借金の保証人を頼まれたら?保証人にメリットはない……。

借金の保証人を頼まれたら?保証人にメリットはない……。
ドラマなどで聞くことも多い「保証人」「連帯保証人」と言う言葉。借金を背負わされる、などマイナスイメージが大きいですよね。

でも実際は、保証人制度は賃貸契約や住宅ローンなど、私達の生活に不可欠なもの。今までに一度も利用したことがない!という方は少数派なんです。

それでは比較的安全な保証人と、人生を壊しかねない保証人の違いは何なのでしょうか?
今回は「なっても良い保証人」「なってはいけない保証人」について、徹底的に解説して行きます!

すべての借金に、保証人が必要なわけではない

すべての借金に、保証人が必要なわけではない

実は、ローンを組むときに100%保証人が必要なわけではありません。

①そもそも保証人って?連帯保証人とは違うの?

保証人とは、主債務者(ローンの契約者)が何らかの理由で借金の返済ができなくなったとき、代わりに返済を行う人のこと。
保証人は2種類に分けられます。

保証人 連帯保証人
債権者(金融機関)から、
請求があったときの対応
まずは契約者に請求してくれと、一旦断ることができる 支払いの義務がある
契約者が返済能力があるにも関わらず、返済を拒否した場合 必ずしも支払いの義務はない 支払いの義務がある
複数人の(連帯)保証人が
いる場合の対応
保証人同士で分割払い 全員満額を支払い

この通り、連帯保証人は契約者と全く同じ責任を持つことになるんですね。

連帯保証人は「もしものための保証をする役割」ではなく、「契約者本人+連帯保証人の名義で借り入れをする役割」だと思ってください。

連帯保証人とは、お金を借りるなどの恩恵が一切ないにも関わらず契約者とまったく同じ責任を持つ人のこと。
家族でもなければ、連帯保証契約を生半可な気持ちで引き受けてはいけません。あなたが財産を失う危険も、十分にあります。

②保証人が必要なローン例

日本政策金融公庫
(事業者対象)
  • 融資限度額は4800万円(普通貸付)
  • 借り入れ額や収入によっては、保証人が必要ないこともある
  • 奨学金
  • 連帯保証人と保証人の両方が必要
  • 月10万円×4年間で480万円
  • 自動車ローン
    ※ディーラーで提供されるもの
  • 保証人が必要ないこともある
  • 大学生協ローン
  • 連帯保証人が必要
  • 実は、保証人が必要なローンはあまり多くありません
    アコムなどで有名な「カードローン」でのキャッシングをはじめ、銀行で取り扱っているものなら住宅ローンを含め、ほぼ保証人は必要ないんです。
    上の表を見ても、銀行が関わっているものはありませんよね。これは銀行が「保証会社」という、保証人に代わる会社と提携しているためです。

    保証人の問題が起きやすいのは、事業資金の借金
    とは言えこれも銀行から借りるのであれば保証人は必要ないのですが、より低金利で大金を借りられる日本政策金融公庫などを利用することで、保証人が必要になるんです。

    ③ 保証人は賃貸契約や入社時に必要になることも

    賃貸契約や入社時、と言った借金以外の面でも、保証人が必要となることはよくあります。

    賃貸契約の保証人 契約者が家賃を支払えない状況になったとき、借金を肩代わりする
    入社時の身元保証人 契約者が会社に何らかの損害を与えたとき、賠償の責任を負う

    これを見ても分かるように、保証人制度は案外身近なんですね。
    もしものための保証人制度、何も問題が起こらなければ危険もありません

    また、賃貸契約の保証人になってほしいと頼まれた場合……。
    賃貸には保証人不要の物件も多いです。相手に不安が残るようなら、それらを勧めるのが良いでしょう。

    <根保証に注意!>

    根保証とは、契約者が現在持っている借金に加え、将来持つ借金の全てについて保証すること。
    2004年の法律改正のため保証の限度額と期間は予め決められるようになりましたが、1つめの借金を契約者が完済しても、最初の保証人が2つめ、3つめの借金まで知らないうちに保証する危険があるので注意!

     

    例えば、通常の保証契約であれば「○社とAさんの間の自動車ローンについてBさんが保証する」といったものとなりますが、根保証の場合は「BさんはAさんの借金について、1000万円分まで保証する」という形になるんですね。

     

    知らないうちに2つめ、3つめの保証人になってしまわないよう、必ず契約書を確認しましょう。

    保証人を頼まれたら?

    保証人を頼まれたら?

    保証人が必要になった時には、誰を頼れば良いのでしょうか。

    ① 基本的に保証人は、家族に頼むもの

    保証人が必要になったら両親や親戚にお願いをしましょう。
    メリットのない保証人という役目ですから、他人に責任を負わせず、家庭内で完結させるのがベストです。

    ② 親族以外に保証人を頼まれた時の対処方法

    基本的には両親や親族に頼むものですが、家庭の環境で難しい、という方もいますよね。
    その場合は、恩師など年上の信頼できる人にお願いすることが多いようです。最近では保証人紹介会社も台頭して来ました。

    また、友人や恋人など、親族以外に借金の保証人を頼まれた場合は断るのがベストです。
    保証人に関する相談は、弁護士会国民生活センターが承っています。保証人関係のトラブルが起きている方はチェックしてみてください。

    ③ 代わりに借金を負う覚悟が必要:契約書のココをチェック!

    保証人・連帯保証人になるということは、すべての借金を被るリスクを負う、ということ。
    もちろんあなたにも、契約書を読む権利があります。

  • 「保証人」か「連帯保証人」か
  • 金利や返済期限
  • 遅延損害金(返済遅れのペナルティ)
  • 期限の利益の損失(=分割払いの権利を失う)の設定時期
  • 特に以上の点に注意して、代わりに借金を背負う覚悟でサインをしてください。

    保証人と自己破産

    ① 自分が自己破産したら、保証人はどうなる?

    保証人とは、契約者に支払い能力がなくなった場合、または契約者が逃げた場合借金を肩代わりする人のこと。
    契約者が借金を払えず自己破産をすれば、支払いの責任は保証人に向かいます
    そのせいで保証人まで自己破産するハメになった、ということも多いんですね。

    保証人には大きなリスクがあるにも関わらず、メリットはありません

    ② 保証人をお願いしている方が自己破産したら?

    保証人が自己破産した場合、保証人はその資格を失います。
    金融機関はその時点で、代わりの保証人を立てることを請求できますので、あなたは新しい保証人を連れてこなければなりません

    ただ、実際は自己破産の危機にある人が保証人の審査に通ることは少ないです。

    ③親族以外に保証人を頼まれたら、絶対に拒否して!


    友人や恋人に借金の保証人を頼まれたら、絶対に拒否してください。

    「この人は信頼できる!」と思っていても、そしてその人物が本当に誠実な人だったとしてもお金で責任を取ることになるのはあなたです。

    事業性の借金であっても、保証人不要のものはたくさん存在します。もう一度、なぜ保証人を必要としているのか考えてみましょう

    保証人の体験談

    数年前に付き合っていた彼から、新しく住む部屋の連帯保証人を頼まれて、何の疑問も浮かぶ前に契約してしまいました。当時は若かったので……。1ヶ月19万円のお部屋を借りられる彼を、かっこいい!とまで思っていました。
    ですが、入居した月の家賃支払い前に彼が蒸発。私は3か月分の家賃約60万円を肩代わりさせられました。
    警察にも行ったのですが、「契約だからどうしようもない」と酷い答え。
    彼とは、その後一切連絡すら取れていません。

    甥が事業を起こしたい、と言う理由で保証人を探していたため、私が請け負いました。
    親族のことを悪く言うのは気が引けますが、私の弟夫婦、つまり甥の両親は保証人に足る経済力がなかったためでしょう。(私の弟は当時、自己破産後の免責が降りたばかりでした)
    結局甥は600万円の資金を調達。ですがその後の業績はさっぱりで、さらに多大な借金を負ってしまった様子。結局自己破産の運びとなりました。
    しわ寄せが来るのは当然私です。
    その時は任意整理をして乗り切ったのですが、その後の対応もあって弟夫婦とその家族とは縁を切りました。

    知らないうちに保証人にされていたら

    サインをした覚えもないのに、金融機関から電話が掛かってきた……。そんなときの対処法をお教えします。

    ①一切見に覚えがないのなら、支払い義務はない

    本当に一切、何の覚えもないなら支払い義務はありません

    それを証明するためにも、あなたは1円も返済しないように!
    ほんの少しでもお金を支払ってしまうと、あなたが借金を認めたことになります

    金融機関は言葉巧みに返済を促して来ますが、もしも身に覚えがないのなら返済は厳禁なんですね。

    ②まずは専門家に相談を!

    知らないうちに保証人にされていたなら、まずは弁護士などの専門家に相談、対処してもらいましょう。
    過払いや債務整理など、金融関係の相談を得意にしている弁護士を選ぶのがおすすめです。

    知らないうちに保証人にされてしまった、なんてことは金融機関にとっては何の関係もありません。
    専門家の力添えなしで、金融機関に対抗するのは困難なんです。

    保証人の紹介会社があるって本当?

    保証人を立てられない……。そんな方のための保証人紹介会社は確かに存在します。

    ①保証人紹介ビジネスって何?

    保証人紹介ビジネスとは、何らかの事情で就職時などに保証人を立てられない方に、ちょうど良い保証人を紹介する、と言う商売のこと。
    法律で禁止されているわけではありませんが、グレーゾーン気味なのは確かです。

    保証人紹介ビジネスを行う会社を、「保証人紹介会社」「保証人代行会社」などと呼びます。

    ②基本利用料金は5万円程度

    保証人の紹介は、一人5万円程度とかなり高額……。
    「登録料」「紹介料」などと分かれていることも多いですが、登録料を払ったのにいつまで経っても保証人を紹介されない、という悪徳商法も多々報告されています。

    もし保証人紹介会社を利用するときは、できるだけ登録料のない、後払い制の会社というチェックポイントを満たしているところがおすすめです。

    まとめ

    保証人になる=契約を肩代わりする可能性がある、ということ!
     いくら信用できる人でも、安易に契約してはいけない
    ★保証人制度自体は、賃貸契約や就職のときにも必要で案外身近なもの。
     親族の間柄であれば、引き受けて良いことや、引き受けざるを得ないことも多い
    ★知らないうちに保証人にされていた場合、すぐに専門家に連絡を!その間1円も返済してはいけない
    ★どうしても保証人が必要なら、保証人紹介会社もアリ。ただし悪徳業者には気をつけて!

    保証人を頼まれたときには、キッパリ断るのも大切。
    人間関係の見直しを検討してでも、まずはあなた自身が、危ない橋を渡らないよう気を付けて行くのが大切なんです。 

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