ハローワークの使い方:ブラック企業を見破るには?求職者支援って?

ハローワークの使い方:ブラック企業を見破るには?求職者支援って?

日本で最も有名な求人案内所「ハローワーク」(ハロワ)。
インターネットで簡単に求人情報が見られる時代になっても、無料でサービスが受けられるハローワークは求職者の強い味方であり続けています。

今回ははじめてハローワークを使う方のために、求職に必要なものから基本的なブラック企業の見抜き方まで、ハローワークを上手に使いこなす方法をお教えしていきます!



そもそもハローワークって何をするところなの?

そもそもハローワークって何をするところなの?
名前にこそ馴染みのあるハローワークですが、実際はどんな場所なのでしょうか?

①ハローワークは、求職者のための公共機関

ハローワークとは、仕事を探している人のための、厚生労働省による施設のこと。正式名称は公共職業安定所といいます。職安と呼ばれることもありますね。

実はこのハローワーク、国の税金で経営されているので、図書館などと同じように一切費用は掛かりません
お金に困っている方でも、安心して利用できる場所なんです。

②紹介されるのはほとんど中小企業

ハローワークを通して紹介されるのは、多くが中小企業
というのも、ハローワークには求人掲載費が掛からないので中小企業であっても求人要項を出しやすいんですね。

大企業を志望されている方は、企業個々のHPやマイナビエンなどを利用した方がベターです。

③開庁時間は短いところで平日9:00~17:00

ハローワークの開庁時間(公共施設なので、このように呼ばれます)は短いところで平日9:00~17:00
ただし開庁時間は一件一件異なります。必ず事前に確認しておきましょう。

ハローワーク飯田橋など、場所によっては土曜日に開庁していることもあります。

④服装は普段着でOK

ハローワークへの訪問は普段着でOK。不潔でなければ問題ありません。

ただし、即日面接を行ってくれる企業も存在するので、自動車で行くのであれば、着替えのスーツを用意しておくのも良いでしょう。

⑤必要な書類もとくになし

ハローワークに行くにあたり、必要なものは特にありません
面接などに必要なものは、すべてハローワークで受け取ることができますよ。

ただ、面接日が決まることに備えてあなたの予定・日程の書いてある手帳や携帯電話は持っておくと良いでしょう。

ハローワークを使うメリットって?

ハローワークを使うメリットって?
インターネットで多くの求人を見ることのできる今、わざわざハローワークを使う意味とは何なのでしょうか?

①ハローワークでしか見つからない求人情報がある!

一番大きな理由は、ハローワークに行かなければ見つからない求人情報があることでしょう。
インターネット版のハローワークには載っていない企業も、ハローワークに備え付けの「求人情報端末」で見ることができます。

上でも言ったようにハローワークへの求人掲載料は無料。
掲載に費用が必要な、マイナビなどの求人サイトに比べて中小企業が募集を掛けやすいんですね。

そのため、いわゆるブラック企業の割合が高くなる、という問題はあるのですが……。

②職員が面接の取り次ぎをしてくれる

ハローワークを使えば、職員があなたと企業の橋渡しをしてくれます。あなたが企業の募集要項に合致していたら、職員が面接の約束を取り付けてくれるんですね。
自分で電話を掛けたり、約束を取り付ける手間が省けるのがハローワークの大きなメリットとなります。

また、企業や担当者によっては口コミ情報を知ることのできる可能性もあります。

ハローワークの使い方

ハローワークの使い方

それでは実際の、ハローワークの使い方を説明していきます!

はじめてのハローワークの使い方

ハローワークカードの記入・登録

備え付けのパソコン
(求人情報端末)を使って
気になる求人情報を探す
(紙の情報誌を使ってもOK)

見つかった求人情報を持って
窓口で相談

職員が企業に募集状況の確認

紹介状を受け取る

面接へ

①求人情報端末の使い方

求人情報端末(求人端末)の使い方

希望条件を入力して求人を探す
(一般・障害のある方・学生・留学生から選択)

年齢を入力

学歴を入力

希望する就業形態を入力
(フルタイム、パート、アルバイト、季節就業など)

「近隣」または「全国」から
求人検索

就業条件で絞り込み
(就業形態、賃金など)

気になる求人情報が見つかったら
「印刷」を選択、窓口担当者へ

▼実際の画面例(ハローワーク公式HPより)

▼実際の画面例

タッチパネルの指示に従って、誰でも気軽に利用できるようになっているので心配は要りませんよ。

あまり条件を定めすぎると仕事は見つかりません
仕事の条件にも優先順位を付けて、譲れるところは譲れるようにしておくと良いですね。
(できれば実家から通いたいけど、良い仕事があれば一人暮らしや会社の寮も検討する、など……)

詳しい求人情報端末の使い方については、厚生労働省の公式HP:求人情報端末の使い方
(PDF)も参考にしてください。

②募集条件にさえ合っていれば、紹介状は誰でももらえる!

気になる求人が見つかったら、窓口に向かいましょう。
会社が掲示する募集条件を満たし、必要最低限の常識的な対応ができていれば、紹介状は誰でももらうことができます

NGの場合でも職員からその理由を聞くことができるので、今後の求職に役に立つはずです。
求める職種に資格などが必要になるのなら、ハローワークの求職者支援の利用も検討しましょう。

★ハローワークで紹介される企業で面接を受けるためには、ハローワークからの紹介状が必要なことがほとんど。
勝手に応募しても門前払いとなってしまうことが多いので、気を付けてください!

「ブラック企業」に注意!見破るコツは?

「ブラック企業」に注意!見破るコツは?

何かと世間を騒がせている「ブラック企業」は、日本の大きな社会問題ともなっています。
見破る方法はあるのでしょうか?

①「ブラック企業」が多いといわれるハローワークの実態は?

ブラック企業とは、

  • サービス残業の強要
  • 長時間労働の強要
  • 休日が極端に少ない、もしくはない

といったような、労働に対する対価が異常に低い、あるいは労働環境が非常に悪い企業の総称。

そしてブラック企業が多いと噂されるハローワーク。残念ながら、これは事実です。
お金をかけずに求人を出せるハローワークは、人材にお金をかけたくない、離職率の高い会社にとっては理想的だからです……。

とは言え、もちろん100%がブラック企業というわけでもなく、「ハローワークを通して理想的な企業に入社できた」という例も多数。

ここからはブラック企業にできるだけ引っかからないよう、要注意ポイントをお教えします!

②年中求人を出している会社は離職率が高い可能性大

常に求人を出している会社は、離職率が高い=人がすぐにやめるブラック企業である可能性が非常に高いです。
理想的な環境で働ければ、なかなか辞めようとは思いませんよね。

どのくらいの期間求人が出されているかは、職員に聞けば知ることができます。
求人情報の掲載期間はブラック企業に引っかからないため、まず第一にチェックすべき場所なんです。

③「フレックスタイム制」「裁量労働制」にはブラックが多い?

中小企業における「フレックスタイム制」「裁量労働制」残業代を出さないための大義名分となっていることがほとんど、と言って良いでしょう。

フレックスタイム制の本来の意味は「労働者が始業・就業の時間を自由に決められる勤務形態」
裁量労働制の本来の意味は「勤務時間に関わらず、業績によって報酬を与える勤務形態」

となっていますが、悪用が利きやすそうだと思いませんか?

保険などの営業やデザイナーなど専門職の場合は上のような勤務形態となっていることも多いため、一概にブラックとは言えません
ですが、中小企業の場合、上のふたつの労働形態はかなり危険性が高いと言ってよいでしょう。

④「週休二日制」と「完全週休二日制」の違いに注意

「週休二日制」は、必ずしも毎週2日、休日があるという意味ではありません

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実は「週休二日制」は、「毎週1日の休み+最低1ヶ月に1度、毎週2日が休みとなる」制度のこと。
ちゃんと毎週2日の休みがある制度は「完全週休二日制」と呼ばれます。

間違えやすい場所ですので、必ず求人情報をよく確認しましょう!

⑤面接内容によっては、即日辞退の検討も

面接の時点でイヤな予感がしたときは、そのまま辞退するのもアリかもしれません。酷いところだと「会社の近くに引っ越して」などと面接時に言われることもあります。主に終電後まで仕事をさせるためですね。

その他、人格を疑うような圧迫面接やサービス残業を前提とした質問、宗教じみた企業理念など、面接で怪しい点が見られることも多いです。
ブラック企業に一度入ると、辞めるのも楽ではありません。入社はよく考えた上で行ってください!

⑥100%ブラック企業を見抜く方法はない……。

残念ながら、初対面で100%良い人を見抜く方法がないように、100%ブラック企業を見抜く方法はありません
求人情報では理想的な言葉を並べておきながらその実態は……。ということも多く、また、ハローワークの職員も膨大な企業の勤務実態すべてを把握し切れません。

もし、求人票と企業の実態が大きく異なっていた場合は厚生労働省「ハローワーク求人ホットライン」(PDF)とハローワーク職員に申し出を!
……とはいえ、「職員に相談しても何も起こらなかった!」という声も大きいので、あまり対応に期待しないほうが良いかもしれません。

ブラック企業に引っかかってしまった場合は、できるだけ早く離職して新しい企業を探すのが良いでしょう。
辞める時には労働基準監督署に届け出を出すことも検討してみてください。

ハローワークの求職者支援も要チェック!

ハローワークの求職者支援も要チェック!
ハローワークは求職者のための支援活動も行っています。
しばらく社会生活から離れていた方や希望の職種の面接に通らない方は、ここをチェックしてみましょう!

①お金がなくても無料で職業訓練を受けられる!

ハローワークの求職者支援は、無料です!対象は雇用保険を受給できない方なら誰でもOK。
また、以下の条件のすべてに当てはまる方は月額10万円+交通費の職業訓練受講給付金を受け取ることができます。

  1. ハローワークを使って、求職者支援訓練や公共職業訓練を受けられる方
  2. 雇用保険被保険者ではない、また雇用保険の求職者給付を受給できない方
  3. 本人収入が月8万円以下の方
  4. 世帯全体の収入が月25万円以下(年300万円以下)の方
  5. 世帯全体の金融資産が300万円以下の方
  6. 現在住んでいるところ以外に土地・建物を所有していない方
  7. 全ての訓練実施日に出席する方(やむを得ない理由がある場合は、支給申請の対象となる訓練期間の8割以上出席している)
  8. 訓練期間中~訓練終了後、定期的にハローワークに来所し職業相談を受ける方
  9. 同世帯の方で同時にこの給付金を受給して訓練を受けている方がいない方
  10. 既にこの給付金を受給したことがある場合は、前回の受給から6年以上経過している方

引用:厚生労働省HPより

★不正受給が発覚すれば、最大不正受給額の3倍を返還

求職者支援を受けることで、簿記やWEB系など、人気の資格を多数無料取得することができますよ。

求職者支援制度を受けるためには、ハローワークでの求職申し込みが必要です。お近くのハローワークで申請手続きをしましょう。

職業訓練受講給付金だけでは生活ができない場合、「求職者支援金融資」を受けることができます。
こちらは「融資」という名前の通り借金ですが、金利は3%消費者金融カードローンのキャッシング利率18%に比べてとても低金利。審査も特にありません。条件を満たしていればOKです。
詳しくは厚生労働省HP:求職支援金融資(PDF)を読んでみてください。

求職者支援訓練・認定コース情報検索
厚生労働省HP:求職者支援制度の概要(PDF)
厚生労働省HP:求職者支援制度のリーフレット(PDF)

②資格があればより良い条件で働ける

資格を持っている→企業が欲しがる→良い条件で繋ぎ留める、という理由から、有力な資格を持っていることでより良い条件で働きやすくなります。選択できる企業の幅も大きく広がることでしょう。
もしもブラック企業に引っかかってしまっても、転職が容易なら問題ありません。

取得資格のおすすめは「簿記」「webクリエイター」「医療事務」など。
希望の職種に合わせて取るべき資格を、職員と相談の上決められると良いですね!

まとめ

まとめ

★ハローワークは厚生労働省が提供する、求職者のための無料で使える公共機関
★ハローワークでしか見つからない求人は多いものの、ブラック企業の割合も高いので注意
★ハローワークの職員から、企業の情報をよく聞き出そう!
★無料で職業訓練を受けられる「求職者支援制度」は要チェック

ハローワークは、言うなれば図書館の求人バージョンのようなもの。一切のお金を掛けずに、便利できめ細かなサービスを受けることができます。
良い企業に応募できるよう、情報の読み方や使い方をよく確認しておきましょう!



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