部活のお金が払えない時の対策

部活のお金が払えない時の対策

実は、高校生の借金は法律で禁止されているんです。合法で借りることはできません。

例外は運転免許ローン。運転免許を取るためであれば高校生でも利用できますが、高校生なら3年生からしか利用できません。
運転免許ローンについてはこちら

運転免許ローンでなければ、分割払いを選ぶにもクレジットカードが必要です。クレジットカードは高校生のうちに作ることはできないんです。
高校生は法律上、まだ子供だとみなされてしまうんですね。何をするにも親の同意もしくは代行が必要です。

目次

部活関連のものがほしいとき

考えられる方法
  • 学校に買ってもらう(顧問に相談)
  • 親に借金をする
  • 安価な中古品を探す
  • フリマアプリなどで自分のものを売る
  • アルバイトをする

キャッシングができない以上、高校生の方に明確な解決方法はありません……。

まずは先生に相談して、高校生の間は学校の備品で我慢するのが現実的です。

高校を卒業すれば、父親や母親に内緒でローンを借りることもできます。卒業を待っている間に新製品が出るかもしれません。(大学生や専門学校生の方が使えるローンについてはこちら

それでも今、どうしても欲しいものがある、という場合は……。

  • ゲーム機などをフリマアプリなどで現金化
  • 月々のお小遣いを出来る限り節約し、貯金

するなど誠意を見せて、両親を説得しましょう。
毎月のお小遣いをカットしながら返済する形で両親に借金をするのが、一番安全で信頼できる方法です。
年上の兄弟がいるのであれば、そちらにお願いするのもいいかも。

ただ、友達や先輩など家族の枠を超えてお金の融通を頼むのはおすすめできません。
どうしても人間関係に亀裂が入りやすいからですね。

その他、アルバイトをはじめるのも方法のひとつでしょう。夜遅くのアルバイトでなければ案外先生に相談すれば、申請が通ることもあります。

スマホのお小遣いサイトなどでお金を貯めることは不可能ではないものの、あくまでお小遣い程度。
何万円、というお金を貯めるには高校在学期間じゃ足りません

進学費用が足りないのなら、奨学金の検討を!

行きたい学科が、実家から遠く離れた東京の私立大学にしかない……。など、お金が欲しい理由が進学に関するもの、という場合におすすめしたいのが、日本学生機構奨学金です。(公式ページはこちら

奨学金という名前はついているものの、実際は利息のつくローン。将来は自分で返済することになります。
(借りられるのは月額3万~16万円、金利は1%前後。例えば月3万円を4年間借りたときは、卒業後に毎月1万円程度を返済し、13年間で完済) 

どうしても学びたい分野があるときには検討してください。奨学金を進学先の家賃などに使うのもOKです。

どの高校でも、必ず奨学金の手続きができるようになっています。まずは担任の先生に相談してみましょう。

違法業者に注意!

どうしても今すぐお金が欲しい未成年者に付けこむ、違法業者がいます。

街角のチラシなんかで、「無審査」「誰でもすぐに~万円キャッシング」などという文字を見たことがありませんか?あれらは違法業者、いわゆる闇金の宣伝であることがほとんどです。

高校生でも貸してくれる可能性はあるものの、その後の返済はとても不可能。収入のある会社員の方にだって返済できなくて困っているのに、高校生に返せるはずがありません。

卒業後に無理に、状況の悪い関連企業で働かされたりする危険もあります。怪しい会社には絶対に手を出さないように!
もし被害にあってしまったらまずは親に、そのあと弁護士などの専門家に依頼しましょう。

闇金の危険性や対処法について、詳しくはこちら

まとめ

ポイント
  • 高校生は親の同意・代行なしでローンを組むことはできない
  • 誠意を見せて、両親や家族にお願いするのが一番の解決方法。友人を頼るのはおすすめしません
  • 進学費用のためなら、奨学金を検討しよう!
  • 高校生OKの違法業者に注意!

未成年者は法律上、自分で借金に関する手続きができません

身分証明を偽り、成人のフリをしてローンを組むと未成年者を守る法律が無効化され、どんなに借金が膨らんでも返済しないといけなくなるので絶対にやめましょう!

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