となると、極力金利の良い定期預金を利用したいところだけど……。
そんなあなたにとって重要な選択肢となるのが「オリックス銀行」の定期預金。
7年定期の金利は0.3%(半年複利)。大手銀行の150倍です。
また「2週間定期」は、急な入用にも対応しやすく、資産運用初心者にも始めやすい内容となっています。
今回はそんな「オリックス銀行」の定期預金商品について、そのメリットや基本のルールを極力簡潔にまとめました。
実質年利 | 限度額 | 審査 スピード | 融資 スピード |
---|---|---|---|
1.7%~14.8% | 10万〜800万円 | - | 数営業日~ |
申込条件 | 郵送物回避条件 | ||
|
|
- 口座開設不要
- 任意の金融機関口座を使った引き落とし返済可
- 比較的大きな限度額を獲得しやすい(最大で年収の2分の1程度)
- ガン保障特約付きの団体信用生命保険に加入可
目次
定期預金の金利は高いほど良い!各行の定期預金金利比較
単純に、定期預金の「金利」はユーザーにとって高ければ高いほど良いです。
…厳密には単利、複利といった違いがありますが、オリックス銀行含め多くの定期預金では金利システム(後述)を選べるため、さほど気にする必要は無いでしょう。
ということで、オリックス銀行の定期預金の優秀さを確認するためにも、まずは各銀行の定期預金金利を見比べてみたいと思います。
オリックス銀行 「eダイレクト預金」 | 2週間 | 0.1% ※50万円~ 単利または実質複利(満期到来ごと) |
---|---|---|
6ヶ月 | 0.1% | |
1年 | 0.15% | |
2年 | 0.17% | |
3年 | 0.22% | |
5年 | 0.25% | |
7年 | 0.30% | |
イオン銀行 (通常) | 1ヶ月 ~5年 | 0.01% ※1万円~ 単利または実質複利(満期到来ごと) |
イオン銀行 (プラチナステージ) | 普通預金 | 0.10% ※定期預金ではないが、それに匹敵する金利なので例外的に記載 |
auじぶん銀行 (通常) | 1ヶ月 6ヶ月 2年 3年 5年 | 0.03% ※1円~ 単利または実質複利(満期到来ごと) |
1年 | 0.05% 同上 | |
auじぶん銀行 (新規口座開設者) | 3ヶ月 | 0.5% ※1円~ ※3ヶ月限定、この後は通常の定期預金へ |
住信SBIネット銀行 | 1ヶ月 ~5年 | 0.02% |
参考三井住友銀行 | 1ヶ月 ~10年 | 0.002% |
ご覧の通り、オリックス銀行の定期預金金利は他行に比べ優秀。三井住友銀行と比べれば、最高で150倍の数字ともなり得ますね(7年定期)。
オリックス銀行のライバルたりえた他社が軒並み定期預金の金利を引き下げたり、サービスそのものを終了している状況もあって…。
現在のオリックス銀行は金利最優先で定期預金を選びたいならベストな選択肢と言って良いでしょう。
大前提として、すべての定期預金では受取利息に対し20.315%の税金が掛かります。(国税15.315%、地方税5%)
そのため残念ながら、「年0.2%」の定期預金においても、1年間で0.2%相当のお金を受け取ることはできません。
例えば預入額が100万円、金利が年0.2%なら、1年間で発生する利息は2,000円。
ここから20.315%の税金が引かれるため、あなたの手元に残るのは1,593円となります。あらかじめご承知おきください。
【初心者向け】オリックス銀行定期預金の基本システムと選び方
「オリックス銀行の定期預金は他行より優先度が高い」と分かった段階で、ここからは定期預金の基本システムや選び方について解説させて頂きます。
①オリックス銀行「eダイレクト預金」基本情報
オリックス銀行が取り扱う「eダイレクト預金(定期預金)」の基本情報は以下の通りです。
金利(年) | 0.07% ※2022年6月現在 ※別途税金徴収あり |
---|---|
最低預入額 | 50万円 |
利息支払い | 満期ごと |
金利(年) | 0.10% (6ヶ月) 0.15% (1年) 0.17% (2年) 0.22% (3年) 0.25% (5年) 0.30% (7年) ※2022年6月現在 ※別途税金徴収あり |
---|---|
最低預入額 | 100万円 |
利息支払い |
|
備考 | 預入額ごとに
と分類されるが、現在金利などに相違点は無い |
年利0.1%の定期預金なら単純に、「1年で預金が0.1%増える」と考えて頂いて構いません(複利については後述)。
この数字だけを見るとあまり大きい数字とは思えませんが……。
銀行業界全体の金利が著しく低下している今、「0.1%」という定期預金金利は相対的に見てかなり高い数字となります。
またオリックス銀行の場合は、長期の定期預金ほど金利が高くなる(=同じ期間あたりの利息が大きくなる)のも嬉しいところです。
★オリックス銀行には上に挙げた「eダイレクト預金」(インターネット上で手続きを行う定期預金)の他にも「ダイレクト預金」(郵送手続きを行う定期預金)という商品がありますが……。
金利、手続きの簡単さともに「eダイレクト預金」の方が上ですので、このページでは「eダイレクト預金」の選択のみを前提としてお話を進めさせていただきます。
特にオリックス銀行のような新しい金融機関にお金を預けるにあたり、気になるのは「銀行が潰れて預金を失ってしまわないか」という点かと思います。
結論から言うと、これについて心配はほぼ不要。というのも日本には万が一銀行がつぶれてしまった場合、1000万円までの預入額を補償する法律が存在するからです。
(いわゆる預金保険制度)
とは言え補償申請の手間等を考えると、預入先の倒産リスクが無いにこしたことはありませんが……。
「格付投資情報センター」によるとオリックス銀行の長期格付けは「AA-」(8段階のうち上から2番目)と決して悪くない結果(参考オリックス銀行公式HP)。
同じ評価を受けている会社には「三井住友銀行」「KDDI」「オリエンタルランド」「JR九州」「京王電鉄」等が挙げられており、少なくともすぐに倒産してしまう心配は無さそうです。
②満期ごと、または一定期間ごとに利息を元金に組み入れられるのが嬉しい(複利)
金利システムには、大きく分けて「単利」「複利」の2種類が存在します。
単利 |
---|
→コンスタントに利息を受け取れる方式 |
複利 |
→おトクさ優先なら本来こちらが優勢 |
- 満期、または半年ごとに利息を受け取れる「単利」
- 利息を定期預金に組み入れ、さらに大きな利息を発生させられる「複利」
はどちらもそれぞれにメリットがありますが……。
長期間の預入れが前提となりやすい定期預金においては、「複利」の方を選ぶのが基本となるでしょう。
……が、正直なところ現状の金利情勢ではどちらを選んでもそこまで大きな差は出ません。
(数千万円~を10年単位で預け入れる場合はその限りではありませんが)
基本的には一応「複利」(元利自動継続)を選んでおくと良いかと思いますが、コンスタントに少額の利息を受け取りたいのなら、「単利」(元金自動継続)を選ぶのもアリでしょう。
参考合計利息額の比較
5年 | 20年 | |
---|---|---|
預入額 100万円 | 1,012,500円 (単利) 1,012,565円 (複利) | 1,050,000円 (単利) 1,051,216円 (複利) |
500万円 | 5,062,500円 (単利) 5,062,847円 (複利) | 5,250,000円 (単利) 5,256,168円 (複利) |
★分かりやすさを重視して「複利」という言葉を用いていますが……。
2週間定期、6ヶ月定期、1年定期自体は満期到来の際にのみ利息が発生する「単利」方式です。
「元利自動継続」を選択し、複数回定期預金を使う場合、実質的に「複利」と同様の扱いとなるため、このように記載させて頂きました。
③急な入用や定期預金のデメリットが心配なら「2週間定期」が心強い
オリックス銀行の定期預金を特徴づけるのが「2週間定期」。こちらは名前の通り、2週間で満期を迎える定期預金です。
定期預金は途中で解約すると本来分の利息を受け取れない(詳細後述)ものですが、2週間単位で解約が可能となればいくらか利用しやすいことでしょう。
よってこの定期預金は、はじめて資産運用を行う初心者の方、あるいは急な入用が心配という方にピッタリと言えます。
……が、利用者にとってリスクが少ないというメリットの反面、こちらの金利は6ヶ月~定期より低く設定されています(0.07%)。
また元の金利の低さから、「複利」により雪だるま式に利息を増やすことも困難。
実際に預入額100万円/1年間の預入で計算したところ、2週間ごとに20円ほど元金が増えたところで、最終的な受取利息に差は生じない結果となってしまいました。
(=100万円/1年の預け入れ程度なら単利も複利も同じ。ちなみにこれは預入額500万円でも同様)
1年以上の預け入れを前提とするなら、より金利条件の良い6ヶ月~定期の選択が推奨されます。
よって基本的にこの「2週間定期」は、
といった場合に選ぶと良いでしょう。
★利息の支払い方式/解約の有無は以下の中から、申込時に選択可能です。
元利自動継続 (推奨) | 実質「複利」。2週間で発生した利息を組み入れて、次の2週間に持ち越す方式 |
---|---|
元金自動継続 | 実質「単利」。2週間で発生した利息を普通預金に振替え、元の預入額をキープしたまま次の2週間へ |
自動解約 | 2週間経ったら自動で解約 |
★年利0.07%の場合、2週間当たりの発生利息は「預入額の0.268%」、税金徴収を加味すると実質約0.2139%となります。
(預入額×0.002139=2週間当たりのおよその利息)
現在の金利情勢では、2週間のみの預け入れで「利益」と呼べるほどの利息を生むことはできません。あらかじめご承知おきください。
④複利を加味しても、受取利息額が多いのは長期金利の方
「2週間定期」の方は2週間ごとに元金を増やせる…とは言え、2週間で増やせる金額はたかがしれています。
よってあなたが6ヶ月以上の預入を前提とするなら、適用金利の高い6ヶ月~の定期預金を利用すると良いでしょう。
金利(年) | 0.10% (6ヶ月) 0.15% (1年) 0.17% (2年) 0.22% (3年) 0.25% (5年) 0.30% (7年) ※2022年6月現在 ※別途税金徴収あり |
---|---|
最低預入額 | 100万円 |
利息支払い |
|
一番のおすすめはやはり、最も金利が高く、半年ごとに利息組み入れが発生する「7年」定期。
……とは言え途中でお金が必要になり、定期預金を解約すると、受け取れる利息は大幅に減少してしまいます。
無理せず利用できるスパンを選ぶに越したことはないでしょう。
オリックス銀行に限らず、定期預金は中途解約が可能。…とは言えこの場合、受け取れる利息は本来のものより大きく減少してしまいます。
減少率は満期到来前の年数などによって異なりますが、最も条件が悪い場合だと普通預金金利(0.01%)のみの適用となりますのでご注意ください。
要は無理をして7年定期を選び、途中で解約してしまうよりは、「6ヶ月定期」などを繰り返し使った方が良いわけですね。
定期預金口座を開設する流れ
オリックス銀行にて、定期預金口座を開設する流れは以下の通りです。
オリックス銀行
定期預金口座を開設する流れ
(ネット上でのプリントも可)
「お客様カード」等の
郵送
【普通預金口座の開設完了】
ログイン、定期預金の作成
手続き完了
一見面倒ですが、実際のところは書面などでの案内が入りますのでそこまで苦労することも無いだろうと思います。
口座開設を急ぎたいのであれば、申し込み用書類をプリンタで出力しすぐ送付できるよう、準備しておけると良いですね。
オリックス銀行のデメリット:金利改悪!契約中の定期預金はどうなるの?
オリックス銀行は定期的に定期預金の金利見直しを行っており、結構コロコロと適用金利が変わります。
実際ここ数年の状況を見ても、「2週間定期」の金利は0.05%だったり0.1%だったりとバラバラですね。(2022年6月現在は0.07%)
そんなとき気になるのは、「契約中の定期預金の金利が変わったらどうなるのか」ですが…。
オリックス銀行の定期預金はいずれも変動金利制。
そのため、途中で金利が変わる可能性を踏まえた上で契約を結ぶことが前提となります。要は途中で金利が変わっても文句は言えないということですね。
極論を言えば、0.30%の7年定期の契約を結んだ直後に、金利が大幅減少、こんなことなら他行を選んでおけばよかった…。なんてことも普通に起こり得るわけですが…。
外貨預金などとは違い、預金が減ることはありませんので、この程度のリスクは「他の投資方法に比べれば軽い」として認めて頂く他なさそうです。
まとめ
- オリックス銀行の定期預金は他のインターネット銀行等に比べても優秀。
また利用条件が厳しいわけでもないため、最も広い層におすすめの定期預金と言える - 特徴的なのは「2週間定期」だが、「実質複利」を加味してもお得なのは6ヶ月~定期の方。よって基本的には、
- リスク管理をしながら定期預金を使ってみたい
- 資産運用の練習をしたい
という場合にお勧め
- 最も高金利で割が良いのは「7年定期」だが、途中で解約すると年利0.25%は適用されない。無理のない預入期間を選ぼう
高金利にもかかわらず、とくに厳しい利用条件も設定されていないオリックス銀行の定期預金。
- はじめての定期預金を、できる限り低リスクで試してみたい
- まとまったお金を運用したい
…といったどちらの需要にも応えてくれる、貴重なサービスと言って良いでしょう。
この記事でチェックしたカードローン情報
実質年利 | 限度額 | 審査 スピード | 融資 スピード |
---|---|---|---|
1.7%~14.8% | 10万〜800万円 | - | 数営業日~ |
申込条件 | 郵送物回避条件 | ||
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- 口座開設不要
- 任意の金融機関口座を使った引き落とし返済可
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