会社からお金を借りれるってホント?社内貸付金制度のデメリットは?

社内貸付金制度とは
社内貸付金制度とは、会社がその従業員にお金を貸してくれる制度のこと。

一般に金融機関からお金を借りるよりもずっと低い金利で利用できるので、急な出費にはとても頼りになります。たとえば、消費者金融で有名なアコムでの初回借り入れ金利は18%なのに対し、社内貸付制度は1%~6% なんです。

金利的には優遇されている反面、連帯保証人が必要だったり、大企業だと融資に時間が掛かったり、転職を考えているときには利用しづらかったりと言った欠点も……。

今回は、社内貸付金制度の利用を考えているあなたのために、利用方法から返済方法まで徹底解説して行きます!

社内貸付制度って何?

社内貸付制度って何?

①会社からお金を借りられる制度のこと

社内貸付制度とは、あなたが今勤めている会社から、お金を借りられる制度のことを言います。
もちろん無条件とは言いませんが、急な出費であれば金融機関でお金を借りるよりも、ずっとおトクになるんですよ。

社内融資制度・従業員貸付制度など会社によっていろいろな呼び方がありますが、意味はまったく変わりません。
緊急出費に困っている社員を助ける福利厚生制度、と思ってもらえればOKです。

そのため、制度を利用しても昇進などに影響はありません

②制度の有無や、借りられる金額は会社による

この社内貸付制度、会社によって呼び方から借りられる金額に至るまで大きな違いがあります。

また、中小企業だと制度自体が存在しないことも多いので、上司や社長に尋ねて確認しておくと良いでしょう。
小さな会社の場合だと、社長さんのポケットマネーからまかなわれている、なんてことも。

ちなみに、借りられる上限額の例は以下のとおり。

  • 自己都合退職金の2倍まで
  • 1年目は50万円まで、勤続年数が長いほどに増える
  • 5年目まで貸付利用不可。6年目から50万円
  • 給料の2か月分まで

勤続年数が長いほど多くのお金を借りられる傾向にあります。社内貸付制度の利用自体に、勤続年数で制限が付いていることも多いですね。
役員だと上限額が2倍に、なんて会社もあり本当に会社によってさまざまなんです。

ちなみに役員の方の場合、「役員貸付金」「役員借入金」と言った別の名前が付いていることもあります。

③資金用途が限られていることが多く、利用目的が重要

資金用途が限られていることが多く、利用目的が重要
理由なく社内貸付制度を利用できる会社は、ほとんどありません
基本的にはお葬式に掛かるお金や、出産を含む医療費など緊急と認められた場合のみ利用可能となります。

このあたりの基準も会社によって異なるので、まずは上司や担当者に相談してみるのが良いでしょう。
結婚式の費用や自動車の購入、と言った理由でもOKな会社もあります。

社内貸付制度と各種ローンの比較

社内貸付制度は、金融機関で借りるローンよりも低金利
ですが、保証人が必要なことが多い、時間が掛かる、目的が制限されているといったデメリットがあることも事実です。

そこで、社内貸付制度とその代わりに利用されやすいローンについて比較してみました! 

★3種類のローン比較
金利 限度額 その他
一般的な社内貸付制度 1%~6%程度 会社による多くは50万円程度
  • 勤続年数制限ある場合も
  • 基本的に緊急を要する場合のみ審査通過
  • 保証人が必要なことが多い
  • みずほ銀行
    多目的ローン
    5.875% 300万円
  • 勤続年数2年以上
  • 保証人不要
  • アコム 3%~18%
    (ただし初回は18%、30日間無利息)
    800万円
    (ただし初回は最大50万円程度)
  • 最短申し込みから1時間程度で融資完了
  • 保証人不要
  • 見積書不要
  • ★3種のローンの選び方
    社内貸付制度がおすすめ
  • できるだけ低金利でお金を借りたい方
  • 面倒なくお金を返したい方
  • 過去5年以内に金融事故を起こしている方
  • 転職を考えていない方
  • 急いでいない方
  • 多目的ローンがおすすめ
  • 転職を考えている方
  • 連帯保証人の設定が難しい方
  • 会社に借金の申し出をすることが難しい方
  • 社内貸付制度の審査に通らなかった方
  • カードローンがおすすめ
  • できるだけ早くお金を借りたい
  • 連帯保証人の設定が難しい方
  • 会社に借金の申し出をすることが難しい方
  • 見積書を用意できない方
  • 緊急の出費ではない方
  • ①金利は社内貸付制度の方が低い!年利1%以下の会社も多数

    金利で見れば、圧倒的に社内貸付制度のほうがベター
    金利は大きくても6%程度。1%以下と言った会社も多数存在します。

    それでは、利息が低いとどのくらいおトクになるのでしょうか?
    実際に計算してみました。

    ★20万円を借りて12回払いで返済するときの総支払額の比較
    社内貸付制度(金利2%) 202,039円
    みずほ銀行多目的ローン
    (金利5.875%)
    206,154円
    アコム(金利18%)
    ※30日間無利息
    216,336円

    お金を借りたい理由によりますが、社内貸付制度を利用できる状況なら、そちらを利用した方が良さそうです。

    ②各銀行の目的ローンも要チェック!

    各銀行の目的ローンも要チェック!
    金融機関からお金を借りる、と言うとCMでもよく見かける、プロミスアコムを想像される方が多いのですが……。

    実は社内貸付制度に性質が近いのは、銀行が提供している「多目的ローン」(フリーローン)。
    プロミスなどが扱っているのは「カードローン」なので、ちょっと性質が違います。

    表を見てもわかるとおり、金利は5%~6%程度とカードローンに比べてとても低いのが特徴なんですね。
    その代わり、カードローンに比べて融資に時間が掛かる(数日~1週間)、借り入れを繰り返すことができない、と言ったデメリットがありますが、それは社内貸付制度も同じ。
    一度審査を受けてお金を借りたら、あとは返していくだけ、と言った方式です。

    もしも社内貸付制度の審査に通らなかったり、金利が高かったとき、何らかの理由で連帯保証人を設定できない場合には、多目的ローンを検討してみましょう。

    ちなみに銀行は「多目的ローン」のほかに「カードローン」も取り扱っているので、申し込みの時には間違えないよう注意してください!

    ③手軽に利用できるのはカードローン

    手軽に利用できるのはカードローン
    比較的金利の高いカードローンですが、非常に人気が高く、利用者も多いです。
    その理由は、
    「審査に通りやすい」「自由度が高い」「申し込みが簡単」だから。

    使い道を限定されない上、限度額の範囲なら何度でも借り入れ・返済を繰り返すことができるので、状況に合わせて利用できるのが特徴なんです。

    また、アコムをはじめとする消費者金融であればアルバイトをしている大学生でも審査に通ります。
    会社員の方であれば、これまでのクレジットカードでの支払いや借り入れ件数などに問題がない限り、審査に通過できるでしょう。

    ちなみに銀行のカードローンの平均金利は14.5%程度。社内融資制度ほどではありませんが、アコムなどの消費者金融よりは利息を抑えられます

    ④転職希望の場合は、必ず規定の確認を!

    転職希望の場合は、必ず規定の確認を
    社内貸付制度は、近い将来に転職を考えているならあまりおすすめできません
    やはり「会社にお金を借りている」という負い目があると転職もしづらくなりますし、多くの会社では退職までに全額返済義務があるからです。

    全額返済の義務があるかどうかは、規定を確認した上で担当者や上司に尋ねてみるのが一番確実。
    また、退職までに全額返済の義務がなくても当然借金が消えるわけではないので、退職後は主に銀行振り込みで返済を続けることになります。

    ⑤金融事故を起こしていても、社内貸付制度なら借りられるかも

    過去5年以内にクレジットカードや各ローンの支払いを、2ヶ月以上延滞した方は金融機関の利用は難しいです。この金融機関には、アコムなどの
    消費者金融
    も含まれます。

    この状態に陥ってしまった方のことを、「ブラック」と呼びますが、普通ブラックの方がお金を借りようとすると、街の小さな消費者金融や、それもダメなら闇金
    つまり違法業者しかお金を貸してくれなくなってしまうのですが……。

    社内貸付制度であれば、ブラックの方でも社内の審査に通りさえすれば、お金を借りられるんです。

    なぜなら個人信用情報、つまり「この人は借りたお金を返さなかったことがあります」という情報は、金融機関にのみ提供されているから。違う業種の会社は知ることができないんですね。

    ただ、個人を対象とした金融系の会社であれば、個人信用情報が照会される可能性がありますので注意。

    社内貸付制度の利用方法

    それでは、社内貸付制度の利用を決めた後にするべきことを解説して行きます! 

    社内貸付制度 利用の流れ

    上司や担当者に相談の上、
    申込用紙をもらう

    必要書類を添えて提出

    社内審査
    (1週間~3週間程度)

    あなたの口座に会社から振り込み

    ①申請先は人事部、あるいは社長や部長など

    社内貸付制度を利用しよう、と思ったらまずは人事部や上司に相談の上、申込用紙をもらうことになります。

    緊急を要することが基本条件の社内貸付制度を利用することは、恥ずかしいことではありません。わからないことがあるなら、積極的に質問してみましょう。

    ②融資までの期間は2週間程度が多い

    融資までの期間は会社によってさまざま。
    小さな企業であれば即日で貸してくれることもありますし、大きな会社だと1ヶ月近く必要となることもあります。

    平均してみれば、融資までの時間は2週間程度。そのため今すぐお金が必要、という方には向いていません。

    すぐにお金を借りたい方はカードローンがベストですが、やはり金利が高いので状況に合わせて選択しましょう。

    ③必要書類一覧

    ★一般的な社内貸付制度の必要書類

  • 指定の申込書、契約書
  • 必要経費の見積書(または領収書)
  • 基本的にあなたが用意するのは、今回の緊急出費についての見積書(領収書)のみ。他の必要書類は会社が用意してくれるでしょう。

    あとは上司や窓口、申込書の指示に従えばOKです。
    ちなみに、社内貸付制度には連帯保証人が必須なことが多いのでお気をつけください。

    社内貸付制度で借りたお金を返済するには

    ①返済方法は主に給料天引き

    社内貸付制度で借りたお金を返す方法は、主に給料天引き
    会社によっては「銀行振り込み」「ボーナスのみ天引き」というところもあります。

    毎月の給与が減ってしまうのは痛いですが、返済の手間がないのでとても楽ですね。

    ②返済期限は会社によって違う!

    返済期限は会社によって異なりますが、最長2年間~5年間と設定している会社が多数派です。

    金利は低いので、カードローンほど返済期間を気にする必要はありません。あなたの今後の生活プランに応じて返済期間を決めましょう。
    基本的には会社が認めている範囲で、任意の返済期間を決めることができます

    ★30万円を借りたときの支払い総額比較(金利2%)
    月々6000円を返済 313,476円(4年5ヶ月)
    月々5万円を返済 301,760円(7ヶ月)

    とは言え、長い目で見ると早く完済したほうがおトクになりますね。

    <退職までに全額返済義務があることも……>

    会社によっては、退職までに全額返済義務が課せられていることがあります。
    少なくとも返済期限までに退社する予定はない、と思っていても、実際はこれからどんなトラブルが起こるかわかりません。

    この規定の有無は、会社によって変わってきます。
    申し込み手続きをする前には、必ず契約書をよく確認してみてください。

    この規定があると、5年を掛けての返済中、2年目で退職することになった時に3年分の返済額を用意するはめになってしまいます。
    予想外の事態が起きたとき、すぐに行動に移るためにも契約書の確認は必須なんです。

    もちろん退職までの全額返済義務が課せられている会社の場合、収入の目処が立っている場合を除いて、転職希望者が社内貸付制度を利用することはおすすめできません

    まとめ

    【まとめ】社内貸付制度

    社内貸付制度とは、会社が従業員に緊急の場合のみお金を貸してくれる制度のこと!
    ★緊急と認められるのは、基本的に「身内に不幸があった場合」「出産費用」「医療費用」など
     会社によっては結婚式代などが認められることもある
    ★金融機関のローンと比べて、低金利なのがポイント
    ★金融機関のローンの中で、近い特徴を持つのは「多目的ローン」
     会社への相談に抵抗のある方や、連帯保証人の用意ができない方はこちらの検討もアリ!
    ★社内貸付制度は、融資まで平均2週間程度が必要
    ★退職までに全額返済義務があるかどうか、契約書を読んでよく確認しておこう!

    上手に使えばとても心強い見方になる社内貸付制度
    利用したい!と思ったら、まずは担当者や上司に相談してみましょう。

    
    

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