公務員がお金を借りるなら共済貸付?他の民間ローンと比較して紹介

公務員がお金を借りるなら共済貸付?他の民間ローンと比較して紹介

公務員で一人暮らしの方や家族を養っている人の中には、お金を借りる先を探しているという人もいるでしょう。公務員でお金を借りる先を探している人の中には

「公務員がお金を借りるなら共済貸付がいい?デメリットはあるの?」
「公務員がお金を借りるなら民間ローンの方がいい?」

と気になっている人もいるのではないでしょうか。

そこで本記事では、公務員がお金を借りるのにおすすめな借入方法を厳選して3つ紹介します。共済貸付と他の民間ローンのメリット・デメリットを徹底解説するのでぜひ比較検討してみてください

また、公務員でも審査に落ちることがあるのかについても言及しています。気になる方はぜひ最後まで読んでみてはいかがでしょうか。

目次

公務員がお金を借りるのにおすすめな借り入れ方法厳選3選

ここでは早速、公務員がお金を借りるのにおすすめな借入先厳選3選を紹介していきます。

それぞれの特徴、メリット・デメリットについて徹底解説しているので、自分に合った借入方法はどれなのかよく比較してみてください。

公務員だけがお金を低金利で借りることができる「共済組合の貸付制度

公務員がお金を借りるなら、共済組合の貸付制度の利用がするのが1つです。共済組合の貸付制度は、以下の組合員のみに限定して貸付を行なっています。

組合名該当範囲
国家公務員共済組合国家公務員
地方職員共済組合道府県の職員、地方団体関係団体の職員
東京都職員共済組合東京都・区の職員
全国市町村職員共済組合連合会市町村の職員
公立学校共済組合公立学校の教職員、教育委員会職員
日本私立学校振興・共済事業団私立学校の教職員
日本郵政共済組合日本郵政の職員
警察共済組合警察職員
共済組合の貸付制度の特徴

メリット

  • 無利息〜年率1.26%までの低金利
  • 信用情報機関に属さないのでブラックリスト入りでもOK
  • 組合の資格があれば借入できる
  • 給料から返済していくことができる
  • 担保や連帯保証人の設定は原則として必要ない

デメリット

  • 融資までに2週間〜1ヶ月程度かかる
  • 融資可能学は勤続年数や月収により変動する
  • 利用目的が決められている

共済組合の貸付制度は担保や連帯保証人の設定は原則として必要ないので、第三者の協力なしに借入ができます。

とにかく低金利なのが魅力。無利息から最高でも年率1.26%までに設定されています。さらに給料から天引きで返済していくことができます

返済リスクをできるだけ軽くして借入したい公務員の方に嬉しい制度と言えるでしょう。

また、どの信用情報機関にも属していないので、ブラックリスト入りでも融資してもらえる可能性があります。他の民間ローンに比べて審査の面での心配はかなり減るでしょう。

さらに組員の資格を取得していれば、勤続年数関係なしに融資してもらえる場合がほとんどなので、民間ローンの審査が不安な人におすすめです。

ただ、融資までに2週間〜1ヶ月程度かかってしまうので、今すぐにお金を借りたいという公務員の方には向かないでしょう。

限度額は高くても、勤続年数や月収により融資可能額はかなり変わってくる点も注意が必要。勤続年数が短いけど、できるだけ高額な融資を希望しているという人は、銀行ローンの利用も検討してみましょう。

※ただ、例外として住宅貸付など高額融資になる場合は、1年以上勤続していることが条件になります。

共済組合貸付制度の基本情報

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貸付制度の種類内容限度額限度額の決定方法金利
普通貸付車や家電製品を購入する際に資金が必要な時の貸付200万円利用者の月の給料の6倍の範囲内年1.26%
住宅貸付住宅を新築・改築する際に資金が必要な時の貸付1,800万円利用者の月の給料に組合員月数をかけた金額年1.26%
医療貸付本人または被扶養者の療養による資金が必要な時の貸付100万円利用者の月の給料の6倍の範囲内年1.26%
入学貸付本人または被扶養者の進学により資金が必要な時の貸付200万円利用者の月の給料の6倍の範囲内年1.26%
修学貸付本人または被扶養者の修学により資金が必要な時の貸付修業年限を限度として1月につき15万円の範囲内年1.26%
結婚貸付本人または身内の婚姻により資金が必要な時の貸付200万円利用者の月の給料の6倍の範囲内年1.26%
埋葬貸付本人または身内の埋葬により資金が必要な時の貸付200万円利用者の月の給料の6倍の範囲内年1.26%
出産貸付本人または身内の出産時に資金が必要な時の貸付出産費等相当額の範囲内無利息
高額医療貸付本人または被扶養者が高額療養費の支給対象となる療養の支払いのために、臨時で資金が必要な時の貸付高額療養費相当額の範囲内無利息
一般災害貸付災害により家財が損害、盗難の被害にあった場合に臨時で資金が必要な時の貸付200万円利用者の月の給料の6倍の範囲内年0.93%
住宅災害新規貸付災害により住宅、住宅の敷地内が損害、盗難の被害にあった場合に臨時で資金が必要な時の貸付1,800万円利用者の月の給料に組合員月数をかけた金額年0.93%
住宅災害再貸付すでに住宅貸付・住宅災害新規貸付を受けている人が災害により住宅、住宅の敷地内が損害、盗難の被害にあった場合に臨時で資金が必要な時の貸付1,900万円利用者の月の給料に組合員月数をかけた金額年0.93%

公務員で高額融資を希望しているなら「銀行ローン

銀行ローンも公務員がお金を借りる方法の1つです。銀行ローンの種類は豊富で、それぞれの銀行によって異なります。基本的には以下のが主流です。

銀行ローンの種類一例
  • カードローン
  • フリーローン
  • 住宅ローン
  • 教育ローン
  • マイカーローン

中でもカードローンの利用がおすすめ。カードローンの場合は、幅広い用途でお金を借りることができるからです。

銀行カードローンの特徴

メリット

  • 高額融資に対応している
  • 総量規制の対象外なので年収の3分の1以上の借入ができる
  • 消費者金融に比べて金利が比較的低め
  • スマホやATMで好きな時に借入できる

デメリット

  • 審査は比較的厳しい
  • 在籍確認があるので会社にバレる
  • 毎月の安定収入が必要

銀行カードローンはとにかく高額融資を希望している公務員におすすめの借入方法です。

総量規制の対象になる場合は年収の3分の1以上の借入ができません。一方で銀行カードローンは、総量規制の対象外なので、年収の3分の1以上の借入が可能です。

ただ、限度額は審査結果により異なるので、必ずしも希望額を借入できるとは限りません。

また、消費者金融カードローンに比べて金利が低めに設定されているというメリットもあります。「民間ローンを利用したいけど、できるだけ利息を抑えたい」という人に向いているでしょう。

ただ、銀行カードローンは、共済組合の貸付制度や消費者金融カードローンよりも審査が比較的厳しい傾向にあります。申し込み条件を見ても、継続して安定収入があることが必須条件になることがほとんどです。

またほとんどの場合、審査時には在籍確認が行われるので、勤め先にバレる可能性は比較的高いと言えます。

【公務員がお金を借りるのににおすすめの銀行カードローン】

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消費者金融金利無利息期間限度額最低返済額電話連絡なし原則郵送物なしカードレス
三井住友銀行
カードローン
1.5%~14.5%1万円〜800万円2,000円×
楽天銀行
スーパーローン
1.9%~14.5%10万円~800万円2,000円×
みずほ銀行
カードローン
2.0%~14.0%10万円~800万円2,000円×
三菱UFJ銀行
「バンクイック」
1.8%~14.6%10万円~500万円1,000円×
住信SBIネット銀行
カードローン
1.89%~14.79%10万〜1000万円2,000円×

公務員で今すぐにお金を借りるなら最短即日融資対応の「消費者金融カードローン

消費者金融カードローンも公務員がお金を借りる方法の1つです。

消費者金融カードローンの特徴

メリット

  • 電話連絡なし・郵送物なしで借入できる
  • 最短即日にお金を融資してもらえる
  • スマホで申込みから借入れまで完結できる

デメリット

  • 金利は比較的高い
  • 年収の3分の1以上の借入はできない

公務員の方の中でも今すぐにでもお金を借りたいという人には、消費者金融カードローンがおすすめ。消費者金融カードローンなら、最短数十分での融資に対応しています。

また申し込みから融資まではスマホで完結できます。店舗に出向く必要もなくいつでもどこでも最短即日で借入できるということです。ただ、申し込み時間によっては翌日対応になることもあります。

また、基本的に電話確認なし・郵送物なしで借入できるので、家族や友人など周りの人にできるだけバレずにお金を借りたいという人にも向いているでしょう。

申し込み条件も、主婦・アルバイトOKなど比較的甘く設定されている場合もあるので、勤続年数が浅めの公務員の方でも審査に通過する可能性が比較的高いと言えるでしょう。

ただ、共済組合の貸付制度や銀行カードローンに比べて金利がやや高めに設定されています。借りすぎには注意する必要があります。

また、消費者金融カードローンは総量規制の対象なので年収の3分の1以上の借入は基本的にできません。他での借入れも既にあるという方で年収の3分の1ほど借入れている場合は、審査に落ちてしまう可能性が高いです。

公務員がお金を借りるのににおすすめの消費者金融カードローン

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消費者金融金利無利息期間限度額最低返済額電話連絡なし原則郵送物なしカードレス
アコム3.0%〜18.0%最大800万円3,000円原則電話による
在籍確認なし
プロミス4.5%〜17.8%最大500万円2,000円
レイク4.5%〜18.0%最大500万円4,000円
アイフル3.0%〜18.0%最大800万円4,000円
SMBCモビット3.0%~18.0%最800万円4,000円

共済貸付と民間ローンの違いと選び方

ここからは、共済貸付と民間の金融機関が取り扱うローンの違いについて解説します。

共済貸付と民間ローンの違い
  • 金利が低いのは圧倒的に共済貸付
  • 必要な金額の借りやすさは状況によって異なる
  • 手間や時間がかかりにくいのは民間のローン
  • 限度額の範囲内で何度でも借りられるのは民間のカードローン
  • 周囲にバレずに借りやすいのは一部の民間のカードローン

金利が低いのは圧倒的に共済貸付

借入の目的や所属している共済組合によって変わるところはありますが、一般に共済貸付の金利は非常に低く設定されています。

例えば「地方職員共済組合」における、自動車や家電などを購入する際に使える「普通貸付」の金利は年1.26%です。

同じく資金使途確認書類が必要な、民間の銀行の多目的ローンの金利が年5~6%であることを考えると、非常に良い条件だと言えるでしょう。

同じ金額を同じ期間借りるのであれば、共済貸付を使った方が低負担で済みます。

必要な金額の借りやすさは状況によって異なる

借りたお金の使い道を書類によって証明できるのであれば、「共済貸付」により希望額の満額を借りられる可能性は高いです。

借り入れられる金額は目的によって異なりますが、「住宅貸付」の制度を使えば数千万円以上の住宅ローンを組むことも可能です。

一方、用途を示せる書類を用意できない場合には、資金使途確認書類が不要な民間のローンなどを利用する必要があるでしょう。

具体的な申込先としては、「フリーローン」「カードローン」が挙げられます。

※資金使途確認書類が不要なローンは、金利が高めに設定されている傾向にあります。

手間や時間がかかりにくいのは民間のローン

一般に、申し込みから借入までの手間や日数が掛かりにくいのは民間のローンです。

資金使途確認書類が必要な「多目的ローン」においても、民間の銀行であれば最初の申し込み手続きをインターネット上で済ませられることは多いです。

また申し込み先が用途自由な「カードローン」であれば、契約・借入まで来店なしで完結させられることもあります。

一方で共済貸付の場合は、書類や来所による手続きが基本となります。

また共済貸付の場合、借入までには1ヶ月以上を要する可能性があります。

限度額の範囲内で何度でも借りられるのは民間のカードローン

資金使途確認書類を用意できない目的でお金を借りたい、あるいは必要に応じて何度もお金を借りたいという場合には、民間の「カードローン」を利用した方が良いでしょう。

一度借りたら分割払いで返済のみを行う「共済貸付」に対し、カードローンは「限度額の範囲内で何度でも借りられる」ローンとなっています。

周囲にバレずに借りやすいのは一部の民間のカードローン

もしも家族や勤務先に一切知られずお金を借りたいとお考えなら、民間のカードローンを利用した方が良いでしょう。

自宅への郵送物なしで「共済貸付」を利用することはできません。

公務員でも審査に落ちることはある?

公務員でもお金を借りるときに審査に落ちるの可能性はあります。公務員だからといって必ず審査に通る方法はありません。

ここでは公務員でも審査に落ちてしまう原因を3つ紹介していきます。

公務員でも審査に落ちる原因
  • 信用情報に傷がある
  • 年収の3分の1以上の借入希望額で申請してしまっている
  • 現時点で複数の借入先がある

信用情報に傷がある

公務員でも信用情報に傷がある場合、審査に落ちる可能性があります。

信用情報に傷がつく原因としては、支払いの延滞・クレジットカードの強制解約・債務整理を過去にしたなどが挙げられます

信用情報に傷が付くことは、俗に言うブラックリストに載っている状態。ブラックリストに載っている期間は、基本的にローンを組む際の審査に通ることができません。

ただ、共済組合の貸付制度だけは、どの信用情報機関に属していないので、ブラックリスト入りしていても借入できる可能性があります。

年収の3分の1以上の借入希望額で申請してしまっている

年収の3分の1以上の借入希望額を申請してしまった場合、総量規制のルールに違反するので審査落ちしてしまう可能性があります。

総量規制とは、年収の3分の1以上の融資を禁止する法律。つまり、借入希望額が年収の3分の1以上の場合は、貸金業者は融資することができないのです。

そのため、他での借入がある場合は特に注意して、現在の借入分も足した上で年収の3分の1以下になるように借入希望額を申請しましょう。

誰でも総量規制の対象になるので、公務員でももちろん審査落ちの可能性があります。

ただ、銀行カードローンは総量規制の対象外です。年収の3分の1以上の高額融資を希望している方は、銀行カードローンの利用を検討してみてください。

現時点で複数の借入先がある

現時点で複数の借入先があるという場合も、審査落ちの原因になります。借入先が多ければ多いほどお金に困っている人という印象を与えやすいからです。

また、複数の借入先があるということは、他での返済に充てるお金を借りるのではないかと思われてしまう可能性もあります。

そのため、公務員の方で複数社からお金を融資してもらっていると言う場合は、できるだけ借入先を減らしてから新規で申し込むのがおすすめです。

申し込み情報は信用情報機関に最低でも6ヶ月程度保管されるので、一度審査に落ちると次の審査に通過するには半年以上空けないといけないことになってしまいます

上記の3点に注意して申し込みを進めましょう。

まとめ

本記事では公務員がお金を借りる方法について徹底解説してきました。公務員がお金を借りる方法でも特におすすめなのは、共済組合の貸付制度です。

共済組合の制度なら金利も比較的低く、給料から天引きで返済していくこともできます。また、信用情報機関に属さないので、ブラックリスト入りでも借り入れできる可能性があるというメリットがあります。

ただ、借入までには時間がかかるので、すぐにでも借入したい人は、銀行ローンや消費者金融カードローンの利用も良いでしょう

消費者金融カードローン なら最短即日融資に対応しているので、今すぐにでもお金を借入できる可能性があります。Web完結で24時間スマホから借入れできるところもあるので、どこにいてもいつでも申し込みを進めることができるでしょう。

銀行ローンは消費者金融カードローン よりも金利が低めですが、即日融資には基本的に対応していないです。ただ、総量規制の対象外なので、年収の3分の1以上の高額融資を希望している公務員の人は、銀行ローンの利用が良いでしょう。

それぞれメリット・デメリットがあるので、自分に合った借入先を選んでくださいね。

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