「今必要なお金をプロミスから借りたいけれど、学生時代から滞納中のクレジットカードのせいでブラックリスト入りは間違いなし。こんな状況でも審査に通るのかな?」
テレビや電車の広告で目にすることも多いプロミス。
審査に通りやすそうなイメージがありますが、果たしてそれは真実なのでしょうか?
そこで今回は実際に、金融ブラック状況下で「プロミス」へ申し込んだ方へアンケート調査を実施。申込当時の状況や、それぞれの審査結果を簡単にまとめました。
読み終えていただければ、今のあなたがプロミスでの借入を狙えるかどうかが分かります。
金利 | 4.5%~17.8% | 限度額 | 1万円~500万円 ※上限は年収の3分の1 |
---|---|---|---|
審査スピード | 最短30分 | 申込~借入までの必要時間 | 最短1時間 |
申込条件 (公式HPより) | 年齢20~69歳のご本人に安定した収入のある方 |
事前にチェック!そもそもあなたはブラック状態?
今回「2015年以降のプロミス申込経験者」を対象にアンケート調査を実施したところ、散見されたのが「自分をブラック状態だと思い込んでいる」方たち。
というわけでここでは、今一度「ブラック状態」と見なされる主な要因について確認しておきましょう。
存続期間 | ||
---|---|---|
ブラック | クレジットカード、各種ローン、各種分割払い(携帯電話端末含む)の支払いを「61日」または「3ヶ月」以上延滞 | 「延滞解消から」5年 |
クレジットカード、各種ローン、各種分割払い(携帯電話端末含む)契約の強制解約 | 5年 | |
債務整理 | 5年 | |
ブラック未満のキズ | クレジットカード、各種ローン、各種分割払い(携帯電話端末含む)の支払いを「1ヶ月前後※」延滞 | 延滞発生月から2年 |
各ローン等へ立て続けに申込を行った (いわゆる申し込みブラック/ただしキズと見なされる申込数は金融機関等による) | 6ヶ月 | |
これまでに一度も各種「後払い」サービスを利用したことが無い (消費者金融会社の審査ではあまり問題にならない) | — |
自分の現状を知っておいて損はありません。
現在の信用情報(後払いサービスの利用履歴)について詳しく知りたい場合には、実際にこれを開示してみることを強くおすすめします。
CHECK個人信用情報の開示とその見方、開示請求先の選び方について
★「他社での支払いを延滞中」であれば、その延滞期間が2ヶ月未満であってもブラックと同等、あるいはそれ以上の問題と見なされる可能性があります。
★ちなみに「ブラックリスト」という名簿のようなものは存在しません。
前提として、あなたが各種ローンやクレジットカード、分割払い(携帯電話端末含む)といった「審査の必要な後払いサービス」を使うと、その利用状況は「個人信用情報機関」という場所に保存され、審査のたびに申込先の金融機関(プロミス含む)から閲覧されることとなります。
この「個人信用情報機関」に長期間の延滞・強制解約などの悪い情報が掲載された状態のことを一般に「(金融)ブラック」と呼びます。
★公共料金(電気ガス水道料金、NHK受信料、各種税金など)の滞納はブラック入りの原因となりません。
これは公共団体などが「個人信用情報機関」に加盟していないためです。
CHECK金融事故(ブラック入りの要件)の種類とその存続期間
ブラック状態、特に他社借り入れがある場合の審査通過は困難
今回、実際に「金融ブラックの状態でプロミスに申し込んだ」という方々からいただいたアンケート結果を整理してみましたが……。
……やはり、ブラック状態でのプロミス審査通過は厳しいという結果が出てしまいました。
申告年収 | 他社借入 | 審査結果 | 備考 | |
---|---|---|---|---|
30代、派遣社員 | 300万円 | アコム30万円 | 審査落ち | 携帯電話料金を2ヶ月以上延滞中 直後にレイクALSAで通過(20万円) |
【参考】年収300万円、アコムから50万円借入中、信用情報に問題の無い方は限度額50万円でプロミスの審査通過※ | ||||
40代、自営業 | 350万円 | 楽天カードキャッシング枠30万円 | 審査落ち | 5年以内に2ヶ月以上のクレジットカード延滞(申込時清算済み) |
20代、契約社員 | 400万円 | なし | 審査落ち | 5年以内に強制解約(携帯電話) その他複数の金融機関にも申し込んだが、すべて審査落ちとのこと |
30代、自営業 | 400万円 | アコム56万円 アイフル10万円 | 審査落ち | 5年以内に任意整理 他延滞などの記録あり |
【参考】年収400万円、他社債務計80万円、信用情報に問題の無い方は限度額50万円でプロミスの審査通過※ |
同じ年収、かつさらに大きな債務を抱えている、ブラック状態でない方の審査通過例を見る限り、ブラック状態が審査結果を左右しているのは確かです。
特に審査に落ちてしまった4名中3名がすでに他社からお金を借りていた事を考えると、「ブラック+他社借入」の2つのマイナスポイントがある状態では審査通過はほぼ不可能と考えられるわけですね。
また、「他社借入無し、かつ年収400万円」といった、一見属性に問題の無さそうな方でも審査に落ちてしまっています。
この方が「金融ブラック」以外の問題を抱えていた可能性もありますが、やはり金融ブラックの状態でプロミスに申し込むのは避けるべきです。
おそらくこれは他の消費者金融であっても同様だとは思いますが……。
どうせダメ元で申し込むなら「アイフル」あたりの方が審査通過に期待を抱けそうです。
(逆にSMBCモビットは他社借入に寛容※ながらブラックの審査落ち報告が非常に多いため、やめておいた方がよさそう
※他社ご利用の方でも審査可能ですが、お客様のご状況によってご利用いただけない場合もございます。)
また、大手の審査に通過できない方を主な顧客とする「中小消費者金融会社」(闇金ではない、正規の業者です)であれば、ブラックかつ他社借入ありという状況でも審査通過を狙えます。
ですがもしあなたがすでに他社からお金を借り入れている場合、いたずらに借入先を増やすことは、今後の返済のことを考えるとおすすめできません。どうしても借入が必要な事情がある場合にのみご検討ください。
★金融ブラックでない方でも、「本当になんで審査に落ちたのか分からない」という申込者はしばしば見られます(安定収入あり、他社借入無し、ブラック未満のキズでの審査落ちなど)。
多くの場合、アコムなど他の消費者金融会社へ申し込むことでこの問題は解消されますが……。
複数の金融機関の審査に立て続けに落ちてしまった場合には、一度個人信用情報を開示してみることをお勧めします。
ちなみに金融機関に直接問い合わせても、審査落ちの理由は教えてもらえません。
金融ブラック状態でないならば、「学生でも審査に通過できた」「収入があまり多くない状態でも借りられた」という報告が上がっているプロミス。
とは言え流石に、プロミス自身に迷惑を掛けたことがある状況での審査通過は難しいだろうと思います。
「プロミス自身に迷惑を掛けた」場面として考えられるのは、
- プロミスと契約を結んでいる途中で金融事故(2ヶ月以上の延滞、債務整理など)を起こした
- 「SMBCコンシューマーファイナンス」社が保証する銀行カードローン等で金融事故を起こした
の2つ。
前者はまあ言うまでもないとして、後者は少し分かりにくいため注意が必要です。
実は「プロミス」というのは、今となっては特定の会社の名前ではありません。「SMBCコンシューマーファイナンス」という三井住友銀行グループの消費者金融会社が取り扱う、キャッシングサービスブランドの名前です。
というわけで、「SMBCコンシューマーファイナンス」にこれまで何らかの形で迷惑を掛けたなら、同社に残った悪い顧客情報はそのまま「プロミス」の審査に影響します。
もしもこれまで銀行カードローン契約中に金融事故を起こしたことがあるのなら、そのときの「保証会社」を今一度ご確認ください。
★SMBCコンシューマーファイナンスが保証する銀行ローンは、主に
- 三井住友銀行カードローン、その他同行の多くのローン商品
- 横浜銀行カードローン
- 福岡銀行カードローン
等、非常に多いです。「銀行カードローンと保証会社について」のページも参考にしてみてください。
★個人信用情報と異なり、各社に保管された顧客情報は半永久的に残るとされます。
仮にSMBCコンシューマーファイナンスまわりで金融事故を起こしたことがある場合、同社が保証する銀行ローンやプロミスの利用は今後一切できないものと考えて良いでしょう。
★ちなみにSMBCモビットは同じくSMBCグループの会社ですが……。
プロミスの同意事項を見る限り、SMBCモビット社内の顧客情報が、直接プロミスに受け渡されることは無さそうです。(もちろん個人信用情報機関を通し、間接的な情報提供が行われることはあります)
まとめ
- アンケートを行った結果、「自分をブラック状態だと思い込んでいる」人が散見された。まずは「自分が本当にブラック状態なのか」を確認しよう
- 金融ブラック状態、特に「ブラック状態かつ他社借入あり」という状態でのプロミスの審査通過はかなり厳しい
- 状況によっては中小消費者金融への申し込みも検討しておこう
申し込みやすさを誇る「プロミス」でも、流石にブラック状態の人を簡単に審査に通過させることは出来ません。
ですがもし今回「実際に確認してみたらブラック状態じゃなかった!」という事が判明したならば、状況次第では審査に通過できる可能性があります。
個々の事情や借入の理由が審査に影響する…かもしれないことを考えると、申し込みの際には必ず電話確認が必要となる「カンタン入力」あるいは「電話申し込み」を選択するのも有効そうですね。
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