
この状況でも、ユーザーサービスが良いらしい『レイクALSA』を使えるなら嬉しいのだけれど…
結論から言うと、個人信用情報に明らかな問題がある中での「レイクALSA」選択はおすすめしかねます。
…とは言え、
- 自分がブラック状態だと思い込んでいるだけの人
- 過去に問題を起こしたことがあっても、「プロミスは利用できないがレイクは利用できる」といった状況の人
が相当数いらっしゃるのも確か。
今回は何らかの理由があってご自身の個人信用情報に不安を抱えるあなたのため、「レイクALSA」の審査に影響を及ぼす「これまでの各金融サービスの利用履歴」についてまとめました。
実質年利 | 限度額 | 審査 スピード | 融資 スピード |
---|---|---|---|
4.5%~18.0% | 1万〜500万円 | お申込み後、最短15秒 | Webで最短60分融資も可能※ |
申込条件 | 郵送物回避条件 | ||
|
|
- 土日祝日対応
- 24時間振込対応(一部例外あり)
- 郵送物の回避が容易
- Webで申込むと60日間特典または180日間5万円以下特典※初めてなら初回契約翌日から特典。
※特典期間経過後は通常金利適用。
※30日間特典、60日特典、180日間特典は併用不可。
※60日特典はWebで申込いただき、ご契約額が1~200万円の方。
※ご契約額が200万円超の方は30日間特典のみになります。 - 2020年4月16日より順次、提携ATMでのお借入れ・ご返済時の手数料を有料化
- 日曜日の無人契約機受付時間(2020年4月1日より)・第三日曜日の営業時間(審査対応時間含む)は19時まで
目次
現行の「レイクALSA」が加盟する個人信用情報機関は「JICC」「CIC」の2つ
現行の「レイクALSA」が加盟する個人信用情報機関は、「JICC(日本信用情報機構)」と「CIC」の2つ。
要はレイクは審査の際、JICCとCIC両方の情報を閲覧しているわけですね。
まずは以上の内容が意味することについて解説していきます。
JICC (日本信用情報機構) |
|
---|---|
CIC ※これが正式名称 |
|
KSC (全国銀行個人信用情報センター) |
|
①「JICC」(日本信用情報機構)はいわゆる「ブラック」情報を網羅
長期間の延滞、債務整理といったいわゆる「ブラック」入りの要因を記録しているのが「JICC(日本信用情報機構)」です。
こちらに加盟しているのは、
- ごく小規模のものを含む、ほとんどの消費者金融会社
- ほとんどのクレジットカード会社
┗三井住友トラストクラブ(ダイナース含む)は例外 - 各種銀行ローンの保証業務を行っている信販会社、消費者金融会社
- ソフトバンク(主に端末の分割払い時/au、docomoは加盟無し)
など。
よって実質、ほとんどの金融サービス提供元はJICCに加盟している(=どこで問題を起こしてもJICCに記録が残る)と考えてしまって良いでしょう。
そして気になる記録内容は以下の通りです。(主なもののみ掲載)
2019年9月までの契約 | 2019年10月~の契約 | |
---|---|---|
61日または3ヶ月以上の延滞 | 延滞解消から5年間 | 契約終了から5年間 |
強制解約 債務整理 債権譲渡 他 | 発生から5年間 |
2019年10月以降の契約分については、各情報の保有期間が変更されていますのでお気を付けください。
過去の延滞等の問題に関しては、その契約を終了し5年が立つまで消えない形となっています。
レイクALSAでの審査通過も厳しいと言わざるを得ません。
JICCに明らかに悪い情報が残ってしまっているのなら、これを承知で融資を行ってくれる中小業者等の選択を推奨したいところです。
CHECK【審査が甘い消費者金融】ブラックOK&新型コロナウイルス関連のサポート制度も
★とは言えCICは以前から、JICCの新基準と同様の「契約終了」を前提としたブラック情報を記録しています。
旧基準によりJICCの延滞情報が消えていても、CICに残っている(=結局ブラック状態である)可能性は否めませんのでご注意ください。
②「CIC」は「ブラック未満の信用情報問題」に強いが、これは大きな問題にならないことも
「ブラック情報」に強いJICCに対し、「ブラックに至らない延滞情報」等に強いのが「CIC」という個人信用情報機関。
これに加盟しているのは、
- レイクALSA含む大手消費者金融会社
- 確認できている限り、すべてのクレジットカード会社
- 各種銀行ローンの保証業務を行っている信販会社、消費者金融会社
- 携帯電話キャリア(主に端末の分割払い時)
となります。
要因 | 保有期間 | |
---|---|---|
1ヶ月ごとの支払い状況 | 2年間 | |
61日または3ヶ月以上の延滞 | 契約終了から5年間 | |
代位弁済 破産 他 |
ブラック扱いとなる部分は「JICC」と被りますので、ここで気に掛けるべきは「ブラック未満の延滞情報」ですね。
厄介なことに、この「1ヶ月ごとの支払い状況」をどのようにCICに伝えるかは金融機関側の判断に任される模様で、2週間の延滞で記録が残る人もいれば、1ヶ月の延滞でも「問題無」と報告されることもあるようですが……。
これまで「レイクALSA」申込経験者を対象としたアンケート調査では、「2年以内にクレジットカード等で1ヶ月程度の延滞を起こした」という方の通過例が複数報告されています。
もちろん審査が不利に進む可能性は否めませんが、「2年以内の、ブラック状態に至らない延滞」だけを理由に審査に落とされることは無いかと思います。
契約内容 | 金利18.0% 限度額10万円 |
---|---|
属性 |
|
★ただし「現在進行形での延滞」はそれが2ヶ月未満であっても、ブラック状態以上に悪印象となることが多いです。ご承知おきください。
★CICはインターネット上での情報開示が可能です(CIC指定発行元のクレジットカードをお持ちの場合に限る)。
過去に延滞を起こしたことがあるのならその記録が残っていないか、確かめてみて損はないでしょう。
CHECK一目でわかる!個人信用情報機関:開示先の選び方、ブラック入り条件他
③現在、全国銀行個人信用情報センター(KSC)の信用情報問題が直接参照されることはない
さて、残る個人信用情報機関は「全国銀行個人信用情報センター(KSC)」ですが…。
レイクALSAはこちらに加盟していません(=レイクALSAがKSCの情報を見ることはできません)ので、特に気にしなくてよいでしょう。
一応、各個人信用情報機関は「CRIN」という情報共有システムを持っているようですが…。
- これまで実施したアンケート調査においても、「KSCにのみ残っているブラック状態が理由と思われる、大手消費者金融の審査落ち」例は未確認
- KSCでのみ確認できる、「5年超~10年以内に自己破産を起こした」という方が、レイクの審査に通過した報告がある
…といった内容から、KSCの情報がレイクALSAの審査に影響する可能性はかなり低そうです。
★これは「各種銀行ローンでの事故が、レイクALSAの審査に影響しない」…という意味ではありません。
銀行ローンに付いている保証会社は十中八九「JICC」「CIC」に加盟していますので、一定期間内に銀行で事故を起こしたことがあるのなら、JICCやCICに既に問題が残っている(=KSCを参照するまでもなくブラック状態であると分かる)ことでしょう。
ここまでの内容から、「レイクALSAの審査の際に、閲覧される個人信用情報」をまとめると以下のようになります。
ブラック未満 |
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---|---|
ブラック (申込非推奨) |
|
「ブラック未満」の問題についてはさほど気にしなくても良いかと思いますが、明らかに「ブラック状態」である場合は他社を選ぶのが無難でしょう。
規約から読み解く、個人信用情報以外の「レイクALSA」参照情報
「レイクALSA」の審査に影響しうる個人信用情報についてはこれまでお話しした通りですが…。
審査の際に影響する、「これまでの後払いサービスの利用履歴」は何も個人信用情報機関を通したものだけではありません。
ここからは「個人信用情報機関を通さない」審査上のポイントについてお話しさせて頂きます。
①新生銀行グループ内で顧客情報あり:過去に同グループで問題を起こしていると厳しいか
「レイクALSA」のサービスを提供しているのは、新生銀行の子会社である「新生フィナンシャル」社。
そして親会社である新生銀行の各サービス規約には、以下のような記載が見られます。
個人情報等のうち個人情報については、下記利用目的の達成に必要な範囲で利用いたします。
1.当行および当行の関連会社や提携会社の金融商品やサービスに関し、下記利用目的で利用いたします。(中略)
○適合性の原則等に照らした判断等、金融商品やサービスの提供に係る妥当性の判断のため
(新生銀行口座利用規約より)
会員等は、銀行およびそのグループ企業のうち個人情報の共同利用について提携する企業が、以下の利用目的の達成に必要な範囲において、以下の個人情報を共同して利用することに同意します。
(新生銀行カードローン利用規約より、一部略)
レイクALSAを提供する新生フィナンシャル社は、言うまでもなく新生銀行の関連会社に相当することでしょう。
よってこれまで「新生銀行」やそのグループ会社のサービス、具体的に言うと
- 新生銀行口座
- 新生銀行の提供する各種ローンなど(旧新生銀行レイク含む)
- ノーローン(新生銀行子会社取り扱い)
等を利用する上で問題を起こしたことがあるのなら、それが個人信用情報機関から記録が消えるほど前の話であっても、「レイクALSA」の審査に影響する可能性は否定できません。
思い当たるところがある場合には、グループ外の他社ローンを選んだ方が良いでしょう。
★ちなみに「レイクALSA」の利用状況も、新生銀行グループに共有されるようです。
②他の大手消費者金融と異なり、「官報」参照に関する記載は見られない
「プロミス」「SMBCモビット」といった他の大手消費者金融会社においては、「自己破産から5年が経っており、他に審査上のマイナス点も無いのに審査に落とされた」という報告が確認されています。
……とは言え、CICやJICCの破産記録は5年間で消滅するはずですよね。
この疑問点は「プロミス」「SMBCモビット」利用規約上の「審査の際に官報情報を閲覧する」という記載を見ることで解決可能。
「官報」とは政府の広報誌のことで、個人再生・自己破産を起こすとここに名前と住所が記録されます。
そしてこの情報は、個人信用情報と異なり何年たっても消えません。
よって審査の際に官報を閲覧する「プロミス」「SMBCモビット」(実例は確認されていませんが、アコム、アイフルにも同様の記載あり)では、自己破産から5年以上が経過しても、これを理由に審査に落とされてしまうわけなのですが…。
大手消費者金融5社中、「レイクALSA」の利用規約に限っては、以前から官報閲覧に関する記載がありません。
今後規約が変更される可能性が無いわけでは無いものの……。
少なくとも2020年7月現在、個人信用情報機関から消滅した個人再生・自己破産情報はレイクALSAの審査に影響しないと見て良いでしょう。
「個人再生・自己破産から5年以上が経過」している場合、レイクALSAは大手唯一の申込み先候補となってくれるかと思います。
契約内容 | 金利18.0% 限度額10万円 |
---|---|
属性 |
|
結局、個人信用情報に問題がある中「レイクALSA」に申し込んでもいい?
審査の際に、JICCやCICに記録された個人信用情報に加え、新生銀行グループ提供の顧客情報を閲覧する「レイクALSA」。
仮にこれらに問題がある場合、やはり「レイクALSA」への申込みは避けた方が良いのでしょうか。簡単にお話しさせて頂きます。
①成約率の低さ等を考えると「おすすめはできない」のが答え
大手消費者金融会社はいずれもレイクALSAと同じく「JICC」「CIC」に加盟しており、審査の際に個人信用情報を確認しています。
……が、実は「アコム」などの消費者金融会社は、おそらくブラック状態を承知の上で、審査に通過させることがさほど珍しくありません。
高属性ブラックの方が限度額10万円での通過を認められる等の対応も散見されますね。
また「SMBCモビット」は原則ブラックNGですが、元審査担当者のインタビューにおいては「信用情報と申込者を結びつけることが難しく、結果的にブラックでも審査に通ってしまうことがある」との回答も。
今のところ「レイクALSA」においては、ブラック状態での通過例・否決例どちらも確認されていませんが…。
仮にレイクがブラックNGの方針を取っていたとしても、SMBCモビットのような例は存在することでしょう。
そのため「ブラック状態において、レイクALSAの審査に通過することはできない」と言い切ってしまうことはできませんが…。
- ブラックでも一定の通過数を見込めるのなら、その情報が口コミなどで広がり、ブラック状態での申込み例もより多いはず
- レイクALSAにおける公式HPに掲載の「成約率」は、プロミス等に比べ10%以上低い
(=他社より審査が厳しい)
といった点を考慮すると、やはりブラック状態での「レイクALSA」申込みは高リスクと言わざるを得ないでしょう。
②ダメ元での申込みはナシではないが、やはり素直にブラック対応の業者を選ぶのが無難か
「アコム」等、他の消費者金融に比べてもブラック状態の方の審査結果に期待しづらい「レイクALSA」。
とは言えこれまで金融事故を起こした経験があり、他の消費者金融を利用できない、という方は少なくないでしょう。
こういった状況において、「ダメ元でレイクALSAへ申し込む」ことは決して悪手ではありません。
理由は簡単で、1社の審査に落ちることに大したデメリットは無いからです。
よってあなたが現役のブラック状態であっても、一縷の望みを掛けて「レイクALSA」へ申し込むことはナシではないものの……。
先述の通り、レイクALSAが本当にブラック状態の方に寛容なら、「アコム」同様、複数の申込み報告が聞かれているはず。
どうしてもレイクを利用したいのであれば申し込んでみても構いませんが…。
あなたが正真正銘のブラック状態であるのなら、基本的にはブラックでの通過例の多い金融機関の選択を推奨したいところです。
アコム |
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アイフル |
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セントラル |
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ライフティ |
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AZ |
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アムザ |
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エイワ |
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スペース |
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★1社の審査に落ちることに大したデメリットはありませんが、これが複数社(基準は金融機関による)となると話は別。短期間にあまり多くの金融商品に申し込みを行うと、6ヶ月の間、審査通過が厳しくなる場合があります。
申込数は必要最低限に抑えましょう。
CHECK【証拠付】アンケート調査に基づく「ブラックでも借りれた」消費者金融10選
まとめ
- レイクALSAが加盟している個人信用情報機関は「JICC」「CIC」の2つ。
2ヶ月以上の延滞、強制解約、債務整理などが「ブラック」情報として記録されている
┗2ヶ月未満の延滞でも記録が残る場合があるが、レイクの審査に限って言えばさほど気に掛けなくてよい - 新生銀行系列は、グループ内で顧客情報の共有を行っている。これまで新生銀行系列(ノーローン除く)で問題を起こしたことがあるのなら「レイクALSA」の選択は控えたい
- 大手消費者金融会社中、レイクには唯一「官報閲覧」に関する記載がない。
個人再生、自己破産から5年が経っているなら申込みを検討して良い - 残念ながらレイクALSAに、アコムのようなブラック状態の通過例は未確認。
ダメ元での申込みはナシではないが、ブラック状態であることが分かっているなら、最初から他社を選ぶのが無難
レイクALSAに限ったことではありませんが…。
一見難しく、目を滑らせるような利用規約にこそ、審査上の重要ポイントが書かれています。
レイクALSAへの申込みを積極的に検討したいのは、
- 延滞などの問題が無いか、2ヶ月未満である
- 5年以上前に自己破産や個人再生を行ったが、現在その他の問題点は無い
といった方。
無駄な申し込みを避ける為にも、現在の状況を確認した上で、あなたに合ったローンを選びたいところです。
CHECK一目でわかる!個人信用情報機関:開示先の選び方、ブラック入り条件他
CHECK【証拠付】アンケート調査に基づく「ブラックでも借りれた」消費者金融10選
この記事でチェックしたカードローン情報
実質年利 | 限度額 | 審査 スピード | 融資 スピード |
---|---|---|---|
4.5%~18.0% | 1万〜500万円 | お申込み後、最短15秒 | Webで最短60分融資も可能※ |
申込条件 | 郵送物回避条件 | ||
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- 土日祝日対応
- 24時間振込対応(一部例外あり)
- 郵送物の回避が容易
- Webで申込むと60日間特典または180日間5万円以下特典※初めてなら初回契約翌日から特典。
※特典期間経過後は通常金利適用。
※30日間特典、60日特典、180日間特典は併用不可。
※60日特典はWebで申込いただき、ご契約額が1~200万円の方。
※ご契約額が200万円超の方は30日間特典のみになります。 - 2020年4月16日より順次、提携ATMでのお借入れ・ご返済時の手数料を有料化
- 日曜日の無人契約機受付時間(2020年4月1日より)・第三日曜日の営業時間(審査対応時間含む)は19時まで
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