銀行振込、スマホで24時間対応へ!カードローン利用者に恩恵はありそう?

2018年3月、都市銀行や地方銀行などで形成された銀行連合は同年の夏にも「スマートフォンを使った24時間即時振込みサービス」を実現させる予定だと発表しました。

CHECK日本経済新聞「スマホ送金、24時間OKりそな銀など」

ご存じのとおり、現在の銀行振込は(同銀行内での資金移動を除いて)平日9時~15時にしか反映されないという不便な仕様ですよね。
これが改善されれば、家賃や習い事のお月謝といった毎月の支払いがずっと便利なものとなりそうです。

今回は今後導入予定の「24時間スマホ送金サービス」(仮)について、期待されるメリットはもちろん、心配される点やカードローンサービスへの影響までを詳しくまとめました。

銀行振込は24時間即時反映へ!ただし制限が無いわけではない

今年の夏にも開始予定の、スマートフォンアプリを使った24時間送金サービス。
報道によると24時間即時振込みに加え、「口座番号が分からなくてもQRコードの情報を使い送金ができる」「手数料も軽減見込み」といったさまざまなメリットが盛り込まれているとのことでした。
「今日中に済ませなきゃいけない支払いがあったのに、もう15時を過ぎてる……。」そんなときにもこのサービスを使えば、当日中にお金を届けられる可能性があるわけですね。

ただし現在、最大の懸念は「このサービスを導入予定の、銀行自体がまだ少ない」こと。
具体的に言うと、先行してサービスを開始する予定なのは「りそな銀行」「住信SBIネット銀行」「スルガ銀行」の3行となっています。

送金する側が「即時送金」を行ったとしても、送金先に受け取り体制が整っていないのなら、銀行営業時間外にお金が届くことはありません
例えばこのサービスの導入後、りそな銀行口座から「みずほ銀行」「三井住友銀行」といった銀行の口座に夜間に送金したとしても、それが振込先に反映されるのは「翌営業日の朝9時」となってしまうわけですね。もちろん逆もしかりです。

少なくとも2018年の夏時点で、24時間即時送金、そして着金が可能となるのは「りそな銀行・住信SBIネット銀行・スルガ銀行の銀行口座から、同3行の口座へお金を送った場合のみ」となります。

こう考えると、活用できるシチュエーションはかなり限られそう……。そもそも、この3行の口座を持っていないという方も少なくないでしょう。

とは言え、3行のサービスがうまくいけばこれに続く銀行は増えていくはず。
将来的にはすべての銀行で24時間即時振込みが可能になるかもしれません。が、少なくとも2018年内の実現は難しそうですね。

その他の懸念として……。
実はこのサービス、「1回あたりの振込上限額は3万円」と設定されるようで、家賃の振込などに活用するのは難しそうです。
(1日あたり10万円までは送金可能なので、分割で送る形であれば可)
「QRコードを使い、気軽に送金ができる」という点から、現実的な使い道は「飲み会のワリカン」などになるのでしょうか……。

手数料は軽減見込み!1回あたり0円~高くても216円程度か

いまだ心配される点も多い送金サービスではありますが、利用者にとって100%嬉しいポイントもちゃんと設けられています。
それは「送金手数料は、いまの一般的な銀行振込手数料より大幅に安くなる見通し」(日本経済新聞より)ということ。今までの送金システムに比べ、維持費などのコストが安くなることが理由なようですね。

現在、りそな銀行でATMを使った振込手数料(キャッシュカード利用・他行あて)は432円。インターネットバンキングを使った送金の場合は一律216円となっています。
この2点から考えて、手数料が「大幅に安くなる」とすれば、送金1回あたり108円前後が妥当なところでしょうか。
少なくとも、インターネットバンキングの送金手数料「216円」を超えることは無いと考えられます。スルガ銀行の口座を利用する場合についても同様でしょう。

また、現在「利用状況に応じ、最大15回まで振込手数料無料」としている住信SBIネット銀行に関しては、スマホ送金サービス利用時に手数料が完全無料になることも十分考えられます。

今年中に借入・返済の使い勝手がよくなるカードローンはごく一部にとどまりそう

利用限度額の範囲内で、何度でも必要なお金を借りられるカードローン。
数千円~数万円程度のお金のやり取りが頻繁に行われるこの商品は、スマホ送金サービスとかなり相性が良さそうです。

ただし、結論から言うとこのサービスを月々の借入・返済に活用できる日は遠そう……。
前提として、スマホ送金を利用できるのはそもそも個人の利用者のみ。(2018年夏)
「今回のシステムに加わる銀行が増えれば将来、法人の送金にも対応する方針」とのことではありますが、少なくともしばらく「借入」に利用することはできないでしょう。

また、気になる月々の返済についてですが……。
サービス導入を発表した「りそな銀行住信SBIネット銀行スルガ銀行」はいずれも同銀行口座からの自動引き落とし返済に対応しているため、そもそも利用者が毎月お金を送金する必要がありません。追加返済(任意返済)に使える可能性は十分にありますが、それであれば従来の銀行振込でも問題はないでしょう。

スマホ送金に「三井住友銀行」が参入すればその系列であるプロミスSMBCモビット、「三菱UFJ銀行」が参入すればその系列であるアコムで、24時間の借入・返済が可能になるかもしれませんが……。
少なくともプロミス・アコムはすでにインターネットを使った24時間返済サービスを導入しているため、特に目新しい点は無さそう
使い勝手の向上に期待するとすれば、現在インターネット返済に対応していない「アイフル」「SMBCモビット」など、「毎月自動引き落とし以外の方法で支払いを行うカードローンの返済関連」でしょうか。
これには口座開設せずに契約を結ぶ場合の「三井住友銀行カードローン」「三菱UFJ銀行<バンクイック>」「スルガ銀行カードローン」なども含まれます。

が、結局のところ送金元・送金先が3行に限定されるのであれば、送金サービスを活用するのは難しそう……。
今後カードローンユーザーが恩恵を受けられるかどうかは、「大手銀行がこのサービスに参入するか、そうでないか」に掛かってきそうです。
最も期待できるのは、個人向けインターネットサービスに力を入れている三井住友銀行でしょうか。

まとめ

★2018年の夏からスマートフォンを使った24時間送金が可能に!
ただし送金元は「りそな銀行」「住信SBIネット銀行」「スルガ銀行」の口座に限られ、銀行営業時間外にお金を届けるのなら送金先もこの3行のいずれかでなければならない
★振込手数料は無料~高くても216円程度か。インターネットバンキングなどを使った支払いよりおトク(もしくは同額)になりそう
★一見カードローン関連のやり取りに向いているものの、参入銀行が少ない現時点ではまだ何とも言えず、参入を決めた銀行カードローンの自動引き落とし返済とも相性が悪い。(即時送金のメリットが薄い)
参入を表明していない大手銀行、現在インターネット返済を取り入れていない金融機関の動向が気になるところ

「24時間即時振り込み」というと非常に便利なようですが、送金元・送金先や送金額が限定されることもあり、少なくとも2018年中に活用できる状況は限られそう……。
とは言え大手銀行の参入などにより風向きが変わる可能性は十分ですので、今後の動向に注目していきたいところです。



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