「正真正銘のブラック状態だけれど、事情があってお金が必要。
でももう大きい会社じゃ借りられないだろうし…」
確かに今のところ、ブラック状態でも借りられる「銀行」ローンは確認されていません。
…が、意外と「アコム」といった大手消費者金融会社では、「破産から5年以内」といった状態でない限り十分に審査通過を狙えます。
またこういった大手業者の利用が難しければ、知名度こそ高くなくても法律に基づいた融資を行う「中小消費者金融会社」を使い、ピンチを乗り切ることもできるでしょう。
今回は実際の申込経験者へのアンケート調査をもとに、「ブラックでも借りられた」金融機関情報をまとめました。
読み終えていただければ、今のあなたが取るべき行動が分かります。
同法の制限により、すでに貸金業者(主に消費者金融会社、クレジットカードキャッシング枠)から「合計、年収の3分の1」に達するお金を借りている方は、新しく審査に通過することができません(総量規制)。
あらかじめご確認ください。
大手消費者金融におけるブラック状態の方の通過例
新たな借入先を探している方のうち、大手金融機関は「ブラックお断り」だと考えている方は少なくありません。
ただし複数の申込経験者にアンケート調査を行ったところ、実際の審査はどうやらもう少し融通が利くようでした。
それでは詳しく見ていきましょう。
「アコム」では他社借入あり+ブラックでの通過例を複数確認
大手消費者金融会社のうち、いわゆる「ブラック」状態の方の審査通過例が複数見られるのは「アコム」です。
「アコム」では、「ブラック+他社借入あり」という方の通過例がいくつか確認されています。
★実際の「アコム」利用者アンケートより
属性 | 契約内容 |
---|---|
限度額20万円 金利18.0% | |
(リボ2社) | 限度額10万円 金利18.0% |
限度額16万円 金利18.0% | |
限度額10万円 金利18.0% |
★実際の「アコム」利用者アンケートより
アコム利用者の結果報告(1) |
---|
▶可決、限度額20万円(金利18%) |
アコム利用者の結果報告(2) |
▶可決、限度額10万円(金利18%) |
アコム利用者の結果報告(3) |
▶可決、限度額10万円(金利18%) |
アコム利用者の結果報告(4) |
▶可決、限度額16万円(金利18%) |
アコム利用者の結果報告(5) |
▶可決、限度額10万円(金利18%) |
また、この会社はローン専用カードに加えクレジット機能付きカード(ACマスターカード)を発行しています。
任意整理等を理由にクレジットカードを失ってしまった場合にも、「アコム」は有力な申し込み先候補となってくれることでしょう。
……ただし「郵送物回避に来店必須」「土日祝日に振込を受けられる金融機関は限定的」といったデメリットについては、あらかじめ把握しておきたいところです。
実質年利 | 限度額 | 審査 スピード | 融資 スピード |
---|---|---|---|
3.0%~18.0% | 1万円〜800万円 | 最短30分 | 最短30分程度 |
申込条件 | 郵送物回避条件 | ||
|
|
- 土日祝日対応
- クレジットカード(ACマスターカード)も発行
- 初回30日間無利息(金利0%)
- 一社目のカードローンに選ばれることが多いので審査通過率が高いようです
(2021年4月度新規貸付率41.2%/アコムマンスリーレポートより) - 時間外振込対応は限定的(詳細公式HP)
※18,19歳の方は契約に至りづらい可能性がございます。また、収入証明書のご提出が必要になりますので、ご準備をお願いいたします。
▶「ブラック+他社借入あり」での審査通過を複数件確認
▶クレジット機能付きカード(ACマスターカード)も選択可
(ただし審査結果によってはローン専用カードの発行となる)
▶官報情報閲覧あり
▶初回30日間無利息
「アコム」の他に、大手消費者金融として挙げられるのが「SMBCモビット」「レイクALSA」ですが……。
- SMBCモビット
┗ブラック状態での否決報告が非常に多い
┗元従業員へのインタビューにおいても「ブラック状態は即否決」といった回答あり - レイクALSA
┗公式HPに記載されている「成約率(申込に対する契約締結率)がアコムに比べ常時10%ほど低い(=審査難易度が高い)
といった理由から、ブラック状態での申し込みは控えておくのが無難でしょう。
何らかの理由で「アコム」への申込が難しいのであれば、後述の中小消費者金融会社への申込をご検討ください。
破産から5年以内、または大手へ申し込み済みなら中小消費者金融をチェック
何らかの事情で先述の大手3社への申込が難しい、あるいは他社借入の多さなどを理由に審査通過に自信が持てないのであれば、次に検討すべきが「中小消費者金融会社」。
ここで紹介する業者は一般的な知名度こそ低いものの、いずれも都道府県などの許可を得た正規業者です。安心してご覧ください。
①最初に検討したいのは「セントラル」「ライフティ」
中小消費者金融をはじめて利用するのであれば、最初に選びたいのが「セントラル」「ライフティ」といった会社。
一般に中小業者のローンは「証書貸付」型、つまり「一度借りたら返済のみを行うローン」なのですが……。
この2社は例外的に、「セブン銀行ATM」を使った随時の借入・返済が可能な「カードローン」を取り扱っています。
後述の業者のように、「自己破産から5年以内」といった属性での審査通過は難しいようですが、それに至らない状況(ブラック+他社借入あり等)であれば強い味方となってくれることでしょう。加えてこの2社は電話対応の良さにも定評がありますね。
★2社の中でも特に「セントラル」は
といった理由で優先度が高いです。
②破産から5年以内での通過例が多い5社
もしもあなたが重度ブラック状態、具体的には
等の状況に置かれているのなら、中小業者の中でも特に審査が柔軟とされる会社への申込を検討することとなるでしょう。
ただしここまで来ると、使い勝手の良さや電話対応等について過度に期待することはできません。
「借りられればそれでいい」、かつ「借りられれば確実に現状を改善できる」という場面でのみ、申し込みをご検討ください。
★破産から5年以内での通過例がある業者
AZ | アムザ | エイワ | キャネット | ▶北海道 ▶近畿 ▶九州、沖縄または東北 | スペース |
---|
★他にも多くの中小消費者金融会社が存在します。
その他の申込先をお探しの場合には、以下のページも参考にしてみてください。
CHECK20社・5項目で見る消費者金融一覧:安心の大手からブラック対応中小業者まで
中小消費者金融、特に「AZ」のような破産直後でも契約を結べる可能性のある業者は、しばしば「審査が甘い」と形容されます。
ただしこれはあまり正確な表現とは言えません。
確かに中小業者は信用情報に大きな問題のある方に融資を行うことも多いです。
ただしその際、前提となりやすいのが「正規雇用者であること」「一定以上の返済能力があること」。
中小業者の場合、自営業者や非正規雇用者(主に国保加入者)への当たりはしばしば大手業者や銀行よりも厳しいです。実際、これまでには「AZの審査落ち後、三井住友銀行の審査に通った」という報告まで確認されていますね。
「パート・アルバイトOK」の記載がある「アムザ」の場合はその限りでないかもしれませんが……。
原則として、中小業者が柔軟な審査を行ってくれるのは「一定以上の安定性と返済能力があると判断される人」のみ。
あなたがアルバイターや自営業者であるなら、かえって大手業者を利用した方が審査通過を狙いやすいかもしれません。
★本当にどこからも借りられない状況であれば、任意整理などの活用をご検討ください。
まとめ
★ブラックでの通過例が見られる業者8選
アコム | |
---|---|
セントラル | |
ライフティ | |
AZ | |
アムザ | |
エイワ | |
キャネット | |
スペース |
一口に「ブラック状態」といっても、その程度や他社借入の有無によって申込先候補は変わってきます。
あなたの置かれた状況を今一度見直し、できる限り便利に使えるローンを選択できると良いですね。
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