自分で収入を得ていない専業主婦の方であっても、申込先を選べば自分の名義で、配偶者の同意なくお金を借りることができます。
また銀行カードローンであれば、独身の方よりも審査が有利に進むこともあります。
今回は、専業主婦の方が利用できる主な借入方法についてまとめました。
専業主婦がお金を借りる方法
まずは専業主婦が自分の名義でお金を借りるための、具体的な方法について解説します。
①銀行カードローンやフリーローンを使う
専業主婦がお金を借りるための最も簡単な方法は、「専業主婦の申し込みを受け付けている銀行カードローンやフリーローンを使う」ことです。
カードローンやフリーローンは、事業資金などの例外を除き自由な目的で利用できます。
また専業主婦の方が申し込みを行う上で、配偶者の同意や保証も必要ありません。
ただし専業主婦の申し込みを受け付けていない銀行カードローンも少なくないため、申し込みの前には利用条件を確認しておく必要があります。
②配偶者貸付を料できる中小消費者金融会社を利用する
残念ながら、最短25分の融資に対応しているような大手消費者金融会社は、どこも専業主婦の申し込みを受け付けていません。
ですが一部の中小消費者金融会社は、「配偶者貸付」という制度を用いた専業主婦の方への融資に対応しています。
「配偶者貸付」を利用するためには、配偶者の同意と婚姻関係を証明する書類が必要です。
そのため専業主婦が単独で契約できる銀行カードローンを利用するよりも、申し込みのハードルは高いです。
基本的には何らかの理由で銀行カードローンの審査に通過できない方、あるいは借入を急ぐ事情がある方向けの方法だと言えるでしょう。
CHECK3.専業主婦も消費者金融などで即日融資を受けられる?
③連帯保証人を設定できればショッピングローンなども利用できる可能性あり
安定収入のある連帯保証人の設定が可能であれば、高額な商品やサービスを取り扱っているお店やクリニックの提携ローンを利用できる可能性があります。
その具体的な例としては、ディーラーで組める自動車ローンや家電量販店のショッピングローン、エステサロンの分割払いなどが挙げられます。
④担保があればその他の方法でもお金を借りられる
担保にできる財産があれば、それを用いてお金を借りられる可能性があります。
具体的な方法としては不動産を用いた「不動産担保ローン」、定期預金を用いた「定期預金担保融資」、ジュエリーやブランドバッグなどを用いた「質屋」の利用が挙げられます。
CHECK質屋でお金を借りる方法とは?質入れ可能な品物と相場もチェック
専業主婦でも借りられる銀行カードローン
銀行は消費者金融会社やクレジットカード会社といった「貸金業者」よりも法律上の制限が少ないため、申込者の年収にかかわらず融資を行うことができます。
ここからは、専業主婦の申し込みを受け付けている銀行カードローンを紹介します。
①「楽天銀行スーパーローン」の審査は専業主婦が有利で口座も不要
「楽天銀行スーパーローン」では、配偶者の扶養に入っている方の審査が有利に進みやすいです。
専業主婦であっても単独で、最大50万円を借りられる、貴重な申込先候補だと言ってよいでしょう。
またこのカードローンを利用する上で、楽天銀行の口座を開設する必要はありません。
普段から利用している銀行の口座を使い、毎月の引き落とし返済が可能です。
属性 | 契約内容 |
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金利 | 1.9% ~14.5% (~月1.208%程度) |
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限度額 | 10万円~500万円 |
口座開設 | 不要 |
自宅への郵送物 | 回避不可 |
勤務先への電話 (在籍確認) |
担当者個人名で実施 ※申込者都合での回避不可 |
申込み~融資の所要時間 | 1週間程度 |
借入方法 |
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返済方法 |
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申込み条件(公式サイトより) | |
以下の全ての条件を満たす方
※1但し、パート・アルバイトの方、及び専業主婦の方は60歳以下 |
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その他・備考 | |
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②「イオン銀行カードローン」は上限13.8%の低金利が嬉しい
「イオン銀行カードローン」もまた、専業主婦の方の申し込みを受け付けています。
このカードローンの特徴は、上限金利が13.8%と他の銀行よりもやや低いことにあります。
同じ金額を同じ期間借りるのであれば、他行よりも低負担で利用できると言えるでしょう。
またこちらも口座開設が不要で、任意の金融機関の口座を使った返済が可能です。
金利 | 3.5% ~13.8% (~月1.15%程度) |
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限度額 | 10万円~800万円 |
口座開設 | 不要 |
自宅への郵送物 | あり |
勤務先への電話 (在籍確認) |
あり (原則として個人名) ※事前相談で回避可 |
申込み~融資の所要時間 | 1週間~ ※イオン銀行の口座がない場合 |
借入方法 |
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返済方法 |
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申込み条件(公式サイトより) | |
以下のすべての条件を満たす個人のお客さま
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③「新生銀行スマートカードローンプラス」は銀行カードローン離れしたサービスが魅力
「新生銀行スマートカードローンプラス」は、借入・返済のサービスが充実した銀行カードローンです。
こちらは銀行カードローンには珍しく、「他行口座宛ての、時間を問わない振込融資」に対応しています。
また、こちらも口座開設は不要で、任意の金融機関の口座を使った返済が可能です。
ですがもしも新生銀行の口座をお持ちであれば、「郵送物なしでの契約」「振込手数料などの優遇」といったメリットがあります。
金利 | 4.5% ~14.8% (~月1.233%程度) |
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限度額 | 10万円~500万円 |
口座開設 | 不要 |
自宅への郵送物 | すでに新生銀行口座をお持ちの場合のみ回避可 (インターネットバンキングから申し込みを行う場合) |
勤務先への電話 (在籍確認) |
銀行判断で実施(新生銀行名) ※事前相談で回避可 |
申込み~融資の所要時間 | 2営業日~ |
借入方法 |
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返済方法 |
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申込み条件(公式サイトより) | |
以下のすべての条件に満たす個人のお客さま
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その他・備考 | |
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④多くの地方銀行や信用金庫も専業主婦OKのカードローンを取り扱っている
その他、多くの地方銀行や信用金庫も専業主婦が申し込めるカードローンを取り扱っています。
普段から地方銀行や信用金庫の口座を利用しているのなら、その金融機関が取り扱うローンについて調べてみるのも良いでしょう。
場合によっては、全国から申し込める銀行よりも格段に良い条件で借りることも可能です。
★大手都市銀行のカードローンは、いずれも専業主婦の方の申し込みを受け付けていません。
専業主婦も消費者金融などで即日融資を受けられる?
ここからは、専業主婦の方が即日融資を受けたい場合の対応について解説します。
①「ベルーナノーティス」などの消費者金融は配偶者の同意があれば利用可能
消費者金融会社やクレジットカード会社といった貸金業者は、原則として個人に対し、年収の3分の1を超えるお金を貸すことができません。
そのため年収が0円である専業主婦の方にお金を貸すことは、原則として不可能です。
ですが一部の中小消費者金融は、「配偶者貸付」の制度を用いた融資に対応しています。
この制度を使うと、その夫婦は「二人の年収を合計した金額の3分の1」までの借入が可能となります。
そして配偶者貸付に対応した金融機関の中でも、「ベルーナノーティス」は最短即日融資が可能です。
そのためこの金融機関を使えば、専業主婦の型であっても自分の名義で即日融資を受けられる可能性があるでしょう。
ただし配偶者貸付を利用するためには、配偶者の同意と婚姻関係を証明する「住民票の写し」などの書類が必要です。
金利 | 4.5% ~18.0% (月1.5%程度) |
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限度額 | 10万円~300万円 |
初回特典 | 初回借入から14日間無利息 完済後、3ヶ月が経過した後の再借入れ時も14日間無利息 (回数制限なし) |
自宅への郵送物 | 回避不可 |
勤務先への電話 (在籍確認) |
電話で実施される可能性あり ※担当者個人名 |
申込み~融資の所要時間 | 最短24時間 |
借入方法 |
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返済方法 |
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申込み条件 | |
20~80歳までの安定した収入のある方で、当社基準を満たす方 | |
その他・備考 | |
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②プロミス、アイフルなどの大手消費者金融は専業主婦の申し込み不可
プロミス、アイフルといった大手消費者金融会社は、すべて専業主婦の方の申し込みを受け付けていません。
これは各金融機関が配偶者貸付の制度を採用しておらず、「仕事をして収入を得ていること」を申込条件としているためです。
★パートなどにより「仕事をして収入を得ている」のであれば、大手消費者金融会社を利用できます。
★例外的に、年金による収入がある場合に限っては「レイクALSA」を利用可能です。
③専業主婦はクレジットカードのキャッシング枠も利用できない
即日融資を受けるための方法として、クレジットカードのキャッシング枠に期待を寄せる方は多いです。
ただし残念ながら、専業主婦の方にキャッシング枠が設定されることはありません。
これは各カード会社がいずれも、配偶者貸付の制度を採用していないためです。
★ショッピングリボや分割払いは法律上「貸付」にあたらないため、専業主婦の方であっても利用可能です。
専業主婦が家族に内緒でお金を借りるコツ
ここからは、専業主婦の方が家族に知られずお金を借りるための方法について解説します。
①配偶者の同意や保証が不要なローンへ申し込む
配偶者に知られずお金を借りたい事情があるのなら、配偶者の同意や保証が必要ないローンを選ぶことは大前提となります。
少なくとも「配偶者貸付」の制度を使った借入は避けるべきだと言えるでしょう。
②借入・返済にはATMか、自分専用の口座を利用する
家族と共有の口座を使っている場合、振込や引き落としの履歴からキャッシングが知られてしまう可能性があります。
共用の口座を使っている場合には、「借入、返済にはATMのみを使う」「自分専用の口座を利用する」といった対策を取ると良いでしょう。
また一部の銀行カードローンは自動引き落としによる返済を必須としているため、自分専用の口座を持っていない場合には注意が必要です。
③郵送物で借入がバレないよう、普段から使っている銀行に申し込む
基本的に、専業主婦が利用できる借入方法はいずれも契約の際に郵送物が発生します。
これが「普段から利用している銀行からの郵送物」であれば、怪しまれる可能性は低いでしょう。
ただし「見慣れない金融機関から届いた、重要そうな郵送物」はキャッシングが知られる原因となる可能性があります。
可能であれば、「いつも使っている金融機関」のローンへ申し込むと良いでしょう。
④専業主婦が「完全に郵送物なし」で借りることはほぼ不可能
残念ながら「郵送物なし」で利用できるローンのほとんどは、専業主婦の方の申し込みを受け付けていません 。
例外として、「新生銀行スマートカードローンプラス」「PayPay銀行カードローン」では、その銀行の口座をすでに持っていることを条件に「郵送物なし」での契約が可能です。
ただしこの条件を満たしていない場合には、キャッシュカードなどの送付を避けることができません。
★PayPay銀行カードローンは口座開設が必須となっている上、配偶者の勤務先に在籍確認の電話が入る可能性があります。
そのため家族に知られずカードローンを利用したい場合、この銀行への申し込みはおすすめしかねます。
★PayPay銀行以外のカードローンであれば、配偶者の勤務先に在籍確認が行われることはないでしょう。
まとめ
楽天銀行スーパーローン |
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イオン銀行カードローン |
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新生銀行スマートカードローンプラス |
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地方銀行のカードローンなど |
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自分で働いて収入を得ている方に比べ、専業主婦の方が利用できるローンは限られます。
特に「家族に知られず借りたい」などの希望がある場合には、利用できる借入方法・返済方法などをよく確認した上で申し込みを行いたいところです。
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