個人間融資ってどうなの?現状は詐欺やヤミ金と紙一重

個人間融資ってどうなの?現状は詐欺やヤミ金と紙一重

個人間融資(個人融資)とは、その名の通り消費者金融や銀行といった金融機関ではなく、一介の個人同士の間でお金の貸し借りを行うこと。

金融機関と違って審査もないため、正直に言うともうどこからもお金を貸してもらえない人が頼る、最後の手段となっています。

そしてそんな人にお金を貸してくれるのが、100%良い人なわけはありません
今回は個人間融資の危険性と、どうしても個人融資を利用しなければならない場合、できるだけリスクを回避する方法をお教えします。

個人間融資って何?

個人間融資って何?
個人間融資とは、名前の通り業者を介さない個人の間のお金の貸し借りのことを言いますが、不安定なこの方法をあえて使う理由とは、いったい何なのでしょうか?

①主に掲示板やSNSを使って行う、個人間の融資

現代の個人間融資は、主にインターネット上の掲示板やSNSを使って行われます。検索すれば多くの「個人間融資掲示板」がヒットするので、意外と多くのユーザーがいることがわかります。

下は、実際に使われている大手掲示板の、貸し手募集記事を作成するためのテンプレート

【年齢】  歳
【性別】男・女
【職業】
【連絡先メアド】
【借入希望金額】  万円
【現在の借入金】  万円
【月収/年収】  万円/  万円
【住所】都道府県
【身分証明書】提示できる証明書を明記
【借金の理由】
【メッセージ】

※その他給料日などのプロフィールが掲載されることもあります。

この書き込みを見て「貸してもいいな」と思った人が連絡を取り、お互いが納得したらメールや郵便での約束・契約を経て、お金の貸し借りが行われるわけですね。
反対に、貸し手がお金に困っている人を募集することもあります。

お互いが納得さえすれば契約が成立するので、貸し付け条件や返済期限などに融通を利かせやすいのが特徴です。

②審査がないので、どこからもお金を借りられない人が利用する場所

基本的に個人間融資を利用するのは、どこの消費者金融の審査にも通らない人
つまり無職の人や、過去に金銭トラブルを起こし、信用情報にキズがはいった人(いわゆるブラック状態)達ですね。
なぜなら個人間融資には審査がない上、ワケありの人ばかりが集まっているからです。貸し手もそれを承知なんです。

消費者金融など、一般金融機関の審査に通る方であれば、わざわざ危険な個人間融資を利用する意味はありません
信用情報に問題がなく、お金に困っている方はカードローンを利用しましょう。
少ないところなら、毎月の返済は最低2000円からとなっています。(三菱UFJ銀行ソニー銀行など)
借り入れについての個人情報は徹底的なまでに守られるため、周囲の人にバレることも、ほとんどありません。
(例:多くの消費者金融では郵送物なし・相談次第で在籍確認の電話なしで利用できる、など)

ブラック状態でない方は、カードローンを利用するほうがよほど安全です。
各カードローンについては、以下の記事を参考にしてみてください。

③ルールは「取引に責任を持つこと」

個人間融資の共通ルールは「取引に責任を持つこと」、そして「問題は当事者で解決すること」
言ってしまえば、騙されたとしても自己責任、掲示板やSNSは一切の責任を負いません。

よほど悪質な貸し手(貸主)・借り手(借主)なら警察が動く可能性もゼロではありませんが、基本的には民事不干渉としてどうにもならないことが多いです。

今まで挙げた事柄だけでも、個人間融資の危険性が高いことが分かるのではないでしょうか。

個人間融資の危険性

個人間融資の危険性
それでは個人間融資が危険である具体的な理由や、被害例を見ていきましょう。

①相手がまっとうでもそうでなくても、本人確認書類が必要

上のテンプレートを見てもわかるとおり、個人間融資には本人確認書類が必須
これは貸し手の踏み倒し被害を防ぐためで、当然の手順と言えるのですが……。

もしも悪質な貸し手であれば、この本人確認書類を使って勝手にお金を借りたり、振り込め詐欺用の口座に利用されてしまったり……といった悪用を防ぐことができません

また、本人確認書類を提出する時点では、相手が善良な貸し手がそうでないか、判別する手段がないのも困ったところです。

②法外な利息・手数料を取る「闇金」も多く潜んでいる

個人間融資の世界には、お金に困っている人を助けてくれるフリをして、法外な利息や手数料を取る闇金も多く存在しています。

実は個人間の融資であれば、出資法という法律で年109.5%までの金利請求が可能となっています。
消費者金融の法定上限金利は貸金業法により20%なので、個人間取引の金利がいかに高いかわかります。

★10万円を1年間で返済した場合の支払総額比較

個人間融資(最大年109.5%) 161,989円
消費者金融(年18%) 110,011円

……といっても、ただでさえワケありな人にお金を貸してくれるわけですから、年109.5%の法定上限金利を守っていては、闇金とも悪質とも言えません。

この場合の闇金は、年109.5%を超える金利や、「事務料」「保証料」「手数料」といった不当なお金を請求してくる業者のことを言います。

詳しくは『無審査キャッシングに注意!』のページを読んでみてください。

個人間融資では年109.5%までの金利が出資法で許されているとはいえ……。
「利息制限法」という法律においては、金利は最大20%(借り入れ額10万円未満の場合)と決められています。実質的には「利息制限法」のほうが強い力を持つことに。
このため、20%を超える利息は、支払う義務がありません。実印やサインのある契約書も無効となります。

★出資法……109.5%の金利を課すことを許可している
★利息制限法……支払い義務のある利息は、最大20%までと制定している

ただ、この「利息制限法」には罰則がない上、個人間融資においては貸し手の方が立場が上。
実際は20%を超える金利を請求されても、支払わざるを得ないことが多いでしょう。

過払い金請求を起こすことも不可能ではありませんが、弁護士費用の方が高くなりがち。
正直、個人間融資は高金利でも仕方ない面があるので、了解した上で契約を行いましょう。

もちろん善意で、低い金利でお金を貸してくれる貸し手も多くいます。

③対面で貸し借りを行う場合、女性は特に危険

踏み倒しを防ぐために対面での取引を求める貸し手もいますが、このときに性犯罪の被害者となる女性も多いです。
他にも美人局や脅迫といった別の犯罪発生につながりやすいので、対面での取引はおすすめできません

④悪質な貸し手についての被害例 

  • 手数料や事務料と称して、法外なお金を巻き上げられる
  • 個人情報をだまし取られ、悪用・売却される
  • わいせつ目的
  • サイト登録や口座開設を求められる
  • 少しでも返済が滞ると、厳しい取り立てを行う
  • 本人名義の口座などを要求し、売却→振り込め詐欺への利用

とくに銀行口座は、売却した側も罪に問われるので気を付けてください。

危険な貸し手の見分け方

危険な貸し手の見分け方

それでもお金が必要!という方のために、少しでもリスクを減らす方法をお教えします。

①電話番号や業者名を出しているところは怪しい

電話番号や大手消費者金融の名称を掲げている書き込みは危険です。
例:私はプロミスに勤めています。プロミスで裏口融資を受けてみませんか。無審査で誰でもお金を借りられます。

電話番号を公開しているのは組織=闇金の可能性が高いですし、大手消費者金融は個人間融資を行いません。
連絡先にはGmailやyahoomailなどを使った、仮メールアドレスを載せるのが一般的です。

②銀行口座について教えて良いのは、金融機関と名義、口座番号だけ

あなたの銀行口座について相手に教えても良いのは、金融機関と口座名義、口座番号だけ。
暗証番号は絶対に口外しないでください。

また、誕生日やゾロ目など簡単な番号であれば、見抜かれて悪用される可能性もあります。
個人間融資を利用する前には、必ず暗証番号をあなたにしかわからない、不規則なものに変更しましょう。

③タダより高いものはない!「プレゼント」は100%嘘

ときどき掲示板で見られる「返済は不要です」「プレゼントします」といった文面。
見るからに怪しいですが、藁にも縋る想いで連絡を取る方も存在します。

条件として口座情報や個人情報を受け渡されたり、詐欺行為に加担させられるのがオチですので、絶対に利用しないでください

④名前やアドレスを事前に検索しておこう

あなたが貸し手の立場であっても借り手の立場であっても、これから契約を結ぼうという人の名前やメールアドレス、電話番号は必ず一度検索をかけておきましょう。
なぜなら悪質な利用者の場合、インターネット上で被害報告が寄せられていることがあるためです。
 
このように、検索しておくだけで闇金や詐欺を防げる可能性があります。

⑤確実に「良い人」を見分ける手段はない……。

正直、借り手にしても貸し手にしても、個人間融資を利用して100%安全に取引を行うことはできません
個人間融資の恐ろしいところは、契約が成立するまで、あるいは契約が成立したのちも、悪質な利用者を見抜くことができない点に尽きます。

個人間融資を利用する方は、このリスクを受け入れる必要があるんです。

個人間融資で騙されてしまったら

個人間融資で騙されてしまったら
もしも被害に遭ってしまったら、どう対処すれば良いのでしょうか。

①基本的に警察は動いてくれないと思って!

個人間融資、つまり個人間契約について、警察が対応してくれることはほとんどありません

残念ながら、個人間融資の原則はあくまで自己責任
口座売買や性被害など、契約の枠を超えたことが起こらない限りは、どうにもならないことが多いです。

②お金がなくても、法テラスで法律相談が可能

法外な利息を求められた、脅迫のような電話が毎日何度もかかってくる、といった融資の上でのトラブルがあれば、警察よりも弁護士などの専門家を頼った方がベターです。

お金がなくても行政サービスである「法テラス」を使って、無料で相談が可能ですのでお困りの方は利用してみましょう。
状況に合わせて、あなたが取るべきベストな手段を教えてもらうこともできます。

③ただし、あなたが約束を守るのが最優先

個人間融資はお互いの信用の上で成り立ちます。基本的にはあなたが約束を守ることを何よりも優先させましょう。
例えばあなたが約定返済日通りに返済を行わなかったせいで脅迫のような電話が掛かってきても、相手を処罰することは難しいです。

ちなみに万が一踏み倒しを行った場合は、弁護士など専門家のもと、訴訟を起こされてもおかしくありません
また、個人間融資の時効は10年と長いです。踏み倒しはできないものだと考えてください。

<安易な自己破産は危険かも……>

自己破産を行えば個人間融資の借金も解消されますが、当然相手がおとなしく納得してくれる可能性は低いです。
連絡先が知られている以上、自己破産後も請求が行われる可能性は高いですし、恨みを買うこともあり得ます。
「悪質な借り手」として掲示板に本名が晒されてしまえば、あなたの生活に悪影響を及ぼすことでしょう。下手をすれば、今後の就職活動や結婚などに影響があるかもしれません。

名前を載せられてしまっても、名誉棄損で訴えらるほどのものでない限り、削除することは困難です。
もし一時的に支払いが難しくなったとしても、貸し手と誠意を持って対応するように心掛けてください。

個人間融資は、法律の上できちんと割り切り、対処することが難しいもの。
相手もあなたと同じ、一人の人間であることを理解した上で取引を行ってください。

まとめ

まとめ

個人間融資とは、インターネットを利用した個人間のお金の貸し借りのこと
★ワケありの人ばかりが利用しているので、ブラックでも誠意と返済能力さえあればお金を借りられる
詐欺や闇金、その他犯罪の温床となりやすい上、「良い人」を100%見抜くことはできない
★ワケありの個人間の契約という特性上、金融機関との取引と違い法律に100%則った取引は難しい

個人間融資はかなり危険性が高い取引方法。
利用するにはすべてのリスクを受け入れる覚悟が必要です。 







カードローン診断ツール

「もしも、カードローンを使うなら、自分にはどれがいいんだろう……?」
 
そんな疑問に答えるカードローン診断ツールを作りました!
 
匿名&無料で使えるので、ぜひ試してみてください!
 

【Q】今日・明日中に借りたい

SNSでもご購読できます。