もしも、今日のうちにお金を受け取りたいと考えてカードローンをお探しでしたら「今日借りる方法2020」記事をご確認ください。

「今後必要そうな出費のため、カードローンの契約を結んでおきたい。
低金利住宅ローンを提供しているインターネット銀行なら、安く借りられそうだけれど……?」
結論から言うと、インターネット銀行のカードローン金利はピンからキリまで。
業界トップクラスの低金利を誇る銀行もあれば、消費者金融と同等の金利で融資を行う銀行も存在します。よってインターネット銀行のローン=低金利、と言うことはできません。
同様に「口座開設が必須か否か」「郵送物を避けられるか否か」「審査難易度」といった点も申込先によりバラバラであり、「インターネット銀行のカードローンの特徴」と言えるのは「来店不要で契約できること」「返済能力に応じた大きなお金を借りやすいこと」くらいでしょう。
今回は「カードローンを極力良い条件で、できれば来店なしで利用したい」というあなたのため、各インターネット銀行の取り扱い商品や比較対象となりやすいライバル業者のカードローン情報をまとめました。
読み終えていただければ、今のあなたに合った申込先候補が分かります。
目次
「インターネット銀行」から借りるってどういうこと?知っておきたいメリット・デメリット
「インターネット銀行」からの借入を検討しているあなたのため、早速そのメリット・デメリットについて解説させて頂きます。
①金利は銀行によりバラバラ、インターネット銀行=低金利というわけではない
一般に、インターネット銀行のローンは低金利というイメージを持たれています。
これはおそらく
- 圧倒的な低金利を実現させている「住信SBIネット銀行」「ソニー銀行」等の住宅ローンの存在
- ATM利用手数料や振込手数料の安さ
といった理由に基づくのでしょう。一般的な銀行とは異なり、複数の店舗を構えないインターネット銀行は運営コストが安いことから、こういったユーザーサービスに注力しやすいのは確かです。
……が、カードローンに関して言えば決して「インターネット銀行=低金利」とまで言い切ることはできません。
住信SBIネット銀行 (プレミアムコース) | 7.99% |
---|---|
参考:りそな銀行 (都市銀行) | 13.5% |
ソニー銀行 | 13.8% |
イオン銀行 | 13.8% |
楽天銀行 | 14.5% |
新生銀行 | 14.8% |
auじぶん銀行 | 17.5% |
オリックス銀行 | 17.8% |
参考:プロミス (消費者金融) | 17.8% |
ジャパンネット銀行 | 18.0% |
確かに住信SBIネット銀行カードローン「プレミアムコース」は上限7.99%という、業界トップクラスの低金利を実現させていますが……。
次いで低金利となる「ソニー銀行」「イオン銀行」カードローンの上限金利は13.8%。一般的な銀行カードローン(上限14.5%)に比べれば低金利ですが目を見張るほどのものではありませんし、そもそも都市銀行「りそな銀行」カードローンの上限金利は13.5%とこれを下回ります。
また続く「楽天銀行」(上限14.5%)、「新生銀行」(上限14.8%)の金利は一般銀行カードローンと同じくらい。
これくらいまでなら許容範囲なのですが、「auじぶん銀行」(上限17.5%)、「オリックス銀行」(上限17.8%)、「ジャパンネット銀行」(上限18.0%)の金利は消費者金融並みですね。参考として、「プロミス」の上限金利は17.8%です。
このようにインターネット銀行のカードローン金利は「ピンからキリまで」。
申込先を選ぶ上で重要なのは「インターネット銀行かどうか」ではなく、「どの借入先を選ぶか」となります。
CHECK2.各インターネット銀行+来店なしで契約できる全18カードローンの基本情報一覧
②ただしどの銀行も都市銀行等に比べれば大きなお金を借りやすい傾向アリ
先述の通り、「インターネット銀行のカードローンだから金利が高い・低い」と言い切ることはできません。
ただしその一方、インターネット銀行の各カードローンが都市銀行や消費者金融等に比べ、「大きなお金を借りやすい」傾向にあるのは確かです。
正確な理由は不明ですが、考えられるのは
- 全国銀行協会の正規会員でないため、2017年の「申し合わせ」(簡単に言うと「貸しすぎるな」という内容)の影響が少ない
- 取り扱い商品や融資先の企業などが都市銀行に比べ少なく、カードローンによる収益の重要性が高い
- ライバル業者との単純な差別化
といったところでしょうか。
もちろん大口契約のためには相応の返済能力(一般に、年収300万円~の正規雇用者であることが最低条件)が求められますが……。
「極力大きなお金を借りたい(既存ローンのおまとめ・借り換え含む)」「高限度額による金利優遇を狙いたい」という場合には、インターネット銀行系カードローンへの申込が優先されることでしょう。
★「年収の3分の1を超える貸付禁止」というルールは消費者金融会社や信販会社を縛る「貸金業法」のものであり、「銀行法」の適用される各銀行には関係ありません。
★「カードローン」(限度額の範囲内で何度でも借りられるローン)にこだわらなければ、地銀のフリーローン等を使っても高額契約を狙えます。
CHECK【100万円借りたい】高限度額に定評あるカードローン&その他借入方法と必要条件
③来店なしで借りられるが、それは都市銀行などのカードローンも同じ
おそらく「現在その銀行の口座を持っていないのに、インターネット銀行での借入を検討」している方の多くは、「来店なしでカードローン契約、もしくはそれに伴う口座開設が可能」という点を重視されているだろうと思います。
確かにこれはインターネット銀行のカードローンすべてに共通するメリットですね。
……が、最近は消費者金融会社等に加え各都市銀行、あるいは一部の地方銀行も同様の「来店なし・口座なし契約」あるいは「来店不要の口座開設とカードローンの同時申込み」に対応しています。
そのため、これを一概に「インターネット銀行を選ぶメリット」とまで言うことはできません。
というより全国から申し込めるカードローンはほぼ「来店なし」で借りられると言っても過言ではないため、これだけを理由に申込先候補を絞ってしまうのは少しもったいないように思います。
CHECK2.各インターネット銀行+来店なしで契約できる全18カードローンの基本情報一覧
★ちなみに指定口座の開設(+それを使った毎月の引き落とし返済)が必要かどうかは申込先によって異なり、こちらもインターネット銀行だからどうこうと言うことはできません。これは都市銀行のカードローンにおいても同様です。
「指定口座開設+それを使った毎月の引き落とし」必須 |
---|
指定口座の開設は不要だが、引き落とし返済には同行口座が必要 ※持っていない場合はATM入金等で返済 |
指定口座の開設不要、さらに好きな金融機関の口座を使って毎月の返済可 |
④郵送物の回避は苦手、一部対応行においても口座開設済みであることが前提となる
「来店なし」こそ確約されているインターネット銀行のカードローンですが、「郵送物」なしでの契約は苦手です。
以下のように例外が無いわけではありませんが、いずれも「その銀行の口座をすでに持っていること」は前提条件となりますね。
住信SBIネット銀行カードローン | ┗スタンダードコースの上限金利は14.79% |
---|---|
新生銀行スマートカードローンプラス | |
ジャパンネット銀行ネットキャッシング |
上の銀行の口座をお持ちでない、かつ自宅への郵送物を何としても避けたい、という場合には他社ローン(一番低金利なのはアイフル「ファーストプレミアムカードローン」/上限9.5%)を選択した方が良いでしょう。
CHECK「来店なし&郵送物なし」のネット銀行カードローンとその他の申込先候補一覧
CHECK【上限9.5%】郵送物なし&低金利カードローン3選とその選び方
★ちなみに自宅への郵送物が発生する場合には「原則として契約時のみ、銀行名の書かれた封筒が、主に簡易書留で届く」という形になります。(金融機関によっては本人限定受取郵便等が用いられることも)
外から見ただけではカードローン関係の書類とは分かりませんが、「銀行から届いた、何か重要そうな書類」であることは明らかでしょう。
とは言え口座開設に伴う郵送物とはほとんど見分けがつかないはずです。
(実際、住信SBIネット銀行とジャパンネット銀行では口座開設に伴う郵送物のみが届きます)
⑤毎月の返済負担が軽いため、追加返済の重要性は高い
こちらはインターネット銀行、というより大体の銀行カードローンに共通するデメリットですが、重要性が高いため簡単に解説させて頂きます。
消費者金融会社と銀行カードローンの公式HPを見比べてみると、銀行の方には「返済回数」に関する記載がほぼ見られません。
これは消費者金融を縛る「貸金業法」の厳しさに対し、銀行側への規制が緩く、貸付の際にあらかじめ「返済回数(返済期間)」を提示する必要が無いからですね。
それ自体は問題ないのですが……。
正直なところ今の銀行カードローン業界は、厳しい言い方をすると「自己管理の苦手な人から徹底して搾取する」といった方針が目立ちます。
これについてもう少し具体的に言うと、「毎月の返済額を極力低く設定し、自主的に返済しない限りなかなか借入額が減らないようにしながら、長期にわたって利息を徴収する」ということですね。
特に借入額が高額な場合、毎月の返済を自動引き落としに任せると「引き落とし額2万円の中から利息として1万5千円が徴収される」といったことも珍しくありません。
(=2万円を返済したのに、借入残高は5千円しか減らない)
さらに各銀行ローンは「毎月の借入残高に応じ返済額が決まる」、言い換えると「せっかく返済が進んでも、それに伴い返済額が減るせいで、再び返済効率が悪くなる」という返済方式を採用。これも無駄に返済期間を長引かせる要因となっていますね。
……と文字で解説しても分かりづらいので、ここでは実際の計算例をご覧ください。
毎月自動引き落としのみで返済 (2.5万円→2万円…→2千円) | 3,787,960円 (317回/26年5ヶ月) |
---|---|
毎月2.5万円を返済 | 3,471,199円 (139回/11年7ヶ月) |
毎月4万円を返済 | 3,003,852円 (76回/6年4ヶ月) |
毎月5万円を返済 | 2,883,241円 (57回/4年9ヶ月) |
参考金利15%のアコムで250万円を借り、最低返済額7.5万円で返済を続けた場合 | 3,254,456円 (44回/3年6ヶ月) |
このように、金利5.99%という超好条件ローンでさえも、毎月の返済を自動引き落とし(最低返済額)に任せておくと100万円単位の利息が発生しかねないわけです。
もちろん銀行側は一応は真っ当なルールに基づき貸付を行っているので、利用者自身がATM入金や銀行振込を通し積極的に返済を進めていけたなら、支払い総額や借入期間は大きく節約できるのですが……。(上の表2~4段目がこれに該当します)
「その瞬間、自由に使えるお金を、継続的な追加返済に充てる」自信がないのであれば、銀行カードローンの利用はリスキーと言わざるを得ません。
インターネット銀行の取り扱いに限らず、ほとんどの銀行カードローンで無駄な損をしないためには「毎月の返済を自動引き落とし(最低返済額での返済)に任せず、積極的に追加返済を行う」ことが必須となります。
積極的な追加返済に自信がないのであれば、
- 回数分割払い型のローン(フリーローン等/追加借入不可)
- 消費者金融会社や信販会社のローン(銀行に比べれば毎月の引き落とし額高め、かつ返済が進んでも勝手に引き落とし額が下がらない)
あたりを選択するのが無難でしょう。
「返済を自動引き落としに任せておいてもさほど損をしない」、かつ低金利なローンという意味ではJCB「FAITH」(上限12.5%)が最有力候補でしょうか。(ただしその分、審査難易度も毎月の返済負担額も高め)
CHECK全銀行カードローンの申込前に確認すべきデメリット:自己管理の重要性はアコム以上
各インターネット銀行+来店なしで契約できる全18カードローンの基本情報一覧
ここまで解説してきた通り、インターネット銀行のカードローンに共通するのは
- 返済能力に応じた大きな限度額が適用されやすい
- 来店なしで借りられる(ただしインターネット銀行以外の多くの金融機関も同様)
- 毎月の追加返済の重要性が高い(ただし他の銀行のカードローンも同様)
ということくらい。
そして金利や口座開設義務などは申込先によってバラバラ…ということを考えると、結局「年収の3分の1」を超えるような大きなお金を必要としていないのなら、申込先を「インターネット銀行」に限定する必要は無い、ということになります。
そこでここでは「極力条件の良い申込先を選びたい」、あるいは「すでに口座を持っている銀行のローン情報について知りたい」というあなたのため、「インターネット銀行(+性質の似た流通系銀行)」の他「来店なしで借りられる、その他の金融機関のカードローン」情報を一覧にしました。
上限金利 | |
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住信SBIネット銀行カードローン <プレミアムコース> |
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セゾンマネーカードゴールド |
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アイフル「ファーストプレミアムカードローン」 |
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JCB「FAITH」 |
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りそな銀行カードローン |
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ソニー銀行カードローン |
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イオン銀行カードローン |
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みずほ銀行カードローン |
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楽天銀行スーパーローン |
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三井住友銀行カードローン |
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三菱UFJ銀行「バンクイック」 |
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住信SBIネット銀行カードローン <スタンダードコース> |
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新生銀行スマートカードローンプラス |
|
セブン銀行カードローン |
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auじぶん銀行カードローン |
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オリックス銀行カードローン |
|
プロミス |
|
ジャパンネット銀行ネットキャッシング |
|
特に優秀なローンをピックアップしなおすと、以下のようになりますね。
特徴 | |
---|---|
住信SBIネット銀行カードローン <プレミアムコース> |
|
セゾンマネーカードゴールド |
|
アイフル「ファーストプレミアムカードローン」 |
|
りそな銀行カードローン |
|
イオン銀行カードローン |
|
楽天銀行スーパーローン |
|
プロミス |
|
「低金利」「普段の口座で返済可」「低難易度」といったポイントの中から「特に重視したいもの」を考えてみれば、おのずと申込先も絞られてくるだろうと思います。
各ローンについて詳しく知りたい場合には、表中のリンクをクリック/タップし個別ページをご覧ください。(一部ローンのリンク先は公式HPとなります)
CHECKメリット別!おすすめネット銀行カードローンと来店不要ローンの一斉比較
★一般的な銀行カードローンの審査通過に求められる属性は、
- 雇用形態を問わず200万円前後の年収を得ているか、正規雇用者である
(または配偶者に安定収入がある) - 信用情報問題が無い
程度となります。
CHECK【年収100万円~】銀行カードローン申込者50名に聞いた!審査の甘い銀行と体験談
もしもあなたが「メインバンク(普段使いの口座)の乗り換えを前提に、カードローン申込先を決めたい」とお考えなら……
。
ローンの金利と同じか、それ以上に重要となるのが「普通預金口座をおトクに使えるかどうか」。口座の開設や維持にお金が掛からないのはどこの銀行も同じ(個人の方の場合)ですが、「コンビニATM利用時の手数料」「他行宛ての振込手数料」に関しては銀行間で結構な違いがあります。
一般的なインターネット銀行カードローンの契約の流れ
あらかた申込先を決められたなら、一般的なインターネット銀行カードローンの契約の流れを見てみましょう。
(来店なしで借りられる、インターネット銀行以外が取り扱うカードローンの場合も特に大きな違いはありません)
来店なしで借りられるカードローン
一般的な契約の流れ
※口座開設が前提となるローンの場合、
同時申込みを要求されることが多い
必要書類(運転免許証など)をインターネット上で提出
※在籍確認が実施されることが多い
案内に従いインターネット上で契約手続き
※銀行によってはこのタイミングで振込融資可
(新生銀行、ソニー銀行など)
(一部ローンの場合は不要)
ここまで1週間~2週間程度
※申し込み~契約の過程で、携帯電話へ確認の連絡が入ることも多いです。
すべての手続きはインターネット上で完了しますが、先述の通り郵送物を避けることは困難です。あらかじめご承知おきください。
また契約の際に必要な書類は申込先によって若干異なるものの、インターネット契約に対応しているローンであれば「スマートフォンなどで写真を撮影+所定の場所にアップロード」という形で提出可能なことがほとんど。
書類の用意さえ可能であれば、さほどの手間は掛かりませんのでご安心ください。
本人確認書類 (全利用者必須) | 以下のうちいずれか一点 |
---|---|
収入証明書類 (銀行側からの要求があった場合) | 以下のうちいずれか一点 ※納税証明書も含まれるが、その1~その3すべてが必要 |
★その他、各ローンの契約の流れについて詳しくは各行公式HPなどをご覧ください。
★インターネット銀行の場合、在籍確認(勤務先への電話確認)は担当者の個人名を用いて実施されることが多いです。
(例:○○と申しますが、××△△さんはいらっしゃいますか?)
もしも「銀行名を名乗って電話を掛けてほしい」等の希望があれば、申し込みの前後に直接銀行へご相談ください。
ちなみにインターネット銀行の場合、原則として申込者の都合で電話を避けることはできません。
(相談次第で電話回避のある可能性のある新生銀行スマートカードローンプラス、もともと在籍確認を行っていないセブン銀行ローンサービス除く)
まとめ
- インターネット銀行のカードローンに共通する特徴は
- 返済能力に応じた大きな限度額が適用されやすい
- 来店なしで借りられる(ただしインターネット銀行以外の多くの金融機関も同様)
- 毎月の追加返済の重要性が高い(ただし他の銀行のカードローンも同様)
の3つ。金利や審査難易度等については金融機関ごとにバラバラであり、インターネット銀行=好条件というわけではない
- 「少しでも大きな契約を結びたい」と考えているのならインターネット銀行系カードローンの中から、必ずしもそうでないなら他の種類の金融機関も申込先候補に加え、重視したいメリット(低金利、口座開設なし、低難易度など)別に申込先を選びたい。
また新規口座開設を検討しているのなら、普通預金利用時の手数料も要チェック
特徴 | |
---|---|
住信SBIネット銀行カードローン <プレミアムコース> |
|
セゾンマネーカードゴールド |
|
アイフル「ファーストプレミアムカードローン」 |
|
りそな銀行カードローン |
|
イオン銀行カードローン |
|
楽天銀行スーパーローン |
|
プロミス |
|
結局のところ、インターネット銀行系カードローン独自のメリットと言えば「大きなお金を借りやすい」ことくらい。大口契約を第一条件としない限り、申込先候補をインターネット銀行に限定してしまうのは勿体ないかもしれません。
それぞれのメリット・デメリットを見極めた上で、あなたに合った申込先を選んでみてくださいね。
CHECKメリット別!おすすめネット銀行カードローンと来店不要ローンの一斉比較
CHECK【年収100万円~】銀行カードローン申込者50名に聞いた!審査の甘い銀行と体験談
CHECK全銀行カードローンの申込前に確認すべきデメリット:自己管理の重要性はアコム以上
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