
「車検代が思ったよりもかさんでしまい、手持ちのお金じゃ少し厳しい。
どこかのフリーローンを使って、何とか乗り切れないかな?」
こういった場合、あなたが生活するのに十分な収入を得ているのなら、非常にたくさんのローンが申込先候補に入ります。
もちろん銀行などが取り扱う「フリーローン」という名前の商品もその一つですが……。
「より低金利に」あるいは「より簡単に」借りたい、という希望があるのなら、もっとあなたに向いた借入先を見つけられそう。
今回は「お金の使い道を問わないローン」をお探しのあなたのため、基本的な申し込み先の選び方と種類別のおすすめローンをまとめました。
読み終えていただければ、あなたの目的と希望に合ったローンへ滞りなく申し込みを済ませられるかと思います。
目次
「用途自由なローン」は大きく分けて3種類、まずはあなたが選ぶべきローンタイプをチェック
それでは早速、おすすめの「フリーローン」を紹介していきましょう!
と言いたいところなのですが……。
紛らわしいことに、「フリーローン」という言葉は使う人や金融機関によって
(1)使い道自由なローンすべて
(2)使い道自由なローンのうち、一括貸付型の(=カードローンでない)もの
(3)使い道自由なローンのうち、一括貸付型で、借りたお金の使い道を証明する必要がないもの
……という風に意味が変わってきます。
「フリーローン」を(1)の意味で選びたい人と(3)の意味で選びたい人では、当然おすすめの申込先も変わってくるもの。
そこでここではあなたが「とにかく使い道自由なローン」を利用したいと考えていると仮定し、その3つの分類をまとめました。
★使い道自由なローンの小分類(3種のローンを取り扱うりそな銀行の基準による)
金利 | 資金使途確認書類※1 | 返済 | 概要 | |
---|---|---|---|---|
多目的ローン | ◎ 低い | 必須 | 回数分割 | →金利重視ならコレ |
カードローン | △ 高め | 不要 | リボ払い※2 | →使い勝手&スピーディさ重視ならコレ |
フリーローン | △ 高め | 不要 | 回数分割 | →資金使途の証明ができない&少しでも大きなお金を借りたいならコレ |
ローンの名前は金融機関によって異なるのですが、ここでは3つのローンすべてを取り扱う「りそな銀行」の基準に則らせて頂きました。「フリーローン」はこの場合、先述の(3)の意味になりますね。(使い道自由、一括貸付、かつお金の使い道証明不要)
「使い道自由」なローンのうち、あなたに向いていそうな申込先は見つかりましたか?
ここからはローンの分類ごとに、おすすめの申込先を紹介させて頂きます。
CHECK2.【低金利・資金使途確認アリ】金利6%未満のおすすめ「多目的ローン」
CHECK3.【簡単・スピーディ・何度でも】使い勝手の良いおすすめ「カードローン」
CHECK4.【大口&資金使途確認なし】返済しやすいおすすめ「フリーローン」
【低金利・資金使途確認アリ】金利6%未満のおすすめ「多目的ローン」
まずは借入先を選ぶ上で「金利の低さ」を最重視したいあなたにぴったりの「多目的ローン」についてお話ししていきます。
★多目的ローンの利用には「資金使途確認書類」(見積書、パンフレット等の借りたお金の使い道を証明できる書類)が必要です。あらかじめご確認ください。
★多くの場合、既存借入のおまとめには利用できません。(ただし例外となる金融機関はあります)
①まずは口座を持っている金融機関の取り扱いローンをチェック
この多目的ローンについて、「おすすめの申込先はココ!」と言い切ってしまえればよいのですが……。
多目的ローンに限らず、ほとんどの銀行(または信金など)のローンは、「借入先銀行の口座を使った、毎月の返済」が必要となります。
どんなに条件の良いローンでも、普段使っていない口座を使い返済を行うと入金の手間が掛かりますし、返済忘れのリスクも高くなってしまうもの。
そのためまずは、「あなたが普段口座を使っている金融機関」が多目的ローンを取り扱っているかチェックしてみると良いでしょう。
単純に「(金融機関名) 多目的ローン」と検索することで、金融機関によっては簡単に見つけられるかと思います。
▲西日本シティ銀行(福岡県)の検索結果(広告は除外しました)。
ちなみにこのローン(NCB EZ多目的ローン)の金利は上限4.3%と非常に優秀です。
……ただし、多目的ローンを取り扱っていない金融機関(特に地銀)は結構多いもの。
各銀行のローン一覧ページを見てもそれらしい商品が見つからなかったなら、資金使途確認書類の必要ないフリーローン(ただしやや高金利)、あるいは後述する「みずほ銀行多目的ローン」等への申込みを検討することとなるでしょう。
★多目的ローンは「個人ローン」「一般ローン」そして「フリーローン」という名前で取り扱われていることがあります。
実際、三井住友銀行の取り扱う「フリーローン」商品は、一般的な命名規則に反して「資金使途確認書類必須」となっていますね。フリーローンしか見付けられない、という状況であっても、商品内容を今一度確認してみると良いでしょう。
また、もちろん資金使途確認書類が不要のものであっても、低金利なローンを利用できそうであればそちらを使っても構いません。
★一部、金利とは別に「保証料」が上乗せされるローンも存在します(特にJA取り扱いのものに多い)。
申し込みを決める前には、「保証料」の項目を今一度ご確認ください。
②全国から申し込めるところなら「みずほ銀行」が最も低金利
普段使っている金融機関が「多目的ローン」を取り扱っていない、それでも何とか低金利で借りたい……という場合には、「新しく口座を作った上で、優秀な多目的ローンを利用する」という方法も選択肢に入ります。
この際にはもちろんお近くの信用金庫等を使っても良いのですが……。
全国から申し込める低金利「多目的ローン」をピックアップすると以下のようになりますね。
★全国から申し込める低金利多目的ローン
金利 | 融資額 | 返済期間 | |
---|---|---|---|
みずほ銀行多目的ローン | 5.875% (変動金利) 6.500% (固定金利) | 10万円~300万円 | 6ヶ月~7年 |
三井住友銀行フリーローン(無担保型) | 5.975% (変動金利) | 10万円~300万円 | 1年~10年 |
(埼玉)りそな銀行多目的ローン | 6.975% (変動金利) ※同行住宅ローン利用者は-3% | 10万円~300万円 | 1年~10年 |
金利重視で申し込み先を選ぶのなら、みずほ銀行のローンが最優先と言って良いでしょう。
金利 | 5.875% (変動金利) | 融資額 | 10万円~300万円 |
---|---|---|---|
担保・保証人 | 不要 | 返済期間 | 6ヶ月~7年 |
利用条件 (公式HPより) | 以下のすべての条件を満たす個人のお客さま | ||
資金使途 (公式HPより) | (お借入金額が100万円以下の場合でも、ご提出をお願いする場合があります。) | ||
その他 |
とは言えご覧の通り、みずほ銀行の多目的ローンには「2年」の勤続年数制限が設けられています。
これを満たせないのなら、近い金利で多目的ローン(名前はフリーローンですが)を取り扱っている「三井住友銀行」(勤続年数制限なし)への申し込みをおすすめします。
【簡単・スピーディ・何度でも】使い勝手の良いおすすめ「カードローン」
ここからは用途自由なローンのうち、「使い道を証明する書類不要」かつ「一回契約すれば、限度額の範囲内で何度でも借りられる」、使い勝手の良い「カードローン」について解説していきます。
①即日融資希望なら「プロミス」「レイクALSA」がサービス面で特に優秀
カードローンは一般に、「契約の簡単さ」「スピーディさ」を重視される方に人気があります。
このあたりを重視するのであれば、おすすめの申込先は消費者金融(キャッシング専用会社)各社となるでしょう。
参考大手消費者金融5社比較
上限金利 | 郵送物なしでの借入 | 24時間 振込※1 | 備考 | |
---|---|---|---|---|
プロミス | 17.8% (30日間無利息) | ◎ あえて希望しない限り郵送物なし | OK | |
レイクALSA | 18.0% (60日間無利息または180日間5万円無利息) | ◎ あえて希望しない限り郵送物なし | OK | |
SMBCモビット | 18.0% | 条件厳しめ | 詳細非公開 | |
アコム | 18.0% (30日間無利息) | 郵送物回避には来店必須 | △ 口座による | |
アイフル | 18.0% (初めての方は最大30日間無利息) | ◎ あえて希望しない限り郵送物なし | 原則365日24時間借入可能 (※メンテナンス時受付不可) |
「自宅への郵送物を避けやすい」かつ「24時間振込対応」という点で、ユーザーサービスに優れるのは「プロミス」「レイクALSA」ですね。
このうち少しでも低金利で借りたいなら「プロミス」を、独自の無利息サービスや全ATMの手数料無料に魅力を感じるなら「レイクALSA」を選ぶと良いでしょう。
実質年利 | 限度額 | 審査 スピード | 融資 スピード |
---|---|---|---|
4.5%~17.8% | 1万〜500万円 ※総量規制対象 | スマホなら 最短15秒事前審査(※1)(※2) | 最短30分 |
申込条件 | 郵送物回避条件 | ||
|
|
- スマホなら最短15秒事前審査で申し込みの可不可・借りられる金額が分かる!(※1)(※2)
- 土日祝日対応
- 24時間振込対応(一部例外あり)
- 郵送物の回避が容易
- 初回30日間無利息(金利0%)
※メールアドレス登録とWeb明細利用の登録が必要です。
(※2)新規契約時点のご融資額上限は、50万円までとなります。
(※3)他社借入・信用情報問題などにより、審査に落ちる事があります。詳しくはこちらをご確認ください。
実質年利 | 限度額 | 審査 スピード | 融資 スピード |
---|---|---|---|
4.5%~18.0% | 1万〜500万円 | お申込み後、最短15秒 | Webで最短60分融資も可能※ |
申込条件 | 郵送物回避条件 | ||
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- 土日祝日対応
- 24時間振込対応(一部例外あり)
- 郵送物の回避が容易
- Webで申込むと60日間特典または180日間5万円以下特典※初めてなら初回契約翌日から特典。
※特典期間経過後は通常金利適用。
※30日間特典、60日特典、180日間特典は併用不可。
※60日特典はWebで申込いただき、ご契約額が1~200万円の方。
※ご契約額が200万円超の方は30日間特典のみになります。 - 2020年4月16日より順次、提携ATMでのお借入れ・ご返済時の手数料を有料化
- 日曜日の無人契約機受付時間(2020年4月1日より)・第三日曜日の営業時間(審査対応時間含む)は19時まで
CHECK電話取材に基づく消費者金融・徹底比較!申込先はフローチャートで簡単チェック
②極力低金利に借りたいなら、時間は掛かるが銀行系を選んでも◎
特に借入を急いでいないのであれば、借入先に「銀行」等を選ぶことでいくらか低い金利での借入が可能です。
(消費者金融会社の上限金利が18%程度であるのに対し、銀行カードローンの上限金利は14.5%程度が多い)
この場合もまずは、普段口座を使っている金融機関の取り扱いローンをチェックしてみると良いでしょう。多目的ローンと異なり、カードローンは大体どこの金融機関も提供しているはずです。
ただし金融機関によっては「契約に来店必須」などの制限が設けられていますから、このあたりが気になるのであれば「楽天銀行スーパーローン」をはじめとする口座開設不要型のカードローンを選ぶのも良いですね。
実質年利 | 限度額 | 審査 スピード | 融資 スピード |
---|---|---|---|
1.9%~14.5% | 10万〜800万円 | 公式HP参照 | 最短翌日 |
申込条件 | 郵送物回避条件 | ||
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- 口座開設不要、お持ちの銀行口座にスマホで入金まで完結
初心者、40~50代の方におすすめ - 任意の金融機関口座を使った引き落とし返済可
- 借り換えにも対応
- 郵送物の回避不可
※ 申込にあたり、楽天銀行もしくは保証会社の審査結果によっては契約できない場合もございます。
「楽天銀行の口座開設不要」かつ「好きな金融機関の口座を使って毎月の返済ができる」「インターネット上で契約を結べる(来店不要)」ということで、最も広い層から申し込みやすい銀行カードローンと言って良いでしょう。
CHECKユーザーに聞いた!楽天銀行カードローン、審査・契約の流れ&必要日数、必要書類他
とは言え「口座を開設してでもおトクに借りたい」といった場合には他にも多くの申込先候補があります。
詳しくは以下のページをご覧ください。
CHECKメリットから選ぶ!おすすめ銀行カードローン:低金利、郵送物なし、口座不要他
多くの銀行カードローンは「取扱銀行の口座開設必須」「郵送物の回避不可」といった制限を設けています。
このことから「近所に低金利カードローンを取り扱う信金はあるが、新しく口座を作るのはちょっと…」「家族に知られず借りたいのに…」といった不満を抱かれる方は決して少なくないのですが……。
もしもあなたに目安400万円以上の収入があるのなら、アイフル「ファーストプレミアムカードローン」を利用することで「低金利&任意の口座での返済&郵送物回避」を並立可能。
金利 | 3.0% ~9.5% | 限度額 | 100万円 ~800万円 |
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融資に掛かる時間 | 最短即日 | 郵送物なしでの契約 | 可 郵送物なし+来店なしの両立にも対応 |
申込条件 |
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その他 |
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デメリットは「一般的なカードローンより審査が厳しい」くらいのものですから、これさえ問題にならないのならそのまま申し込みを決めてしまっても良いでしょう。
★通常の「アイフル」カードローンとは別商品です(取り扱う会社は同じです)。
申込先を間違えないようお気を付けください。
★銀行カードローンの中でも三井住友銀行カードローン、三菱UFJ銀行「バンクイック」は例外的に郵送物の回避が可能です(諸条件あり)。
「ファーストプレミアムカードローン」の審査に通る自信はないものの、極力低い金利で、郵送物なしで借りたい、という場合に是非ご検討ください。
【大口&資金使途確認なし】返済しやすいおすすめ「フリーローン」
ここからは「資金使途確認書類不要」かつ「一括借入型」(一度借りたら返済のみを行う)という特徴を持つ、「フリーローン」(りそな銀行基準の名称)商品の選び方について説明していきます。
①まずはお近くの地銀や信金、JA等の取り扱い商品をチェック
フリーローン選びに関してですが、これも多目的ローンと同じく「口座を持っている金融機関」の公式HPをチェックしてみるのが最優先。まずは「(金融機関名) フリーローン」で検索してみてください。
▲「横浜銀行 フリーローン」の検索結果(広告は除外しています)
これまで確認した限り、ほとんどの地方銀行と信用金庫は「フリーローン」商品を取り扱っています。
といった場合には、普段使っている金融機関のフリーローンへそのまま申し込みを決めて良いでしょう。
……ただし「りそな銀行」除く都市銀行、あるいはいくつかのインターネット銀行(楽天銀行、ソニー銀行等)はフリーローン商品を取り扱っていません。
この場合には後述の、「全国から申し込めるフリーローン」の利用を検討しても良いでしょう。
★三井住友銀行の「フリーローン」という名前の商品は、名称に反し「資金使途確認書類」が必須となります。
(このページ上の分類では「多目的ローン」に属します)
②全国から申し込める「イオン銀行フリーローン」は平均よりやや低金利
全国から申し込めるフリーローンの中だと、「イオン銀行フリーローン」が少しばかり低金利となります。
「資金使途確認書類なしで、できる限り低金利に借りたい」という場合にはチェックしてみて損はないでしょう。
金利 | 3.8% ~13.5% | 融資額 | 10万円~700万円 |
---|---|---|---|
担保・保証人 | 不要 | 返済期間 | 1年~8年 |
利用条件 (公式HPより) | ご利用になれる方 以下のすべての条件を満たす個人のお客さま
| ||
資金使途 (公式HPより) | 原則自由(事業性資金は除く) | ||
その他 |
ただしご覧の通り、このローンを利用するためには「イオン銀行」の口座開設が必須。
これを面倒に感じるなら、普段使っている銀行(あるいは楽天銀行)の「カードローン」で乗り切ることもご検討ください。
★ちなみに「住信SBIネット銀行」のフリーローンは上限12.0%とイオン銀行よりも低金利ですが、借入の際に融資金額の2%という高額な手数料が発生するため原則お勧めしかねます。
★「オリックス銀行カードローン」「楽天銀行スーパーローン」「住信SBIネット銀行カードローン」等はカードローン商品ではあるものの、フリーローン並みの大口融資(年収の2分の1程度まで)に対応しています。
普段ご利用の金融機関がフリーローン商品を取り扱っていなかったなら、こちらも併せてご検討ください。
まとめ
★用途自由なローンの分類と申込先候補のまとめ
金利 | 資金使途確認書類※1 | 返済 | 申込先候補 | |
---|---|---|---|---|
多目的ローン | ◎ 低い | 必須 | 回数分割 |
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カードローン | △ 高め | 不要 | リボ払い※2 |
|
フリーローン | △ 高め | 不要 | 回数分割 |
|
「資金使途確認書類を用意できるか」「今日・明日中に借りたいか」といった希望によって、おすすめの申込先ローンは変わってきます。
まずは「いつ・いくらのお金が必要なのか」確認した上で、あなたに合ったローンを選んでみてくださいね。
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