
「今必要なお金が、どうしても足りない!」
そんな状況に置かれている方は決して少なくありません。が…。
金欠の原因や必要なお金の性質(一時的にお金を作れればいいのか、ずっと金欠が続いているのか)によって、今取るべき対策は変わってきます。
今回は何らかの事情でお金を必要としているあなたのため、ケース別の「ベストな対策」をまとめました。
読み進めて頂ければ、今のあなたが取るべき行動が分かるかと思います。
まずはチェック!「一時的にお金が必要」なときに取れる金策2選
あなたが冠婚葬祭関連や引っ越し、病気や転職などの理由で、一時的にお金を必要としているなら…。
簡単で分かりやすいのが、「あなたが持っている財産をお金に換える」という方法。そしてこの財産は、形ある物とは限りません。
まずはこちらのケースにおける金策について紹介させて頂きます。
①売れそうなものがあるならフリマアプリやリサイクルショップ、質屋などの活用を
わざわざここで挙げて説明するまでも無いかもしれませんが…。
一時的にお金が必要、かつ売れそうな物品をお持ちなら、
- メルカリはじめとするフリマアプリ
- 買取に対応しているリサイクルショップ等
- 質屋
…といったサービスを使ってみるのが現実的でしょう。
こういったサービスの強みはやはり、「売れそうな物」さえあれば、あなた自身の支払い能力などを問われないこと。
ちゃんと正当な方法で得た、自分の物を売却する場合に関して言えば、無職の方であっても問題なくお金を作ることができるでしょう。
★ちなみに「質屋」とは、「売れそうな物品を預け、その価値に対応したお金を借り入れ、お金を返済したら物品を返してもらえる」という取引を行う業者を言います。
このとき、物品を諦められるならお金は返さなくても良いのですが…。
この場合は最初から売却を選んだ方が、多くのお金を手に出来ることが多いです。
そのため「一時的にお金が必要、かつ価値ある物品も持っているが、手放したくない」という場合に検討してみると良いでしょう。
お店を探す際には、「(地域名) 質屋」等で検索を掛けてみてください。
全国チェーンだと「大黒屋」が有名ですが、地域に根差したお店も多いですね(福岡県の高山質店など)。
②「仕事をしている成人」なら信用を担保にお金を借りられるが、使い過ぎは厳禁
あなたが「お金に換えられる財産」は、何も形ある物とは限りません。
実はあなたが知らないうちに持っている…かもしれない「信用」も、現金を作る上で大きな助けとなってくれます。
例えば「プロミス」「アコム」といった大手キャッシングサービスに関して言えば…。
申込み条件はほぼ「仕事をしている成人」という程度。所定の審査は必要ですが、こういった業者の利用が初めてならほとんどの場合で大きな問題は無いでしょう。
もちろん借りたお金はきちんと返済する必要がありますが……。
「一時的に必要な出費を何とかしたい」という場合に関して言えば、「信用を元手にお金を借りる」ことも十分選択肢に入るだろうと思います。
CHECK【2020年最新】プロミスに聞いた!即日融資&審査の条件と申込みタイムリミット【来店あり/なし】
CHECK各種ローン契約に伴う4つの責任とデメリット:目的別・申込み先の選び方も
★ちなみに「プロミス」の場合、初回契約時の借入可能額は「10万円~50万円」となることが多いです。
借入可能額は申込み者の属性(収入の高さ、正規雇用者かどうか)等に応じて決まります。
金欠が長い間続いている場合に検討したい、3つの対策と生活の見直し
あなたが一時的に…ではなく、慢性的な金欠に悩まされているのなら、「今あるものを売る」「信用を元手にお金を借りる」ことはかえって金銭感覚を狂わせるきっかけになってしまうかも…。
ここからは、「毎月の出費が厳しい」というあなたのため、出来る限り簡単にできる対応についてお話しさせて頂きましょう。
①銀行口座やカード利用額から簡単に収支を出してくれるアプリは優先チェック
「慢性的な金欠が続いている」という方の多くに見られるのが、「自分の収支を把握できていない」という問題。とは言え性格上、家計簿なんて絶対に付けられない!という方も少なくは無いでしょう。
幸い、最近は便利なサービスが多いもので…。
例えば「マネーフォワード」というスマートフォンアプリを使えば、銀行やクレジットカードの利用履歴を一括で取得し、毎月の収入・支払い状況をすぐに確認できるようになります。
ほとんど何の手間もなく、月々の収支を確認できるという意味で、非常におすすめなサービスと言って良いでしょう。
定期的に収支情報を見直せば、「今月はATMを使いすぎているから我慢しないと」といった自制も利きやすいかと思います。
②クレジットカードの利用状況に問題があるなら、いっそ封印してしまうのもアリ
「収支の確認ができていない」という点に関連し、非常に多いのがクレジットカード関連のトラブル。
というのもクレジットカードというものは、決済~引き落としまでに1ヶ月~2ヶ月ほどのタイムラグが生じます。お金の管理が苦手な方にとって、このタイムラグはかなりの痛手となってしまうわけですね。
もちろんタイムラグが生じても動揺しないで済むよう、出費を抑えられるならそれに越したことはないのですが…。
実質問題、それは難しいという方も少なくないでしょう。
となると、現実的なのはむしろ「クレジットカード自体を封印してしまう」という方法。
クレジットカードの代わりに、銀行口座から即時引き落としを行う「デビットカード」を使えば、先述のマネーフォワード等のアプリと組み合わせてリアルタイムの預金管理が可能になります。
クレジットカードが便利なサービスであることは確かですが…。
もしもその支払いタイムラグが生活に悪影響を及ぼしているようなら、その利用は必要最低限に抑えたいところです。
参考デビットカードの作り方:15歳(16歳)以上なら無審査で簡単に発行可能!必要日数は?
★デビットカードを使い、分割払いやリボ払いを行うことはできません。
とは言え「今あるお金を、リアルタイムで管理する」ことを目的とするなら、これはかえってメリットであるとも言えるでしょう。
もしもあなたが既に、
- リボ払い(ショッピング/キャッシング)
- カードローンやフリーローン
の債務を重ねており、毎月の支払いに悩まされているのなら…。
この機会に司法書士などの専門家に相談し、「債務整理」を行うのも良いでしょう。
例えば最も手軽、かつ安価にできる「任意整理」という手続きであれば…。
今のリボやローンの金利を0%にし、「支払った分だけ債務が減る」状態にすることが可能となります。
「最低5年間のブラック状態入りが避けられない」等のデメリットは存在しますが、毎月の支払いのために生活が脅かされているのであれば、検討してみて損はないでしょう。
CHECK【2社を任意整理した体験談】掛かった費用と手続きの流れ、その後の信用情報
CHECK【任意整理とは】メリット・デメリットと整理後の信用情報、よくある質問
③アルバイト等が難しくても、インターネット環境があればスキマ時間の副業は可能
どんなに切り詰めても生活が厳しく感じられる場合には、「収入を増やす」という方向に舵を取ってみるのも良いでしょう。
もちろん通常のパートやアルバイト(日雇いのもの等を含む)が可能なら、まったく差し支えは無いのですが…。
すでにフルタイムで仕事をしている、という場合であっても、インターネット環境があれば、
- アンケート回答などで報酬が貰えるお小遣いアプリ
- アンケート回答、その他案件に応じた記事の作成などで報酬が貰えるクラウドソーシング
(クラウドワークス、ランサーズ等)
等を活用可能。特にあなたに一定以上の能力(語学力、資格など)があるのなら、クラウドソーシングを使い月10万円以上を稼ぐこともまったく不可能ではないかと思います。
また最近は、スキマ時間に出来る仕事として「ウーバーイーツ」配達員なども人気がありますね。
全国どこでも利用できる…というわけではありませんが、「暇なときに、運動も兼ねてお金を稼ぎたい」という場合にはこちらも有用でしょう。ちなみに週給制です。
参考Uber Eats公式HP「Uber Eatsで配達する」
生活状況によっては「生活保護」はじめとする行政の支援制度を利用可能
「どんなに生活を切り詰めても、絶対的に生活が厳しい」「これ以上仕事を増やすことは不可能」
…もしもあなたがそんな状況に置かれているのなら、行政を頼るべきタイミングかもしれません。
行政の福祉制度として最も有名なのは「生活保護」ですが、これに至らずとも受けられる支援制度は存在します。
生活困窮者自立支援制度は、「なかなか仕事が見つからない」「家計のやりくりに悩んでいる」等の様々な事情により生活にお困りの方が周囲から孤立することなく安定した生活が送れるよう、お一人おひとりの状況に応じた包括的な支援を行う制度です。
(横浜市公式HPより)
利用できる制度はお住まいの自治体や家族構成、収入などによって異なりますので、まずは活用できるシステムが無いか、福祉相談窓口などに問い合わせてみると良いでしょう。
問い合わせ先については「(市町村名) 生活支援」「(市町村名) 生活保護」などのワードで検索を掛けることで、確認できるだろうと思います。
常時提供されている行政の支援制度 | |
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生活保護 |
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生活福祉資金貸付制度 |
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住居確保給付金 |
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一時生活支援 |
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傷病手当金 |
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低所得のひとり親世帯への臨時特別給付金 |
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新型コロナウイルス感染症対応休業支援金 |
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持続化給付金 |
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その他 |
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参考厚生労働省公式PDF「生活を支えるための支援のご案内(令和2年版)」
★福祉制度を利用するにまで至らなくとも、納税が困難な場合などには相談次第で支払い猶予に応じてくれることもあります。
(特に新型コロナウイルスを原因とする場合)
そちらも併せてチェックしてみてくださいね。
まとめ
- 冠婚葬祭などの理由で一時的にお金が必要なら「自分の財産をお金に換える」のが一番簡単。売れるものがあればそれで良いが、仕事をしている成人なら「信用を元手にお金を借りる」ことも選択肢に入るか
- 一方、慢性的な金欠が続いているようなら売却や借入が悪手となることも。
収支管理アプリやデビットカード等を上手く使い、生活の見直しを行いたい - どんなに切り詰めても生活が上手くいかない、お金の管理ができないといった状況なら行政の支援制度も活用したい。
生活保護にまで至らなくても利用できる制度は複数存在するため、まずはお住まいの自治体の窓口へ相談を
お金を必要としている状況や期間によって、あなたが取るべき行動は大きく異なります。
一時的にお金を用意することで状況を改善できるようなら、急場をしのぐことはさほど難しくありませんが…。
もしも慢性的な金欠が続いているようなら、「収支を見直す」「場合によっては行政を頼る」といった根本的な対策を取りたいところです。
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