けれど在籍確認の電話を、詮索したがりな同僚に知られたら面倒…
マイカーローンの契約自体は隠すべきことでないものの、何らかの事情で「在籍確認の電話を避けたい」という方は一定数いらっしゃいます。
…とは言え多くの場合は心配不要。
というのもこれまで問い合わせを行った「損保ジャパン日本興亜」や「横浜銀行」といったマイカーローンの取り扱い元は、「在籍確認の電話は原則として行っていない」としっかり回答してくれたからですね。
ただ、もちろん金融機関、あるいはあなたの対応によって、例外が発生する可能性は否めません。
今回は何らかの理由で「マイカーローン申込みに伴う、勤務先への電話確認」を避けたいとお考えのあなたのため、これまで実施した問い合わせの回答や「100%電話を避ける」条件に付いてまとめました。
マイカーローンの審査時、在籍確認は行われないことが多い
少なくともこれまで問い合わせを実施したマイカーローン取り扱い元、具体的に言うと
- 損保ジャパン日本興亜
- 静岡銀行(インターネット支店)
- 横浜銀行
- 千葉銀行
は、いずれも「審査の際、(原則として)勤務先へ電話をかけることは無い」との回答でした。
例外については後述するとして……。
大手4社中4社とも電話確認を行っていないとすれば、「マイカーローン審査の際、在籍確認は行われないのが一般的」と言ってよいでしょう。
ちなみに疑問が残るとすれば、「なぜカードローンより信用が必要なマイカーローンで在籍確認が行われないのか」という点ですが……。
正確な理由は不明なものの、考えられる事情としては
- 使い道の限られるマイカーローンを、立場を偽ってまで利用したいと考える人が少ない
- 契約の過程で、収入や勤務先を確認できる書類(源泉徴収票など)の提出を求められることが多い
- 電話での確認が必要なくらい怪しい状況の人は、そもそもマイカーローンの仮審査に通過できない
あたりが挙げられそうです。
★ちなみに静岡銀行、横浜銀行、千葉銀行のカードローンにおいては在籍確認が行われる可能性があります(損保ジャパン日本興亜はカードローン取り扱いなし)。
マイカーローン関連で勤務先への電話を100%防ぐには
カードローンとは異なり、審査時の在籍確認を行っていないことが多いマイカーローン。とは言え物事には例外がつきものです。
ここからはその例外の存在までを踏まえて、「勤務先への電話を100%防ぐ」方法について見ていきましょう。
①まずは電話で直接、在籍確認の有無を尋ねるのが先決
これまで確認した範囲では、一般申込者を対象に在籍確認を行っているマイカーローンは見つかっていないものの……。
マイカーローンを取り扱っている金融機関の数を考えると、「すべてのマイカーローンは在籍確認を行っていない」…と言い切ることはできません。
申し込み先の金融機関が決定しているのであれば、まずは電話で在籍確認を行っているか、確認を取ることを強くおすすめします。
参考3ステップで決定!マイカーローンの選び方&地域別のおすすめ申込み先一覧
★地銀などの場合、審査を保証会社(審査に関して言えば、下請けのような存在)にほぼ丸投げしている場合があります。
この場合、金融機関に問い合わせを行っても在籍確認の有無が分かりません。
万全を期すのであれば、在籍確認は行っていないと回答されている「損保ジャパン日本興亜」のマイカーローンを選ぶとよいでしょう。金利も低い(上限2.85%)ですし、任意の金融機関の口座を使って返済が可能です。
②不審に思われる点がないよう、申込内容や提出書類はよく確認しておくこと
原則として在籍確認を行っていないマイカーローンであっても、あなたの勤務先情報について何かしらの不明点があれば、電話確認を求められるかもしれません。
例を挙げるなら、
- 会社名と会社所在地や会社電話番号の情報が食い違っている
- 申込内容と源泉徴収票に記載してある会社の情報が異なる
…といった場合などですね。
100%電話を避けるためには、何かしらの疑いを抱かれることのないよう、
- 申込内容が正しいこと
- 最新分の必要書類を用意すること
を心がけたいところです。
★とは言え些細なミス程度の問題であれば、まずは携帯電話の方へ連絡が入るかと思います。
★一般に、銀行マイカーローンへ申し込みを行う際、「勤務先電話番号」の入力自体は必須となります。
電話を避けたいからと言って偽の勤務先電話番号を記入することは悪手であり、在籍確認の実施どころか審査落ちの理由となり得ますので控えましょう。
★ペーパーカンパニー情報や虚偽の源泉徴収票を提供する組織、いわゆる「アリバイ会社」の利用は厳禁です。
各金融機関や保証会社はアリバイ会社のリストを保有しています。
申込み者の記入した情報とアリバイ会社の提供情報が一致した際には、返済能力などにかかわらず審査落ちとなってしまうことでしょう。
③携帯電話への連絡が付かないと、勤務先に確認電話が入る可能性はある
マイカーローンへ申し込みを行うと、
- 申し込みが事実であるかどうかの確認
- 審査結果連絡や今後の契約方法についての相談
- 必要書類に不備がある場合の再提出要求
- 融資実行日の相談
…といった理由のため、携帯電話へ連絡が入る可能性があります。
この電話を問題なく受け取れればよいのですが……。
仮にあなたが携帯電話への連絡を数日にわたり無視・放置した場合、仕方なしに勤務先へ確認が入る可能性は否めません。
勤務先への連絡を避けたいのであれば、携帯電話(あるいは自宅固定電話)への着信に気を配っておきたいところです。
★連絡が入る回数は申込先の金融機関や、あなたの申し込み状況(主に不備の有無)によって変動します。
④支払い滞納が理由で勤務先に催促の電話が掛かってくることも
その他、契約が完了し、融資が下りた後にも支払滞納が理由で催促の電話がかかってくる可能性はあります。
連絡の順番は主に、「携帯電話→自宅固定電話→勤務先電話」ですから、最初の段階で支払いの約束を済ませることが出来れば問題はないはずですが……。
マイカーローンの支払い延滞に伴う「会社バレ」リスクは押さえておきたいところです。
参考カードローン・返済の仕組みと滞納後に起きること
※カードローン利用者向けの情報ですが、無担保マイカーローンにおいても同様です。
一般的な銀行マイカーローンにおける契約の流れ
最後に、一般的なマイカーローン契約の流れを参考程度に紹介させて頂きます。
参考一般的なマイカーローン
契約の流れ
借入可能額、金利などの提示
(ここまで数営業日程度)
※在籍確認は行われないことが多い
※金融機関によっては郵送などで契約可
ここまで2週間~1ヶ月程度
※任意のタイミングで携帯電話等へ確認連絡が入る可能性があります。
金融機関によってバラつきは多いのですが……。
インターネットでの申込みに対応している銀行等であれば、来店は契約時の1度で済むことがほとんど。
とは言え在籍確認の仕様と同じく例外は多いため、不安があれば直接申込先に問い合わせるのがベストと言わざるを得ないでしょう。
★多くの銀行は、ローン契約者のために休日窓口を開設しています。
申込み先が郵送契約に対応していない、かつ平日日中に時間を作ることが難しい、といった場合には、こういったサービスが無いか確かめてみると良いでしょう。
(※すべての金融機関が休日窓口を設置しているわけではありません)
まとめ
- これまで確認した大手4社のマイカーローンはいずれも「在籍確認なし」。
多くの銀行などのマイカーローンは勤務先確認を行っていない模様 - とは言え
- 例外の存在は十分に考えられる
- 「何かしらの不備+携帯電話番号で連絡が取れない」といった状況であれば、やむなく勤務先に電話が入る可能性も。
勤務先への連絡を避けたいなら、「極力不備を作らないこと」「携帯への着信に気を配っておくこと」を意識したい
多くのマイカーローンは「在籍確認なし」…とは言え、申込み時には勤務先連絡番号の記入を求められるのが一般的です。
そしてこの番号への連絡を避けたいのなら、「どうしても勤務先への電話が必要」という状況を作らないため、
- 申し込み、あるいは返済について出来る限り不備を作らない
- 銀行等からの、携帯電話への着信を無視しない
といった点に気を配っておけると良いですね。
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