「最近SNSで広告を見かけるJ.Score(ジェイスコア)。
もしも気軽に・簡単に借りられるなら、ちょっと気になるけれど…」
質問に答えることであなたの個人スコア(AIスコア)を判定、金利や貸付上限額の目安を算出してくれるレンディング(キャッシング)サービス「AIスコア・レンディング」。
その特長はやはり、アコムやプロミスといった大手消費者金融のサービスに比べ圧倒的に好条件で借りやすい点にありますが、一方でいくらかのデメリットも存在します。
今回は「J.Score」への申込みを検討しているあなたのため、他社サービスと比べた懸念や申込みの流れ等を簡単にまとめました。
読み終えていただければ、今のあなたが「J.Score」を利用すべきか否かが分かります。
ジェイスコアは所定の質問への回答、あるいは連携サービス(みずほ銀行、ソフトバンク等)との接続により「AIスコア(個人スコア)」を算出、これに応じた貸付条件を提示するキャッシングサービスです。
…というと何だか難しそうですが、基本的には「質問に答えたら、結果に応じた金利や金額でお金を借りられる」サービスと考えていただければ良いでしょう。
2017年に提供開始の新しいサービスではありますが、運営元の会社はソフトバンクとみずほ銀行の合弁子会社ですので、安心して利用しやすいかと思います。
実質年利 | 限度額 | 審査 スピード | 融資 スピード |
---|---|---|---|
年0.8%~15.0%※ | 10万〜1,000万円 | 最短即日 | 最短即日 |
申込条件 | 郵送物回避条件 | ||
|
|
- インターネット契約対応
- 官報情報を閲覧しない
+PayPayボーナス1,000円相当もらえる!
申込前にチェック!類似サービスと比べた「J.Score」のデメリット
それでは早速、申込み前に知っておきたい「J.Score」への懸念について見てきましょう。
①そもそも本申込に必要なスコア「600」の取得がやや困難
「J.Score」申込のためには、質問への回答や連携サービスとの接続を通し、最低でも「600」の個人スコアを獲得する必要があります。
- 質問への回答などで、600点以上のスコアを獲得
- 本審査(最短30分)
- 借入
あなたが標準的な会社員であれば、おそらくこのスコアの取得に困ることは無いかと思いますが……。
個人事業主やアルバイトといった職業でこのスコアを得るのはやや難しいかも。
実際に私も個人事業主としてスコアを算出したことがありますが、「みずほ銀行」の口座登録を済ませるまで600点のスコアを獲得することはできませんでした。
スコアが600点に達しない限り、ジェイスコアへの申込みは不可能。
年収100万円前後、あるいはそれ以下で審査に通過した例も多い大手消費者金融各社に比べると、「門前払い」のハードルは高いと言って良いでしょう。
参考元従業員&ユーザー百名超に聞く!カードローン審査内容と各社の審査傾向
参考低収入だけを理由にプロミスの審査に落ちることは無い:年収60万円での通過例も
★とは言えスコア算出自体は無料、かつ600点を超えても本申込みの義務はありませんので、ダメ元であっても試してみる価値はあります。
また審査に自信が無くても、
- みずほ銀行口座
- ソフトバンクまたはワイモバイルとの契約
- Yahoo!JAPAN ID(特にショッピング、オークションなどの利用履歴のあるもの)
との連携が可能であれば、スコアアップも狙えます。
実質年利 | 限度額 | 審査 スピード | 融資 スピード |
---|---|---|---|
年0.8%~15.0%※ | 10万〜1,000万円 | 最短即日 | 最短即日 |
申込条件 | 郵送物回避条件 | ||
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- インターネット契約対応
- 官報情報を閲覧しない
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②即日融資を受けることは、他社に比べて難しい
「J.Score」は一応「最短即日」融資が可能となっていますが……。
「絶対に今日、明日中に借りたい」という場合には、スピード融資をより得意とする他社(プロミスなど)を選んだ方が良いでしょう。
理由は簡単で、ジェイスコアの本審査時間は他社に比べ、やや不安定。運が悪いと2日ほどの時間が掛かってしまうからです。
これに関しては、そもそもスピード融資をウリにしているサービスではないため、仕方ないと言わざるを得ないでしょう。
基本的には「即日融資はできないもの」と考えておくのが無難です。
③借入方法は「振込」のみ、急な入用には対応できないことも
「J.Score」における借入方法は「銀行振込」一択。
とは言え銀行営業時間外の振込にも対応しているため、ATMを使った借入ができなくても、不便を感じることは少ないかと思いますが……。
あなたがお金を必要とするタイミングが、夜中~早朝や日曜日の夕方以降、そして祝日の場合は、申込から振込まれるまでのタイムラグに注意してください。
振込申込 | 振込実施 | |
---|---|---|
平日 | 0時~8時 | 当日9時頃 | 8時~22時55分 | 即時 | 22時55分~24時 | 翌日9時頃 |
土曜日 | 0時~8時 | 当日9時頃 | 8時~21時40分 | 即時 | 21時40分~24時 | 翌日9時頃 |
日曜日 | 0時~9時 | 当日9時頃 | 9時~16時40分 | 即時 | 16時40分~24時 | 翌日9時頃 |
祝日 | 終日 | 翌営業日9時頃 |
ゴールデンウィーク等、祝日が続く際にはそれが終了するまで、「J.Score」を使った借入は一切不可。
このあたりはカード発行型の従来のカードローン、あるいは24時間振込(例外有)対応の「プロミス」「レイクALSA」に比べた、明確なデメリットと言って良いでしょう。
★その他、あなたが使う口座を提供している金融機関のメンテナンス中は、振込でお金を借りることはできません。
例えば三菱UFJ銀行は、毎月第2土曜日21時~翌7時の間にメンテナンス作業を行っています。
④自宅への「リーフレット」の送付は避けられない
「J.Score」サービス開始時から続く、大きなデメリットが「自宅へのリーフレット送付を避けられない」こと。
リーフレットを送付する本来の目的は住所確認にあると見るのが妥当でしょうか。
⑤利用者都合での在籍確認(勤務先への電話確認)の回避には対応していない
「他の大手消費者金融に出来て、ジェイスコアに出来ないこと」として他に挙げられるのが、「在籍確認の回避」。
<在籍確認とは>
一般に、第三者に社名や用件が伝えられることは無い。
ジェイスコアの在籍確認仕様は「審査の結果、必要と判断された場合に実施」というもので、100%実施されるわけではありませんが……。
仮に電話が必要となった場合、他の消費者金融と異なり「給与明細の提出などで電話の代わりとしてもらう」ことはできません。
電話自体は担当者の個人名で掛けられるため、「保険の営業で」「マイカーローンの在籍確認かも」などと誤魔化すことは難しくないものの……。
必ず電話を避けたいのなら、これに対応した申込み先を選ぶべきでしょう。
⑥貸金業法が適用されるので、年収の3分の1を超える限度額は獲得不可
ジェイスコアを取り仕切っているのは、「みずほ銀行」(とソフトバンク)の子会社である「株式会社J.Score」ですが……。
この会社の貸付に際しては「銀行法」ではなく「貸金業法」が適用されます。三菱UFJ銀行子会社の「アコム」が、銀行ではなく消費者金融会社(貸金業者)と見なされるのと同じ扱いですね。
そしてこの「貸金業法」は銀行法よりもやや規制が厳しく、具体的には以下のような制限が掛けられます。
- 個人に対し、全貸金業者※の貸付額合計が、年収の3分の1を超えてはならない
┗緊急時医療費、おまとめ等の例外あり - 契約額が50万円を超える場合、または貸金業者※からの貸付額合計が100万円を超える場合、収入証明書類を確認する必要がある
※主にジェイスコア含む消費者金融、またはクレジットカードのキャッシング枠
一見難しいですが、あなたがキャッシングサービスを利用するのが初めてであるのなら、「年収の3分の1を超える借入はできない」とだけ覚えておけば問題ないでしょう。
もちろん「そんなに借りるつもりはない」という方がほとんどかと思いますが……。
仮に年収の3分の1を超える借入を必要とする状況にあるのなら、貸金業法が適用されない、各銀行カードローン等を選択する必要があります。
★「年収の3分の1」という貸付上限は、貸金業者からの貸付額合計に適用されます。
例えば年収300万円の方が、プロミス・アコムでそれぞれ50万円ずつを借りている場合、ジェイスコア含む貸金業者で新たにお金を借りることはできません。
(銀行なら可能性あり)
この制限は、一般に「総量規制」と呼ばれます。
「J.Score」の基本情報と契約の流れ
ジェイスコアの各デメリットをご覧になった上で、特に気になることが無かったのなら、そのまま申し込みを進めて構いません。
ここからは「J.Score」の基本情報と、その申し込みの流れについて簡単に触れさせていただきます。
①「J.Score」の基本情報
「J.Score」の基本情報は以下の通りです。
金利 | 限度額 |
---|---|
年0.8% ~15.0% ※AIスコアに基づき決定 ※貸付利率(年率)0.8%は、みずほ銀行、ソフトバンクまたはワイモバイル、およびYahoo! JAPANと情報連携を行ない、かつ一定の条件を満たす場合に限り適用いたします。 | 最高1000万円 ※年収の3分の1まで ※AIスコアに基づき決定 |
審査時間 | 融資時間 |
最短即日 ※祝日除く | 最短即日 |
その他 | |
|
ここまではデメリットを中心にお話しさせて頂いたものの、「J.Score」の上限金利「年15.0%」は間違いなく優秀です。
さらに、実際にスコアを出してみると年15.0%を下回る数字が出ることの方が多い模様。実際に、私の場合の提示金利も年10.6%というものでした。
金利の低さという意味では申し分なしと言って良いでしょう。
上限金利 | |
---|---|
ジェイスコア | 年15.0% |
三井住友銀行カードローン | 14.5% |
アコム | 18.0% |
②申込み~借入までの流れ
「J.Score」における、申込み~借入の流れは以下の通りです。
ジェイスコア
利用の流れ
(無料)
みずほ銀行等との情報連携による
AIスコア算出
(最短即日)
(主に本人確認書類)
(最短即日)
※在籍確認の可能性あり
任意のタイミングで借入が可能に
(数日後)
一見すると大変そうですが、実際のところは画面やメールの指示に従って行動すればOK。特に困ることもないでしょう。
ちなみに「申込を決める前に貸付条件を確認できる」というのは、他の消費者金融会社には無い、ジェイスコア独自のメリットとなります。
本人確認書類 | 「【A】より2点」、または「【A】より1点と【B】より1点の計2点」をご提出ください。 【A】
【B】
※いずれも有効期限内または現在有効である書類のみ受付可能です。 ※法改正により、2020年3月より必要書類が最低2点となりました。(詳細公式HP) |
---|---|
収入証明書類 ※不要な場合あり | 年収を確認させていただくため、以下の「収入証明書類」のご提出をお願いする場合がございます。
※当社との契約金額が50万円を超える場合、または、当社との契約金額が50万円以下となるものの他の貸金業者での利用額を含めた合計金額が100万円を超える場合はご提出ください。 |
まとめ
- 他社サービスと比べた「J.Score」のデメリットは以下の6つ。
▷600点のスコアを得られないと本申し込みができず、そのハードルは大手他社に比べかなり高い
▷即日融資は不可能ではないが、確実性は低くあまり期待できない
▷時間外振込対応だが、24時間ではない。また日曜夕方以降や祝日は借入不可
▷契約時のリーフレット送付の回避不可
▷利用者都合での在籍確認の回避不可
▷年収の3分の1を超える借入不可 - とは言え低金利はじめとする貸付条件の良さは確か。デメリットが気にならないなら、そのまま申し込みを決めて良い
貸付条件は銀行以上に優秀ながら、プロミス等の大手他社に比べると少しばかり使い勝手に劣る「J.Score」。
基本的には「いつでもどこでも便利に借りられる」ことよりも、「好条件で借りる」ことを重視したい場合におすすめの申込み先と言えるでしょう。
この記事でチェックしたカードローン情報
実質年利 | 限度額 | 審査 スピード | 融資 スピード |
---|---|---|---|
年0.8%~15.0%※ | 10万〜1,000万円 | 最短即日 | 最短即日 |
申込条件 | 郵送物回避条件 | ||
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