【借入額別】27カードローンの基本・返済回数の一斉比較!借り換えにも

【借入額別】27カードローンの基本・返済回数の一斉比較!借り換えにも
「必要なお金を借りたいけれど、毎月の返済に不安がある。
できる限り返済期間を長く取って、無理なく返済していきたいけれど……」

クレジットカードの分割払い等とは異なり、カードローンの返済は「借入額に応じ、返済回数・返済金額が自動的に決まる」方式で行われます。
そのため返済回数を長く(あるいは逆に短く)取りたいのなら、各金融機関が独自に定める、借入額に応じた最低返済額をベースに申込先を選ぶのが良いでしょう。
ただ、「毎月の負担が軽い」という理由だけで申し込み先を選び適当に返済を続けてしまうと、借入額の2倍以上の利息を支払わされる可能性も……。

今回は27のカードローンの「毎月の返済額と、それに応じた返済回数」を借入希望額ごとにまとめました。
読み終えていただければ、あなたの返済計画に合ったカードローンを選択することができるでしょう。

1分でチェック!このページの要点

★1分でチェック!このページの要点

  • カードローンの返済は「各社が定める最低返済額」がベースとなる。自分で返済回数を決めたいのならフリーローン等を選ぶか、返済シミュレーターで返済計画を立てておくのが良い
  • 「総支払額」を大きく左右するものは、金利ではなく「毎月の返済額(≒返済回数)」
  • 意識的に返済を行わない限り、「低金利・低負担の銀行カードローン」よりも「高金利な消費者金融ローン」の方がおトクとなることは全く珍しくない

  • こまめに追加返済を行う自信がないなら、高難易度・低金利な消費者金融/信販会社系カードローンを選ぶのがベスト。(JCB「FAITH」アイフルファーストプレミアムカードローン等)
  • 審査通過に自信がないなら、普通の「アコム」カードローン等でも良い

カードローンの返済方式は「回数分割」ではなく「リボ払い(毎月定額払い)」

前提として、カードローンの返済は「ユーザーが返済回数を決め、それに応じて毎月の返済額が決まる」のではなく「借入額に対して勝手に最低返済額が決まるので、それに応じて返済を行う」方法で行われます。いわゆるリボ払い(リボルビング方式)ですね。
これはカードローンの、「利用限度額の範囲内で、何度でもお金を借りられる」という仕組みに対応した返済方式となっています。

この「借入額に対して決まる最低返済額」は、借入先の金融機関によって変わります。例えば同じ10万円を借りたとしても、月2万円以上の返済を求められるカードローンもある一方、月2千円の支払いで済むカードローンも少なくありません。
そういうわけで、月の返済額をできる限り重く/軽くしたい、という希望があるのなら、借入先選びが何より重要となるわけです。

ただ、その借入額の決まり方も借入先の金融機関のタイプ(アコムなどの消費者金融系か、銀行系か)によって変わってきます。
ここでは計画的に返済を行っていきたいあなたのために、金融機関タイプ別の返済額の決まり方や、申し込み前に知っておくべき注意点についてお話していきます。

CHECK今日中の借入対応!消費者金融会社での返済額の決まり方(アコム、プロミス等)
CHECK金利の低さと安心感が嬉しい、銀行カードローンの返済額の決まり方

★細かいことはどうでもいいからとにかく毎月の返済が重い/軽いカードローンを知りたい、という場合にはこの項目を飛ばし、次の項目をご覧ください。

CHECK2.27カードローンの「基本返済期間」一斉比較

<返済回数を指定したいなら「フリーローン」等を選ぼう>

「限度額の範囲内で何度でも借りられる」というカードローンの特性上、クレジットカードのような回数分割払いを選択することはできません。
あなたが「12回払い」「24回払い」というように、事前に支払い回数を決めた上で支払いを行っていきたいのなら、カードローンではなく「フリーローン」「多目的ローン」と呼ばれるタイプのローンを選ぶべきでしょう。
こちらはカードローンとは異なり1度借入を行ったら、その後返済のみをこなしていくローン商品となります。カードローンよりいくらか大きなお金を借りやすいのもポイントですね。

これらのローンについて詳しくは、以下のページをご覧ください。

CHECKフリーローン・多目的ローンとは
CHECK金利と審査難易度から見る、全国のフリーローン・多目的ローン
CHECK銀行で利用できる「個人向け・無担保融資」の一覧
CHECKローン商品別・各銀行カードローンの平均金利

★各金融機関が公開している返済シミュレーションを使えば、カードローンであっても「X回払いをするためには月いくらの返済が必要か」「月Y円を支払ったとき何回払いになるのか」といった計算を簡単に済ませることができます。こちらも併せてご利用ください。
(ただしカードローンのシミュレーション通りに返済を行っていくためには、ATM入金などを通した追加返済が必要です。これを面倒に思うなら、フリーローン等を選んだ方が良いでしょう)

CHECK三菱UFJ銀行公式HP「返済シミュレーション」

①消費者金融会社の月当たりの返済額は「最終借入額」に応じて決まる

消費者金融会社でお金を借りた場合、毎月の返済額は銀行より重くなりやすいです。例えば30万円を借りたとき、アコムでの最低返済額は「13,000円」ですが、楽天銀行スーパーローンだとこれが「5,000円」で済みますね。
なのでとにかく毎月の返済負担を減らしたいのなら、消費者金融会社は避けておいた方が良いでしょう。

CHECK2.27カードローンの「基本返済期間」一斉比較

ただし返済計画を立てやすい、という点では銀行よりも消費者金融会社の方が優秀です。というのも大手消費者金融会社の場合、毎月の返済額は「最後にお金を借りたときの借入残高」に応じ決まるため、追加借り入れを行わない限り毎月の返済額が変わらないんですね。
例えばアコムで30万円を借りたら、追加借り入れを行わない限り完済まで月あたりの返済額は「13,000円」から動かないわけです。
(これに対し銀行は「月あたりの借入残高」に応じ返済額が決まるので、返済額がころころ変わってしまいやすい)

返済負担が比較的重く、返済が進んでも毎月の支払額が変わらないことから、同じお金を借りた時の支払期間は銀行カードローンより短くなりやすいです。
もしもATMなどで追加返済を行わないことを前提とするのなら、銀行カードローンよりも金利が高いにもかかわらず、おトクに借りられることも多いでしょう(実際の例はすぐ下の項目で紹介)。
この傾向は、借入額が大きいほど顕著になります。

②銀行カードローンの返済額は変動しやすいので注意が必要

銀行カードローンの魅力は、消費者金融会社に比べ低金利で借りやすいこと。
ただし返済に関して言えば、消費者金融会社のユーザーよりも銀行カードローンユーザーの方が注意を払う必要があります

これに関しては、まず実例をご覧いただくのが早いでしょう。以下は「アコム」と、銀行カードローンの中でも低金利な「ソニー銀行」で100万円を借り、各社の最低返済額だけで返済を行った場合の比較結果となります。

★「100万円」を借りた場合の支払い総額比較
アコム(金利15%)で借り、最低返済額(3万円)のみで返済 1,301,782円
(44回/3年8ヶ月)
ソニー銀行(金利9.8%)で借り、最低返済額(1.2万→1万→…2千円)のみで返済 2,029,628円
(300回/27年)
差額 727,846円

ご覧の通り、ソニー銀行の方が5%以上低金利にもかかわらず、アコムに比べ72万円以上を余計に支払う結果となってしまいました。

こんなことが起こってしまうのは、ソニー銀行をはじめ、多くの銀行カードローンが

  • 毎月の返済額自体が消費者金融会社に比べ軽い
  • 月あたりの借入額に応じ次の返済額が決まる=返済が進み借入額が減ると月当たりの返済額が減り、返済の効率が悪くなる
  • 消費者金融会社とは異なり「貸金業法」が適用されないため、事前に返済回数を告知する義務がない(=どれだけ返済期間を引き延ばしてもお咎めなし)

といった特性を持つことによります。
上の表をご覧になっても、ソニー銀行の返済額は元から低いにもかかわらず、時間が経過するごとにさらに軽減されていっていることが分かりますね。これなら返済に時間が掛かるのも当然です。

もちろん金利自体はソニー銀行の方が低いため、「アコム」と同じ金額を毎月支払っていればソニー銀行の方がおトクとなるのは確かなのですが……。
(上の例だと両社で月3万円の返済を行っていた場合、ソニー銀行の方が約13万円おトクに)

せっかくの低金利を無駄にしないためにも、銀行カードローンユーザーは毎月最低返済額以上のお金を返済していくことが非常に重要となるでしょう。基本的には毎月の引落しに加え、ATM(銀行によってはインターネットバンキング等もOK)などで追加支払いを行うことになりますね。

これを面倒だと考えるのなら上の例のように、消費者金融会社を選んだ方が結果的におトクとなるかもしれません。
審査難易度は高いですが、低金利型の消費者金融カードローンも存在しますので、こちらを検討してみるのも良いでしょう。
(三井住友カードゴールドローンアイフルファーストプレミアムカードローンなど)

★ただし一部の地銀ローンなどは、限度額ベースで最低返済額の変わる方式(定額リボルビング方式)を採用しています。
この場合は借入額が減っても、毎月の引き落とし額が変動することはありません。

詳細カードローンの金利と利息、返済方式の意味と仕組みを分かりやすく解説!おトクな返済方法は?

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27カードローンの「基本返済期間」一斉比較

ここからは全国から申し込める27のカードローンについて、最低返済額から「基本返済期間」(追加返済/任意返済を行わない場合の返済回数)を割り出た結果を比較・紹介していきます。

CHECK借入額10万円の場合
CHECK借入額30万円の場合
CHECK借入額50万円の場合
CHECK借入額100万円の場合

①借入額10万円の場合

借入額10万円の場合、各カードローンの基本返済期間は以下のようになりました。

★27カードローンの基本返済期間比較(借入額10万円)
適用上限金利 最低返済額 支払い総額・期間の例
アコム 18% 5,000円 117,705円
(24回/2年0ヶ月)
※30日間無利息適用時
アイフル「キャッシングローン」 18% 4,000円
(約定日制)
123,925円
(31回/2年7ヶ月)
※30日間無利息適用時
レイクALSA 18% 4,000円 119,551円
(30回/2年6ヶ月)
※180日間5万円以下無利息適用時
SMBCモビット 18% 4,000円 126,303円
(32回/2年8ヶ月)
プロミス 17.8% 4,000円 123,571円
(31回/2年7ヶ月)
※30日間無利息適用時
三井住友カードゴールドローン
※やや高難易度
9.8%
(カード有)
9.2%
(カードレス)
5,000円
+利息
(借入額の0.8%前後)
108,586円
(20回/1年8ヶ月)
※金利9.8%のとき
アイフル「ファーストプレミアムカードローン」
※年収300万円以上必須
9.5% 4,000円
(約定日制)
110,905円
(28回/2年4ヶ月)
※30日間無利息適用時
セゾンマネーカードゴールド
※年収400万円以上必須
8.47% 4,000円 110,421円
(28回/2年4ヶ月)
三井住友銀行 14.5% 2,000円 154,308円
(78回/6年6ヶ月)
三菱UFJ銀行「バンクイック」 14.6% 2,000円 155,008円
(78回/6年6ヶ月)
みずほ銀行 14% 10,000円 106,992円
(11回)
りそな銀行 12.475% 10,000円 106,175円
(11回)
楽天銀行 14.5% 2,000円 154,308円
(78回/6年6ヶ月)
イオン銀行 13.8% 3,000円
→2,000円
→1,000円
133,816円
(73回/6年1ヶ月)
ソニー銀行 13.8% 2,000円 149,657円
(75回/6年3ヶ月)
オリックス銀行 17.8% 7,000円 113,239円
(17回/1年5ヶ月)
住信SBIネット銀行 14.79%
(スタンダード)
7.99%
(プレミアム)
2,000円 156,360円
(79回/6年7ヶ月)
※スタンダードコース
122,006円
(61回/5年1ヶ月)
※プレミアムコース
北洋銀行「スーパーアルカ」
※地域制限あり
14.7% 2,000円 155,715円
(78回/6年6ヶ月)
七十七銀行「77カードローン」
※地域制限あり
11%
※利用状況に応じ引下げ
5,000円 110,996円
(23回/1年11ヶ月)
横浜銀行
※地域制限あり
14.6% 2,000円 145,046円
(73回/6年1ヶ月)
千葉銀行「クイックパワー<アドバンス>」
※地域制限あり
14.8% 2,000円 156,433円
(79回/6年7ヶ月)
常陽銀行
※地域制限あり
14.8% 3,000円 129,605円
(44回/3年8ヶ月)
静岡銀行 14.5% 2,000円 144,446円
(73回/6年1ヶ月)
広島銀行「マイライフプラス」
※地域制限あり
13.475% 2,000円
(保証会社によっては1万円)
147,629円
(74回/6年2ヶ月)
※月2千円返済の場合
福岡銀行
※地域制限あり
14.5% 2,000円 144,446円
(73回/6年1ヶ月)
中央労働金庫
※返済額の固定も選択可
8.475%
※利用状況に応じ引下げ
+保証料最大1.2%
5,000円 109,506円
(22回/1年10ヶ月)
※保証料1.2%の場合
JCB「FAITH」
※やや高難易度、個人事業主不可
※返済方式は選択制
12.5% 15,000円
+利息
(借入額の1%前後)
104,196円
(7回)
☆指定口座の開設不要
毎月の返済額が「最終借入残高」に応じ決まるローン(返済が進んでも支払額が変わらない)
毎月の返済額が「指定日の借入残高」に応じ決まるローン(返済が進むと支払額が軽くなる)
返済方式を以上の2パターンから選択できるローン

このくらいの借入額であれば、支払額に二倍以上の差が出てくることはありませんが……。
それでも最も月々の負担が重い「JCBと低負担型銀行カードローンの間では、毎月の返済額に6倍前後の差が見られますね。もちろん長い目で見た支払額が安くて済むのは、毎月の負担が重い「JCB」の方です。

とにかく追加返済を行わないなら(毎月の返済を自動引き落としに任せてしまうなら)、月々の引き落とし額が総支払額に直結することはお分かりいただけるかと思います。

長い目で見るなら、申込先には「ギリギリ無理なく支払えそうな最低返済額」を設定しているカードローンを選べると良いですね。

②借入額30万円の場合

次に紹介するのは、30万円を借りた場合の返済例です。

★27カードローンの基本返済期間比較(借入額30万円)
適用上限金利 最低返済額 支払い総額・期間の例
アコム 18% 13,000円 364,254円
(29回/2年5ヶ月)
※30日間無利息適用時
アイフル「キャッシングローン」 18% 11,000円
(約定日制)
381,254円
(35回/2年11ヶ月)
※30日間無利息適用時
レイクALSA 18% 12,000円 371,775円
(31回/2年7ヶ月)
※30日間無利息適用時
SMBCモビット 18% 11,000円 388,768円
(36回/4年0ヶ月)
プロミス 17.8% 11,000円 380,003円
(35回/2年11ヶ月)
※30日間無利息適用時
三井住友カードゴールドローン
※やや高難易度
9.8%
(カード有)
9.2%
(カードレス)
10,000円
+利息
337,998円
(30回/2年6ヶ月)
※金利9.8%のとき
三井住友カードゴールドローン
※やや高難易度
9.5% 11,000円
(約定日制)
336,325円
(31回/2年7ヶ月)
※30日間無利息適用時
セゾンマネーカードゴールド
※年収400万円以上必須
8.47% 12,000円 331,263円
(28回/2年4ヶ月)
三井住友銀行 14.5% 6,000円
→4,000円
→2,000円
544,683円
(157回/13年1ヶ月)
三菱UFJ銀行「バンクイック」 14.6% 6,000円
→4,000円
→2,000円
548,473円
(158回/13年2ヶ月)
みずほ銀行 14% 10,000円 371,432円
(38回/3年2ヶ月)
りそな銀行 12.475% 10,000円 361,457円
(37回/3年1ヶ月)
楽天銀行 14.5% 5,000円
→2,000円
573,810円
(160回/13年4ヶ月)
イオン銀行 13.8% 10,000円
→5,000円
→3,000円
→2,000円
426,682円
(116回/9年8ヶ月)
ソニー銀行 13.8% 6,000円
→4,000円
→2,000円
526,902円
(153回/12年9ヶ月)
オリックス銀行 17.8% 7,000円 480,050円
(68回/5年8ヶ月)d
住信SBIネット銀行 14.79%
※スタンダード
7.99%
※プレミアム
6,000円
→4,000円
→2,000円
※他社と配分異なる
555,802円
(169回/13年3ヶ月)
※スタンダード
393,751円
(116回/9年8ヶ月)
※プレミアム
北洋銀行「スーパーアルカ」
※地域制限あり
14.7% 6,000円
→4,000円
→2,000円
552,414円
(159回/13年3ヶ月)
七十七銀行「77カードローン」
※地域制限あり
11%
※利用状況に応じ引下げ
5,000円 437,493円
(88回/7年4ヶ月)
横浜銀行
※地域制限あり
14.6% 6,000円
→4,000円
→2,000円
548,473円
(158回/13年2ヶ月)
千葉銀行「クイックパワー<アドバンス>」
※地域制限あり
14.8% 6,000円
→4,000円
→2,000円
556,523円
(160回/13年4ヶ月)
常陽銀行
※地域制限あり
14.8% 9,000円
→6,000円
→3,000円
427,254円
(84回/7年0ヶ月)
※限度額100万円未満のとき
静岡銀行 14.5% 5,000円
→2,000円
573,810円
(160回/13年4ヶ月)
広島銀行「マイライフプラス」
※地域制限あり
13.475% 6,000円
→4,000円
→2,000円
(ひろぎんカード保証)
515,078円
(151回/12年7ヶ月)
福岡銀行
※地域制限あり
14.5% 6,000円
→4,000円
→2,000円
544,684円
(157回/13年1ヶ月)
中央労働金庫
※返済額の固定も選択可
8.475%
※利用状況に応じ引下げ
+保証料最大1.2%
5,000円 398,622円
(67回/5年7ヶ月)
※定額型の場合
※金利計10.675%として計算
JCB「FAITH」
※やや高難易度、個人事業主不可
※返済方式は選択制
12.5% 15,000円
+利息
(借入額の1%前後)
332,856回
(20回/1年8ヶ月)
☆指定口座の開設不要
毎月の返済額が「最終借入残高」に応じ決まるローン(返済が進んでも支払額が変わらない)
毎月の返済額が「指定日の借入残高」に応じ決まるローン(返済が進むと支払額が軽くなる)
返済方式を以上の2パターンから選択できるローン

このあたりから各金融機関の最低返済額と、それによる総支払額の差はあからさまになってきますね。
追加返済を行わないことを前提とするなら高金利なはずの消費者金融会社の方が、毎月の負担が軽い銀行カードローンより計20万円前後おトクとなる場面も多いようです。
(もちろん毎月の返済額が同額であれば、金利の低いローンの方が総支払額は安く済みますが)

③借入額50万円の場合

最低返済額の違いのせいで生じる総支払額の差は、借入額が増えるほど露骨になってきます。
ここからは多くの金融機関で「収入証明書なし」で借りられる上限にあたる「50万円」を借りる場合について見てみましょう。

★27カードローンの基本返済期間比較(借入額50万円)
適用上限金利 借入額50万円 支払い総額・期間の例
アコム 18% 15,000円 683,632円
(46回/3年10ヶ月)
※30日間無利息適用時
アイフル「キャッシングローン」 18% 13,000円 733,698円
(57回/4年9ヶ月)
※30日間無利息適用時
レイクALSA 18% 13,000円
(約定日制)
SMBCモビット 18% 14,000円 721,502円
(52回/4年4ヶ月)
プロミス 17.8% 13,000円 729,223円
(57回/4年9ヶ月)
※30日間無利息適用時
三井住友カードゴールドローン
※やや高難易度
9.8%
(カード有)
9.2%
(カードレス)
10,000円
+利息
604,121円
(50回/4年2ヶ月)
※金利9.8%のとき
三井住友カードゴールドローン
※やや高難易度
9.5% 13,000円
(約定日制)
592,983円
(46回/3年10ヶ月)
※30日間無利息適用時
セゾンマネーカードゴールド
※年収400万円以上必須
8.47% 14,000円 578,183円
(42回/3年6ヶ月)
三井住友銀行 14.5% 10,000円
→8,000円

→2,000円
979,563円
(206回/17年2ヶ月)
三菱UFJ銀行「バンクイック」 14.6% 10,000円
→8,000円

→2,000円
984,199円
(206回/17年2ヶ月)
みずほ銀行 14% 10,000円 754,724円
(76回/6年4ヶ月)
りそな銀行 12.475% 10,000円 709.249円
(71回/5年11ヶ月)
楽天銀行 14.5% 10,000円
→5,000円
→2,000円
968,191円
(200回/13年8ヶ月)
イオン銀行 13.8% 10,000円
→5,000円
→3,000円
→2,000円
→1,000円
806,192円
(156回/13年0ヶ月)
ソニー銀行 13.8% 8,000円
→6,000円
→4,000円
→2,000円
1,132,289円
(241回/20年1ヶ月)
オリックス銀行 17.8% 10,000円
→7,000円
998,685円
(121回/10年1ヶ月)
住信SBIネット銀行 14.79%
※スタンダード
7.99%
※プレミアム
8,000円
→6,000円
→4,000円
→2,000円
1,261,248円
(262回/21年10ヶ月)
※スタンダード
717,202円
(163回/13年7ヶ月)
北洋銀行「スーパーアルカ」
※地域制限あり
14.7% 10,000円
→8,000円

→2,000円

992,834円
(208回/17年4ヶ月)
七十七銀行「77カードローン」
※地域制限あり
11%
※利用状況に応じ引下げ
10,000円 756,586円
(120回/10年0ヶ月)
横浜銀行
※地域制限あり
14.6% 10,000円
→8,000円

→2,000円
984,199円
(206回/17年2ヶ月)
千葉銀行「クイックパワー<アドバンス>」
※地域制限あり
14.8% 10,000円
→8,000円

→2,000円
1,001,258円
(210回/17年6ヶ月)
常陽銀行
※地域制限あり
14.8% 15,000円
→12,000円

→3,000円
743,702円
(107回/8年11ヶ月)
※限度額100万円未満のとき
静岡銀行 14.5% 10,000円
→5,000円
→2,000円
968,191円
(200回/16年8ヶ月)
広島銀行「マイライフプラス」
※地域制限あり
13.475% 10,000円
→8,000円

→2,000円
915,504円
(204回/17年0ヶ月)
福岡銀行
※地域制限あり
14.5% 10,000円
→8,000円

→2,000円
979,563円
(206回/17年2ヶ月)
中央労働金庫
※返済額の固定も選択可
8.475%
※利用状況に応じ引下げ
+保証料最大1.2%
10,000円
(ボーナス払いを利用しないとき)
664,371円
(67回/5年7ヶ月)
※定額型の場合
※金利計10.675%として計算
JCB「FAITH」
※やや高難易度、個人事業主不可
※返済方式は選択制
12.5% 15,000円
+利息
(借入額の1%前後)
589,474円
(43回/3年7ヶ月)
☆指定口座の開設不要
毎月の返済額が「最終借入残高」に応じ決まるローン(返済が進んでも支払額が変わらない)
毎月の返済額が「指定日の借入残高」に応じ決まるローン(返済が進むと支払額が軽くなる)
返済方式を以上の2パターンから選択できるローン

毎月の負担の軽い「ソニー銀行」「住信SBIネット銀行(スタンダードコース)」「千葉銀行」においては、借入額(50万円)を超える利息が発生してしまっているのが見て取れますね。
総利息額が8万円に満たない「セゾンマネーカードゴールド」に比べると、随分な違いです。

これに関してはそもそも50万円を20年間かけて返すこと自体、一般的に馬鹿らしいと思われてしまいそう。
知らないうちに多額の利息を取られてしまわないためにも、低負担型ローンを利用する際には積極的な追加返済を心掛けたいところ。これを行う自信がないのなら、毎月の負担が重いカードローンを選択しておくのが無難でしょう。

④借入額100万円の場合

最後に紹介するのは、借入額が100万円の場合の返済例。

★27カードローンの基本返済期間比較(借入額100万円)
適用上限金利 借入額10万円 支払い総額・期間の例
アコム 15% 30,000円
※契約内容によっては引下げあり
1,280,580円
(43回/3年7ヶ月)
※30日間無利息適用時
アイフル「キャッシングローン」 15% 26,000円
(約定日制)
1,348,005円
(52回/4年4ヶ月)
※30日間無利息適用時
レイクALSA 15% 非公開
SMBCモビット 15% 26,000円 1,371,784円
(53回/4年5ヶ月)
プロミス 15% 26,000円 1,348,005円
(52回/4年4ヶ月)
※30日間無利息適用時
三井住友カードゴールドローン
※やや高難易度
9.8%
(カード有)
9.2%
(カードレス)
20,000円
+利息
1,208,241円
(50回/4年2ヶ月)
※金利9.8%として計算
三井住友カードゴールドローン
※やや高難易度
9.5% 26,000円
(約定日制)
1,182,490円
(45回/3年9ヶ月)
※30日間無利息適用時
セゾンマネーカードゴールド
※年収400万円以上必須
8.47% 29,000円 1,150,024円
(40回/3年4ヶ月)
三井住友銀行 14.5% 15,000円
→14,000円
→13,000円

→2,000円
2,670,807円
(334回/27年10ヶ月)
三菱UFJ銀行「バンクイック」 14.6% 20,000円
→18,000円
→16,000円

→2,000円
2,151,122円
(281回/23年5ヶ月)
みずほ銀行 12% 20,000円
→10,000円
1,508,860円
(110回/8年10ヶ月)
りそな銀行 11.5% 20,000円
→10,000円
1,474,372円
(108回/9年0ヶ月)
楽天銀行 14.5% 15,000円
→10,000円
→5,000円
→2,000円
2,357,620円
(291回/24年3ヶ月)
イオン銀行 13.8% 15,000円
→10,000円
→5,000円
→3,000円
→2,000円
→1,000円
2,080,134円
(241回/20年1ヶ月)
ソニー銀行 9.8% 12,000円 2,029,628円
(300回/27年)
オリックス銀行 14.8% 20,000円 1,782,028円
(148回/12年4ヶ月)
住信SBIネット銀行 14.79%
(スタンダード)
7.99%
(プレミアム)
15,000円
→11,000円
→8,000円

→2,000円
3,764,737円
(493回/41年1ヶ月)
※スタンダード
1,584,489円
(241回/20年1ヶ月)
※プレミアム
北洋銀行「スーパーアルカ」
※地域制限あり
13.5% 20,000円
→18,000円
→16,000円

→2,000円
1,972,621円
(261回/21年9ヶ月)
七十七銀行「77カードローン」
※地域制限あり
11%
※利用状況に応じ引下げ
20,000円
→15,000円
→10,000円
→5,000円
1,591,606円
(168回/14年0ヶ月)
横浜銀行
※地域制限あり
14.6% 15,000円
→10,000円
→8,000円

→2,000円
2,407,193円
(302回/25年2ヶ月)
千葉銀行「クイックパワー<アドバンス>」
※地域制限あり
12% 20,000円
→10,000円
→8,000円

→2,000円
1,647,527円
(220回/18年4ヶ月)
常陽銀行
※地域制限あり
12% 20,000円
→18,000円
→16,000円

→2,000円
1,756,980円
(238回/19年10ヶ月)
静岡銀行 14.5% 20,000円
→10,000円
→5,000円
→2,000円
1,899,405円
(243回/20年3ヶ月)
広島銀行「マイライフプラス」
※地域制限あり
13.475% 20,000円
→10,000円
→8,000円

→2,000円
1,790,449円
(235回/19年7ヶ月)
※ひろぎんカード保証時
福岡銀行
※地域制限あり
14.5% 20,000円
→10,000円
→8,000円

→2,000円
1,910,668円
(250回/20年10ヶ月)
中央労働金庫
※返済額の固定(定額型)も選択可
8.475%
※利用状況に応じ引下げ
+保証料最大1.2%
15,000円
(毎月返済)
1,522,482円
(102回/8年6ヶ月)
※定額型の場合
※金利計10.675%として計算
JCB「FAITH」
※やや高難易度、個人事業主不可
※返済方式は選択制
12.5% 20,000円
+利息
(借入額の1%前後)
1,265,614円
(50回/4年2ヶ月)
☆指定口座の開設不要
毎月の返済額が「最終借入残高」に応じ決まるローン(返済が進んでも支払額が変わらない)
毎月の返済額が「指定日の借入残高」に応じ決まるローン(返済が進むと支払額が軽くなる)
返済方式を以上の2パターンから選択できるローン

明らかにとんでもないことになっているのは「住信SBIネット銀行(スタンダードコース)」ですね。総支払額が376万円となれば、一体元の借入額がいくらなのかさえ分かりません。
またこの銀行の陰に隠れてしまってはいるものの、追加返済を行わないと平気で元金以上の利息を徴収する銀行が珍しくないのも事実です。
というわけで「大きなお金を借りるときほど、毎月の返済管理が重要になる」ことは説明するまでもないでしょう。

⑤「追加返済をしなくともさほど損しない」のはどのカードローン?

「できる限り追加返済の手間を掛けずに返済したい」あるいは逆に「利息なんてどうでもいいから、とにかく毎月の負担を減らしたい!」という場面のため、借入額ごとの「追加返済が必要なカードローン・そうでないカードローン」をまとめ直してみました。

★借入額10万円の場合(かっこ内は支払総額と支払回数)
追加返済を行わなくても損しづらい 追加返済の重要性が高い
1 JCB「FAITH」
(104,196円/7回)
※やや高難易度
千葉銀行「クイックパワー<アドバンス>」
(156,443円/79回)
2 りそな銀行カードローン
(106,175円/11回)
住信SBIネット銀行(スタンダードコース)
(156,360円/79回)
3 みずほ銀行カードローン
(106,992円/11回)
北洋銀行「スーパーアルカ」
(155,715円/78回)
次点 セゾンマネーカードゴールド その他の低負担型銀行カードローン
★借入額30万円の場合(かっこ内は支払総額と支払回数)
追加返済を行わなくても損しづらい 追加返済の重要性が高い
1 セゾンマネーカードゴールド
(331,263円/28回)
※高難易度
静岡銀行「セレカ」
(573,810円/160回)
2 JCB「FAITH」
(332,856円/20回)
※やや高難易度
千葉銀行「クイックパワー<アドバンス>」
(556,523円/160回)
3 アイフル「ファーストプレミアムカードローン」
(336,325円/31回)
※やや高難易度
住信SBIネット銀行(スタンダードコース)
(555,802円/169回)
次点 三井住友カードゴールドローン
りそな銀行みずほ銀行
アコム他、一般的な消費者金融ローン
その他の低負担型銀行カードローン
★借入額50万円の場合(かっこ内は支払総額と支払回数)
追加返済を行わなくても損しづらい 追加返済の重要性が高い
1 セゾンマネーカードゴールド
(578,183円/42回)
※高難易度
住信SBIネット銀行(スタンダードコース)
(1,261,248円/262回)
2 JCB「FAITH」
(589,474円/43回)
※やや高難易度
ソニー銀行カードローン
(1,132,289円/241回)
3 アイフル「ファーストプレミアムカードローン」
(592,983円/46回)
※やや高難易度
千葉銀行「クイックパワー<アドバンス>」
(1,001,258円/210回)
次点 三井住友カードゴールドローン
中央労働金庫
アコム他、一般的な消費者金融ローン
その他の低負担型銀行カードローン
★借入額100万円の場合(かっこ内は支払総額と支払回数)
追加返済を行わなくても損しづらい 追加返済の重要性が高い
1 セゾンマネーカードゴールド
(1,150,024円/40回)
※高難易度
住信SBIネット銀行(スタンダードコース)
(3,764,737円/493回)
2 アイフル「ファーストプレミアムカードローン」
(1,182,490円/45回)
※やや高難易度
三井住友銀行カードローン
(2,670,807円/334回)
3 三井住友カードゴールドローン
(1,208,241円/50回)
※やや高難易度
横浜銀行カードローン
(2,407,193円/302回)
次点 JCB「FAITH」
アコム他、一般的な消費者金融ローン
その他の低負担型銀行カードローン

「追加返済を行わなくとも損をしづらい」カードローン方面は、高難易度の消費者金融・信販系カードローンの独擅場となっていますね。「月々の負担は重め、かつ返済途中に軽減されない」「金利が低い」という要素を備えている以上、これは当然と言えば当然です。

反対に、放っておくと大変なことになってしまいやすいのが低負担型の銀行カードローン。ただでさえ負担額が軽いのに、「返済が進むと毎月の返済額が減額される」というのは非常に厄介な特性となります。

もしもあなたが銀行から、特に大口の借入(借り換え・おまとめ目的含む)を検討しているのなら、毎月の返済を自動引き落とし(あるいは最低返済額のみの入金)に任せることはできる限り避けたいところ。
各カードローンには必ず何らかの追加返済方法が用意されていますので、せっかくの低金利を無駄にしないためにもこれを活用できるよう努めましょう。

とは言えもちろん無理をして支払いを行い返済不能に陥ってしまっては意味がありませんので、あまり気構えず、臨機応変な対応を心掛けられると良いですね。

まとめ

カードローンにおける毎月の返済額は「借入先の金融機関」ごとに決まっている。そのため毎月の返済を軽くしたいのなら、申込先選びが何より大事
追加借り入れを行わない限り最低返済額の変わらない消費者金融・信販会社系カードローンに対し、銀行カードローンは「当月(前月)の借入残高」に応じ返済額が決まるため、返済途中で負担額が変動しやすい(例外あり)
★返済を自己管理していく自信がないなら、毎月の負担が比較的重く、放っておいても利息のかさみにくい消費者金融・信販会社系カードローンを選ぶと良い。
それでも銀行を選びたいのなら、毎月の追加返済は積極的に行いたいところ

金利以上に「おトクさ」を左右するにもかかわらず、軽視されやすい「毎月の返済額」。
特に返済計画を立て、それに応じた行動を取ることに自信がないのなら、あえて高負担型のローンを選ぶのもアリでしょう。

CHECK消費者金融会社の徹底比較!即日融資の確実性、無利息サービス、時間外振込他
CHECK全国から申し込める銀行カードローンの一覧と比較
CHECK全国47都道府県の地方銀行カードローン簡易まとめ

★各返済に用いたエクセルシートは、以下のページで公開しています。

CHECKカードローンの金利計算方法について(元利・元金対応)




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