みずほ銀行カードローンは、普段から「みずほ銀行」の口座を使っている方向けのカードローンです。
その代わり、年収100万円前後の方や複数の他社借入を抱えている方など、審査に不安がある方でも利用できる可能性があります。
今回は実際のアンケート調査の結果から、みずほ銀行カードローンの審査基準を分析しました。
実質年利 | 限度額 | 審査 スピード | 融資 スピード |
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※年2.0%~14.0% | 10万〜800万円 | 2~3営業日 | 1週間~10日 (すでに口座をお持ちの場合) |
申込条件 | |||
以下のすべての条件を満たす個人のお客さま
※ 外国人のお客さまは永住許可を受けている方が対象となります。 |
- みずほ銀行の普通預金口座の開設必須
- 「WEB完結」であっても郵送物の回避不可
- 原則として新規ローンカードの発行は行われず、既存のキャッシュカードに借入機能が付く(希望があれば専用ローンカードの発行も可)
- 現在は専業主婦の申込不可(「専業主婦OK」は古い情報です)
目次
みずほ銀行カードローンの申込条件
「みずほ銀行カードローン」の審査を受けるためには、所定の申込条件を満たす必要があります。
まずはこのカードローンへ「申し込み」を行う条件について解説します。
①申し込めるのは「満20歳以上満66歳未満で収入がある方」
みずほ銀行カードローンの申込条件は以下の通りです。
- ご契約時の年齢が満20歳以上満66歳未満の方
- 安定かつ継続した収入の見込める方
- 保証会社の保証を受けられる方
*外国人のお客さまは永住許可を受けている方が対象となります。
「保証会社の保証を受けられる方」については、「審査に通過できる方」と読み替えることができます。
そのため実質的な申込条件は、「満20歳以上満66歳未満で収入がある方」だと言えるでしょう。
②専業主婦の方は申し込めない
現在のみずほ銀行カードローンは、専業主婦の方の申し込みを受け付けていません。
その他、収入がない無職の方もこのカードローンへ申し込むことができません。
みずほ銀行カードローンの審査基準
ここからは、みずほ銀行カードローンの審査基準について解説します。
①年収100万円、アルバイトの方も審査に通過している
「安定かつ継続した収入の見込める方」という申込条件を見ると、審査に通過するためには一定の収入が要求されるように思えます。
ただし実際にアンケート調査を実施したところ、「年収100万円・アルバイト」という方の審査通過を確認することができました。
その他、年収200万円以下の方が多く審査に通過されていることを見ても、このカードローンを利用する上で高い収入は不要と言えます。
属性 | 審査結果 |
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②複数の他社借入を抱えた方の通過報告も多い
このカードローンでは、複数の他社借入を抱えている方の通過報告も多いです。
中には「即・審査落ち」の基準となりやすい、4件以上の他社借入を抱えた方の通過報告も見られました。
属性 | 審査結果 |
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これらの審査結果を見る限り、みずほ銀行は他社借入の「件数」よりも、「借入総額」を重視しているようです。
これはカードローンの中では、珍しい審査傾向だと言えます。
③クレジットカードを長期延滞した方の審査通過も
今回のアンケート調査では、信用情報に問題がある方の審査通過報告も見られました。
属性 | 審査結果 |
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一般に2ヶ月以上の「後払い」サービスの延滞は、信用情報上の大きな問題と見なされます。
それにもかかわらず審査に通過できたというこの例は、みずほ銀行の審査の柔軟さを示しています。
④みずほ銀行カードローンの審査に落ちるのはどんな人?
みずほ銀行カードローンの審査は、一般的な銀行カードローンに比べても柔軟に見受けられます。
それにもかかわらず審査に落ちてしまうのは、主に「他社のカードローンを延滞中」の方や「審査上の不安要素が重なっている方」でしょうか。
後者について具体的に言うと、「年収が低く、複数の他社借入がある」「収入が不安定で、信用情報に問題がある」方などが該当します。
その他、今回のアンケートに該当者はいなかったものの、「既存の借入額が年収の半分前後に達している方」の審査通過は一般に困難とされています。
また任意整理の手続き中の方や、自己破産を経験した方などの審査通過も難しいでしょう。
みずほ銀行カードローンを利用した方の口コミ評判・体験談
ここからは、実際のアンケート調査から2名の体験談を抜粋し、紹介させていただきます。
①年収100万円で審査に通過できた方の体験談
まずは「年収100万円、アルバイト」という属性で審査に通過された方の体験談を紹介します。
属性 |
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審査結果 |
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自由な口コミ・感想など | |
銀行でお願いされて作ったので(審査についての)不安はなかった。 同じキャッシュカードで使えたので便利だった |
この例だけを見ても、みずほ銀行カードローンの審査に通過するために高い収入や信用が必要ないことが分かります。
また「同じキャッシュカードで使えた」ということは、この方が「キャッシュカード兼用型」を選択したことを意味します(詳細は後述)。
この場合、普段のキャッシュカードを使ってカードローンのサービスを利用することができます。
②4件の他社借入と信用情報の問題を抱え審査に通過できた方の体験談
こちらは4件の他社借入と、信用情報の問題を抱えて審査に通過できた方の体験談です。
属性 |
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審査結果 |
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自由な口コミ・感想など | |
複数機関からの莫大な借金と低収入という状況が審査にどれだけ影響するのか、という不安は大きかったです。 (借りたお金の使い道は)他の機関への返済を最優先にしました。 |
「他社借入4件、かつ信用情報に問題あり」という状態での審査通過は、消費者金融会社でも難しいです。
この方が審査に通過できた理由として考えられるのは、「他社借入の総額が年収に対してさほど高くなかった」ためでしょうか。
いずれにせよ、こちらはみずほ銀行が柔軟な審査を行っていると示す、貴重な例の1つと言えます。
みずほ銀行カードローンにおける審査・契約の流れ
ここからは、みずほ銀行カードローンにおける審査・契約の流れについて解説します。
①契約の流れ
「みずほ銀行カードローン」の契約の流れは以下の通りです。
みずほ銀行カードローン
審査・契約の流れ
※携帯電話へ確認が入る場合あり
(契約後1週間~)
契約手続きはインターネット上で完了します。
審査の際には携帯電話へ連絡が入る可能性があるため、着信に気を配っておくと良いでしょう。
★みずほ銀行の店舗などでの申し込みも可能です。
②みずほ銀行カードローンの必要書類
みずほ銀行とのカードローン契約に必要な書類は以下の通りです。
本人確認書類(全利用者必須) |
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いずれか1点
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収入証明書類 (限度額が50万円を超える場合) |
いずれか1点
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書類は「スマートフォンなどで撮影した画像をアップロード」という形で提出できます。
③審査時間は最短1営業日(土日を含まない)
インターネットから申し込みを行った場合、カードローンの審査にかかる時間は「最短1営業日」です。
ただし審査の状況によっては、より長い時間が必要となることもあるでしょう。
また、土日祝日に審査は行われていません。
④在籍確認は「必要と判断された場合に」実施される
みずほ銀行カードローンの在籍確認(勤務先確認)は、「必要と判断された場合に、電話で」行われます。
必ず勤務先に電話がかかってくるとは限りませんが、申込者の都合で電話を避けることはできません。
また、電話は「みずほ銀行」の名前ではなく「担当者の個人名」を用いて掛けられます。
例:○○(担当者名)と申しますが、××△△さんはいらっしゃいますか?
CHECKみずほ銀行カードローンの在籍確認について
⑤契約後に利用できる借入方法について
契約後に利用できる「みずほ銀行カードローン」の借入方法は以下の通りです。
みずほダイレクト |
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ATM |
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自動振替サービス |
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「みずほダイレクト」(インターネットバンキング)を使った借入は、時間を問わずに利用できる上、手数料も無料です。
ATMは時間帯などによって手数料が発生するため、基本的には「みずほダイレクト」を活用したいところです。
みずほ銀行カードローンの基本情報
ここからは、みずほ銀行カードローンの特徴や基本情報について解説します。
①契約にはみずほ銀行の口座が必要
前提として、このカードローンの契約を結ぶためにはみずほ銀行の口座が必要です。
審査は口座なしでも受けられますが、契約の際には自分の口座を開設する必要があります。
みずほ銀行では、カードローンと「みずほe-口座」の同時申し込みが可能です。
★みずほe-口座では、通帳が発行されません。
②金利は上限14.0%と低め
みずほ銀行カードローンの金利は「1.5%~14.0%」で、主に利用限度額に応じて決定します。
ご利用限度額 | 適用金利※ |
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10万円~90万円 | 14.0% |
100万円 ~190万円 | 12.0% |
200万円 ~290万円 | 9.0% |
300万円 ~390万円 | 7.0% |
400万円 ~490万円 | 6.0% |
500万円 ~590万円 | 5.0% |
600万円 ~790万円 | 4.5% |
800万円 | 2.0% |
金利設定は、銀行カードローンの中でも低めです。
また金利が「年利14.0%」の場合、月当たりの金利は1.666%前後となります。
これは10万円を1ヶ月借りた場合、1,666円程度の利息が発生することを意味します。
③他社借入に比較的寛容なのでおまとめ・借り換えにも使える
先にふれたとおり、みずほ銀行カードローンの審査は「複数の他社借入」に寛容です。
そのため借り換えを目的に、このカードローンを選ぶことも視野に入るでしょう。
特に「借入総額は高くないが、借入件数が多い」という方は、このカードローンの独自の審査基準を上手く活かせるかと思います。
④「キャッシュカード兼用型」と「カードローン専用型」の違いについて
みずほ銀行カードローンには「キャッシュカード兼用型」と「カードローン専用型」の2種類があります。
「キャッシュカード兼用型」では、現在利用しているみずほ銀行のキャッシュカードに借入の機能が追加されます。
一方、「カードローン専用型」ではカードローン専用のカードが発行されます。
ただし、インターネットでの申し込みに対応しているのは「キャッシュカード兼用型」のみです。
そのため多くの方は、「キャッシュカード兼用型」を選ぶ形となるでしょう。
★「カードローン専用型」を希望する場合には、みずほ銀行の店舗などでの申し込みが必要です。
まとめ
- みずほ銀行カードローンへ申し込めるのは「満20歳以上満66歳未満で収入がある方」
- 審査はかなり柔軟で、年収100万円前後の方や信用情報に問題がある方の審査通過も確認済み
- 他社借入については「借入件数」よりも「借入総額」を重視する模様。
カードローンの中でも珍しい審査基準と言える - 審査は最短1営業日で完了する
みずほ銀行カードローンは、大手銀行の取り扱いでありながら柔軟な審査を特徴としています。
独自の審査基準に期待するのであれば、口座開設が必要であることを踏まえても、このカードローンを選ぶ意味があるでしょう。
金利 | 2.0% ~14.0% (~月1.666%程度) |
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限度額 | 10万円~800万円 |
口座開設 | 必須 |
自宅への郵送物 | 回避不可 |
勤務先への電話 (在籍確認) | 担当者個人名で、必要と判断された場合に実施 ※申込者都合での回避不可 |
申込み~融資の所要時間 | 最短1営業日 |
借入方法 |
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返済方法 |
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申込条件(公式サイトより) | |
(1)ご契約時の年齢が満20歳以上満66歳未満の方 (2)安定かつ継続した収入の見込める方 (3)保証会社の保証を受けられる方 *外国人のお客さまは永住許可を受けている方が対象となります。 |
この記事でチェックしたカードローン情報
実質年利 | 限度額 | 審査 スピード | 融資 スピード |
---|---|---|---|
※年2.0%~14.0% | 10万〜800万円 | 2~3営業日 | 1週間~10日 (すでに口座をお持ちの場合) |
申込条件 | |||
以下のすべての条件を満たす個人のお客さま
※ 外国人のお客さまは永住許可を受けている方が対象となります。 |
- みずほ銀行の普通預金口座の開設必須
- 「WEB完結」であっても郵送物の回避不可
- 原則として新規ローンカードの発行は行われず、既存のキャッシュカードに借入機能が付く(希望があれば専用ローンカードの発行も可)
- 現在は専業主婦の申込不可(「専業主婦OK」は古い情報です)
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