
「毎月の借金返済の負担が重い。
一番枠の多いプロミスで、他社の借金をまとめられればいいのに……」
そんな需要に応えるのがプロミス「おまとめローン」。
ポイントは「利用者の名義で振込を行ってくれる」点。
他社の一般的なおまとめローンとは違い、自分で返済を行う必要も、事前に借入先の承諾を取る必要もありません。
その一方で、「おまとめが可能なのは、貸金業者からの借入だけ」という前提条件に引っかかってしまう人は多いかも……。
今回はそんなプロミス「おまとめローン」について、実際にプロミスへ問い合わせを行った結果をもとに、その長所・短所と利用の流れをまとめました。
読み終えていただければ毎月の負担を減らすため、あなたが取るべき行動が分かります。
★「おまとめローン」(ローンの一本化)自体の概要・メリットについては「おまとめ・借り換えローンとは」のページをご覧ください。
※このサイト内のプロミスリンク先はおまとめローンの申込ではなく、フリーキャッシング/レディースキャッシングの申込ページですのでご注意ください。
目次
プロミス「おまとめローン」申込前の注意点と基本情報
まずはプロミス「おまとめローン」とはどういったローン商品なのか、簡単に解説していきます。
①まとめられるのは「貸金業者からの借入」だけ:銀行やショッピングリボは対象外
プロミス「おまとめローン」の基本情報は以下の通り。
金利 | 融資額 |
---|---|
6.3%~17.8% | 最大300万円 |
審査スピード | 融資スピード |
最短30分 | 最短1時間程度 |
担保 | 保証人 |
不要 | 不要 |
返済方式 | 返済回数 |
元利定額返済方式 (定額リボ払い) | 1回~120回 (最長10年) ※契約時に相談して決定 |
申込条件 (公式HPより) | |
年齢20歳以上、65歳以下のご本人に安定した収入のある方 ※主婦、学生の方でも、パート、アルバイトによる安定した収入がある場合お申込みいただけます。 | |
その他 | |
借り換えの対象となるのは貸金業者からの無担保借入だけ (主に消費者金融会社、クレジットカード会社) |
17.8%という上限金利は通常のプロミスのローンと変わりありませんね。
ちなみにおまとめの結果、融資額が100万円以上となった場合には、金利は必ず15%以下となります。(利息制限法による)
さて、上の情報の中での注意点は言うまでも無く、「借り換えの対象となるのが、貸金業者からの無担保借入に限られる」こと。
つまり銀行ローンやショッピングリボはおまとめの対象とならないわけですね。
(ショッピングリボはあくまで「立て替え」であり、借り入れとは別扱い。ただしクレジットカードのキャッシング枠であればプロミスでもおまとめ可)
この場合には各銀行系おまとめローン、もしくはアイフルのおまとめローンといった、貸金業者以外の借入にも対応してくれるローン商品を選びましょう。
プロミス「おまとめローン」 | 銀行系、またはアイフルのおまとめローン | |
---|---|---|
消費者金融会社のカードローン、フリーローン | ○ | ○ |
銀行カードローン、フリーローン | × | ○ |
クレジットカードのキャッシング枠 | ○ | ○ |
クレジットカードのショッピング枠(リボ、分割払い含む) | × | ○ |
質屋などでの借入 | × | 要相談 |
②基本的にはプロミスの既存会員向きか
基本的にプロミス「おまとめローン」への申し込みをおすすめしたいのは、「プロミスと他の消費者金融などの借入のみを一本化したい、プロミスユーザー」となります。
特にプロミスから利用限度額増額の案内などが届いているのなら、審査通過に期待を抱けるでしょう。
もちろんプロミスを使ったことのない状態でも、申し込みは可能ですが……。
やはりどこの会社でも、大きなお金を貸すのなら「これまできちんと返済してきた実績のある人」を選びたいもの。
おまとめを検討しているということは、現在借入中の会社があるはずです。
新規申し込みを検討される前にまずはそちらへ直接、おまとめに対応してもらえないか相談したほうが成功率も高いでしょう。
また、どうせ新規入会を狙うのであればプロミスよりも、銀行系フリーローン・おまとめローンあたりを選んだ方が金利が低くなりやすいです。
特に十分な返済能力があるのなら、住信SBIネット銀行等で8%未満の金利の適用も十分に狙えることでしょう。
CHECK貸金業者からの借入以外もおまとめ出来るおまとめローン
★とは言えすでに既存の契約先でのおまとめを断られてしまったという場合には、銀行系よりも柔軟な審査を行っていると思われる「プロミス」おまとめローンは重要な申込み先候補となります。
③利用者名義で振り込んでくれるので、借入先に了承を取る必要は無い
これまで説明してきた理由により、申し込みをお勧めできる層が非常に限られるプロミス「おまとめローン」。
ですが他社と比べたメリットがないわけではありません。
プロミスのおまとめローンの場合、銀行カードローン等を使った場合の「おまとめ」とは異なり、現在の借入先にはプロミスが、利用者の名義を使って振り込んでくれます。
銀行などのカードローンやフリーローンをつかう場合、一般的には
- 金融機関があなたの口座に振り込み→あなたがこれまでの借入先に、それぞれの借入額を確認した上で返済
- 金融機関が、金融機関の名義でこれまでの借入先に返済
といった方法が取られるのですが……。
プロミスがあなたの名前で既存の借入先に入金してくれるのなら、それぞれの借入先に入金する手間も、借入先に「金融機関名義での入金がある」といった説明をする手間も省けるわけですね。
これはアコムのおまとめローン等にも共通することで、プロミス独自の利点とまでは言えませんが……。
おまとめ・借り換えの手間が少なくて済むに越したことはありません。
これに関しては地味ですが、見逃せないメリットと言って良いでしょう。
貸金業者からの借入以外もおまとめ出来るおまとめローン
先に述べた通り、プロミスのおまとめローンでは銀行ローンやショッピングリボを含めたおまとめは出来ません。
もし銀行ローンやショッピングリボもおまとめしたいのならば、どのおまとめローンを利用すればよいのでしょうか?
上限金利 | 備考 | |
---|---|---|
住信SBIネット銀行カードローン | 7.99% (プレミアムコース) 14.79% (スタンダードコース) | |
三井住友銀行カードローン | 14.5% | |
オリックス銀行カードローン | 17.8% | |
各地方銀行や信用金庫のカードローン・フリーローン | 申込先による (上限14.5%くらいが多い) | |
アイフル「おまとめMAX」「かりかえMAX」 | 17.5% |
こちらのローンは全て銀行ローンやショッピングリボのおまとめが可能。
自分にとって最も使いやすいローンを選びましょう。
CHECK審査が甘いおまとめローンと属性別・おすすめ申込み先候補
おまとめローンの詳細について、プロミスコールセンターに聞いた!
公式HPに記載のない「おまとめローン」の詳細について、実際にプロミスに問い合わせを行いました。
①希望額に満たない枠で審査通過となることはありますか?
ローンの審査には珍しく、プロミス「おまとめローン」は希望限度額未満での審査通過を認めていないようですね。
一本化のみを狙う場合はこれで構いませんが、細かい借入を少しでもまとめたいという場合には他社を選んだほうが無難かもしれません。
②既存会員であっても、審査の際に在籍確認は必要ですか?
ただ、会員様の場合ですと契約担当の部署で承りますので、審査を行うのが平日の朝9時からとなります、
申し訳ございませんが週明けにもう一度お問い合わせいただけましたら。申し訳ありません。
電話をかけたのが休日だったので、既存会員の審査に関する情報もいただくことができました。
審査時間は平日のみと新規会員に比べ制約される(増額審査と同様)とのことですが、二度目の在籍確認が必要ないのは嬉しいところですね。
★新規入会の際には電話または書類提出による、在籍の確認が必要となります。
CHECKプロミスの在籍確認について
③おまとめした会社について、解約証明書を取る必要はありますか?
以前のお借入先で再びお借りすることの無いよう、お願いはさせていただいております。
回答から察するに、申込者の状況によっては解約証明書の提出を求められることもありそうです。
仮にこれを求められなかった場合でも、おまとめ後に借入を増やすのはやめておきましょう。(途上与信でバレます)
問い合わせに基づく「おまとめローン」利用の流れ
通常の借入(フリーキャッシング)と異なり、公式HPに融資スピードについての記載がない「おまとめローン」。
そこで、実際の契約の流れについてプロミスコールに問い合わせてみました。
①基本的な契約の流れやスピードは通常のプロミスと変わりなし
まずは実際の問い合わせ結果をご覧ください。
※ 火曜日12時頃に問い合わせ
少なくとも審査のスピードについては、通常のプロミスと変わりない模様。
最短30分で審査が完了するおまとめローンは(銀行やキャッシングリボに対応していないとは言え)、かなり珍しいのではないでしょうか。
プロミス「おまとめローン」契約の流れは以下のようになります。
プロミス「おまとめローン」
直通オペレーターもしくは店舗スタッフと
契約内容の確認、相談など
プロミスがあなたの代わりに支払い実行
利用の流れはカードローンと変わりありませんね。
申し込みの際にはプロミスの自動契約機、もしくは有人店舗を使う必要がある点にはお気をつけください。
三井住友銀行の「ローン申込機」は利用できません。
CHECKプロミス公式HP「店舗・ATM検索」
★混雑具合などによっては審査に時間がかかる可能性もあります。
★プロミスの在籍確認については当該ページをご覧ください。
CHECKプロミスに聞いた!在籍確認の基本仕様・電話の避け方&利用者体験談
②借入額にかかわらず、収入証明書の提出は必須
プロミス「おまとめローン」の申込・契約に必要な書類は以下の通りです。
借入額にかかわらず収入証明書の提出が必須となる点にはお気をつけください。
★プロミス「おまとめローン」必要書類(公式HPより)
本人確認書類 (全利用者必須) |
---|
以下のいずれか一点
|
収入証明書類 (全利用者必須) |
※いずれも最新のものに限る |
外国籍の場合 |
|
本人確認書類に記載の住所と現住所が異なる場合 |
以下のいずれか一点
|
住民票の写しは市区町村役所ですぐに発行することができます。(300円程度の手数料の発生あり)
その他、必要書類の詳細については直接プロミスにお問い合わせください。
プロミスコール(おまとめローン対応):0120-24-0365
毎月の返済は「ATM入金」もしくは「自動引き落とし」で
公式HPを見てもイマイチ分かりづらい「おまとめローン」の返済について、実際にプロミスへ問い合わせを行ってみました。
プロミスカードですと返済日を「5日、15日、25日、末日」からお選びいただけるのですが、引き落としだと指定口座※ をお持ちでない限り、引き落とし日は「5日」で固定されてしまいます。
また、ご都合のよろしいときや余裕がある時に返済をしやすい、という点では「プロミスカード」を使った方が勝手は宜しいかと思います。
ただ、引き落とし日前に入金があっても所定の引落しは行われますので、その点だけご注意していただく必要があります。
ちょっと分かりづらいのですが、要約すると
「プロミスカード(返済専用)は全利用者に発行され、契約時に引き落としの有無を選べる」
ということですね。
どうしても返済額が大きくなりやすいおまとめローンですから、毎月現金で支払いを行うのは面倒かつATM利用手数料も発生しやすいもの。
個人的には「引落し日が5日でも構わない」あるいは「指定5行口座からの引落しが可能」であるのなら、基本的には自動引き落としを使い返済、余裕がある時にATMで追加返済を行うのが無難かつ手軽なところかと思います。
ちなみに、毎月の返済額は契約時に相談により決定します。
以下のサイトなどを使い、大体の返済金額をあらかじめ確認しておくと計画も立てやすいでしょう。
CHECKke!san「ローン返済(毎月払い)」
★ATM利用手数料は「返済額1万円以内なら110円」「返済額が1万円を超えるなら220円」です。
プロミス・三井住友銀行のATM等を使えば、返済額にかかわらず手数料は発生しません。
詳しい提携先等についてはプロミス公式HPをご覧ください。
★返済期間を短く設定した場合、毎月の返済負担が現状より重くなる可能性があります。
特に毎月の負担を減らすために「おまとめローン」を利用したい場合、必ず希望借入期間に応じた毎月の返済額を、上記ツール等を使い確認しておきましょう。
プロミス「おまとめローン」実際の審査通過報告と口コミ・体験談
最後に、これまで実施したアンケート調査の中から貴重なプロミス「おまとめローン」の口コミ・体験談や、審査通過時の属性を紹介させて頂きます。
①90万円のおまとめ審査に通過されたAさんの口コミ・体験談
まず紹介させて頂くのは、件数は不明ですが90万円の契約に成功されたAさんの口コミ・体験談。
属性 |
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---|---|
契約内容 |
|
感想など | |
審査が通ってほっとしました。 返済や手続きも簡単で、使いやすいローンだと思いました。 |
プロミスの上限金利は17.8%ですが適用金利は16.5%ということで、ある程度「余裕」での審査通過と見て良いでしょう。
にもかかわらず他社借入140万円に対し90万円の契約になったということは、残り50万円が「プロミス」のおまとめ対象外の債務(銀行カードローンやショッピングリボ)であったためと推測されます。
契約内容、使い勝手ともに不満はないとのことで、上手に「プロミス」おまとめローンを利用できた例と言って良さそうですね。
②110万円のおまとめ審査に通過されたBさんの口コミ・体験談
次いでこちらは、110万円の「おまとめ」に成功されたBさんの口コミ。
属性 |
(いずれも貸金業者から) |
---|---|
契約内容 |
|
感想など | |
総量規制の限界値に近づいていたので、おまとめ目的とはいえ規制値の影響がでるのではないかと思っていました。また、職も当時派遣社員でしたのでやはり正社員より不安定でありその部分が審査に影響するのではないかと考えていました。 審査自体は電話でのやり取りで円滑に進み、その後自動契約機にて契約手続きを行いましたがスムーズでした。 |
安定収入があるとは言え、正規雇用者でなかったBさんが100万円超の契約を結べたという例は、多くの方にとって心強いものと言えるでしょう。
また、こちらもローンの使い勝手についてはとても高評価。ユーザーサービスの方面ではまず申し分ないと言えます。
プロミス「おまとめローン」の審査に落ちてしまうのはどんな人?
正直なところ、「おまとめローン」の申込者体験談は、一般カードローンに比べ集まりにくいです。
そのため審査傾向についても、一般カードローンより不明瞭と言わざるを得ないのですが…。
プロミスの場合、申し込み~契約過程を見ても返済方法を見ても、基本のシステムは一般カードローンのものを流用している模様。
このことから「おまとめローン」と一般カードローンの審査基準に大きな違いが無いと考えた場合、プロミスにおける主な「審査落ち」要因は以下のようになります。
- いわゆるブラック状態、かつ他社債務を抱えている
- 自己破産、個人再生の経験者である
┗5年以上前のものを含む(官報閲覧あり) - これまでプロミスや「SMBCコンシューマーファイナンス」がかかわる場所で長期延滞などの問題を起こしたことがある
- 他社カードローンを延滞中である
思い当たるところがあるのなら、おまとめローンへの申し込みは半ばダメ元となることでしょう。
★あなたが「ブラック+多重債務あり」という状況であれば、「スペース」はじめとするおまとめ対応の中小消費者金融の選択をおすすめします。
★その他の申し込み先候補については以下のページを参考にしてみてください。
CHECK48名にアンケート!審査が甘いおまとめローンと属性別・おすすめ申込み先候補
まとめ
- プロミス「おまとめローン」でまとめられるのは、貸金業者(消費者金融会社、クレジットカード会社)からの借入だけ。銀行やショッピングリボは対象にならないので注意
- 基本的に申し込みをお勧めしたいのは、「他の貸金業者からの借入を一本化したい、現プロミスユーザー」のみ。より金利の低い他社ローンの存在を考えると、新規での申し込みはおすすめしがたい
- 地味に嬉しい点として、「プロミスが利用者の名前で既存の借入先に振り込んでくれる」という点が挙げられる。いちいち振込を行ったり、相手方におまとめの了承を取る必要は無い
- おまとめローンには珍しく、審査スピードは最短30分。利用の流れも「インターネット申し込みができない」「収入証明書必須」という点を除いては通常カードローンと変わりなし
- 毎月の返済は「ATM入金」または「自動引き落とし」で。基本的には分割で支払っていく形になるものの、自由に追加返済ができるのは嬉しい
活用できる人は限られるものの、ローン自体の勝手は良いプロミス「おまとめローン」。
貸金業者からの借入を一本化したい、という場合には心強い味方となってくれることでしょう。
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