カードローンとキャッシングの違いは「借入先による」?今さら聞けない基礎知識と申込先の選び方

カードローンとキャッシングの違いは「借入先による」?今さら聞けない基礎知識と申込先の選び方
「広告やダイレクトメールで見かける<カードローン><キャッシング>の文字。
どちらもお金を借りる手段だということは分かるけれど、一体どう違うの?」

一般的に、カードローンは「キャッシング商品」の一種とされますが……。
そもそも「キャッシング」という語の定義が曖昧なこともあり、この言葉の意味は会社によって異なることが珍しくありません。
このせいもあり、一利用者の立場からすると「カードローン」と「キャッシング」の違いは別にどうでもいい、と言い切ってしまえるほどです。

今回はどこかの会社からの現金借り入れを検討しているあなたのため、「カードローン」と「キャッシング」の違い(と言うほどでもない)や、おおまかな申込先の選び方をまとめました。
読み終えていただければ、あなたに合った方法で必要資金を調達する方法が分かります。

「カードローン」と「キャッシング」の違い

まずは「カードローン」と「キャッシング」の違いについての概要をお話した上で、利用者にとってはほぼどうでもいいと言える根拠を解説していきましょう。

①基本的にカードローンは「キャッシング」方法の一種とされる

①基本的にカードローンは「キャッシング」方法の一種とされる
カードローンとキャッシング、どちらも「現金を金融機関(カード会社や銀行など)から借りる」手段であることに間違いありません。

ただ、これを細かく分けると一般的には以下のような意味となります。

★「一般的な」二語の定義
区分 概要
キャッシング 借入「行為」 金融機関から小口のローン※を使い、お金を借りること
限度額の範囲内で、何度でもお金を借りられる商品に用いられることが多い
カードローン 借入のための商品 「限度額の範囲内で、何度でもお金を借りられる」商品のうち、とくにローンカード(ATMで使える、取引専用のカード)を発行する商品
※ローンはもっと広い枠組みで、お金を貸し付ける商品全般を指す

キャッシングは一般的に「お金を借りること自体」、カードローンは「お金を借りるための商品」を指すわけですね。
なので、「カードローンを使ってキャッシングする」といった使い方をしてもまったく問題はありませんし、これは実際に各金融機関の公式ページなどでもしばしば用いられます。

★ちなみにローンカードを発行せず、銀行振込のみでお金を貸し付けるローンは単に「キャッシング商品」「キャッシングローン」だとか、「カードレスローン」だとか呼ばれることが多いです。
(ただ、「カード無しのカードローン」等と呼ばれることもあり、違いは曖昧。また、キャッシング商品・キャッシングローンにはカードローンも含まれる)

②ただし会社によって定義が異なるので、あまり言葉の違いを気にする必要はない

一般的にキャッシングと言えば「現金を借りること」、カードローンと言えば「カードを使ってお金を借りられるローン商品」を指すのは確かなのですが……。

面倒なことに、この定義は会社によって異なります。この傾向は、特にクレジットカード会社で多く見られますね。

JCBではローン専用カードをカードローン、クレジットカードでローンを利用するサービスをキャッシングと定義しています。

JCB公式HPより)

クレジットカードには、一般の買い物・支払いに使う「ショッピング枠」の他、現金借り入れ機能である「キャッシング枠」が備え付けられていることがあるのですが……。
確かにこの「キャッシング枠」、機能としては完全にカードローンと同じであるにもかかわらず、大体どこの会社でも「キャッシング」と呼ばれています。

そしてJCBの例のように、クレジットカード会社が発行するキャッシング専用カードは「カードローン」(あるいは単にローン専用カード)などと呼称されることが一般的ですね。(これもまた会社によって異なりますが)

★クレジットカード会社を使った主な借入方法(呼称はJCB準拠)
キャッシング(枠) クレジットカードに備え付けられた借入機能を使った現金借り入れ
カードローン クレジットカードとは別に発行される、ローン専用カードのこと

さて、ここまで読んで、「意味が分からない」と思われても当然でしょう。

そもそも「現金借り入れ」という意味での「キャッシング」は和製英語(本来の意味は「換金」など)であること、クレジットカードにおける「キャッシング枠」という用語が広く定着していること、そして最近は「カード発行無しのカードローン」なんて商品も生まれてきたことから、このあたりの言葉の意味はめちゃくちゃになっているといって差し支えありません。

カードローン、キャッシング商品、あるいはそれに準ずるものにおいて共通するのはとにかく「与えられた限度額の範囲内でお金を借りられる」ということくらい。(ただしこれすら例外はある

細かい言葉の意味は会社によって違う上、まったく重要でもありませんし、名前と実態が異なることさえあるので、申込前に「どんな風に使うのか」というのはチェックしておくと良いでしょう。
(実際アイフル「ファーストプレミアムカードローン」という商品は、カードローンという名前が付いているにも拘わらずローンカードなしで契約できます)

それなら重要なことは何かというと、「キャッシング商品(カードローン/カード無しのカードローン問わず)自体の特性」
例えば金利が低いか、無利息サービスは付いているか、必要な時期までに借りられるか、といった個別のポイントですね。
後の項目では、これについて少し詳しく触れていきましょう。

「いわゆる」カードローンやキャッシングの商品内容と、おおまかな申込先の選び方

借入先を選ぶ上で大事なのは、「キャッシングかカードローンか」ではなく、キャッシング商品自体の持つ性質。
これを解説するため、最初に示した区分をもとに、代表的なキャッシング商品(小口ローン商品)の特徴をまとめてみました。

★この項目では、3つの言葉を以下のように定義しています。

  • キャッシング……利用限度額の範囲内で何度でもお金を借りられる商品を使い、お金を借りること
  • キャッシング商品……利用限度額の範囲内でお金を借りられる商品(カードローン含む)
  • カードローン……キャッシング商品のうち、ローンカードが発行される(=ATM取引ができる)もの
★代表的な各社キャッシング商品の簡易比較
三井住友銀行カードローン プロミス「フリーキャッシング」 オリコ(キャッシング枠) オリコ「CREST」
発行元 三井住友銀行
(銀行)
SMBCコンシューマーファイナンス
(消費者金融会社)
オリエント・コーポレーション
(クレジットカード会社)
上限金利※ 14.5% 17.8% 18% 18%
申込~借入の必要時間 最短1営業日 最短1時間程度 即時(すでに枠のある場合に限る) 1週間~
ローンカードの発行 有り(キャッシュカード一体型も可) 任意 有り(クレジットカード一体) 有り(新規発行)
郵送物なしで借りられるか ×
その他 口座開設は不要 初回借入日の翌日から30日間無利息 特に無し ネット申込で金利2%優遇
※契約時に適用されることの多い、最高の金利

ご覧の通り、「金利が低いのは三井住友銀行」「早く借りたいならプロミスか、キャッシング枠」(ただしキャッシング枠の場合、すぐに借りられるのは既にキャッシング枠付きのクレジットカードを持っている場合のみ)といったように、キャッシング商品を比較すれば、それぞれの違いが見えてきます

重要なのは、各ローンの名前や区分ではなく、「あなたの希望に合うメリットを持っているかどうか」。
借入先を選ぶ際には名前にとらわれず、あなたの希望にできる限り近いキャッシング商品を選ぶよう心掛けましょう。

各ポイントごとのキャッシング商品・カードローンについては、以下のページをご覧ください。

CHECKあなたの街で最も低金利に借りられるカードローンの探し方
CHECK特に低金利な銀行カードローンのまとめ

CHECK即日融資対応!大手消費者金融会社の徹底比較
CHECK即日キャッシングのできる時間は何時まで?大手金融機関5社に即日融資のリミットを聞いた!(来店編)
CHECK即日キャッシングのできる時間は何時まで?大手金融機関5社に即日融資のリミットを聞いた!(WEB契約編)

CHECKクレジットカードの「キャッシング枠」って?枠の確認方法とその使い方

CHECK誰にも知られずにお金を借りる方法と、その際に選ぶべき申込先
CHECK収入証明書類不要で借りられるキャッシングローンについて
CHECK専業主婦(主夫)のための申込先の選び方

以下、参考程度に「取扱金融機関別の傾向」を掲載させていただきます。

★取扱金融機関別・キャッシング商品の簡易まとめ
具体例 カード発行 解説
銀行
信用金庫
労働金庫
農協 他
  • 三井住友銀行カードローン
  • 三菱UFJ銀行「バンクイック」
  • みずほ銀行カードローン
  • 有り
    (キャッシュカード一体型含む)
  • どこの銀行もどこかしらで「カードローン」の言葉を使っていることが多いため、一番分かりやすい
  • 用語のねじれもない
  • 消費者金融会社やクレジットカード会社に比べ低金利なことが多い
  • (大手)消費者金融会社
  • アコム「カードローン」
  • プロミス「フリーキャッシング」
  • アイフル「キャッシングローン」
  • アコム除き任意
    (アコムはカード発行必須)
  • 最近はカードレス契約も増えてきたため、「キャッシング」の言葉を使う会社が多い
  • 便利・スピーディなのが特徴。申込から1時間程度で借りられることも
  • クレジットカード会社
    「キャッシング枠」
    あらゆるクレジットカード 有り
    (クレジットカードの一機能として)
  • カードを使い取引を行うため、実質カードローンと同じ
  • 新しい契約を結ぶ必要が無いので手軽に利用しやすい
  • クレジットカード会社「カードローン」
    「ローン専用カード」
  • JCB「FAITH」
  • オリコ「CREST」
  • ジャックス「プレミアビアージュ」
  • 有り
    (クレジットカードとは別途発行)
  • ショッピングの機能は無い
  • 実質、消費者金融会社のカードローンと仕組みの上で大きな違いはない
  • (ただし一括払い対応、月々の返済重めといった傾向は、消費者金融会社のカードローンと異なる)

    名前にこだわるべきではないとは言いましたが、「自分には大手消費者金融会社が合っている」「新しく契約を結びたくないからクレジットカードのキャッシング枠を使いたい」といった程度に、申込先を絞り込むのはとても有効です。

    CHECK金利、限度額、融資スピード、審査難易度から見る銀行カードローンの総一覧
    CHECK大手消費者金融会社の徹底比較!
    CHECKクレジットカードの「キャッシング枠」って?枠の確認方法とその使い方

    CHECKフローチャートでわかる!あなたに合った借入先の選び方

    <フリーローン、目的別ローンはまた別の枠組み>

    ここまで紹介したのは「限度額の範囲内でお金を借りられる」キャッシング商品でしたが……。
    また別の枠組みとして「フリーローン」「目的別ローン」といった種類の借入手段もあります。

    目的別ローンに関して言えば、住宅ローンが最も身近かつ分かりやすいでしょう。言うまでも無く、住宅やその関連費を購入するためだけに借りて、残りを分割で支払っていくローンのことですね。
    「フリーローン」はこの住宅ローンの「使い道が住宅に限定されないバージョン」に近いもので、キャッシング商品と同じく使い道は原則自由ながら「一度借りたら分割払いで返済のみを行う」商品を指します。

    フリーローン・目的別ローンは、キャッシング商品に比べると大きな金額を借りやすい・(借入先を選べば)低金利で借りやすいといった特性があります。
    「1度きりお金を借りられればそれで十分」という場合には、キャッシング商品よりもこういったローンを選んだ方が希望にかないやすいでしょう。

    CHECKフリーローンとは
    CHECKフリーローン・多目的ローンの審査難易度・金利別一覧
    CHECK銀行取り扱いの個人向けローン商品について

    まとめ

    ★一般的にキャッシングとは「限度額の範囲で借りられる小口のローンを使い、お金を借りる行為」を、カードローンとは「カードを使って取引のできるローン商品」を指す。なので「カードローンを使いキャッシングする」ことも可能
    ★とは言うものの、定義は金融機関によってバラバラ、かつ「カードの無いカードローン」の台頭などによりこのあたりの定義はめちゃくちゃと言って差し支えない。
    商品名が実態と反することもあるため、利用者は「キャッシング(商品)」「カードローン」の違いについてさほど考える必要は無い
    ★重要なのは言葉の意味ではなく、「希望に合うキャッシング商品に申し込む」こと。
    まずは借入先選びの上で重視したいポイント(低金利、即日借入など)を決めてみよう

    カードローンやキャッシングといった言葉をどのように定義しても、どこかしらから例外が出てくるのは避けられません。
    それなら言葉の意味など気にせず、もっと大事なポイント(希望にかなう借入方法であるか)を見た上で、申込先を選ぶべきと言えるでしょう。

    CHECKカードローンの金利・利息と返済の仕組み:賢い利用のカギは「毎月の返済額」「返済期間」にあり
    CHECK個人向けの銀行融資商品(フリーローン・目的別ローン他)について


    

    カードローン診断ツール

    「もしも、カードローンを使うなら、自分にはどれがいいんだろう……?」
     
    そんな疑問に答えるカードローン診断ツールを作りました!
     
    匿名&無料で使えるので、ぜひ試してみてください!
     

    【Q】今日・明日中に借りたい

    アンケートにご協力お願いします

    カード名*
    審査結果*
    性別
    年齢
    職業
    コメント

    SNSでもご購読できます。