「どこかからお金を借りたいけれど、とても十分な信用があるとは言えない状況。
消費者金融の中でも、特に審査が甘い会社があるのならそこを選びたいけれど…」
銀行カードローンに比べると、年収や信用が低くても審査に通りやすい「消費者金融」のカードローン(プロミス等)。
たとえ審査に自信が無くても、借入が初めてであれば、多くの会社で通過を狙えますが……。
- すでに複数の会社でお金を借りている
- いわゆる「ブラック状態」である
といった場合には、各社の審査基準の違いを把握した上で申込み先を選びたいところ。
そこで今回は、「各消費者金融の審査基準と、申込み先の選び方」をテーマに、状況に合ったカードローンの選び方をまとめました。
読み進めて頂ければ、あなたが今選ぶべき借入先が分かります。
このページで紹介する消費者金融会社へ申し込む(※審査に通るかは別問題)ためには、以下の条件をすべて満たす必要があります。
- 成人している
- 仕事をしている(アルバイト可)
- すでに消費者金融やクレジットカード会社から、年収の3分の1に達するお金を借りていない(総量規制)
あらかじめご承知おきください。
体験談から比較する消費者金融の審査基準:申込み先は「不安要素」から選ぼう!
あなたが消費者金融の審査に不安を抱えているのなら、申込み先はその「不安要素」から決定するのが一般的。
例えば他社借入が多いなら、それに寛容な会社を選ぶべき…といった具合ですね。
それでは実際に、各社の審査傾向と、それに基づく申込先の選び方を見ていきましょう。
①大手消費者金融会社の成約率と、大まかな審査傾向
各社が公表している最新の成約率(申込みに対する契約成立の割合)と、アンケート調査に基づく審査傾向は以下の通りです。
成約率※ | 審査傾向 | |
---|---|---|
プロミス | 38.6% (7月) |
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レイクALSA | 33.2% (6月) |
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アイフル | 40.0% (7月) |
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アコム | 40.9% (7月) |
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SMBCモビット | 非公開 |
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「成約率」の中には「申し込んだはいいけれど、途中で面倒になって手続きを辞めてしまった」という方もカウントされていることから、これをイコール審査通過率と言ってしまうことはできませんが……。
その条件はどの会社も同じですので、おおまかな審査難易度の目安にはなるだろうと思います。
新型コロナウイルス問題のためか、2020年の成約率はどの会社も平時より低め(大体いつも30%前後のレイクALSA除き、42~45%程度が多い)。
また、この「成約率」は平気で月数パーセント程度上下するものではありますが……。
少しでも審査通過率の高い申込み先を選びたい、という場合には、この数字を理由に「アコム」または「アイフル」を選ぶのもアリかと思います。
②他社借入がないなら、ユーザーサービスに優れる「プロミス」「レイクALSA」が筆頭候補
さて、ここからは上に挙げた各社の傾向を踏まえた上で、申込み先を絞り込んでいきましょう。
もしもあなたが、
- すでに現在、複数の会社で「カードローン」「キャッシング」を利用している
- ブラック状態かつ他社で「カードローン」「キャッシング」を利用している
…といった条件に該当しないのであれば、申込みが優先されるのは「プロミス」「レイクALSA」の2社。
最新の成約率は「アコム」「アイフル」より低いのですが、この2社は他社より明らかにユーザーサービスが優秀です。
上限金利 | 24h振込 | その他 | |
---|---|---|---|
プロミス | 17.8 | ○ |
|
レイクALSA | 18.0 | ○ |
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アイフル | 18.0 | 原則365日24時間借入可能(※メンテナンス時受付不可) |
|
アコム | 18.0 | △ |
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SMBCモビット | 18.0 | ○- |
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必要なときに、いつでも口座にお金を受け取れる「24時間振込」といったサービスを利用できるに越したことはありません。また「レイクALSA」に関して言えば、他社より優れた無利息サービスも魅力的ですね。
複数の会社からお金を借りているような状況でなければ、収入が低くても十分にこの2社での審査通過を狙えます。
そのためまずは、使い勝手に優れた「プロミス」「レイクALSA」の中から申込み先を選ぶと良いでしょう。
プロミス | 限度額10万円 金利17.8% |
---|---|
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プロミス | 限度額10万円 金利17.8% |
| |
レイクALSA | 限度額10万円 金利18.0% |
| |
プロミス | 審査落ち |
|
ちなみにこの2社については、
を選ぶ形で問題ないでしょう。
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CHECKレイクALSA徹底解説!確かな根拠に基づくメリット・デメリット&即日契約の流れ
★目的ローン(自動車ローン、住宅ローン、奨学金など)は原則、他社借入としてカウントされません。
★ちなみにプロミスは他社より0.2%だけ上限金利が低いですが、これは「10万円を30日借りるとき、16円利息が安く済む」数字。
これを重要と見るか、取るに足らないと見るかはその人次第です。
③「アコム」「アイフル」「SMBCモビット」は比較的他社借入ありでの通過報告が多い
ユーザーサービスに優れる「プロミス」「レイクALSA」を選びにくい状況、つまり「すでに複数の他社からお金を借りている」状況にある場合に候補に挙がるのが「アコム」「アイフル」「SMBCモビット」です。
象徴的なのは、やはりこの方のアンケート回答ですね。
プロミス | 審査落ち |
---|---|
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複数の他社借入を抱えて「プロミス」の審査に通過された例も、もちろん無いわけではないものの…。
あなたが審査を不安に思う理由が「他社借入」であるならば、最初からこれに寛容な業者を選ぶに越したことはないでしょう。
アイフル | 限度額10万円 金利18.0% |
---|---|
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アコム | 限度額20万円 金利18.0% |
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アイフル | 限度額7万円 金利18.0% |
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SMBCモビット | 限度額10万円 金利18.0% |
| |
アコム |
|
ただし上に挙げたように、この3社はサービス面で「プロミス」「レイクALSA」に一歩劣ります。
申込み前には各社のデメリットを今一度ご確認ください。
上限金利 | 24h振込 | その他 | |
---|---|---|---|
アイフル | 18.0 | 原則365日24時間借入可能 (※メンテナンス時受付不可) |
|
→郵送物を避けたい方向け | |||
アコム | 18.0 | △ |
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→「ブラック+他社借入あり」、あるいはそれに近い状況の方向け | |||
SMBCモビット | 18.0 | ○- |
|
→ブラックでなく、「WEB完結」(諸条件あり)を利用したい方向け |
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④ブラック状態での通過報告が多いのは「アコム」「アイフル」
もしもあなたが現在いわゆる「ブラック状態」、具体的に言うと、
といった条件に該当するのであれば、これに応じた申込み先を選ぶ必要があります。
これまで実施したアンケート調査によると、ブラック状態での通過例が多いのは
- アコム
- アイフル
の2社ですね。
アコム | 限度額20万円 金利18.0% |
---|---|
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アコム | 限度額10万円 金利18.0% |
| |
アイフル | 限度額10万円 金利18.0% |
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「ブラックの人は大手の審査に通れない」という情報はインターネット上でもしばしば目にしますが、ご覧の通りそれはデマ。
…とは言えやはり、ブラック状態だと収入にかかわらず限度額が制限される傾向は強いですので、この点においてはあらかじめご承知おきください。
特に他社借入を抱えている場合などには、属性上のマイナス点を埋めるだけのプラス要素(安定収入など)が求められることでしょう。
★「プロミス」では、「ブラック+他社借入あり」という状態で申し込んだ方すべて(確認できている限り6名)が審査落ちという結果になっています。
これに該当する場合には、同様の条件での通過報告が出ている「アコム」、もしくは中小消費者金融をお選びください。
★「SMBCモビット」元新規受付担当者へのインタビューによると、この会社では「ブラック情報が見つかり次第審査落ち」としている模様。
ブラック状態の方は、モビットへの申し込みは避けた方が良いでしょう。
★「2年以内の1ヶ月程度の延滞」は、ブラック未満の信用情報のキズとして処理されやすいものの……。
モビット、レイク含め消費者金融会社の審査においてはあまり重視されません。あまり気にせず申し込んでよいでしょう。
ただし「他社借入を、現在進行形で延滞中」の場合はその限りではありませんのでご承知おきください。
★大手消費者金融5社のうち、「レイクALSA」を除く4社は審査の際に官報情報を確認します。
あなたが自己破産・個人再生経験者であるのなら、免責から5年以上が経過していたとしても、これを理由にした審査落ちが発生しやすいです。あらかじめご承知おきください。
大手を利用できない事情があるなら…。「中小消費者金融会社」への申込みについて
もしもあなたが、
- すでに複数の大手業者の審査に落ちてしまった
- ブラック状態かつ他社借入がある
- 自己破産や個人再生を行ったことがある
…といった状態にあるのなら、「セントラル」などの中小消費者金融会社への申込みを検討する段階かもしれません。
ここからはそんな中小消費者金融各社について、簡単にお話しさせて頂きます。
①注意!「審査が甘い」というよりは「信用情報以外の属性重視」と言った方が正しい
さて、中小消費者金融会社の利用者が、こういった申込み先を選ぶ理由はひとえに「大手の審査に通れないから」。
中小消費者金融の主なターゲットは、金融ブラック状態の方や多重債務者はじめとする「大手業者の審査に通れない人」です。実際、「プロミスに落ちてセントラルの審査に通った」といった方は決して少なくありません。
と言うと、「中小業者=大手より審査が甘い」と思ってしまいがちですが……。
これまでのアンケート調査を見ていると、中小業者の審査は「甘い」のではなく、「信用情報以外の部分を重視している」と言った方が的確な模様。
特に「正社員以外」に対しての当たりは強く、中には「中小の審査に落ちた後、銀行カードローンの審査に通過」という報告すら見られました。
キャレント | 審査落ち |
---|---|
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自営業者やアルバイターの方は、大手業者の方がかえって審査通過を狙いやすいことでしょう。
②主な中小業者の申込み先候補
中小業者の一般的な審査傾向を確認したところで、主な申込み先候補をまとめると以下のようになります。
セントラル |
|
---|---|
ライフティ |
|
AZ |
|
アムザ |
|
エイワ |
|
スペース |
|
中小業者の利用が初めてなら比較的サービスに優れる「セントラル」や「ライフティ」を、
重度ブラック状態、あるいは多額の債務を負った状況にあるなら「AZ」等を選ぶのが基本となるでしょう。
★「セントラル」「ライフティ」を除く一般的な中小消費者金融が取り扱うのは原則として証書貸付型ローン、つまり「一度借りたら返済のみを行うローン」となります。
再融資には審査が必要ですのであらかじめご承知おきください。
★いずれも貸金業法に則って営業を行う正規業者です。
すでに貸金業者(消費者金融会社/クレジットカード会社)から年収の3分の1に達するお金を借りている場合、返済能力にかかわらず審査に通ることはできません。
参考【総量規制の例外・除外・対象外】年収の3分の1超を借りる要件
まとめ
今の状況 | 申込み先候補 |
---|---|
収入等にかかわらず、現在複数の会社からお金を借りて「いない」 | |
複数の会社からお金を借りている | |
大手の利用が難しい ┗ブラック状態の多重債務者など ※ただし自営業者などは非推奨 |
「複数の他社借入」などの明確なマイナス点がなければ、意外と消費者金融会社の審査において年収などは重視されません。
上に挙げた通り、その人の状況によっておすすめの申込み先は異なります。
現在のご自身の問題を確かめた上で、出来る限りユーザーサービスに優れた借入先を選択できると良いですね。
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