合わせを行ってみた結果となります。
申し込みの際にお口座の登録が可能でしたら短縮はできるのですが……。
同じタイミングで同じ質問を行った「アイフル」では「今だと審査結果が出るまでに1時間くらい」という回答を頂くことができましたので、「au WALLET スマートローン」の審査スピードが不安定なのは事実でしょう。
単に休日に弱い、あるいはサービス開始直後という理由で混み合っているという可能性も無いではありませんが……。
後述の在籍確認の問題を踏まえてみても、「確実に今日中に借りたい」のなら大手消費者金融会社を選ぶ方が無難というのは確かでしょう。
CHECK消費者金融会社の徹底比較!即日融資、借入・返済方法、無利息サービス他
CHECK【申し込みは20時まで】大手5社に聞いた!「来店なし」で即日お金を借りる条件と借入の流れ
CHECK即日キャッシングのできる時間は何時まで?大手金融機関5社に「来店あり」での即日融資のリミットを聞いた!
②キャッシング枠付きの「au WALLETクレジットカード」を作れるのなら、それで済んでしまいそう
「au WALLET スマートローン」における大手消費者金融会社との差別化点は、先述の通り
の2つ。
…ではありますが、実はこれ、「<キャッシング枠付きの>au WALLET クレジットカード」にも当てはまるメリットなんですよね。
(キャッシング枠…クレジットカード内に付与された現金借入枠。原則として希望制)
正直なところ、キャッシング枠付きの「au WALLET クレジットカード」を作れるのなら、「au WALLETスマートローン」を使う意味はほぼ無いかと思います。
もう少し具体的に挙げるなら
(スマートローンだとポイントどころか逆に利息を取られる)
といったところ。
表にまとめるとこんな感じです。
★au WALLETスマートローンと「au WALLET クレジットカード」の比較
au WALLETスマートローン | au WALLET クレジットカード | |
---|---|---|
カードの有無 | なし プリぺイドカードが作れる | あり |
出金方法 | スマホATM 銀行振込(セブン銀行のみ) | 銀行振込(キャッシング機能があれば、セブン銀行以外でも可) |
上限金利 | 18.0% | 17.95% |
チャージのとき | 利息を取られる | ポイントがたまる (ショッピング枠利用時) |
その他 | 審査難易度はこちらの方がおそらく低い | 分割払い、リボ払いができる |
というわけで、スマートローンのほぼ上位互換。
唯一「スマホATM」機能はスマートローンに譲りますが、そもそも普段からクレジットカードをサイフに入れておけば、わざわざアプリを使ってお金を引き出す必要もありません。
クレジットカードのキャッシング枠の審査は、いわゆるカードローンなどに比べると少し厳しい傾向にありますが……。
これを作れるのなら、機能の制限される「au WALLETスマートローン」への申し込みはほぼ選択肢に入らないでしょう。
というわけで「au WALLETスマートローン」は、何らかの理由でクレジットカードの審査に通らない人(あるいはクレジットカードが届くまで待てない人)向けの商品となりそうです。
(正確な難易度についてはまだ分かりませんが……。
金銭のやり取りのみを行う一般的なローン専用商品が、商品やサービスの絡むクレジットカードより高難易度となることはほぼありません)
CHECKクレジットカードのキャッシング枠について
CHECKauフィナンシャル公式HP「クレジットカードローン」
★スマートローンの申込条件上、「au WALLETクレジットカード」の契約を結ぶとスマートローンを利用できなくなります(二重で契約を結ぶ意味はありませんが)。
この条件一つを見ても、「au WALLETスマートローン」とクレジットカードのターゲット層が区別されていることが分かりますね。
★「au WALLET残高」へのチャージを特に希望しないのなら、他社クレジットカードのキャッシング枠を利用しても構いません。
今キャッシング枠をお持ちでなくても、増額審査を受けることでこれを手に入れられる可能性があります。
③金利は法定上限、無利息サービスも無く決しておトクとは言えない
「au WALLETスマートローン」、正直おトクさの上でのメリットはゼロです。
スマートローンにおける18%という上限金利は、10万円~100万円未満を借りる際の法定上限金利、つまり法律で認められる最高の金利。
これ自体は珍しくもなんともないのですが……。
同じく上限18%で貸付を行っている「アコム」「レイクALSA」等は「30日間無利息(2社共通)」「180日間5万円以下無利息(レイクALSA)」といったおトクなサービスを提供しているのに対し、「au WALLETスマートローン」の発表内容にこういった内容は見受けられません。
また、特に「レイクALSA」と比べると、利用できるサービス内容の違いも少し気になるところです。
★au WALLETスマートローンと「レイクALSA」の比較
au WALLETスマートローン | レイクALSA | |
---|---|---|
金利 | 8%~18% (審査の上で決定) | 4.5%~18% (審査の上で決定) |
限度額 | 1万円~50万円 | 1万円~500万円 |
融資スピード | 不明 | Webで最短60分融資も可能 ※21時(日曜日は18時)までのご契約手続き完了(審査・必要書類の確認含む)で、当日中にお振込みが可能です。一部金融機関および、メンテナンス時間等を除きます。 |
銀行営業時間外の振込融資 | 不明 | 約500行対応(PDF) |
ローンカードの発行 | 無し | 任意 |
使えるATM | セブン銀行ATM | セブン銀行ATM ※ローンカードを発行すればその他のATMも利用可 |
ATM利用手数料 (スマホATM) | 108円 (出金額1万円以下) 216円 (出金額1万円超) | 無料 |
一方と比べた差別化点 | 「au WALLET残高」への直接チャージ可能 auIDの情報を使うことで申込時の入力箇所を減らせる | 30日間特典または180日間5万円以下特典(選択可) 【特典について】 (Web以外の自動契約機や電話で申し込んだ場合は30日間特典を選択できます。契約額が200万円を超えた場合は30日間特典のみ利用が可能。) ※新生フィナンシャルで初めてご契約いただいた方のみが対象となります。 |
逆に言うとau WALLETならではのメリットに魅力を感じないのなら、レイクALSAはじめ他社ローンを選択した方が良さそうです。
CHECK消費者金融会社の徹底比較!
★返済や利息の仕組みについて詳しくは、以下の項目で解説しています。
CHECK5.「au WALLET スマートローン」毎月の返済方法とその金額
★審査結果によっては「au WALLETスマートローン」で金利優遇を受けられる可能性もあります。
★その他、銀行カードローンを選択すれば14.5%前後(申込先を選べばそれより低い)の金利で借り入れが可能です。
パート・アルバイトOKのものであれば、審査難易度も大差ないでしょう。借入を特にお急ぎでないなら、こちらも併せてご検討ください。
CHECK全国から申し込める銀行カードローンの金利・審査難易度・融資スピード等比較
CHECK比較的審査難易度の低い銀行カードローンについて
CHECK口座開設不要で契約できるカードローンのまとめ
「au WALLET スマートローン」契約の流れと必要時間、在籍確認
ここからは、メリット・デメリットを把握した上で「au WALLET スマートローン」への申し込みを検討されているあなたのため、その契約の流れを解説していきます。
①おおまかな契約の流れ
「au WALLET スマートローン」のおおまかな契約の流れは以下の通り。契約方法は「インターネット」一択となります。
「au WALLET スマートローン」
契約の流れ
インターネットから申し込み
※au ID必須
↓
借入・返済用口座の登録
↓
審査
※携帯電話へ申込確認の電話が入る可能性あり
※在籍確認の可能性あり
↓
メールで審査結果確認
(最短30分)
↓
メールの案内に従い、インターネット上で契約手続き
↓
自由な借入が可能に
早ければ1時間程度で全手続きが完了するかと思いますが、先述のように審査スピードはやや不安定と見込まれるため、あまり期待しすぎない方が良いでしょう。
手続き自体はかなり手軽で、ご自宅に居ながらでも出先ででも対応できます。
ただし携帯電話へ申込確認が行われる可能性がありますので、電話はいつでも取れるようにしておけると良いですね。申込確認が必要になった場合、これを完了するまで審査結果が出ることはありません。
②口座登録を済ませられるのなら、書類の提出は原則不要
「au WALLET スマートローン」はローンサービスには珍しく、「口座情報で本人確認を取る」方法を採用しています。
これは普段あなたの使っているキャッシュカードに記載されている「口座番号」「店番号」といった情報と、インターネットバンキングのパスワード等(このあたりは金融機関によって異なる)を組み合わせて契約者本人を確認する方法ですね。クレジットカードの発行時によく用いられる手段であり、特に怪しいことはありません。
口座を使った本人確認に対応している銀行(またはその他の金融機関)はかなり多いため、手間取ることはほとんどないでしょう。
CHECKau WALLETスマートローン公式HP「ご利用可能な金融機関」
というわけで、この過程で本人確認を済ませられたなら必要書類は原則ナシです。
ただし「ご利用可能な金融機関」以外を使い借入・返済を行いたい、あるいは「ご利用可能な金融機関」のインターネットサービスがメンテナンス中といった場合には、口座情報による本人確認を実施できません。
(後者についてはメンテナンスが終わるまで待っておけば問題ないとは思いますが)
この場合は本人確認書類(運転免許証など)のアップロード提出が必要、かつ簡易書留で必要書類が届く上、契約に1週間程度を要すとのことですので、あらかじめご承知おきください。
★「ご利用可能な金融機関」以外の口座を届け出た場合、契約スピードが遅くなるのみならず借入・返済方法も大きく制限されてしまいます。
もしもあなたのメインバンクが「ご利用可能な金融機関」に含まれていないのなら、他社ローン(その金融機関のカードローン、または任意の口座で返済のできる楽天銀行など)を選ぶのが無難でしょう。
★その他、「au WALLET スマートローン」での借入額と他の貸金業者からの借入額の合計額が100万円を超える場合には、収入証明書類の提出が必要となります(貸金業法の制限による)。
③在籍確認の融通は利きづらい模様
ローンの契約を結ぶ上で、気になりやすいのが「在籍確認」。これは一般に、審査を行う金融機関が申込者の勤務先に電話を掛け、なりすましや虚偽申告でないことを確認する過程を言います。
この在籍確認についての方針は金融機関ごとにバラバラ。というわけで、「au WALLET スマートローン」の場合はどうなっているのか、実際に問い合わせてみました。
というわけで、「au WALLET スマートローン」の在籍確認方針は
といったもの。
これは消費者金融会社というより、楽天銀行などインターネット銀行系のカードローンに多く見られる対応ですね。
一体どういう基準で在籍確認が必要な人・そうでない人を分けるのかは、外部から知ることができません。
そのため、これからあなたが「au WALLET スマートローン」へ申し込むのなら、「審査中に電話が掛かってくるもの」と思っておく方が良いでしょう。
そして言うまでも無く、「勤務先の休業中に即日契約を結びたい」「勤務先への電話を避けたい」場合には、このローンよりも融通の利きやすい他社商品を選ぶべきと言えます。
(アイフル他、大手消費者金融会社では勤務先の休業中に、または希望により「書類提出による在籍確認」が可能)
ちなみに電話はローン提供元の「KDDIフィナンシャル」ではなく、担当者の個人名で掛かってくるとのことでした。
おそらくは「○○と申しますが、××さんはいらっしゃいますか?」といったスタンダードな在籍確認の形となることでしょう。
▲「au WALLET スマートローン」公式HPより
具体的な会話例や、他社ローンの利用による在籍確認の回避方法については以下のページをご覧ください。
CHECK在籍確認とは:大手消費者金融会社に聞いた会話例とFAQ
CHECK在籍確認の電話なしで借りられるカードローンについて
「au WALLET スマートローン」契約後の借入方法
ここからはインターネット上で契約を結んだ後の「au WALLET スマートローン」借入方法について、簡単に解説していきます。
①基本の借入方法は「銀行振込」となるか
「au WALLET スマートローン」基本の借入方法は「銀行振込」になるかと思います。
銀行振込と言うと平日日中しか利用できないイメージがありますが、2018年に多くの金融機関に導入された「モアタイムシステム」により「au WALLET スマートローン」においても「ほぼ」24時間365日の振込融資が可能に。
ただし以下の時間は対象外となっているようですね(公式HPより)。
19時以降は銀行振込による借入のできない「日曜日」は少し注意が必要ですが、それ以外は大体いつでも口座にお金を入れられると見て良いでしょう。
ちなみに振込手数料は無料、振込手続きも機械が対応してくれますから(上記時間を除き)着金を待たされることもありません。
★詳しい振込手続きについては、以下の公式HPをご覧ください。
CHECKau WALLETスマートローン公式HP「お借り入れについて >ご登録口座へのお振込み」
★振込に対応している金融機関は、先述の「本人確認に使える金融機関」と同様です。
CHECKau WALLETスマートローン公式HP「ご利用可能な金融機関」
②専用スマートフォンアプリ+セブン銀行ATMを使った出金(スマホATM)にも対応
カードの発行されない「au WALLET スマートローン」ですが、QRコードの読み取り機能が付いている「セブン銀行ATM」に限っては、スマートフォンを通した入出金が可能です。この方法は一般に「スマホATM」と呼ばれますね。
「スマホATM」は銀行振込とは異なり(セブン銀行ATMがメンテナンスを行っていなければ)日曜19時以降の借入も可能。また直接現金を入手できるため、こちらの方が好都合な場面も珍しくないでしょう。
ただし「スマホATM」利用時には、以下の手数料が掛かります。
特に高額ではありませんが、振込でのキャッシングに手数料が掛からないことを考えると、少しもったいないかんじは否めませんね。
★手数料は次回返済時に、利息と一緒に自動的に徴収されます。
この都合上、手数料を発生させるほどに返済の効率は悪くなります(詳細後述)。銀行振込で何とかできそうな場面ではそちらを選びましょう。
★専用アプリのインストールや詳しい「スマホATM」の使い方については、以下の公式HPをご覧ください。
CHECKau WALLETスマートローン公式HP「お借り入れについて >セブン銀行スマホATMでお借り入れ」
③どうせなら「au WALLET残高」へのチャージもトライしてみたい
どうせ「au WALLET スマートローン」を利用するのなら、他社との差別化要素「au WALLET残高」へのチャージも試してみたいところ。
チャージした残高は「au WALLETプリペイドカード」または「au PAY」にて利用可能です。
(逆にこの2つのサービスを利用するつもりが無いのなら、この機能は無用の長物となります)
銀行振込と同じく、こちらの方法でも手数料は発生しません。
「現金を借りる→現金で支払う」よりは「au WALLET残高へチャージ→プリカまたはau PAYで支払い」の方がポイントが付く分おトクですので、Mastercardの加盟店や「au PAY」の加盟店でお買い物をする場合には、こちらの方法もチェックしてみてくださいね。
チャージ方法については、以下の公式HPをご覧ください。
CHECKau WALLETスマートローン公式HP「お借り入れについて >au WALLET 残高にチャージ」
★「au WALLET残高」へのチャージには「本人名義のau WALLETプリペイドカード」が必要です。
auユーザーであれば、このカードは無料で作成可能となっています。何か理由あってクレジットカードを作れないのなら、この機会に申し込んでみても良いでしょう。
CHECKau WALLETプリペイドカード
「au WALLET スマートローン」毎月の返済方法とその金額
「au WALLET スマートローン」でお金を借りている間は、最低でも月に1度の返済義務を負うこととなります。
返済方法は原則として「契約時に登録した口座から、毎月26日に引き落とし」。また引き落とし額は以下のように、「最後に借りたときの借入残高」に応じて決定します。
(追加返済が行われない限り、毎月の引き落とし額に変動はありません)
★「au WALLET スマートローン」毎月の最低返済額
「最後に借りたときの」借入残高 | 当月の引き落とし額(最低返済額) |
---|---|
10万円以下 | 4,000円 |
10万円超~20万円 | 8,000円 |
20万円超~40万円 | 11,000円 |
40万円超~50万円 | 13,000円 |
返済額の設定はアイフルやSMBCモビットと共通のもので、特に変わったところはありません。
まあ、それは良いのですが……。
知っておかねばならないのは、返済の際「支払額の中から、勝手に1ヶ月分の利息が徴収される」こと。金利18%だと、1ヶ月分の利息は「借入残高の1.5%」くらいですね。
例えばあなたが30万円を金利18%で借りたとすると、1ヶ月あたりの利息は
300,000円×0.015=4,500円 くらい。(実際には誤差が生じます)
この場合の最低返済額は11,000円ですから、ちょうどこの金額を返済すると、11,000円のうち4,500円は自動的にKDDIフィナンシャルに徴収されることに。借入の清算に充てられるのは残りの「6,500円」となるわけですね。
最低返済額を低く抑え、支払い額の6割以上を毎月利息として徴収するような銀行カードローンに比べればまだ良心的ですが、いずれにせよ「返済額の分だけ借入が減るわけでは無い」という点については知ってく必要があるでしょう。
……とは言え、利息負担を減らす方法がないわけではありません。
「au WALLET スマートローン」では引き落としに加え、「銀行振込」または「スマホATM」による追加返済(任意返済、繰上返済)が可能です。
月の支払い額が増えればそれだけ「支払い額に対する利息」も軽くなり、返済効率が上がります。また借入を減らせれば、翌月の利息も減る……と良い循環が生まれますので、可能であれば積極的に追加返済を行っていけると良いですね。
★50万円を借り入れた場合の支払い総額比較例(金利18%)
引き落としのみで返済 (月1.3万円) | 731,114円 (57回/4年9ヶ月) |
---|---|
毎月計3万円を返済 | 579,855円 (20回/1年8ヶ月) |
差額 | 151,259円 |
参考カードローンの金利・利息と返済の仕組み、追加返済の重要性について
★返済用口座を設定できていない(=契約時に口座を用いた本人確認を取れなかった)場合には、銀行振込またはスマホATMにて毎月の返済をこなしていくことになります。
この場合はそもそも当ローンへの申し込み自体をおすすめしかねますが、どうしてもという際の返済方法については公式HPをご覧ください。
まとめ
といったところ。その一方で「お得さ」「即日融資の確実性」は他社に分があるか
★審査状況によっては在籍確認が取れるまで契約を結べないことも。融通を利かせてほしいなら他社ローンを選ぶのが無難か
★カードが発行されないので、借入・返済手続きはいずれもカードレスで行うことに。銀行口座の登録が重要になるため、普段お使いの金融機関がこれに対応しているかチェックしておきたい
au系列ということで、安心して申し込みやすいローンサービス「au WALLETスマートローン」。
「時間に余裕を持って申し込む」「借りたら出来る限り早く返す」ことさえ守っていれば、心強い存在となってくれること間違いなしでしょう。
金利 | 8%~18% (審査により決定) | 利用限度額 | 1万円~50万円 (審査により決定) |
---|---|---|---|
審査スピード | 最短30分 | 申し込み~融資の日数 | 最短即日 |
申込条件 | |||
対応機種 | iOS 8.0以上/Android™ 5.0以上 |
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