他社借入がある方への審査基準は、ローンによって大きく異なります。
そのためおまとめ・借り換えを希望しているのなら、実際におまとめ・借り換えの成功例が多いローンを選ぶべきと言えるでしょう。
今回は58名の「おまとめ・借り換え」審査結果をもとに、おすすめの申込先をまとめました。
目次
借り換え成功の報告が多い、おすすめ&低金利な銀行カードローン
実際の審査結果を見てみると、既存の債務の借り換えやおまとめに成功された方の多くが申込先に「銀行カードローン」を選択しています。
- 消費者金融と比較して金利が低い
- 年収の三分の一以上を借入できない「総量規制」の対象ではない
┗ただし、貸しすぎを防ぐため、自主的に規制を設けている銀行もある - 自宅への郵送物が必須であることが多い
ここでは銀行カードローンの中でも、特に「借り換え」や「高限度額での契約」に実績がある申込先を紹介します。
三菱UFJ銀行「バンクイック」
三菱UFJ銀行「バンクイック」は、三菱UFJ銀行の口座をお持ちでなくても申し込めるカードローンです。
そしてこのカードローンは、大手銀行のイメージに反しかなり柔軟な審査を行っているのが特徴です。
実際にアンケート調査を行ったところ、「複数の他社借入がある方」はもちろん、「信用情報に問題がある方」などの通過も確認できました。
また、100万円以上の借り換えに成功できたという報告も複数寄せられています。
「口座なしで利用できる」「借り換えや柔軟な審査に定評がある」という2点から、多くの方にとって有力な申込先候補と言えるでしょう。
金利 | 1.8% ~14.6% (~月1.216%程度) |
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限度額 | 10万円~500万円 |
口座開設 | 不要 |
自宅への郵送物 | テレビ窓口※1 を使ったカード受取時のみなし ┗要運転免許証 |
勤務先への電話 (在籍確認)銀行判断で実施 (三菱UFJ銀行名) ※事前相談により回避可 | |
申込み~融資の所要時間 |
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借入方法 |
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返済方法 |
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申込み条件(公式サイトより) | |
※専業主婦は申込不可 | |
その他・備考 | |
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実質年利 | 限度額 | 審査 スピード | 融資 スピード |
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1.8%~14.6% | 10万〜500万円 (※1) | 最短1営業日 | 最短1営業日 |
申込条件 | 郵送物回避条件 | ||
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- 各三菱UFJ銀行店舗に設置してある「テレビ窓口」を使ったカード受取で郵送物なし
- 曜日・支店によって営業時間は異なります。
- 三菱UFJ銀行の口座不要
(ただし口座があった方が借入・返済は便利)(※1)
楽天銀行スーパーローン
楽天銀行スーパーローンは、「配偶者の扶養に入っている方」「審査に自信がある方」の借り換え成功報告が多いカードローンです。
この条件に該当する方は、借り換えに十分な限度額の設定にも期待できるでしょう。
また口座開設が不要で、任意の金融機関の口座を使って返済ができるというのも大きなメリットとなっています。
ただし、配偶者の扶養に入っていないアルバイトの方や、自営業者に対する審査はやや厳しい傾向にあります。
CHECK楽天銀行スーパーローンの審査は甘い?審査落ちの共通点と口コミから見る審査基準
金利 | 1.9% ~14.5% (~月1.208%程度) |
---|---|
限度額 | 10万円~500万円 |
口座開設 | 不要 |
自宅への郵送物 | 回避不可 |
勤務先への電話 (在籍確認)担当者個人名で実施 ※申込者都合での回避不可 | |
申込み~融資の所要時間 | 1週間程度 |
借入方法 |
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返済方法 |
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申込条件(公式サイトより) | |
以下の全ての条件を満たす方 (1)満年齢20歳以上62歳以下の方(※1) ※1但し、パート・アルバイトの方、及び専業主婦の方は60歳以下 | |
その他・備考 | |
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実質年利 | 限度額 |
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1.9%~14.5% | 10万〜800万円 |
審査スピード | 融資スピード |
公式HP参照 | 最短翌日 |
- 金利見直しや借り換えを考えている30代〜50代に特におすすめ
- 口座開設不要、お持ちの銀行口座にスマホで入金まで完結
- 初心者にもおすすめ
- 郵送物の回避不可
住信SBIネット銀行カードローン
銀行カードローンの中でも、特に審査に自信がある方に向いているのが「住信SBIネット銀行カードローン」です。
こちらのカードローンの利用者は、審査の結果に応じて「スタンダードコース」「プレミアムコース」のいずれかに振り分けられます。
このうち「特に信用がある」と見なされた方に適用される「プレミアムコース」の金利は、上限7.99%と非常に低く設定されています。
さらにこのカードローンでは、年収の半分に届くような高い限度額が設定された例も多いです。
安定した収入を得ており、審査に自信がある方にとっては好条件での契約に期待できるカードローンだと言えるでしょう。
ただしこのローンを利用するには、住信SBIネット銀行の口座開設と、それを用いた毎月の返済が必要となります。
金利 | 0.99% ~14.79% (~月1.23%程度) ※プレミアムコース適用なら上限7.99% (~月0.67%程度) |
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限度額 (借入可能額)10万円~1200万円 | |
自宅への郵送物 | すでに口座をお持ちの場合のみなし |
勤務先への電話 (在籍確認)あり(担当者個人名) | |
申込み~融資の所要時間 | 1週間~10日程度 (口座開設済みの場合) 3週間程度 (口座と同時申込みの場合)※口座と同時申込み、かつ顔写真付きの本人確認書類を持っていない場合、1ヶ月~ |
利用条件(公式サイトより) | |
次の条件をすべて満たす個人のお客さま
※専業主婦の申込不可 | |
その他 | |
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みずほ銀行カードローン
みずほ銀行カードローンは、柔軟な審査基準を持つ銀行カードローンの1つです。
このカードローンでは、年収100万円前後の方や複数の他社借入を抱える方、信用情報に問題がある方の通過報告が複数確認されています。
また「借り換え」を狙う上で特筆すべきは、このカードローンが「借入件数」よりも「借入総額」を重視する傾向にあるということです。
一般に、どのカードローンにおいても他社借入の件数が「4件」以上の方は、審査通過が困難です。
ですがみずほ銀行では、例外的に他社借入が「4件」そして「6件」の方の審査通過が確認されています。
「借入総額はさほど高くないが、借入件数が多い」という方は、この銀行を選ぶことで審査に通過できる可能性があるでしょう。
ただし、このカードローンを利用するためにはみずほ銀行の口座の開設が必要です。
金利 | 2.0% ~14.0% (~月1.666%程度) |
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限度額 | 10万円~800万円 |
口座開設 | 必須 |
自宅への郵送物 | 回避不可 |
勤務先への電話 (在籍確認)担当者個人名で、必要と判断された場合に実施 ※申込者都合での回避不可 | |
申込み~融資の所要時間 | 最短1営業日 |
借入方法 |
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返済方法 |
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申込条件(公式サイトより) | |
(1)ご契約時の年齢が満20歳以上満66歳未満の方 (2)安定かつ継続した収入の見込める方 (3)保証会社の保証を受けられる方*外国人のお客さまは永住許可を受けている方が対象となります。 |
実質年利 | 限度額 | 審査 スピード | 融資 スピード |
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※年2.0%~14.0% | 10万〜800万円 | 2~3営業日 | 1週間~10日 (すでに口座をお持ちの場合) |
申込条件 | |||
以下のすべての条件を満たす個人のお客さま
※ 外国人のお客さまは永住許可を受けている方が対象となります。 |
- みずほ銀行の普通預金口座の開設必須
- 「WEB完結」であっても郵送物の回避不可
- 原則として新規ローンカードの発行は行われず、既存のキャッシュカードに借入機能が付く(希望があれば専用ローンカードの発行も可)
- 現在は専業主婦の申込不可(「専業主婦OK」は古い情報です)
地方銀行・信用金庫のカードローン・フリーローン
ここまでに紹介したのは、いずれも全国から申し込める銀行カードローンでした。
ですが地方銀行や信用金庫が、おまとめや借り換えに向いたカードローン・フリーローンを取り扱っていることは珍しくありません。
特に普段からその銀行のサービスを利用しているのであれば、審査で優遇を受けられる可能性もあります。
普段利用している金融機関のローン情報を確認してみるのも良いでしょう。
ちなみに「限度額の範囲内で何度でも利用できる」カードローンに対し、フリーローンは「一度借りたら分割払いで、返済のみを行うローン」を指します。
金利 | 固定金利 年4.0%~年14.5% |
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限度額 | 10万円~1000万円 |
申込条件(公式サイトより) | |
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金利 | 固定金利(保証料込) 年4.5%~14.6% |
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限度額 | 10万円~1000万円 |
申込条件(公式サイトより) | |
(1)当行営業区域内に居住もしくは勤務(従事)している方 (2)申込時年齢満18歳以上完済時年齢満75歳以下で、電話連絡が可能な方 (3)安定継続した収入がある方(パート・アルバイト・専業主婦・年金受給者の方もご利用いただけます。) ※専業主婦の方の場合、配偶者に安定継続した収入がある方が対象となります。 (4)当行指定の保証会社の保証が受けられる方 ※お申込金額(年収を超えるお借入れとなる場合等)やお取引状況によっては受付出来ない場合がございますので、あらかじめご了承ください。 |
金利 | 年1.4%~年14.8% |
---|---|
限度額 | 10万円~800万円 |
申込条件(公式サイトより) | |
次の条件をすべて満たす個人のお客さま。
※外国人のお客さまは永住許可を受けている方が対象となります。 |
金利 | 固定金利 年6.0%・9.0%・12.0%・14.0%の何れか |
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限度額 | 10万円~500万円 |
申込条件(公式サイトより) | |
当社の営業エリア内にお住まいまたはお勤めで、以下のすべての条件を満たす個人のお客さま
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金利 | 年1.9%~年14.6% |
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限度額 | 10万円~1000万円 |
申込条件(公式サイトより) | |
以下の条件をすべて満たす方。
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金利 | 年1.90%~年14.50% |
---|---|
限度額 | 10万円~1000万円 |
申込条件(公式サイトより) | |
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金利 | 固定金利 年15.0% (金利割引で最低12.5%) |
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限度額 | 10万円~500万円 |
申込条件(公式サイトより) | |
次の条件をすべて満たされる方
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金利 | 年0.9%~年14.5% |
---|---|
限度額 | 10万円~1000万円 |
申込条件(公式サイトより) | |
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★一部の地方銀行や信用金庫は、おまとめ・借り換え専用のローンを取り扱っています。
そちらのローンも基本的には「一度借りたら返済のみを行う」形の商品となっています。
大手消費者金融のおまとめローンの人気ランキング
ここからは、主な大手消費者金融会社のおまとめローンについて紹介します。
- 銀行と比較して審査が柔軟
- 自宅への郵送物を避けやすい
- 年収の三分の一以上を借入できない「総量規制」の対象ではない
┗ただし、おまとめできる借入を貸金業者のものに限定しているローンもある - おまとめ専用のローンは、追加借入不可
①プロミス「おまとめローン」
プロミスのおまとめローンは、即日融資への対応や「郵送物なし」で契約しやすいことを特徴としています。
ただし「おまとめ」の対象は貸金業者からの借入に限られます。
銀行カードローンやショッピングリボは、おまとめの対象となりませんのでご注意ください。
またプロミスのカードローンとは別商品ですので、契約後に追加でお金を借りることはできません。
金利(年) | 6.3%~17.8% |
---|---|
融資額 | 最高300万円 |
融資までの所要時間 | 最短1時間程度 (来店契約時) |
自宅への郵送物 | なし(来店契約時) |
在籍確認 | プロミス既存会員は不要 (問合せによる) 新規会員は原則あり |
必要書類 |
|
ローンの性質 | |
おまとめ専用 追加借入不可、回数分割払い(最長10年) | |
申込み条件(公式HPより) | |
年齢20歳以上、65歳以下のご本人に安定した収入のある方 ※主婦、学生の方でも、パート、アルバイトによる安定した収入がある場合お申込みいただけます。 | |
備考 | |
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②アコム「借換え専用ローン」
アコムの「借換え専用ローン」も、貸金業者からの借入のみを対象としたおまとめローンです。
アコムのカードローンからの切り替え契約も可能です。
普段からアコムを利用している方であれば審査が有利に進む可能性もあるため、特に有力な申込先候補になるかと思います。
金利(年) | 7.7%~18.0% |
---|---|
融資額 | 最高300万円 |
融資までの所要時間 | 最短即日 (来店契約時) |
自宅への郵送物 | 回避可(来店契約時) |
在籍確認 | 原則あり |
必要書類 |
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ローンの性質 | |
おまとめ専用 追加借入不可、回数分割払い(最長13年7ヶ月) | |
申込み条件(公式HPより) | |
20歳以上の安定した収入(アルバイト)と返済能力を有する方で、当社基準を満たす方 | |
備考 | |
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③アイフル「おまとめMAX」「かりかえMAX」
アイフル「おまとめMAX」「かりかえMAX」は、消費者金融会社のおまとめローンには珍しく銀行カードローンやショッピングリボの一本化にも対応しています。
ただし審査基準は通常のアイフルのカードローンと大きく異なります。
実際のアンケート調査結果を見ても、審査難易度はやや高いと考えられます。
また、即日融資には対応していません。
金利(年) | 3.0%~17.5% |
---|---|
融資額 | 最高800万円 |
融資までの所要時間 | 最短1営業日 |
自宅への郵送物 | 原則あり 郵便局留めでの対応可 |
在籍確認 | 原則あり(回避可) |
必要書類 |
|
ローンの性質 | |
おまとめ専用 追加借入不可、回数分割払い(最長10年) | |
申込み条件(公式HPより) | |
満20歳以上の定期的な収入と返済能力を有する方で当社基準を満たす方 | |
備考 | |
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CHECKアイフルのおまとめローンの審査は厳しい?審査落ちと審査通過の事例から見る審査基準
中小消費者金融のおまとめローン
ここからは「自己破産から5年以内」など、重い信用情報問題がある方のための申込先候補を紹介します。
①スペース
信用情報に大きな問題がある方の「おまとめ」先候補として、よく名前が挙がるのが「スペース」です。
審査には1ヶ月以上を要することもあるようですが、その分融通が利きます。
少額融資が前提となりやすい中小消費者金融会社の中でも、この「スペース」では50万円の契約を結べたという報告が多いです。
審査に不安があっても、相談や申し込みを行う価値があるでしょう。
金利 | 8.0% ~18.0% (月1.5%程度) |
---|---|
限度額 | ~500万円 |
初回特典 | なし |
自宅への郵送物 | あり(ネット申込時) |
勤務先への電話 | あり ※担当者個人名 |
申込み~融資の所要時間 | 最長1ヶ月~ |
借入方法 |
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返済方法 |
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申込み条件 | |
年齢20歳以上、65歳以下のご本人に安定した収入のある方 | |
その他・備考 | |
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②いつも
消費者金融会社「いつも」も、柔軟な審査とおまとめローンに定評があります。
こちらは最短で即日融資を受けられるため、契約を急ぎたい場合にも申し込みやすいと言えるでしょう。
また、自宅への郵送物や在籍確認の電話を避けられるのも大きな特徴です。
金利 | 4.8% ~18.0% (月1.5%程度) |
---|---|
限度額 | 1万円~500万円 |
初回特典 | なし |
自宅への郵送物 | なし (セブンイレブン店内のマルチプリンタなどを利用する場合) |
勤務先への電話 | なし |
申込み~融資の所要時間 | 最短即日 |
借入方法 |
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返済方法 |
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申込み条件 | |
20歳以上の安定した収入と返済能力を有する方で、当社基準を満たす方 | |
その他・備考 | |
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おまとめローンとは
おまとめローンは、複数の会社からの借入を、一つの会社の借入にまとめられるローン商品です。
借入の全体像が把握しやすくなり、金利も抑えられることが多いため、返済がしやすくなります。
おまとめローンのしくみ
毎月の返済日→3回
金利→3社分
150万円借入
A社・B社・C社の借入を完済
毎月の返済日→1回
金利→1社分
★消費者金融のおまとめローンでは追加借入ができません。
借入をまとめつつローンも使いたい場合は、銀行カードローンで大口の融資を受ければ、おまとめローンのように使えます。
★よく似た「借り換えローン」も、「おまとめローン」と比べてまとめられる借入先の数が少ない代わりに、追加借入が可能、という特徴を持ちます。
おまとめローンで借入を一本化するメリット・デメリット
ここからは、「おまとめローン」を利用する上でのメリット・デメリットについて解説します。
- 毎月の返済負担を減らして、生活を改善できる
- 金利(金融機関への手数料)が軽減される
- 返済総額が明確になる
- 返済日が分かりやすくなる
- 長い目で見た支払総額は増えてしまうことも
- 一般的なカードローンに比べると審査は厳しい
- 申込先や契約内容によっては追加借入などが制限される
①毎月の返済負担を減らして、生活を改善できる
おまとめローンを利用する最大の目的は、「毎月の返済負担を軽くする」ことです。
借入総額に変動はなくとも、借入先の数を減らせば毎月の請求額は小さくなります。
例えば消費者金融会社で50万円を借りている場合の最低返済額は、月13,000円程度が一般的です。
2社で同様のお金を借りているとした場合、毎月の返済額は合わせて26,000円となります。
これに対し、銀行カードローン1社で「100万円」を借りている場合の最低返済額は、安いところだと15,000円程度で済みます。
この例の場合だと、月の返済負担を計11,000円軽減できる計算となります。
おまとめ前 | おまとめ後 |
---|---|
消費者金融A (50万円) 月13,000円 | 銀行カードローンC (100万円) 月15,000円 |
消費者金融B (50万円) 月13,000円 | |
↓ 毎月の返済負担は11,000円減 |
②長い目で見た支払総額は増えてしまうことも
おまとめに成功すれば、毎月の返済負担を減らすことができます。
ただし返済負担を減らすことが、必ずしも良いこととは限りません。
基本的に、ローンを利用する際には借入期間が短いほど総支払額を抑えられます。
逆に言うと、毎月の返済負担を減らしてしまうと、借入期間が延びて支払総額が増えやすくなります。
これは「おまとめ」により金利を下げられた場合であっても同様です。
支払い総額 (元金+利息) | |
---|---|
金利18%で借り 月4万円を返済 (おまとめ前)1,263,033円 (32回/2年8ヶ月) | |
金利12%で借り 月2万円を返済 (おまとめ後)1,393,186円 (70回/5年10ヶ月) | |
差額 | おまとめ前の方が 合計130,153円低負担 |
③一般的なカードローンに比べると審査は厳しい
初回から高い限度額が前提となるおまとめローンの審査は、一般的なカードローンに比べると厳しいとされています。
もちろん審査傾向は、申込先のローンによって異なります。
ただし「既存の借入額が年収の半分に達している」「借入件数が4件以上」といった場合、おまとめの成功は難しいというのが現状です。
CHECKおまとめローンの審査が甘い・ゆるいところはあるのか?申込先の選び方や審査基準も解説
④申込先や契約内容によっては追加借入などが制限される
「おまとめ」に成功した場合でも、申込先のローンによっては他社を含む追加借入を制限される場合があります。
この傾向は特に、消費者金融などの「おまとめ専用ローン」を利用する場合に多く見られます。
また申込先が銀行カードローンであった場合も、審査結果によっては追加借入が制限される場合があります。
★契約内容を承諾できない場合には、契約の取り下げも可能です。
おまとめローンの契約の流れ
ここからは、一般的なおまとめローンの契約の流れについて解説します。
①一般的なおまとめの流れ
一般的なおまとめ・借り換えの流れは以下の通りです。
一般的なおまとめ・借り換えの流れ
※在籍確認や申込確認の可能性あり
契約者自身で既存借入先に返済
または金融機関が返済を代行
審査に必要な時間などは申込先によって異なります。
また、申込先によっては来店での手続きなどが必要になる場合があります。
②返済を自分で行うか、金融機関が代行するかは申込先によって異なる
申込先に「銀行カードローン」など、使い道が自由なローンを選んだ場合には、申込者自身が既存の借入先に返済を行う必要があります。
例えば既存の借入が「50万円」「75万円」の計125万円なら、新しい契約先から125万円を振込で受け取り、それぞれの既存借入先に一括返済を行う形となるでしょう。
一方、消費者金融会社などの「おまとめ専用ローン」を選んだ場合には、金融機関が振込を代行することが一般的です。
この場合は、一括返済の手続きを金融機関に任せられます。
★それぞれのローンの一括返済の方法については、公式サイトの情報などをご確認ください。
おまとめローンの選び方
おまとめローンを選ぶ際に、確かめたいポイントは3つです。
- 今の借入先より金利を下げられるか
- 毎月の支払の負担は軽くなるか
- 支払総額は安くなるか
金利(借入先の金融機関に支払う手数料)と毎月の支払額が減っても、かえって借入期間が伸びて支払総額が高くなってしまうことがあります。
おまとめローンを決める前には、おまとめした場合いくら払うことになるのか、支払総額を確認しましょう。
A社・B社・C社で50万円ずつ 金利15%で借入 |
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毎月の支払回数→3回 毎月の返済額→45,000円(15,000円×3) 返済回数→44回 返済総額→1,952,469円 (利息額452,469円) |
D社で150万円をおまとめ 金利15%で借入 |
毎月の支払回数→1回 毎月の返済額→30,000円 返済回数→79回 返済総額→2,368,611円 (利息額868,611円) |
おまとめローンの審査に落ちる理由と対策
おまとめローンはすでに借入のある人が利用するローンです。
ただし、審査の基準やその対策は通常のカードローンと共通する部分もあります。
- 借入件数が多い
- 借入希望額が大きすぎる
- 信用情報に問題がある
①借入件数が多い
複数社の借入をまとめることができるおまとめローンですが、借入先が多すぎると審査に通れないことがあります。
完済が近い借入先には追加返済をして、借入件数を減らしておくことが対策になります。
②借入希望額が大きすぎる
収入に対して借入希望額が大きく、返済能力に見合わないと判断された場合は審査に通れません。
返済を進め、希望額を減らして申し込むことができれば理想的です。
追加借入のできないおまとめローンに申し込んで、これ以上借入する意思がないことを示すのも一手です。
③信用情報に問題がある
信用情報とは、カードローンを含む、これまでの後払いの記録です。
支払いが遅れた記録や債務整理をした記録が残っていると、審査が不利に進むことがあります。
支払いが遅れた記録(異動情報)は2年で消えます。
債務整理の中でも、任意整理や個人再生の記録は5年で消えます。
もう少しで消えそうな情報があるなら、消えるのを待って申し込みましょう。
現在支払いが遅れている金融機関があると、審査上大きなマイナスポイントになります。
追加返済等で遅れを解消しましょう。
アンケートから見る「おまとめ・借り換え」審査の傾向
「おまとめローン」「借り換えローン」に申し込んだ方々58名にアンケートを実施し、年収順の傾向をまとめました。
(1)年収300万円未満の方
申込先にもよりますが、3件以上の他社借入を抱えて審査に通過することは難しいです。
特にインターネット銀行では、申込者の属性を重視する傾向が見られます。
安定収入のある配偶者のいる専業主婦が審査を通過している一方、借入が1件だけでも年収240万円のアルバイトの方は審査に落ちてしまっています。
また職業が自営業の場合、他社借入があるとカードローンの審査に通りづらいようです。
(2)年収300万円~500万円未満の方
この年収帯の方々からは、100万円以上の契約を結べたという報告が多くなっています。
債務の件数が3件を超える方、年収の3分の1ぎりぎりの方は、別の不利な点が重なると、審査通過が難しくなると言えます。
(勤続年数が短い・正社員でない・信用情報に問題がある、など)
(3)年収500万円以上の方
十分な年収を得ているにもかかわらず審査に落ちてしまった方は、「信用情報」に問題を抱えていることが多いです。
(現在延滞中・強制解約があった、など)
また、債務が年収の半分に達しているような状態だと、十分な収入があっても審査通過は困難です。
おまとめローンに関するよくある質問と回答
ここからは、おまとめローンについてのよくある質問にお答えしていきます。
①おまとめローンを利用することで、信用情報に傷はつきますか?
申し込みの情報は6ヶ月間残りますが、「傷」と言えるような情報は残りません。
もちろん延滞を起こした場合などはその限りでないものの、おまとめローンを適切に利用できる場合であれば、信用情報について気にする必要はないでしょう。
ただし短期間にあまり多くのローンへ申し込むと、一時的に審査が不利に進みやすくなる場合があります。
②クレジットカードの債務(ショッピングリボ、キャッシングリボ)もおまとめできますか?
申込先によって異なります。
銀行カードローンや地方銀行のおまとめ専用ローンなどは、クレジットカードの債務の「おまとめ」も可能です。
一方、アコムやプロミスなど、消費者金融会社が取り扱うおまとめ専用ローンは、「貸金業者からの借入」にしか対応していないことが一般的です。
★例外的にアイフルの「おまとめMAX」「かりかえMAX」は、クレジットカードの債務のおまとめが可能です。
③おまとめローンを利用する上で、どんな書類が必要ですか?
銀行カードローンを借り換えやおまとめに利用するとき、もしくは大手消費者金融のおまとめローンを利用するときは、本人確認書類・住所確認書類・収入証明書の3つがあれば安心です。
特に収入証明書類は、希望する契約額が50万円を超える場合、ほぼ必須と考えても良いでしょう。
事前に「源泉徴収票」「2ヶ月分の給与明細書」などを用意しておくことをおすすめします。
★おまとめ専用ローンの場合、さらに他社借入条件等の確認できる書類を求められる場合もあります。
本人確認書類(いずれか2点) |
---|
|
住所確認書類 (本人確認書類が2点用意できない場合・記載の住所が現住所ではない場合) |
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収入証明書類(いずれか1点) |
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本人確認書類(いずれか1点) |
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|
収入証明書類(いずれか1点) |
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他社借入条件等の確認ができる書類 |
|
④家族に知られず利用できますか?
郵送物なしで契約ができるかどうかは、申込先によって異なります。
自宅への郵送物を避けたい場合には、カードレス契約や店舗でのカード受け取りに対応したローンを選びましょう。
⑤専業主婦でもおまとめローンを利用できますか?
申込先を選べば可能です。
ただし大手銀行や消費者金融会社、インターネット銀行は専業主婦の申し込みを受け付けていないことも多いです。
事前に申込条件を確認した上で、審査を受けると良いでしょう。
まとめ
三菱UFJ銀行バンクイック |
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住信SBIネット銀行カードローン |
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楽天銀行スーパーローン |
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みずほ銀行カードローン |
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オリックス銀行カードローン |
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プロミス「おまとめローン」 |
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アコム「借換え専用ローン」 |
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アイフル「おまとめMAX」「かりかえMAX」 |
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スペース |
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いつも「おまとめローン」 |
|
借り換えや高限度額での契約に対応しているカードローンは多いものの、その審査基準は申込先によって大きく異なります。
アンケート結果を見比べ、自身の状況に近い方が通過しているローンを選ぶことで、希望通りの契約を結べる可能性は高くなるでしょう。
カードローン診断ツール
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