
「CMでよく見かける<カードローン>が気になるけれど、金融機関からお金を借りるというのはやっぱり不安。
申込を決めるにしても、危険性を知ってからにしたいけれど…」
結局のところ、お金を借りないで済むならそれに越したことはありません。カードローンに限らず、すべてのローン契約には相応の責任とデメリットが伴うからですね。
それでもなお、あなたが今お金を必要としているのであれば、その危険性について十分な知識を得た上で申し込みを検討することをおすすめします。
今回は初めての「カードローン」利用を検討しているあなたのため、利用上のデメリット・危険性やよくある質問回答等を詳しくまとめました。
読み終えていただければ、今のあなたが各「カードローン」を利用すべきか否かが分かります。
カードローンを利用できるのは、
- 自分自身で収入を得ている方(申込先を選べば収入自体は低くてもOK)
- 配偶者に安定収入のある方(専業主婦/主夫対応のカードローンに限る)
のみとなります。あらかじめご承知おきください。
カードローンへ申し込みを行う前に、必ず知っておくべき3つのデメリット
それでは早速、「すべてのカードローン」に共通するデメリット・危険性について解説させて頂きます。
①利息の発生はほぼ避けられないため、「借りないのが一番おトク」であるのは確か
カードローンは決してボランティアで提供されているわけではありません。すべてのローンには「金利」が定められており、利用者はそれに応じた「利息(サービス料)」を支払う必要があります。
金利の高さは申込先や審査結果に応じ変動しますが、何にせよ「借りないで済むならそれが一番おトク」であることはほぼ間違いないでしょう。
気になるのはその「利息」の金額ですが……。
- 借入先が「アコム」等の消費者金融会社なら「借入額に対し、月1.5%」(年利18%と想定)
- 借入先が一般的な銀行カードローンなら「借入額に対し、月1.2%」(年利14%強と想定)
程度が目安です。消費者金融会社で10万円を借りたら、大体月1,500円くらいの利息を支払うこととなるわけですね。(実際には誤差があります)
早く返せばそれだけ利息を抑えられるのは確かですが、そもそも「利息」自体発生しないに越したことはありません。
カードローンを利用する上では、まずはこの「利息」の発生を受け入れる必要があるでしょう。
★一部カードローン(主に消費者金融系)は
といった無利息(無金利)サービスを実施しています。
この期間中に全額の返済を済ませられれば、利息0円での借入清算も可能ではあります。
月5,000円(最低返済額)を返済 | 117,729円 (24回/2年0ヶ月) ▶借入額との差額「17,729円」が合計利息額 (=借りなければ払わずに済んだ金額) |
---|---|
月10,000円を返済 | 107,484円 (11回) ▶借入額との差額「7,484円」 |
月20,000円を返済 | 103,169円 (6回) ▶借入額との差額「3,169円」 |
月10,000円 (借入当初の最低返済額※)を返済 | 771,538円 (78回/6回6ヶ月) ▶借入額との差額「221,538円」が合計利息額 (=借りなければ払わずに済んだ金額) |
---|---|
月20,000円を返済 | 598,980円 (30回/2年6ヶ月) ▶借入額との差額「98,980円」 |
月50,000円を返済 | 536,317円 (11回) ▶借入額との差額「36,317円」 |
★いずれのカードローンも、利用者の都合で増額返済(追加返済)が可能です。
ご覧の通り「早く返すほど=毎月の負担が重いほど」支払い総額は安く済みますので、生活に無理のない範囲で積極的に返済を行いましょう。
CHECKカードローンの金利・利息と返済の仕組み、追加返済の重要性について
②カードローン借入中はその後の審査が厳しくなる可能性も
カードローンに限らず、すべての後払いサービス(住宅ローン等含む各種ローン、クレジットカード、携帯電話本体等の分割払い)を利用する際には、その情報が「個人信用情報機関」という場所に保存されます。
記録される内容は主に
- いつ、どの会社に申し込んだか
- どんな契約を結んだか(借入額、担保や保証人の有無、毎月の返済額等)
- きちんと返済できているか
といったところ(ごく一部のみを抜粋しています)。
そしてこの「個人信用情報機関」に掲載された情報は、金融機関の審査(各種ローン、クレジットカード等)へ申し込む際に必ず確認されます。
そういうわけで、カードローンの契約中に別の審査を受ける場合、その利用状況がチェックされるわけですが……。
支払いに難が生じた場合(後述)は言うに及ばず、そうでなくとも「他社でお金を借りている人」はそうでない人に比べ、審査が不利に進みやすいもの。
例えばあなたがクレジットカードや各種ローンの審査担当者であれば、既に借金をしている人よりそうでない人を優先したいものでしょう。
このように「既に借金を背負っていることを理由に、他社の審査通過が難しくなる」ことはカードローンを利用する上での大きなデメリットと言えます。
特に住宅ローン等の大きなローンを近いうちに組みたいとお考えなら、カードローン契約は極力控えたいところです。
CHECK【住宅ローン審査】キャッシングの解約で審査通過率は上がる?解約NGシーンも
★とは言え「カードローン契約を結んだこと自体」は信用情報にほぼ影響しませんので、一度これを利用しても審査を受ける時点ですでに解約済みであれば、特に問題が生じることは無いでしょう。
③一番怖いのは「金銭感覚が狂う」可能性か
ここまで解説してきた「利息が発生する」「借入中は他社の審査通過が難しくなりやすい」というデメリットは、割合分かりやすいものでしたが……。
おそらく「カードローン」を利用する上で、一番分かりづらくとも大きな懸念は「金銭感覚が狂うきっかけになりやすい」ことでしょう。
後にも少し紹介しますが、カードローン(特に銀行取り扱いのもの)は毎月の返済負担額が非常に軽いです。
例えば「三井住友銀行カードローン」の場合、100万円を借りているときの月あたりの最低返済額は15,000円。
単純に考えて、
- 一度に100万円を使って豪遊しても、月の返済額は15,000円
- 1ヶ月に10万円を自由に、10ヶ月間使い続けても、月の返済額は15,000円
で済むわけです。
……この状況下だと、金銭感覚を崩すなという方が難しいかもしれません。
実際、これまで実施してきたアンケート調査の中でも、よく聞かれるのが「思ったより大きな限度額(借入可能額)が適用されたので、調子に乗って使い過ぎ、借金を増やしてしまった」といったもの。
預金と同じ感覚で利用できるカードローンの残り限度額を「自分のお金」のように錯覚してしまう人は少なくありません。そして限度額いっぱいまで借りたことに気が付いたときには、多額の借金が……。なんてことも決して珍しくないんです。
「高額を借り、少額を返す」ことが可能なカードローンを利用する上では「自制」が何よりも重要となります。
逆に言うと、「今すぐお金を借りられる状況であっても、必要でないお金は借りない」「極力早く返す」といった自己管理能力に自信がないのであれば、カードローンの利用はリスキーと言わざるを得ないでしょう。
こういったデメリットは「クレジットカードのリボ払い」と共通するところがありますね。
……というより「リボ払い」(正式にはリボルビング払い)とは「毎月、借入/利用残高に応じ、定額を支払う」返済方式のことであり、ほぼすべてのカードローンも「リボ払い」形式を採用しています。
「リボ払い」に何となく抵抗を感じているのなら、カードローンも利用しないに越したことは無いでしょう。
★自己管理に自信はないが、どうしてもお金が必要……。といった場合には、
- 分割払いで返済を行う、追加借入のできないローン(主にフリーローン)
- 毎月の返済額が高いカードローン(主に信販会社系)
を選択することで、リスクの軽減が可能です。
あなたもおそらく、「金融ブラック状態」あるいは「ブラックリスト」といった言葉を聞いたことがあるでしょう。これは各「後払い」サービスで重大な問題(2ヶ月以上の延滞、強制解約、債務整理等)を起こし、あらゆる「後払い」サービスの審査に通れなくなってしまった人を指します。
一度こうなると、最低でも5年間はクレジットカードや自動車ローン、携帯電話端末の分割払い等の契約を結ぶことはほぼできません。この状況は言うまでもなく不便です。
ブラック入りのリスク自体はカードローンに限ったことではありませんが……。
カードローンの「借り過ぎ」を理由にブラック状態に陥る人が非常に多いのは事実。このように、「借りやすい」というカードローンの特性を、一概にメリットと言い切ることはできません。
最初の借入にはどの申込先を選べばいい?
カードローンのデメリットは
- 利息が発生する
- 借入中は他社の審査が不利に進む可能性がある
- 金銭感覚が狂うきっかけとなりやすい
の3つ。とは言えよく見れば、この3つのデメリットはいずれも「すぐ借りて、すぐ返す」を徹底することで軽減可能です。
ここからは「最小限を借りて返す」ことを守っていけそうだというあなたのため、最初の借入に広くおすすめしたいカードローンをいくつかまとめました。
①消費者金融会社なら「プロミス」「レイクALSA」がサービス面で優秀
カードローンの借入先、といって真っ先にイメージされやすいのは大手消費者金融会社。いわゆるサラ金ですね。
後述の銀行カードローンに比べると、以下のメリット・デメリットを持ちます。
メリット | |
---|---|
デメリット | (法律規制により、最高でも年収の3分の1まで) |
このうち「メリット」の方を大きく感じるのなら、借入先にはこういった業者を選んで差し支えないでしょう。
ただし一概に「大手消費者金融会社」といってもサービス内容には差があります。
上限金利 | 郵送物なしでの借入 | 24時間 振込※1 | 備考 | |
---|---|---|---|---|
プロミス | 17.8% (30日間無利息) | ◎ あえて希望しない限り郵送物なし | OK | |
レイクALSA | 18.0% (60日間無利息または180日間5万円無利息) | ◎ あえて希望しない限り郵送物なし | OK | 他社よりやや審査厳しい 全ATMの手数料無料 |
アコム | 18.0% (30日間無利息) | 郵送物回避には来店必須 | △ 口座による | カードレス取引が苦手 |
アイフル (通常カードローン) | 18.0% (30日間無利息) | ◎ あえて希望しない限り郵送物なし | 原則365日24時間借入可能(※メンテナンス時受付不可) | |
SMBCモビット | 18.0% | 条件厳しめ | OK | |
アイフル「ファーストプレミアムカードローン」 | 9.5% (30日間無利息) | ◎ あえて希望しない限り郵送物なし | 原則365日24時間借入可能(※メンテナンス時受付不可) | 最低年収300万円~ |
ユーザーサービスの優秀さから、優先度が高いのは「プロミス」「レイクALSA」の2社ですね。
特に「近所の店舗で契約したい」といった希望が無ければ、この2つから申し込み先を選ぶのが基本でしょう。
一方と比べた 「プロミス」のメリット | |
---|---|
一方と比べた 「レイクALSA」のメリット | (60日間無利息または180日間5万円以下無利息) |
実質年利 | 限度額 | 審査 スピード | 融資 スピード |
---|---|---|---|
4.5%~17.8% | 1万〜500万円 ※総量規制対象 | スマホなら 最短15秒事前審査(※1)(※2) | 最短30分 |
申込条件 | 郵送物回避条件 | ||
|
|
- スマホなら最短15秒事前審査で申し込みの可不可・借りられる金額が分かる!(※1)(※2)
- 土日祝日対応
- 24時間振込対応(一部例外あり)
- 郵送物の回避が容易
- 初回30日間無利息(金利0%)
※メールアドレス登録とWeb明細利用の登録が必要です。
(※2)新規契約時点のご融資額上限は、50万円までとなります。
(※3)他社借入・信用情報問題などにより、審査に落ちる事があります。詳しくはこちらをご確認ください。
実質年利 | 限度額 | 審査 スピード | 融資 スピード |
---|---|---|---|
4.5%~18.0% | 1万〜500万円 | お申込み後、最短15秒 | Webで最短60分融資も可能※ |
申込条件 | 郵送物回避条件 | ||
|
|
- 土日祝日対応
- 24時間振込対応(一部例外あり)
- 郵送物の回避が容易
- Webで申込むと60日間特典または180日間5万円以下特典※初めてなら初回契約翌日から特典。
※特典期間経過後は通常金利適用。
※30日間特典、60日特典、180日間特典は併用不可。
※60日特典はWebで申込いただき、ご契約額が1~200万円の方。
※ご契約額が200万円超の方は30日間特典のみになります。 - 2020年4月16日より順次、提携ATMでのお借入れ・ご返済時の手数料を有料化
- 日曜日の無人契約機受付時間(2020年4月1日より)・第三日曜日の営業時間(審査対応時間含む)は19時まで
★審査に自信があるのなら、それなりのユーザーサービスと低金利を実現させたアイフル「ファーストプレミアムカードローン」ももちろん申込先候補に入ります。
CHECKアイフル・ファーストプレミアムカードローンのメリット・デメリット&即日融資の流れ
②銀行カードローンは貸付条件やサービス面から選ぼう
「少しでも低金利で借りたい」「年収の3分の1を超える大きなお金を借りたい」といった希望があるのなら、消費者金融会社より銀行(あるいは信金、労金等)への申し込みが優先されます。
銀行カードローンは非常に数が多く、特性もバラバラですので、消費者金融会社のように一概に「これがおすすめ!」と言い切ってしまうことはできません。
審査の厳しさ、貸付条件(金利/限度額)、口座開設義務の有無などから、希望に近いものをお選びください。
上限金利 | 融資スピード | 口座開設 | 備考 | |
---|---|---|---|---|
三井住友銀行 カードローン | 14.5% | 最短1営業日 | 不要 | |
三菱UFJ銀行 「バンクイック」 | 14.6% ※下限金利1.8% | 最短1営業日 | 不要 | |
みずほ銀行カードローン | ※年14.0% ※住宅ローンのご利用で、本カードローンの金利を年0.5%引き下げ →引き下げ適用後の金利は年1.5%~13.5%です。 | 1週間程度 | 必須 | |
楽天銀行 スーパーローン | 14.5% | 1週間程度 | 不要 | |
住信SBIネット銀行 カードローン | 7.99% (プレミアム) 14.79% (スタンダード) | 1週間~ | 必須 | (プレミアム適用目安は年収400万円~) |
その他、あなたが口座を持っている金融機関 | 申込先による | 1~2週間が多い | 多くは必須 |
銀行カードローンの申し込み先選びについては、以下のページも参考にしてみてくださいね。
CHECKメリットから選ぶ!おすすめ銀行カードローン7選:低金利、郵送物なし、口座不要他
CHECK令和のおすすめカードローン5選:申込先は「妥協できないポイント」から選べ!
CHECK難易度別!おすすめ低金利カードローンとその比較
CHECK【100万円借りたい】高限度額に定評あるカードローン&その他借入方法と必要条件
★銀行カードローンで年収の3分の1を超えるお金を借りるためには、それなりの属性(一般に安定収入を得ている正規雇用者であること)が求められることが多いです。あらかじめご了承ください。
★「低金利」重視で申し込み先を選ぶのであれば、金利の低さと「口座開設不要」を両立できる高難易度な消費者金融/信販会社系カードローンも申し込み先候補に入ります。こちらも併せてチェックしてみてください。
金利 | 備考 | |
---|---|---|
セゾンマネーカードゴールド | 6.47% 8.47% | |
アイフル「ファーストプレミアムカードローン」 | 3.0% ~9.5% | |
JCB「FAITH」 | 4.4% ~12.5% |
はじめてのカードローン契約に関するよくある質問と回答
最後に、はじめてカードローンを利用される方からよく聞かれる疑問についてお答えしていきます。
①審査が必要だと聞いたのですが、これに通過するのは難しいですか?
審査難易度によっては「申込先によって異なる」と言わざるを得ません。
年収400万円以上を得ていなければ申し込み資格すら得られないカードローンが存在する一方で、各大手消費者金融会社では年収50万円・100万円といった方の審査通過例も確認されています。
申込先 | 申告年収 | 他社借入 | 備考 | |
---|---|---|---|---|
20代 学生 | プロミス | 60万円 | なし | |
30代 アルバイト | プロミス | 90万円 | なし | |
20代 学生 | アコム | 100万円 | なし | |
20代 学生 | アイフル | 50万円 | なし | |
20代 パート | レイク | 100万円 | なし | |
20代 アルバイト | SMBCモビット | 30万円 | なし | |
20代 パート | SMBCモビット | 50万円 | なし |
ということであなたに合った申込先を選べば、そこまで審査に苦戦することも無いでしょう。
CHECK元従業員&ユーザー百名超に聞く!カードローン審査内容と各社の審査傾向
②一緒に住んでいる家族に知られず借りられますか?
こちらも「申込先による」としか言えません。
現在確認できている、「郵送物なしで借りられる」ローンは以下の通りです。
上限金利 | 郵送物の回避条件 | 備考 | |
---|---|---|---|
住信SBIネット銀行 カードローン | 7.99% (プレミアム) 14.79% (スタンダード) | すでに同行口座を開設していること | (プレミアムコース適用の目安は年収400万円~) |
アイフル「ファーストプレミアムカードローン」 | 9.5% ※30日間無利息 | 来店契約 またはインターネット契約でカード発行を希望しない | |
三井住友銀行 カードローン | 14.5% | 来店契約 | |
三菱UFJ銀行 「バンクイック」 | 14.6% ※下限金利1.8% | 来店契約 (運転免許証必須) | |
新生銀行 スマートカードローンプラス | 14.8% | すでに同行口座を開設しており、インターネットバンキングから申し込みを行うこと | |
プロミス | 17.8% ※30日間無利息 | 来店契約 またはインターネット契約でカード発行を希望しない | |
レイクALSA | 18.0% ※60日間無利息 ※180日間5万円以下無利息 (選択制) | ||
アイフル(通常ローン) | 18.0% ※30日間無利息 | ||
アコム | 18.0% ※30日間無利息 | 来店契約 | |
SMBCモビット | 18.0% | 「WEB完結」契約(諸条件あり) または事前相談により承諾を得ること | |
ジャパンネット銀行 ネットキャッシング | 18.0% ※30日間無利息 | すでに同行口座を開設していること |
ここに掲載していない銀行系ローンは、自宅への郵送物を避けられないと考えて差し支えありません。
一緒に暮らしている家族に借り入れを隠したいのなら、上の中から申し込み先を選ぶべきと言えるでしょう。
審査に自信があるならアイフル「ファーストプレミアムカードローン」、そうでないなら「三井住友銀行」「三菱UFJ銀行バンクイック」あるいは一般的な消費者金融ローンが筆頭候補となりそうですね。
CHECK【即日VS銀行】郵送物なしで借りれるカードローンはここだ!おすすめ3選と注意点
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CHECK郵送物なしの「おまとめローン」5選とその選び方:11名の審査結果も
③審査の際、勤務先に電話が掛かってくるって本当ですか?
多くの場合で「本当」です。
これは一般的に「在籍確認」と呼ばれる過程で、なりすましや無職の人の虚偽申告を防ぐために実施されます。
……とは言え金融機関が電話を取った第三者に用件を伝えることはまずありませんし、申し込み先が消費者金融会社(あるいは一部の銀行)であれば、社名さえ口にされません。
申込者自身がそこに居る必要がないこともあり、多くの場合で特に気にするまでもなく完了することでしょう。
★在籍確認の会話例(消費者金融会社/申込者離席の場合)
★在籍確認の会話例(銀行/申込者離席の場合)
在籍確認の過程について詳しくは、以下のページをご覧ください。
CHECK【カードローン審査と電話】勤務先への在籍確認&携帯への申込確認、会話例とその回避
CHECK大手消費者金融に聞いた!在籍確認の基本仕様と「こんなときどうなるの?」
★どうしても電話を掛けてくるのは困る、という場合には一部の金融機関(主に消費者金融系)を選択することで、これを回避できる可能性があります。
CHECK在籍確認なしのカードローンはどこ?会社への電話連絡なし&低金利のカードローンを徹底調査
④解約しようと思ったときに、すぐに解約できますか?
これも申し込み先による、と言わざるを得ませんが……。
少なくとも各大手消費者金融会社は、借入さえ清算できているなら電話一本で解約可能。
これに対し銀行カードローンは店頭や郵送での手続きが求められることも多いようですね。
とは言え借入先がどこであっても、借入残高が0円であれば利息やその他サービス料が発生することはありません。
CHECK【20社の解約方法掲載】使わないカードローンは解約を!信用情報のタイムラグって?
⑤「キャッシング」「クレジットカードのキャッシング枠」との違いは何ですか?
定義は曖昧ですが、一般的には以下の通りです。
- キャッシング…カードローンを含む、小口の現金借入のこと
- カードローン…「限度額の範囲内で何度でも借りられる」ローンのうち、専用カードを使って取引を行うもの(※ただし最近はカード発行不要のものもある)
- クレジットカードのキャッシング枠…クレジットカードに付いているカードローン機能のこと
「カードローン」「クレジットカードのキャッシング枠」の取引に明確な違いはありませんが、キャッシング枠の方は一般的なカードローンに比べ、「審査難易度・金利・毎月の返済額すべてが高め」といった傾向はありますね。
CHECK【簡単解説】クレジットカードのキャッシングは<一括払い>を選べ!:利息はいくら?
ちなみに「キャッシング」は単に「(一般的に無担保で・比較的少額を)借りる」という意味ですので、「カードローンでキャッシングする」「クレジットカードを使いキャッシングする」といった使い方も可能です。
⑥毎月の最低返済額はいくらくらいですか?
借入先・借入額によって大きく異なります。具体例をご覧ください。
適用上限金利 | 借入額10万円 | 借入額30万円 | 借入額50万円 | |
---|---|---|---|---|
プロミス | 17.8% | 4,000円 | 11,000円 | 13,000円 |
アコム | 18% | 5,000円 | 13,000円 | 15,000円 |
三井住友銀行 カードローン | 14.5% | 2,000円 | 6,000円 | 10,000円 |
楽天銀行 スーパーローン | 14.5% | 2,000円 | 5,000円 | 10,000円 |
住信SBIネット銀行 カードローン | 7.99% (プレミアムコース適用時) | 2,000円 | 6,000円 | 8,000円 |
JCB「FAITH」※ | 12.5% | 15,000円 +利息 (借入額の1%強/月) | 10,000円 +利息(同左) | 20,000円 +利息(同左) |
借入額100万円 | 借入額200万円 | |||
---|---|---|---|---|
適用上限金利 | 最低返済額 | 適用上限金利 | 最低返済額 | |
プロミス | 15% | 26,000円 | 15% | 40,000円 |
アコム | 15% | 30,000円 ※契約内容によっては引下げあり | 15% | 60,000円 ※契約内容によっては引下げあり |
三井住友銀行 カードローン | 14.5% | 15,000円 | 12% | 25,000円 |
楽天銀行 スーパーローン | 14.5% | 15,000円 | 14.5% | 30,000円 |
住信SBIネット銀行 カードローン | 7.99% (プレミアムコース適用時) | 15,000円 | 6.99% | 25,000円 |
JCB「FAITH」※ | 12.5% | 20,000円 +利息(借入額の1%強/月) | 10.5% | 30,000円 +利息(借入額の0.9%弱/月) |
毎月の返済額は多くの場合で、
↑高い | 信販会社(クレジットカード会社) |
---|---|
消費者金融会社 | |
↓安い | 銀行や信用金庫 |
の順となります。(銀行・信金は数が多いので例外も多いですが)
長い目で見た支払い総額の節約、そして金銭感覚が狂うのを防ぐためには、毎月極力多くのお金を返済したいところ。
……とは言え請求額が重すぎて支払い困難に陥っては意味がありませんから、このあたりの兼ね合いをよく考えた上で申込先を選びたいところです。
参考低金利おまとめローンなら住信SBIネット銀行がベスト!ただし…。金額別金利比較も
参考カードローンの金利・利息と返済の仕組み、追加返済の重要性について
★いずれのカードローンもATM入金や銀行振込等を通した追加返済が可能です。ただし一部の信販会社系のカードローン/キャッシングを除き、「毎月の引き落とし額」自体を増額することはできません。
まとめ
「必要なお金を借りられる」というメリットの一方で、3つのデメリットを抱える「カードローン」。結局のところ「利用しない方が良いのは確か」でしょう。
それでもどうしても借入が必要な状況にあるのなら、極力すぐにこれを清算できるよう「すぐ借りて、すぐ返せる」範囲内でのみ利用したいところです。
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