「すでに限度額いっぱいまで借りてしまっている状況で、再びお金が必要に。
プロミスの限度額を引き上げられたなら、この問題も解決できそうだけれど…」
プロミスの初回限度額(利用可能額)は「10万円~50万円」が一般的。
この数字は他の消費者金融に比べても高いものではありませんが、プロミスは契約後の限度額の増額(増枠)に対応しています。
特にあなたが6ヶ月以上「プロミス」を問題なく利用し続けているのなら、増額審査の結果にも期待できる…かもしれません。
今回は「プロミスとその限度額(ご利用可能額)」をテーマに、
- 属性ごとの限度額目安
- 増額審査の通過状況と通過条件
- 増額審査の受け方や実施時間、在籍確認
等について詳しくまとめました。
プロミスを利用できるのは、以下の条件全てを満たす方に限られます。
- 20歳~69歳
- 仕事をしている
┗アルバイト、自営可。無職(収入の有無にかかわらず)や専業主婦は不可 - すでに貸金業者(クレジットカード会社、消費者金融)から年収の3分の1に達するお金を借りていない
あらかじめご確認ください。
目次
プロミスの「限度額(ご利用可能額)」はどうやって決まるの?皆の体験談からチェック!
①やっぱり限度額を決める最大の要素は年収や他社借入などの「属性」
プロミスに限らず、多くのカードローンの限度額(ご利用可能額)は「審査」によって決定します。
…が、ご存知の通りカードローンの審査基準はすべて非公開。
よって結局のところ、どれくらいの限度額が適用されるかは「審査を受けてみるまで分からない」ということになりますが…。
「審査で何を見られるか」を知っておけば、ある程度限度額についても目星を付けられることでしょう。
そして限度額という観点で(つまり審査に通過できることを前提とした上で)「プロミス」の審査基準を考えた場合、最も重要となるのは申込み者の「属性」です。要は年収や勤続年数、他社での借金の状況といった「申込みのときに入力する情報」ですね。
プロミスに限ったことではないものの…。
高めの限度額を獲得しやすい「属性」一覧は以下の通り。
- 正規雇用者(会社員または公務員)である
- 同じ勤務先で長く働いている
- 安定した生活基盤がある
- 他社でカードローンやキャッシングを利用していない
┗既婚で子供がおり、持ち家に住んでいる等
あなたがこの条件を満たしているほど、比較的高い(プロミスの場合は30万円~50万円)限度額を得られる可能性は上がると見て良いでしょう。
高額契約を狙う方にとっては残念なことに、プロミスは他社カードローンに比べても限度額が低い傾向にあります。
例えば、同じ消費者金融会社である「SMBCモビット」では「最初から100万円以上の限度額が適用された」という報告も多い一方、プロミスではこういった声がほとんど聞かれません。
後掲の利用者データを見ても分かる通り、プロミスの利用限度額は「10万円~50万円」がほとんど。
50万円超の限度額が必要であれば、もともと高額契約が得意な会社を選んだ方が良いでしょう。
②「信用情報」についてはブラック状態でもない限り、あまり限度額に影響しない模様
少し意外かもしれませんが、プロミスの審査において「信用情報」(クレジットカード、各種ローンなど後払いサービスの利用履歴)は、ブラック状態という方を除きあまり限度額に影響しない模様。
これは「ブラック未満の延滞情報が残っている」と思われる方が、特に問題なくクレジットカード等を使われている方と同様の限度額を獲得されている例が多いことから判断できます。
属性、信用情報 | 適用限度額 |
---|---|
| 50万円 |
| 50万円 |
| 50万円 |
…プロミスの場合、信用情報が悪い方向に影響しづらいというよりは「何の問題も無い人でも50万円超の限度額を得にくいから、結果として差が付かない」と言った方が的確かもしれませんね。
★ちなみにブラック状態の方がプロミスへ申し込む場合、その審査結果は
- 審査落ち
- 属性にかかわらず、限度額10万円で可決
のほぼ二択となります。
CHECK【プロミス】ブラック状態での申し込み結果から探る審査基準
③属性別・皆の初回契約時の「プロミス」カードローン限度額一覧
さて、実際どれくらいの限度額が適用されるかという点においては、言葉で説明するより実例を見て頂いた方が早いでしょう。
ということで今回は、これまでに集まった計42件の「プロミス」審査通過者データから、その属性と適用限度額をピックアップさせて頂きました。
一度に掲載すると長くなりますので、あなたに近い属性の方の情報をご覧ください。いずれもクリックまたはタップで開きます。
簡単にまとめると、
- 年収200万円未満なら、高い確率で限度額は「10万円」となる
- 「他社借入がない会社員」なら限度額30万円~50万円を狙える
- 50万円超の限度額がはじめから適用されることは滅多にない
といったところでしょうか。
先にも言った通り、プロミスはあまり高額融資に積極的ではありませんので、属性が一定以上の方の審査結果は似たようなもの(限度額50万円)となりやすい傾向にあります。
★上のアンケート回答者の中には「本来は50万円の限度額獲得が可能だったが、そこまでの金額は必要なかったので10万円にした」といった方も相当数いらっしゃると考えられます。
あらかじめご承知おきください。
プロミスにおける限度額の「増額」難易度と12の審査結果
さて、プロミスでは契約後であっても「増額審査」に通過することで、利用限度額の増額(増枠)が可能。
①少なくとも「他社借入増加+契約から半年以内」だと増額成功は難しそう
少なくとも現在確認出来ている限り、「プロミスと契約を結んで6ヶ月以内」かつ「契約~増額申込みの間で、他社借入が増えている」という方はいずれも増額審査に落ちてしまっています。
属性など | 審査結果 |
---|---|
| 限度額50万円 →変化なし (増額審査落ち) |
| 限度額10万円 →変化なし (増額審査落ち) |
| 限度額50万円 →変化なし (増額審査落ち) |
それなりに属性が高い方でもこういった結果が出ていることを考えると、「契約から半年以内+他社借入が増えている」という状況で増額審査審査に通ることは難しいと言って良いでしょう。
CHECK4.プロミスでの増額が難しそう、または審査に落ちてしまったならどうすればいい?
②一方、プロミスとの信頼関係が出来ていれば他社借入が増えていても増額できるかも
その一方で、あなたが1年以上プロミスを問題なく利用できているのなら、
- もともと他社借入を抱えている
- 他社借入が増えてしまった
…といった場合であっても増額審査を成功させられるかもしれません。
属性など | 審査結果 |
---|---|
|
|
|
|
先の例と併せて考えると、プロミスの増額審査において「契約からどれくらいの年月が経っているか」はかなり重要なポイントになると考えて良いでしょう。
もちろん「年収が増えた」などの属性向上があればなお良しと言えますね。
③特に属性に変化が無いなら、増額審査通過を狙えるのは契約後6ヶ月~か
さて、増額審査というのは、言うなれば「入会時の審査結果を覆してもらう」こと。そのため増額審査に通るためには、入会時に比べ何かしらのプラスポイントが必要となります。
これについてもちろん、
- 年収が上がった
- 他社借入が減った
といった、明確な属性向上があれば理想的ではあるのですが…。
現実問題として属性を上げることが難しいという場合、強みとなるのは「プロミスとの取引状況」。要は問題なくプロミスを利用し続けて、「ちゃんと貸したお金を返してくれる、良いお客さん」と認識してもらえば、それが増額審査の上で良い方向に働くわけですね。
これまでのアンケート調査では、「契約から7ヶ月」「11ヶ月」といった方の審査通過報告が確認されています。
個人信用情報機関(後払いサービスの利用履歴)における申込み情報が6ヶ月残ることを考えると、おそらく「申し込みから6ヶ月以上が経過」していれば、特に属性に変化が無くても増額審査への通過を狙えることでしょう。
属性など | 審査結果 |
---|---|
| 限度額30万円 →変化なし (増額審査落ち) |
|
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…とは言え先述の通り、「他社借入が増えている」等のマイナス要素があると、契約期間にかかわらず増額審査への通過は難しくなりますのでご承知おきください。
属性など | 審査結果 |
---|---|
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→420万円 →128万円 | 限度額10万円 →変化なし (増額審査落ち) |
ここまで解説したのは、プロミスへ自主的に増額申込みを行う場合の話(方法については後述)。
もしもあなたがメールや電話で利用限度額の増額案内を受けているのなら、契約期間にかかわらず申込みを行っても良いでしょう。
というのも、個別に案内が届いた場合、あなたはプロミス側が設けている一定の「優良顧客」基準を満たしている、と推測されるからですね。
…とは言え増額案内が届いたからといって、増額審査への通過が保証されるわけではありませんので、この点についてはあらかじめご承知おきください。
プロミス「増額審査」を受ける方法と在籍確認について
ここからは、プロミスへ増額(増枠)を申し込む具体的な方法や流れについて解説させて頂きましょう。
①プロミスはインターネットから「増額」申込みが可能
プロミスへ増額申込みを行う方法は、
- インターネット
- 電話(0120-24-0365)
- 自動契約機
の3つ。
どれを選んでも構いませんが、一番手軽なのは「インターネット」申込みでしょう。
インターネットを使った増額申込みは「プロミス」会員ページより簡単に実行できます。
★ちなみに審査は最短即日で完了しますが…。
インターネットまたは電話で申し込みを行う場合、審査時間は「平日9時~18時」のみとなりますのでご注意ください(詳細後述)。
残念ながら、あなたの「プロミス」利用状況によっては、下記のような場合があります。
- 会員ページ内に「ご利用限度額の増額はこちら」のボタンが表示されない
- ボタンは表示されているのにクリックが出来ない
- ボタンを押すと「これ以上は増額できない」といった旨のメッセージが出る
このとき、インターネットから増額申込みを行うことはできません。
電話や自動契約機を使えば一応申し込み自体は可能なものの…。
上に該当するような方は自動審査で弾かれている状況だと考えると、「年収が増えた」「他社借入が大きく減った」等の強みが無い限り、審査通過は困難と思われます。
②希望限度額が50万円を超える場合などには「収入証明書類」の提出が必要
あなたが以下のいずれかの条件に該当する場合、「収入証明書類」の提出が必要となります。
- 希望限度額が50万円を超える
- プロミスでの希望限度額+他の貸金業者※からの借入額が100万円を超える
- その他、プロミス担当者から書類提出を求められた場合
※消費者金融、またはクレジットカード会社でのキャッシングの利用分
「収入証明書類」として認められるのは、
- 最新分の源泉徴収票
- 最新分の確定申告書の控え
- 直近2ヶ月分の給与明細+あれば賞与明細
など。
各書類は増額申込後に提出しても構いませんが、インターネット会員サービスを通して事前に撮影+アップロードを済ませておくと手軽でしょう。
「プロミス」増額審査は、申込窓口によって対応時間が異なります。
インターネット | 平日9時~18時 |
---|---|
電話 | |
自動契約機 | 毎日9時~21時 |
土日や夜間に増額審査を受けたい場合には「自動契約機」をご利用ください。
ですので土日祝日にお急ぎでしたら、自動契約機の方にお越しいただければと思います。
(2020年10月問い合わせ分)
CHECKプロミス公式HP「店舗・ATM検索」
③転職したとしても在籍確認(勤務先への電話確認)は実施されない
プロミスは増額審査の際、在籍確認(勤務先確認)を実施しません。
(2020年10月問い合わせ分)
「転職した場合であっても在籍確認を行わない」と明言する金融機関は珍しいですね。
何にせよ、勤務先への電話を心配する必要は無いでしょう。
プロミスでの増額が難しそう、または審査に落ちてしまったならどうすればいい?
ここからは、残念ながら
- 他社借入の増加、契約期間の短さ等が理由で、プロミスで増額することが難しそう
- 実際に増額審査へ申し込み、落ちてしまった
という方のため、新たな申込み先候補を考えていきましょう。
①一番現実的なのは「高額契約が得意な銀行で新規契約+借入の一本化」か
先にも触れた通り、プロミスの限度額は他社カードローンに比べても渋め。これは増額審査を受ける場合であっても例外ではありません。
…ということで、一番現実的なのは「高額契約を得意とするカードローンに乗り換える」ことでしょう。
具体例を挙げるなら「おまとめ」対応の銀行系カードローン、特に「住信SBIネット銀行」あたりのネット銀行系でしょうか。
あなたに十分な属性があるのなら、プロミスでの債務を抱えたまま、銀行でそれ以上の限度額を獲得することは難しくないだろうと思います。
例:プロミスで50万円を借入中、「住信SBIネット銀行」で100万円の限度額を獲得
→うち50万円を使いプロミスを完済
残り50万円は自由に利用可能
CHECK48名にアンケート!審査が甘いおまとめローンと属性別・おすすめ申込み先候補
CHECK【100万円借りたい】高限度額に定評あるカードローン&その他借入方法と必要条件
★ただしあなたがパート・アルバイトやブラック状態、あるいは多重債務者であるのなら、銀行での借入一本化は難しいかもしれません。あらかじめご承知おきください。
CHECK47名の回答から見るネット銀行カードローンの審査傾向と通過条件&申込先の選び方
CHECK体験談から見る!都市銀行/地方銀行カードローンの審査通過条件と申込み~返済の流れ
②借入をお急ぎなら二社目の消費者金融会社の利用も視野に入るが…
あなたが
- 借入を急ぎたい
- 銀行カードローンの審査に通る自信が無い
といった場合には、2社目以降の消費者金融会社を利用することも視野に入ります。
この場合には、比較的他社借入に寛容な
あたりを選ぶと良いでしょう。
ただし貸金業法の制限上、貸金業者(消費者金融+クレジットカード会社)から「合計で年収の3分の1」に達するお金を借りることはできません。あらかじめご確認ください。
例:あなたの年収が300万円の場合、貸金業者から借りられるのは「合計100万」まで。
プロミスで既に50万円を借りている場合、他の貸金業者から50万円超を借りることはできない
もしもあなたが既に多重債務者で、新規借入が難しいという状況にあるのなら、「おまとめローン」等の利用を検討すべき段階かもしれません。
おまとめローンは複数の借入を一本化し、返済負担を下げるためのローン。「おまとめ対応の銀行カードローン」とは異なり新しい借入枠を獲得することはできませんが…。
仮に「おまとめローン」の契約に成功できたなら、結果的に次の返済日を1ヶ月ほど遅らせることが可能です。
「返済のための借入」を検討している段階なら、チェックしてみて損はないでしょう。
CHECKおまとめローン、申込前に知っておくべき2つのデメリット&それでもおまとめすべき人
ちなみに「おまとめローン」の審査通過すら難しい状況であれば、債務整理(主に任意整理)も視野に入ってきます。
プロミスの限度額と増額審査に関するよくある質問と回答
最後に、プロミスの限度額や増額審査についてのよくある質問にお答えさせて頂きましょう。
①増額審査を受けることで、限度額が下がってしまう場合があると聞いたのですが。
はい。増額審査は言うなれば「審査の受け直し」ですので、前回の審査より属性等が悪化していれば、限度額が減ることもあり得ます。
「他社借入が増えた」「年収が減った」など、明らかなマイナス点があるのなら、増額審査は控えておくのが無難かもしれません。
…が、増額審査を受けない場合であっても、プロミスは定期的に、会員に対し「契約後の審査」を実施しています(いわゆる途上与信)。
明らかに属性等が下がってしまった場合には、遅かれ早かれ限度額が下げられたり、出金停止となってしまう可能性は低くないでしょう。あらかじめご承知おきください。
②ご利用可能額が0円になってしまいました。どうすれば復活できますか?
「突然、利用可能額が0円になってしまった」というのはプロミスが定期的に行う定期審査(途上与信)に引っかかってしまったためですね。
残念ながら、この場合すぐに限度額を復活させることは困難です。
- 他社借入を清算する
- 年収を増やす
- 非正規雇用者から正規雇用者になる
…といった明確な属性の向上が無い限り、プロミスに直接問い合わせを行っても解決することは難しいでしょう。
強いて言えば、途上与信に引っかかってしまった理由(多くは他社借入)を考えた上、その問題を解消した上で再びプロミスに交渉するのが最善策となるでしょうか…。
とは言え今後もカードローンを使い続けるためには、高限度額対応の銀行カードローン等で「借り換え」を行うのが無難なところだろうと思います(もちろん相応の返済能力が必要です)。
CHECKカードローン/リボの「借り換え」に伴うデメリットとおすすめ申込み先候補
③二度目以降の増額も可能でしょうか?
審査にさえ通れば可能です。
…が、「貸金業者(プロミス含む)からの借入合計」が年収の3分の1を超えることはできませんのでご承知おきください(総量規制)。
CHECK【多重債務者の即日融資】総量規制対象外/例外となる4つの条件とその他の手段
④増額審査にあたって、自宅に郵送物が届くことはありますか?
実際に問い合わせてみました。
(2020年10月問い合わせ分)
…ということで、郵送物についての不安は不要なようですね。
⑤増額審査に落ちてしまうことで、信用情報が傷つく可能性はありますか?
通常のカードローン申込みと同じく、6ヶ月の間「申込み」履歴は残ります。
が、複数のカードローンへ立て続けに申込みを行ったりしない限り、これについて気にする必要は無いでしょう。
まとめ
- プロミスの限度額は主に、年収や他社借入といった「属性」により決定する
┗ただしプロミスの限度額は他社カードローンに比べ低め(新規契約者の場合、一般に10万円~50万円) - 良い方向でも悪い方向でも特に属性に変化が無い場合、増額審査に通過できる目安は「6ヶ月以上、問題なくプロミスを利用し続けている」こと
┗ただし増額案内が届いているなら、契約年数にかかわらず申込みを行ってOK - 土日に増額審査を受けるためには「自動契約機」での申込みが必要となるため注意
- プロミスでの増額が難しい場合、第一の候補となるのは「高額契約を得意とする銀行カードローンへの乗り換え」。
属性上これが難しい場合には、消費者金融やおまとめローン(あるいは債務整理)の利用も視野に入るか
プロミスはあまり高額契約に積極的な消費者金融ではありません。が、優良顧客と認められれば100万円超の契約も可能ではあります。
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