自動車ローンを滞納するとどうなるの?車の引き上げ・売却を防ぐには

自動車ローンを滞納するとどうなるの?車の引き上げ・売却を防ぐには

多くの方が自動車を購入するにあたり、自動車ローン(マイカーローン)を組むものですが、当然借りたお金は返さなければなりません
ですが長く続きやすい自動車ローンは、それだけ負担も大きくなります。

結論からいうと自動車ローンを支払えないとき、金融機関から自動車は引き上げ=没収されてしまいます。
今回は、自動車ローンを滞納してしまうとどうなるのか?引き上げられた車を取り戻すにはどうすればいいのか?ということを中心に解説して行きます!

自動車ローン滞納後の流れ

1.自動車ローン滞納後の流れ

自動車ローン滞納に対する金融機関の措置は、他のローンに比べ迅速で厳しい傾向にあります。

自動車ローンの滞納から車の引き上げまでの流れ

自動車ローンの滞納

延滞金の発生

督促状(とくそくじょう)の送付
(延滞の数日後~)

延滞から1ヶ月~3ヶ月程度で
自動車の引き上げ(=没収)約束

自動車の引き上げ

引き上げた自動車の売却
(1~2週間後)

自動車ローン全額-自動車の売却額
差額を支払い続けることに

支払いを拒否し続けていると、
裁判を起こされる可能性も……。

お金を借りている金融機関によって対応は大きく変わってきます

このページで説明しているのは、あくまで一般論。金融機関からの指示や説明があれば、そちらに従ってくださいね。

それでは、ひとつひとつ解説して行きます!

自動車ローンは滞納1日目から、延滞金が発生する!

2.自動車ローンは滞納1日目から、延滞金が発生する!

自動車ローンを決められた返済日までに支払えないと、翌日から延滞金(遅延損害金)が発生します。

①延滞金利率は14%~20%

多くの自動車ローンでの延滞金利率は14%~20%
利率が14.6%のとき、借り入れ額100万円/1ヶ月ごとの延滞金は1万2000円と馬鹿になりません。

カードローンなどに比べても借り入れ額が大きい自動車ローンは、それに応じて延滞金も大きくなりやすいんです。

②自動車ローンを滞納するほど、延滞金がかさんでいく……

★借り入れ金額・滞納期間ごとの延滞金(延滞金利率14.6%で計算)

  1ヶ月間滞納 2ヶ月間滞納
借り入れ額50万円 6000円 1万2000円
借り入れ額100万円 1万2000円 2万4000円
借り入れ額150万円 1万8000円 3万6000円
借り入れ額200万円 2万4000円 4万8000円

このように、借り入れ額が大きいほど、滞納期間が長いほど延滞金は増えていきます。

ローンを放置していては、ますます返済が大変になります。泥沼にはまらないためには、早い行動が必要です。

→金融会社に連絡をして、毎月の返済額を減らしてもらう
→引き上げ前に車を売る

早ければ延滞から1ヶ月ほどで、車は引き上げられてしまう

3.早ければ延滞から1ヶ月ほどで、車は引き上げられてしまう

残念ながら、ローンを払えない方が車を持ち続けることは難しいです。
自動車ローンは住宅ローンなど、他のローンに比べて金融機関の対処が早く、延滞するのはとても危険。
それではどのような問題があるのか、解説して行きます! 

①引き上げから売却までには猶予期間がある

会社によってスピードは違いますが、早ければ延滞から1ヶ月ほどで車は引き上げとなります。つまり没収ですね。
ただ、引き上げ実行の前には必ず連絡が入るので、知らないうちに車がなくなっていた……ということはありません。

流れとしては、まずは再々引き落とし日(延滞の約3週間後)前後に、引き上げを示唆する電話や郵便が届きます。

この引き上げのときに、あなたが車を取り戻せる「最終期日」を金融機関から知らされることになります。
ここで言う最終期日とは、あなたの車の売却日。主に引き上げ日の1週間~2週間後となることが多いようです。

引き上げから最終期日までの間に滞納しているお金の入金を終えないと、もう車は戻って来ません
最終期日こそ、あなたの車を守るラストチャンスというわけですね。

引き上げを防ぐため、消費者金融や銀行のカードローンでキャッシングを行う方も多いのですが……。
確かに一時しのぎとはなるものの、根本的な解決とはならずおすすめできません

あと1週間でボーナスが入るのに!というような場合を除いて、借金のための借金は避けましょう。

②信用情報にキズが付くのは、自動車を売却された時点から

②信用情報にキズが付くのは、自動車を売却された時点から
あなたのローンの返済状況やクレジットカードの利用状況は、「個人信用情報機関」という場所にすべて保存されています。
車が引き上げられ、売却された後にあなたの信用情報に「延滞」というマイナス情報が載ることになります。

延滞の情報が載ってしまうと、このローンの完済後5年間、あなたは新しくローンを組んだりクレジットカードを作ることが困難に……。ほぼ100%審査落ちとなってしまいます。
とは言え、この時点まで来ると新しく対策を取るのは難しいでしょう。

③仕事や生活に必要ならば、引き上げを拒否することも不可能ではない

どうしても仕事上、あるいは生活上自動車が必要であるなら、引き上げ拒否が認められることもあります
例:自宅の周辺に公共交通機関が存在せず、通勤に自動車を利用する他ない状況 

ただし、引き上げができないということは車が売却されない、つまりローンが減らないということ。
引き上げされた場合に比べ延滞金も大きくなりますし、お金を回収できない金融機関から裁判を起こされる可能性も高くなります

どうしても車がないと仕事ができない、といった場合を除き引き上げ拒否はおすすめできません

車の売却後は、ローンとの差額を支払い続けることに……。

4.車の売却後は、ローンとの差額を支払い続けることに……。
車がなくなっても、ローンはなくなりません!
それではローンの合計額と車の売却額の差額は、一体どうなるのでしょうか?

①車の売却によってローンが消えることはほとんどない

いつローンを滞納したかにもよりますが、車が引き上げ後売却されたことによって、ローンが消えることはほとんどありません

例:約130万円で1年前に買った車を売却したが、58万円にしかならず、今まで支払った分を差し引いても60万円ほどの借金が残った

あなたは、車がなくなってしまってもこのローンを支払い続ける必要があるんです。

支払いを拒否していると、裁判を起こされる可能性もあるので必ず返済は続けてください。

残ったローンのことを残積と呼びます。

②ローンの組み直しが行われるため、支払い自体は少し楽になる

ただ、車を売却することによって少しは借金が減る上、これからもローンを支払い続けられるようローンの組み直しが行われるので、毎月の返済は少し楽になります

ですが、引き上げられてしまった車のためにローンを支払い続けるのは精神的に辛く、結果として債務整理を選ぶ方も多いです。

支払いを拒否し続けていると、裁判を起こされる可能性も

5.支払いを拒否し続けていると、裁判を起こされる可能性も
返済のアテがないのに、支払いや引き上げを拒否するのは危険です!

①裁判を起こされるのは、車の引き上げを拒否した場合が多い

自動車ローンで裁判を起こされてしまうのは、どうしても仕事上、車が必要だという理由で引き上げを拒否した場合に多いです。
車を売り払うこともできない金融機関にとっても、損が大きいためですね。

車の引き上げを認めた場合でもローンの残額が多く、支払い拒否を続けた場合には裁判を起こされる可能性があります。

裁判の前には、必ず裁判所から郵便物が届きます
郵便物が届いたら、必ず裁判所に連絡してください。支払える範囲の分割払いに切り替えてもらえるかもしれません。

逆に言えば、通知を無視していると一括返済命令が出されることになります。

②強制執行後、結局車は引き上げられてしまう……。

裁判所からの郵便物を無視し続けてしまった場合、あるいは「強制執行」の判決が下りた際には差し押さえとなります。

差し押さえとは、あなたの毎月の給料の4分の1預金通帳、そして自動車などの財産強制的に借金返済に充てられてしまうこと。
引き上げを拒否していても、結局ここで自動車は取り上げられてしまいます。

このように、返済のアテがないのに支払いや引き上げを拒否しても、延滞金や裁判の手間といった悪いことしか生みません
「払えない!」と思ったら、早めの対策が必須なんです。

自動車ローン滞納のデメリット

6.自動車ローン滞納のデメリット

ここまで挙げてきた、自動車ローン滞納のデメリットをまとめました。

①ローンを滞納するほど延滞金が増える

ローンを滞納するほどに、年14%~20%ほどの延滞金が取られてしまいます。

そもそも支払いが苦しくてローンを滞納してしまっているのに、延滞金が加わることでますます返済は難しくなります。
延滞月分の支払いが終わるまで、延滞金の加算は止まりません。

②せっかく購入した車を安い値段で売られてしまう

ローンを組んで購入したマイカー。
そんな車が強制的に安い値段で売りさばかれてしまうのは、お代を払えていない以上仕方がないことではあるのですが……。

思い入れのある車の引き上げを見るのは、精神的に辛いという方も多いです。

③個人信用情報にキズが付く

車の引き上げ後・売却後、あなたの個人信用情報に「延滞」という悪い情報が記載されます。
これにより、自動車ローンの完済後5年が経つまで、あらゆるローンやクレジットカードの審査に通ることは難しくなります

④もう手元にない車のために、お金を支払い続けることになる 

これが自動車ローンの滞納、最大のデメリット
手元にない車のために、長い期間かけてお金を支払い続けることは苦しいに決まっています。
とは言えここで支払いを拒否してしまっては、再び延滞金が発生した上で、裁判を起こされる危険性も……。

このような事態を避けるために、どんな行動を取るべきなのかお教えします!

自動車ローンを支払えないときには、どうすれば良い?

7.自動車ローンを支払えないときには、どうすれば良い?
引き上げや差し押さえを避けるためには、何をすれば良いのでしょうか?

自動車ローンの返済が厳しい、と思ったら滞納前に、まずはお金を借りている金融機関に相談を!
「このままだと返済は難しい、場合によっては債務整理も考えている」と伝えれば対応してくれることが多いようです。

借金自体がいつまで経っても減らない、という問題はありますが維持費と割り切って、一定期間までは利息だけの返済を続けることも不可能ではありません。(金融機関や担当者にもよりますが……。)

ちなみに金利5%で100万円を1ヶ月借りたときの利息は約4100円となります。延滞金よりは遥かにマシです。

すでに自動車ローンを滞納している、あるいは自動車の維持が難しい、という方は車を売って借金減額に専念するのも方法のひとつ。
引き上げに任せるのではなく、自分で車を売ることで引き上げられた場合より売却額が高くなることが多いです。

ただ、自動車の所有者名義があなたとなっていれば良いものの、所有者名義が金融機関となっている場合は車の売却ができないことも。
このとき、あなたはあくまでも金融機関から車を借りている状態
対応してくれない可能性もありますが、とにかく事情を話し、売却の意思を伝えてください。

延滞金が発生しないうちに、引き上げられた場合より高い価格で車を売ることで、金融機関にすべてを任せた場合に比べて残りの借金の返済は楽になります

車が引き上げられ借金だけが残った後、あるいは引き上げ前であっても支払いができないと分かったときには、債務整理を検討するのもアリでしょう。

債務整理とは、借金が返せなくなった人のための国による救済措置のこと。
借金の重さや、弁護士など専門家の力を借りるかどうか、という点から「任意整理」「特定調停」「個人再生」「自己破産」の4種類を選択することができます。

デメリットなしとは言いませんが、借金中心の生活から抜け出すことができるのは大きいです。
ちなみに、自動車ローンを組んだ後に自己破産をしても車は没収されてしまうので注意。

詳しくは、『債務整理』のページを読んでみてください。

まとめ

まとめ

1ヶ月~3ヶ月程度の自動車ローン滞納で、車は引き上げられ、売却されてしまう
★自動車ローンを払えないと思ったら、早めの対策が必須
 延滞金が発生したり、信用情報にキズが付いたりする前に金融機関に相談
★どうしても返済できないのであれば、債務整理もアリ

自動車ローンに限りませんが、「支払えない」と思っても支払いの滞納は絶対にNG
債務整理をされて困るのは金融機関側ですので、相談すれば何らかの対応を取ってくれることがほとんどです。
事態が悪化する前に、早めの相談をしましょう!

【完全無料&匿名】
借金減額ツールを試す!



カードローン診断ツール

「もしも、カードローンを使うなら、自分にはどれがいいんだろう……?」
 
そんな疑問に答えるカードローン診断ツールを作りました!
 
匿名&無料で使えるので、ぜひ試してみてください!
 

【Q】今日・明日中に借りたい

アンケートにご協力お願いします

カード名*
審査結果*
性別
年齢
職業
コメント

SNSでもご購読できます。