
「普段利用している三井住友銀行から、生活に必要なお金を借りたい」
「家族に知られずキャッシングを利用したいけれど、消費者金融会社の利用には抵抗がある…」
そんなときに力となってくれるのが「三井住友銀行カードローン」。
金利自体はごく普通(上限14.5%)ですが、こちらのローンは
- 郵送物なしで契約可能(条件あり)
- 三井住友銀行の口座開設不要
- ただし口座があれば、インターネットサービスを使ってより便利に利用可能
…ということで、「普段から三井住友銀行口座を利用している」あるいは「郵送物なしで銀行カードローンを利用したい」という場合に、非常に優れた借入先となってくれます。
今回はそんな三井住友銀行のカードローンについて、申込前に知っておきたいメリット・デメリットや実際の利用者アンケート結果に基づく審査通過目安、契約の流れ等を詳しくまとめました。
読み終えていただければ、今のあなたがこの銀行に申し込みを行うべきか、もしそうならどのように契約手続きを進めて行くべきかが分かります。

実質年利 | 限度額 | 審査 スピード | 融資 スピード |
---|---|---|---|
年4.0%~14.5% | 10万〜800万円 | 最短1営業日※ | 最短1営業日※ |
申込条件 | 郵送物回避条件 | ||
|
- 各三井住友銀行店舗に設置してある「ローン契約機」を使ったカード受取で郵送物なし
- ローン契約機は毎日9時~21時営業中
- 三井住友銀行の普通預金口座開設不要
(ただし口座があった方が借入・返済は便利)
目次
「三井住友銀行カードローン」申込前に確認したいメリットとデメリット
それでは早速、「三井住友銀行カードローン」は他社のよく似たローンに比べどういったメリット・デメリットを持つのか、詳しく見ていきましょう。
①金利は銀行カードローンの中ではごく普通
「三井住友銀行カードローン」の基本情報は以下の通り。
金利(借入利率) | 4.0%~14.5% | 限度額(契約極度額) | 10万円~800万円 |
---|---|---|---|
審査スピード | 最短1営業日 | 融資スピード | 最短1営業日 |
申込条件 (公式HPより) | |||
その他 |
借入限度額 | 適用金利 |
---|---|
10万円~100万円 | 12.0%~14.5% |
100万円超過~200万円 | 10.0%~12.0% |
200万円超過~300万円 | 8.0%~10.0% |
300万円超過~400万円 | 7.0%~8.0% |
400万円超過~500万円 | 6.0%~7.0% |
500万円超過~600万円 | 5.0%~6.0% |
600万円超過~700万円 | 4.5%~5.0% |
700万円超過~800万円 | 4.0%~4.5% |
上限14.5%という金利自体は、銀行カードローンの中でもごく普通。特に高くも低くもありません。
よって「少し不便があっても、できる限り低金利で借りたい」という場合には、それに向いた申込先を選んだ方が良いでしょう。
★三井住友銀行カードローンは2017年まで「曜日を問わない最短30分審査・即日融資」に対応していましたが……。
現在は全銀行ローンに審査の際、警察庁データへの照会が義務付けられた影響により、「審査結果が出るまでには最短でも1営業日」を要することとなってしまいました。おそらくはこのデータ照会が平日にしか対応していない上、1日ほどの時間が掛かるのでしょう。あらかじめご承知おきください。
とは言え本来は即日融資のノウハウを持っているだけあって、銀行カードローンの中で比べた際の融資スピードは最速となっています。
②他の銀行ローンと比べた最大のメリットは「郵送物を回避しやすい」こと
特に貸付条件の上では特徴のない、三井住友銀行のカードローンですが……。
最大のメリットと言えるのが、「契約時の郵送物を避けられる」かつ「特定口座の開設を求められない」こと。消費者金融会社(プロミス等)においては特に珍しくない特徴ですが、「郵送物なしを前提に、誰でも申し込める銀行カードローン」はそれだけで非常に貴重です。
……とは言え、このローンを利用する全利用者が郵送物を避けられるわけではありません。実際の問い合わせ結果をご覧ください。
お客様は三井住友銀行のお口座をお持ちでしょうか?
インターネットからお手続きして頂く、キャッシュカードにローンの機能を付けるご契約ですと、ご自宅に契約内容の確認書類をお送りさせて頂くこととなります。
ですがローン専用カードをローン契約機で受け取って頂ければその場で契約書の発行が可能ですので、こちらをご検討頂ければと思います。
(2019年11月問い合わせ分)
要は「ローン契約機」(三井住友銀行の店舗内に設置してある機械)を使って契約書とカードを受け取れば、郵送物なしで契約を結べるわけですね。
消費者金融各社と異なり、「郵送物なし+来店なし」の両立には対応していませんのでお気を付けください。
こちらのローン契約機は「曜日を問わず、毎日9時~21時」の間利用できますので、これについての心配は不要でしょう。
★「ローン契約機」設置場所については以下の公式HPをご覧ください。
CHECK三井住友銀行公式HP「店舗・ATM検索」
★郵送物の送付をいとわないのであれば、来店なしでの契約も可能です。
実は三井住友銀行と同じく、「三菱UFJ銀行」の取り扱うカードローン「バンクイック」も「口座開設なし」「郵送物なし」の両立に対応しています。
2社のローンを比較してみると以下の通り。
三井住友銀行カードローン | 三菱UFJ銀行バンクイック | |
---|---|---|
上限金利 | 14.5% | 14.6% ※下限金利1.8% |
郵送物なしで契約する条件 | 店舗内に設置の機械(ローン契約機)を使った契約・カード受取 | 店舗内に設置の機械(テレビ窓口)を使った契約・カード受取 |
ローン契約機/テレビ窓口の設置場所 | 毎日9時~21時 | 平日9時~18時 土曜10時~18時 日曜休業 |
ローン契約機/テレビ窓口の営業時間 | 公式HP参照 | 公式HP参照 |
口座開設 | 不要 (ただし三井住友銀行口座があった方が便利) | 不要 (ただし三菱UFJ銀行口座があった方が便利) |
備考 | 郵送物なしでの契約には運転免許証が必須 |
ということで、基本的に優秀なのは「三井住友銀行」の方ですね。
特に「三菱UFJ銀行の口座を普段から使っている」「近くに三菱UFJ銀行の店舗しかない」といった状況で無ければ、三井住友銀行の方を選んで差し支えないでしょう。
★ちなみに各銀行の口座をお持ちであれば、「新生銀行」「住信SBIネット銀行」「ジャパンネット銀行」のカードローンも、郵送物なしで利用可能です。
③三井住友銀行口座は不要だが、口座があれば借入&返済の勝手は◎
三井住友銀行カードローン、最大の特徴は先述の通り「口座開設なし+郵送物なし」を両立できること。
……というと既存の三井住友銀行ユーザーにとってメリットが薄いようですが、そんなことはありません。
こちらのローンでは、三井住友銀行の口座開設を条件に「24時間振込(振替)による借入・返済」「口座振替(自動引き落とし)による返済」が可能となります。
借入方法 | 返済方法 | |
---|---|---|
三井住友銀行の口座あり | ATM出金 インターネットバンキングを使った振替※(24時間対応) | ATM入金 インターネットバンキングを使った振替※(24時間対応) 口座振替(自動引き落とし) |
三井住友銀行の口座なし | ATM出金 | ATM入金 |
特に曜日を問わず、24時間即時反映の振替サービスは嬉しいところで、三井住友銀行口座さえあればわざわざATMを使わずとも、インターネット上で借入・返済が可能。
三井住友銀行は以前からインターネットバンキング(SMBCダイレクト)のサービスに力を入れているだけあって、同行の既存ユーザーにとっては間違いなく、一番使い勝手の良いローンとなってくれることでしょう。
CHECK4.三井住友銀行カードローンの借入方法
CHECK5.三井住友銀行カードローンの返済方法
④一方で「最低返済額のみでの返済を続けると、多額の利息が発生する」危険も…。
ここまで解説してきたのは、主に三井住友銀行カードローンの「メリット」、つまり良い部分でしたが……。
多くのカードローン商品の例に漏れず、こちらのローンにも決して見逃せない「デメリット」が存在します。
実はこちらの「三井住友銀行カードローン」、毎月の最低返済額がやたら安く設定されています。
(100万円借入時の最低返済額15,000円)
「毎月の返済負担が軽い」という事実を、「メリット」と数える方も決して少なくないとは思うのですが、このリスクに関しては実際の返済例をご覧頂くのが早いでしょう。
毎月最低返済額のみを返済 (1.5万円→1.4万円→…2千円) | 2,670,807円 (244回/10年4ヶ月) |
---|---|
毎月4万円を返済 | 1,197,960円 (30回/2年6ヶ月) |
差額 | 1,472,846円 |
ご覧の通りこちらのローン、返済を「最低返済額」通りに行っていると、最終的に借入額以上の、この場合は150万円以上の利息を支払う羽目になりかねません。
「100万円を借り、250万円を返す」ことは言うまでもなく馬鹿らしいですが、これ自体は誰にでも起こり得ることです。
上の表をご覧になって分かる通り、自主的に毎月の返済額を増やせばこのデメリットは解消可能ではありますが……。
「自由に使えるはずのお金を、増額返済に充てる自信がない」といった場合、こちらのローンを利用するのは高リスクと言えるでしょう。
詳細5.三井住友銀行カードローンの返済方法
CHECK25社カードローン徹底比較!最低返済額編:借入額別の金利比較付き
三井住友銀行ユーザーに聞いた!実際の審査結果と感想
三井住友銀行カードローンの基本情報をチェックしたら、ここからは「どんな人が審査に通って、どんな感想を持っているのか」について見ていきましょう。
①三井住友銀行、申込経験者6名の審査結果
これまでに寄せられている、「三井住友銀行カードローン」の審査結果データは以下のとおりです。
★いずれもアンケート回答の際に、「申し込みが事実と確認できる画像」を提出いただいています。
申告年収 | 職業 | 勤続年数 | 他社債務 (リボ含む) | 適用 金利 | 適用 限度額 |
---|---|---|---|---|---|
220万 | 会社員 (非上場) | 2年 | なし | 14.5% | 30万 |
250万 | 派遣社員 | 6ヶ月 | 118万円 | 審査落ち | |
260万円 | 自営業 | 2年 | 30万円 (プロミス) | 14.5% | 50万円 |
300万円 | 派遣社員 | 2年 | なし | 14.5% | 10万円 |
300万円 | 契約社員 | 2年 | なし | 不明 (おそらく14.5%) | 100万円 |
600万円◇ | 会社員 (上場) | 17年 | 100万円 (楽天銀行) | 12.0% | 100万円 ※借り換え |
年収220万円の方が限度額30万円で審査通過、とは言え三井住友銀行カードローンの最低限度額は10万円ですから、実際のところはもう少し低い属性でも審査通過を狙えることでしょう。
(一般に銀行カードローンは、他社借入などのマイナス点がない場合「年収200万円程度のアルバイト」または「年収を問わず、正社員である」ことが通過目安)
審査が不利に進みやすい自営業者(それも他社借入あり)の審査例も確認されていることから、決して他社に比べ厳しい審査を行っているわけではなさそうです。
…とは言えさすがに年収の半分に達するような他社借入がある状況だと、新規契約は難しくなるようですね。
参考【年収100万円~】銀行カードローン申込者50名に聞いた!審査の甘い銀行と体験談
②実際のユーザー3名による「三井住友銀行から借りた感想」
上の6名の方のうち、3名から「三井住友銀行カードローンに対する感想」を頂戴できましたので、ここに紹介させていただきます。
30万の希望額だったのですが50万融資を受けられる状況を作ってくれて、感謝しかないです。(30代、自営業)
口コミはおおむね上々ですね。特に借入・返済に関する使い勝手の良さは高評価です。
気になるのは3人目の方の、「他社の借入が増えたことで銀行カードローンの利用ができなくなってしまった」という内容ですが……。
これはいわゆる途上与信(契約後の定期審査)の影響によるものでしょう。
三井住友銀行に限らず、どこのローンでも他社借入の増加などを理由に返済能力が下がったと判断されたなら、新規借入を停止されることは特に珍しくありません。(利用規約にも明記あり)
こちらについては「あらかじめご了承ください」としか言えないところです。
三井住友銀行に聞いた!申し込み~借入の流れ
各メリット・デメリットを把握した上で「三井住友銀行」への申し込みを決めたなら、その契約の流れを見てみましょう。
まずは「契約に掛かる時間」についてですが……。
公式HPには「最短翌営業日」の記載があるものの、公式HP情報と実情が食い違うことはさほど珍しくありません。
そこで三井住友銀行のカードローンプラザに、直接問い合わせを行ってみました。
ただ書類の提出状況などによってはもう少し時間が掛かることもございます。
(2019年11月問い合わせ分)
2017年まで最短30分審査を行っていたと考えれば当然かもしれませんが、三井住友銀行の場合は(書類提出などに手間取らない限り)公式HP情報通り、十分「1営業日」での契約・借入を狙えそうですね。
今は即日融資にこそ対応していないものの、銀行カードローンの中では一番の融資スピードを誇ると言って良いかと思います。
①おおまかな契約の流れ
ここまで紹介した問い合わせ結果を踏まえ、契約の流れを来店の有無別にまとめました。
検討中の契約方法に合った情報をご覧ください。
CHECK来店契約の流れ(口座の有無問わず・郵送物なし)
CHECKインターネット契約の流れ(口座あり・郵送物あり)
★「三井住友銀行の口座を持っておらず、郵送物を気にしない」という場合には郵送での契約(カード受取)も可能ですが、この場合は借入先に三井住友銀行を選ぶメリットがほぼありません。
既に口座をお持ちの銀行のカードローンや、任意の口座を使い返済のできる「楽天銀行」「イオン銀行」等の選択をおすすめします。
(1)来店契約の場合(郵送物なし)
三井住友銀行カードローンを「郵送物なし」で利用するためには、口座の有無にかかわらず来店契約が必須となります。
「三井住友銀行カードローン」
来店契約の流れ
(口座あり・なし)
(ここまで最短1営業日)
※利用明細などの送付なし
先述の通り、契約に用いるのは通常の銀行窓口ではなく「ローン契約機」と呼ばれる個人ブース。営業時間は「毎日9時~21時」とかなり長いため、利用しやすくなっています。
申し込み後にやるべきこと(必要書類の提出、ローン契約機での手続き等)があればその都度メールや電話で連絡が入りますから、これに従って行動すれば特に困ることも無いでしょう。
「ローン契約機」の設置場所については、以下の公式HPをご覧ください。
CHECK三井住友銀行公式HP「店舗・ATM検索」
★ローン契約機を使った「申し込み・書類提出」手続きも可能です。
ただし同じことがインターネットでも可能、かつ契約時には再び店舗を訪れる必要があることから、別の用事のついででもない限りおすすめはできません。
(2)インターネット契約の場合(口座あり)
あなたがすでに「三井住友銀行」の口座をお持ちなら、インターネット上での契約手続き(WEB完結)が可能です。
「三井住友銀行カードローン」
インターネット契約(WEB完結)の流れ
(三井住友銀行の口座必須)
お手持ちのキャッシュカードに出金機能が付く
(ここまで最短1営業日)
3つの契約手段の中でも最も手軽ですから、郵送物が気にならないのならこの方法を選ぶのが良いでしょう。
新しくカードを増やすことなく、キャッシングを利用できるようになるのも嬉しいところです。
②三井住友銀行との契約に必要な書類
三井住友銀行とのカードローン契約に必要な書類は以下の通りです。
全利用者 本人確認書類いずれか1点 | ※以上を用意できない場合はカードローンプラザ(0120-923-923)へ要問い合わせ(公式HPより) |
---|---|
希望限度額が50万円を超える場合 いずれか1点 | その他収入の確認できる書類 |
本人確認書類を用意できない場合には要問い合わせとのこと。
公式にそう規定されているため断言は避けますが、犯罪収益防止法の規定から考えるとおそらく
- 来店契約時…健康保険証などの顔写真のない書類2点、または1点+住所を確認できる書類
- インターネット契約時…健康保険証などの顔写真のない書類1点
の提出を求められることでしょう。
ちなみに書類の提出自体は「スマートフォンなどで撮影+所定の場所にアップロード」という形で簡単に済ませられます。
CHECK【職業別】すぐ分かる!収入証明書類の入手・再入手方法とよくある質問
③在籍確認は「銀行名を名乗る形で、必要な場合」に実施される
カードローンの審査を受ける上で、気になりやすいのが「在籍確認(勤務先確認)」。
多くの場合、この過程は「金融機関または保証会社が、申込者の勤務先に電話を掛ける」形で実施されますが……。
こちらの仕様について、実際に三井住友銀行へ問い合わせてみました。
(2019年11月問い合わせ分)
ということで、三井住友銀行の在籍確認は原則「審査の過程で必要となったら、銀行名で勤務先に電話を掛ける」という形で行われるとのこと。
銀行名を名乗った在籍確認であれば、「キャッシュカードを失くしたので」「資産運用の勧誘」などいくらでも言い訳が利きますから、キャッシングバレを避けたい場合にはむしろ好都合と言えるでしょう。
★今回の問い合わせでは確認できませんでしたが、以前実施した同様の問い合わせ、そして今回のアンケート調査では「相談次第で在籍確認の電話回避に対応してもらえる」ことが分かっています。
銀行名での在籍確認であれば、そこまでキャッシングバレを気にする必要はないはずですが……。
どうしても勤務先に電話を掛けてくるのはやめてほしい、という場合には、事前に三井住友銀行へご相談ください。
三井住友銀行カードローン、契約後の借入方法
ここからは任意の方法で三井住友銀行と契約を結んだ後の「借入」方法について、簡単に紹介させて頂きます。
①「ATM出金」は全ユーザーとも手数料無料で利用可能
「三井住友銀行カードローン」全利用者とも利用できるのが、各「ATM」を使った借入。
対象となるATMは以下の通りです。
★三井住友銀行カードローンを利用できるATM
- 三井住友銀行ATM
- セブン銀行ATM
- ローソン銀行ATM
- E-netATM(ファミリーマート等)
※ゆうちょ銀行ATM
※その他の銀行・信金等のATM
※キャッシュカード一体型(WEB完結契約)の場合、利用不可
どのATMを利用する場合であっても、出金手数料などは掛かりませんのでご安心ください。
ちなみに「WEB完結」で契約を結んだ場合、利用できるATMは少し限定されますが、「三井住友銀行ATM」と各コンビニATMを利用できればそこまで困ることは無いでしょう。
②【口座必須】インターネットバンキングを使った24時間「振替」は是非活用したい
あなたが三井住友銀行口座をお持ちであれば、SMBCダイレクト(インターネットバンキング)を通し「振替」による借入が可能となります。
振替とは同じ銀行内のお金を別の口座に移すこと。ここではあなたの「カードローン口座」から、「普通預金口座」にお金を移すことを意味します。
三井住友銀行は曜日や時間をほぼ問わない振替に対応していますから、現金ではなく口座にお金が必要、という場合には、ATM出金よりも便利な借入方法となってくれることでしょう。
★毎週日曜日21時~翌7時までの定期メンテナンス、その他臨時メンテナンス時には振替(というより全ての「SMBCダイレクト」サービス)を利用できません。ご注意ください。
★利用手数料は発生しません。
③【口座必須】自動引き落としの失敗に備えられる「自動融資」も要チェック
あなたが三井住友銀行口座をお持ち、かつこれを「返済用口座」に設定したなら、「自動融資(バックアップ)」と呼ばれる機能を利用できるようになります。
「自動融資」の意味は銀行ごとに異なるのですが……。
三井住友銀行の場合は「何らかの自動引き落としに失敗しそうなとき、その差額を自動的にカードローン口座が補填する」ことを指す模様。
例を挙げると
- 残高7万円の「三井住友銀行」普通預金口座に、10万円のクレジットカードの引き落としが行われる
→差額の3万円が自動的にカードローン口座から振り替えられる
→借入残高が3万円増えた代わりに、クレジットカードの引き落としは問題なく完了
…といったかんじですね。
「知らないうちに借入残高が増えてしまう」デメリットこそ否めませんが、もしもこれまで自動引き落としに失敗してしまった経験があるのなら、設定しておいて損はないでしょう。
★「自動融資」の設定にはローン契約機、または三井住友銀行店頭窓口での手続きが必要となります。
★三井住友銀行からの引き落とし(カードローン含む各種ローンの返済など)は、自動融資の対象外となります。
★利用手数料は発生しません。
三井住友銀行カードローン、毎月の返済額とその方法
最後に、三井住友銀行から借りたお金を返済していく方法についてご紹介させて頂きます。
①毎月の返済額は2,000円~と低額だが……。
三井住友銀行カードローンにおける、毎月の「最低返済額」(口座振替を利用する場合は自動引き落とし額)は以下の通り。
返済時の借入残高 | 最低返済額(自動引き落とし額) |
---|---|
10万円以下 | 2,000円 |
10万円超~20万円 | 4,000円 |
20万円超~30万円 | 6,000円 |
30万円超~40万円 | 8,000円 |
40万円超~50万円 | 10,000円 |
50万円超~60万円 | 11,000円 |
60万円超~70万円 | 12,000円 |
70万円超~80万円 | 13,000円 |
80万円超~90万円 | 14,000円 |
90万円超~100万円 | 15,000円 |
先にも触れた通り、毎月の返済額はやたら軽いです。
(借入残高100万円のとき、三井住友銀行の最低返済額1.5万円に対しプロミスの最低返済額は2.6万円)
家計に負担が少ない、という意味では良いことかもしれませんが……。
とにかく「最低返済額」通りに支払いを続けていくと、借入残高がなかなか減りません。
★三井住友銀行から100万円を借りる場合の支払い総額比較(金利14.5%の場合/再掲)
毎月最低返済額のみを返済 (1.5万円→1.4万円→…2千円) | 2,670,807円 (244回/10年4ヶ月) |
---|---|
毎月4万円を返済 | 1,197,960円 (30回/2年6ヶ月) |
差額 | 1,472,846円 |
これ自体は先に申し上げた通りですが、なぜこういったことが起きるかというと「毎月の返済額が軽いにもかかわらず、その中から利息が自動的に徴収される」から。
金利(年利)14.5%でローン契約を結ぶ場合、1ヶ月あたりの利息は
14.5%÷12=1.208333…%、ということで大体「1.2083%」くらいです(実際には誤差あり)。
例えば100万円を1ヶ月借りたなら、100万×0.12083=12,083円前後の利息が徴収されるわけですね。
が、このときの三井住友銀行の最低返済額は15,000円。
15,000円の中から12,083円が利息として徴収されたなら、実際の借入清算に充てられるのは3,000円弱にしかなりませんから、返済が進まないのも当然と言えるでしょう。
むしろ最低返済額通りに支払いを進めると、知らないうちに多額の利息を取られてしまいますから、基本的にはこの金額にとらわれず、「毎月可能な限り、多くのお金を返す」ことを心掛けたいところです。
借入清算に充てられるお金が増えたおかげで、返済の効率が良くなっていることが分かります。
②返済方法は「ATM入金」、口座があれば「インターネット振替」「口座振替」も利用可
ということで、毎月できる限り積極的に返済を進めたい三井住友銀行のカードローン。
肝心の返済方法は
- ATM入金
- インターネット振替(三井住友銀行口座必須)
- 口座振替/自動引き落とし(三井住友銀行口座必須)
の中から自由に選択することとなります(口座をお持ちでない場合は「ATM入金」一択ですが)。
毎月の返済日(口座振替の場合は引き落とし日)は銀行カードローンには珍しく、「5日」「15日」「25日」「末日」の中から自由に選べますので、返済の都合が良さそうなもの(給料日直後がおすすめ)を設定すると良いでしょう。
ちなみに追加返済(任意返済)は「ATM入金」または「インターネット振替(口座所有者のみ)」を使い、いつでも好きなタイミングで実施可能です。
★返済に利用できるATMは
- 三井住友銀行ATM
- 各コンビニATM
- ゆうちょ銀行ATM(ただしキャッシュカード一体型は不可)
の3つです。借入に可能なATMに比べ少なくなりますのでご注意ください。
ちなみにこちらも利用手数料は発生しません。
まとめ
- 三井住友銀行カードローン、最大の特徴は銀行カードローンでありながら「口座開設不要+郵送物なし」を両立できること。「三菱UFJ銀行バンクイック」も同じメリットを持つが、ローン契約機の営業時間や僅かな金利差を考えると三井住友銀行の方が優秀と言える
- 口座は無くても利用できるが、三井住友銀行ユーザーは「24時間振替による借入・返済」「口座振替による返済」はじめとする便利なサービスを利用可能
- 最大のデメリットは「毎月の返済額が軽く、追加返済(増額返済)の重要性が非常に高い」ことか
- もともと30分審査を実施していただけあって、融資スピードはおそらく銀行最速(最短1営業日)。ただし郵送物を避けるには「ローン契約機」を使った来店契約が必須なので注意
「郵送物なし」で銀行カードローンを利用したい方、あるいは三井住友銀行ユーザーにとって、非常に嬉しい存在となってくれる「三井住友銀行カードローン」。
「最低返済額の低さにかかわらず、できる限り積極的に返済する」という一点さえ守れば、後悔のない申し込み先となってくれることでしょう。

実質年利 | 限度額 | 審査 スピード | 融資 スピード |
---|---|---|---|
年4.0%~14.5% | 10万〜800万円 | 最短1営業日※ | 最短1営業日※ |
申込条件 | 郵送物回避条件 | ||
|
- 各三井住友銀行店舗に設置してある「ローン契約機」を使ったカード受取で郵送物なし
- ローン契約機は毎日9時~21時営業中
- 三井住友銀行の普通預金口座開設不要
(ただし口座があった方が借入・返済は便利)
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