「今ある借金の返済をもっと楽にしたい。楽天銀行なら、借り換えも利用しやすいと聞いたけれど……」
結論から言うと、楽天銀行が甘いのは「安定した年収のある、正規雇用者」に対してのみ。
あなたが400万円以上の年収を得ている正規雇用者なら、多額の他社借入があってもおまとめ・借り換えを狙えますが……。
アルバイトや契約社員といった非正規雇用の方々からは、「審査に通らなかった」という報告が相次いでいるのが実際のところです。
借り換え成功例がゼロというわけではありませんが、少しでも不安要素があるのなら楽天への申し込みは「ダメ元」となることでしょう。
今回は実際の楽天銀行への申込者を対象に実施したアンケートの中から、特に「おまとめ・借り換え」に関するものをピックアップ。審査通過例と否決例の双方をまとめました。
読み終えていただければ、あなたが今どのくらいの可能性で楽天銀行の審査に通過できるか分かります。
申込条件 ※事前にご確認ください。
以下の全ての条件を満たす方
(1)満年齢20歳以上62歳以下の方(※1)
(2)日本国内に居住している方(外国籍の方は、永住権または特別永住権をお持ちの方)
(3)お勤めの方で毎月安定した定期収入のある方、または、専業主婦の方
(4)楽天カード株式会社または株式会社セディナの保証を受けることができる方(※2)
※1 但し、パート・アルバイトの方、及び専業主婦の方は60歳以下
※2 当行が認めた場合は不要です
実質年利 | 限度額 | 審査 スピード | 融資 スピード |
---|---|---|---|
1.9%~14.5% | 10万〜800万円 | 公式HP参照 | 最短翌日 |
申込条件 | 郵送物回避条件 | ||
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- 口座開設不要、お持ちの銀行口座にスマホで入金まで完結
初心者、40~50代の方におすすめ - 任意の金融機関口座を使った引き落とし返済可
- 借り換えにも対応
- 郵送物の回避不可
※ 申込にあたり、楽天銀行もしくは保証会社の審査結果によっては契約できない場合もございます。
「楽天銀行スーパーローン」既存借入のおまとめ・借り換え成功例
今回は「2015年以降に<楽天銀行スーパーローン>へ申し込まれた方」を対象に、アンケート調査を実施させて頂きました。
その回答から、「楽天銀行スーパーローン」を使った既存借入のおまとめ・成功例をご覧いただきましょう。あなたと近い状況の方の審査通過例があれば、いくらか申し込みに希望を持てるかと思います。
①他社借入3件にもかかわらず、年収の2分の1に届く限度額を獲得されたAさんの例
今回の調査の中で、一番目を引いた回答が以下のAさんのもの。
年代 | 40代 | 年収 | 400万円 |
---|---|---|---|
適用金利 | 14.5% | 適用限度額 | 200万円 |
勤務形態 | 正社員(非上場) | 勤続年数 | 22年 |
ご家族 | 未婚、親と別居 | 家賃、住宅ローン 月あたりの支払い額 | 5万円 |
審査結果が出るまでに掛かった時間 | 3日くらい | 実際の借入までにかかった時間 | 1週間くらい |
他社借入 | アイフル50万 プロミス50万 アコム50万 (※総量規制を考えるとこれは借入額ではなく限度額?) | ||
借入を希望した理由 | アイフル50万 プロミス50万 アコム50万の契約がありこれを1本化と金利を安くしたくて申し込みました | ||
楽天銀行を選んだ理由 | 楽天が好きだから | ||
審査を受ける上での不安 | 自分の債務状況でおまとめローンが組めるのか、会社などに借金がばれないか不安でした | ||
申込確認電話の有無、内容 | 電話での確認がありました。尋ねられた内容は現在の仕事や年収、借り入れの返済状況など | ||
在籍確認(勤務先への電話)について | 勤務先には営業電話を装った在籍確認がありました。借金がばれることはなかったです | ||
提出した書類 | 運転免許証のコピー 源泉徴収票コピー | ||
審査についての感想 | 審査はかなりゆるいと思います。オペレーター対応は丁寧で素晴らしいと思います。 | ||
カードローン商品についての感想 | しっかり返済すれば特に取立てなどはありませんが、最終的には金利が高く感じました。 |
総量規制(消費者金融での借入合計が年収の3分の1を超えることはない)を考えると、150万円というのは「借入額」ではなく「契約額(限度額)」を指しているのだろうとは思いますが……。
(あるいは消費者金融との契約時に比べ、年収が減ったか)
何にせよこの状況で審査通過、それどころか他社借入分を超える限度額を獲得されているという点からは、このAさんが楽天銀行から相当高く評価されていることが分かります。(金利は14.5%と全く優遇されていませんが)
今回の調査では「勤続年数1年未満・かつ非正規」の方の通過例が確認されなかった=楽天銀行が審査の上で勤続年数を重視していると考えると、Aさんのこの結果には「22年」という長い勤続年数が大きく関与しているのかもしれません。
何にせよ楽天銀行では、返済能力さえ認められれば、他社借入にかかわらず年収の2分の1に達する契約を結ぶことが可能なわけですね。
★ただしAさんの例を見ても分かる通り、楽天銀行における「おまとめ」時の金利は申込者の属性にかかわらず、限度額ごとの上限が適用されることが多いです。
具体的には「限度額290万円」まで、14.5%の金利が適用されると考えていただくと良いでしょう。
もし審査にそれなりの自信があるのなら、まずは低金利で借り換えやすい銀行で審査を受けてみるのも良いかと思います。
年収400万以上なら、口座の開設が必須ではありますが住信SBIネット銀行が有力でしょうか。
(プレミアムコースが適用されれば上限金利7.99%、楽天銀行と同じく年収の半分に達する契約可)
CHECK各カードローンの「借入限度額ごとの適用金利」比較
②今回の調査において、「年収400万円以上・正規雇用者」のおまとめ・借り換え成功率は100%
Aさんの例の他にも、今回のアンケート調査では2件の「おまとめ・借り換えに成功した」という報告を確認することができました。
以下、簡単に属性のみ掲載させて頂きます。
★「楽天銀行スーパーローン」を使ったおまとめ・借り換え成功報告(簡易版)
Bさんの回答 | Cさんの回答 | |
---|---|---|
申込時期 | 2018年秋頃 | 2018年春頃 |
年代 | 30代 | 40代 |
勤務形態 | 正社員(上場) | 正社員(上場) |
申告年収 | 420万円 | 500万円 |
申込時点での他社借入 | アコム、レイクで計80万円 | プロミス、アコムで計60万円 |
勤続年数 | 2年1ヶ月 | 3年 |
適用金利 | 14.5% | 14.5% |
適用限度額 | 80万円 | 100万円 |
先述のAさんと大きく属性の異なる方々ではありませんが、とりあえずおまとめ成功に20年超の勤続年数は不要ということは分かりますね。
アンケート全体では3~4割の方が審査落ちと回答されていたことを考えると、楽天銀行が「年収」「雇用形態」といったステータス面重視で審査を行っていることはまず間違いないでしょう。
というわけであなたが「年収400万円以上・正規雇用者」(+長い勤続年数があれば望ましい)なら、他社借入の金額にかかわらず、おまとめ・借り換え目的で「楽天銀行」へ申し込んで差し支えないかと思います。
CHECKユーザーに聞いた!楽天銀行カードローン、審査・契約の流れ&必要日数、必要書類他
★審査結果によってはおまとめ・借り換えに成功しても、追加借入を制限されてしまうことがあります。
★今回はたまたま「年収400万円以上・正規雇用者」の方々に他社借入以外の目立った問題が見られませんでしたが、
といった理由で、おまとめ・借り換え審査に失敗してしまうことは大いに考えられます。あらかじめご承知おきください。
★今回の調査では、「年収400万円未満の正規雇用者・他社借入あり」の方の回答を獲得することができませんでした(後述の、年収の2分の1超の他社借入を抱え審査落ちとなってしまったGさん除く)。
よってこの属性の方の扱いについて断言することはできませんが……。
「価格.com」等では「年収400万円未満、借り換えのために楽天銀行を使った」といった報告はいくつか見られますので、あなたが正規雇用者であるのなら、年収400万円未満であっても申し込んでみる価値は十分にあるかと思います。
安定した生活の基盤があれば大口のおまとめ・借換も成功させやすい楽天銀行。
おまとめ時の金利は優遇されないことが多い(楽天銀行では限度額290万円まで「14.5%」の最高金利が適用されうる)ものの、消費者金融会社に比べればいくらか低金利に借りられることが多いです。が……。
楽天銀行における毎月の返済額は、一般的な銀行カードローンに比べても低額。
よって毎月の返済を自動引き落としに任せているとなかなか借入が減らず、結果的に消費者金融会社以上の利息を支払うことにもなりかねないんですね。
もちろん毎月の負担を減らすためにおまとめ・借り換えを利用するのは大いにアリですが、少し余裕が出て来たら極力積極的な追加返済を行いたいところです。
★計100万円を借りている場合の支払い総額比較
毎月の最低返済額 | 総支払額・回数 | |
---|---|---|
「楽天銀行」で借入を一本化 毎月最低返済額()のみを支払い ※金利14.5%とする | 1.5万円 →1万円 →5千円 →2千円 (借入残高に応じ変動) | 2,357,620円 (291回/24年3ヶ月) |
「アコム」で50万円 「プロミス」で50万円をそれぞれ支払い ※アコムの金利は18%、プロミスの金利は17.8%とする | アコムの最低返済額1.5万円 +プロミスの最低返済額1.3万円 =計2.8万円 (追加借入のない限り変動なし) | アコム 698,426円 (47回/3年11ヶ月) プロミス 746,217円 (58回/4年10ヶ月) =計1,444,643円 |
CHECK楽天銀行スーパーローンの総まとめ:申し込みの流れから借入・返済方法まで
CHECKカードローンの金利・利息と返済の仕組み、追加返済の重要性について
ただし非正規の方の審査落ち例は多い……。
そういうわけで、安定した収入と「正規雇用」というステータスがあれば、大口の契約も結びやすい楽天銀行。
……となると気になるのは、この条件に当てはまらない場合の対応です。これについて、実際のアンケート調査からまとめてみました。
①今回確認できた非正規での通過報告は「派遣社員・1社分の借り換え」だけ
結論から言うと、今回の調査の中で「おまとめ・借り換えに挑戦された、正規雇用以外の方」のうち、審査に通過されたのは7名中1名に過ぎませんでした。
まあこの7名の中にはブラック状態と思われる方、極端に低収入な方なども含まれていたため、参考程度にしかなりませんが……。
その反面で、「この人でもダメなの?」といった審査落ち例があったのも事実。
よって楽天銀行にて、「正規雇用でない方が、おまとめ・借り換えを行うのはかなり難しい」と見て良いのではないかと思います。
以下、「非正規・他社借入がある」状況での唯一の審査通過確認例となります。
年代 | 30代 | 年収 | 280万円 |
---|---|---|---|
適用金利 | 14.5% | 適用限度額 | 50万円 |
勤務形態 | 派遣社員 | 勤続年数 | 2年 |
ご家族 | 未婚・親と同居 | 家賃、住宅ローン 月あたりの支払い額 | 5.5万円 |
審査結果が出るまでに掛かった時間 | 5日くらい | 実際の借入までにかかった時間 | 5日くらい |
他社借入 | SMBCモビットで30万円 | ||
借入を希望した理由 | 楽天銀行の口座を持っていたから | ||
楽天銀行を選んだ理由 | 楽天銀行の口座を持っており、その管理画面を見ているといろいろとローンについてお得な情報などあり申し込み自体が手ごろに行えるということで申し込みました。 消費者金融で30万借金があったのですが、利率が楽天のほうが安かったので申し込みました | ||
審査を受ける上での不安 | 派遣社員でもちゃんと働いていれば大丈夫ということでしたが、実際どうなるかわからず不安でした。 | ||
申込確認電話の有無、内容 | インターネットで申し込みをしたのですが、翌日に携帯電話で連絡がありました。内容は申し込みに間違いがないかというもので1分程度で終わりました。 | ||
在籍確認(勤務先への電話)について | 会社に電話がいつあったかについてはまったくわかりません | ||
提出した書類 | 運転免許証 | ||
審査についての感想 | 楽天銀行の口座を持っていれば驚くほど簡単に申し込みができました。手続きも免許証の写真を撮るくらいでしたのであっという間に終わりました。 |
おまとめと言うよりは「借り換え」ですね。本当の意味での、正規雇用者以外の「おまとめ」(複数県の借入の一本化)成功例は見られませんでした。
以下、参考程度に「審査落ち」の情報を掲載させて頂きます。
★「楽天銀行スーパーローン」を使ったおまとめ・借り換え失敗報告(簡易版)
Eさんの回答 | Fさんの回答 | Gさんの回答 | |
---|---|---|---|
申込時期 | 2016年の春頃 | 2019年 | 2018年夏 |
年代 | 40代 | 30代 | 20代 |
勤務形態 | アルバイト | 自営業 | 正社員(非上場) |
申告年収 | 250万円 | 400万円(所得) | 216万円 |
申込時点での他社借入 | アコムで20万円 | クレジットカードのキャッシング複数件(金額明記なし) | 計150万円(カードローン) |
勤続年数 | 11ヶ月 | 4年 | 6年 |
40代で勤続も短いEさん、正社員でありながら年収に対する他社借入が大きすぎるGさんはまだしも、Fさんの審査落ちはなかなか不可解。
クレジットカードのキャッシング額合計が年収の3分の1を超えることはありません(総量規制)から、133万円を超えるような借入も無かったはずです。
また経費や保険料を差し引いた後の「所得」が400万円なら、「年収」400万円の給与所得者に比べても生活に余裕があるハズ。
にもかかわらず審査落ちということは、楽天銀行は自営業者に対しとりわけ厳しい審査を行っているとみて間違いないかと思います。
CHECK【3/3人審査落ち】自営業者に楽天銀行スーパーローンは鬼門?詳細口コミと代替案
★ちなみに今回の調査で、非正規雇用者が楽天銀行から50万円以上の新規契約を結べたという例は確認できませんでした。
非正規雇用者が、楽天銀行から50万円超を借りることは難しいと考えて差し支えないでしょう。
②非正規でのおまとめ・借り換え申し込みは「ダメ元」で
というアンケート結果をご覧になって分かる通り、楽天銀行はわりと露骨に、「ステータス」を重視した審査を行います。
生活の基盤がしっかりしていれば融通を利かせてくれたり、大きな限度額を与えてくれることも多いようですが、その逆もしかり。
特にすでに他社でお金を借りているとなれば、アルバイト・派遣社員・自営業者といった属性での申し込みには「ダメ元」の姿勢が求められることでしょう。
借り換えの成功例が無いわけでは無いことから、申し込み自体を止めはしませんが……。
審査結果についてはさほど期待はせず、「審査に落ちてしまった後の、次の申込先」まで事前に考えておくのが良さそうですね。
ちなみに「次の申し込み先」として候補に挙がるのはまず
あたりかと思います。
CHECKアイフルおまとめローン、審査通過者4名に聞いた!5社&総量規制超えでの成功例他
★あまり短期間に、立て続けにいろんな金融機関へ申し込みを行うと、一定期間審査通過が難しくなるとされます(申し込みブラック)。
手当たり次第におまとめを狙うのはやめましょう。
まとめ
- 楽天銀行では「年収400万円、他社借入3件で200万円の契約」を結べた例が確認されている。また今回の調査では「正規雇用者・年収400万円以上」の審査落ち例が見られなかったことから、ある程度の年収と社会的ステータスがあれば、複数の他社借入があっても審査に通りやすい模様
- その一方、非正規雇用者や自営業者の審査落ちは非常に目立つ。
借り換えの成功例が無いわけではないが、申し込みは基本的に「ダメ元」となりそう
消費者金融会社らに比べると、明らかに「ステータス重視」の審査を行う楽天銀行。
この銀行の審査を甘いと思えるかそうでないかは、申込者の年収や勤務形態、勤続年数などによって大きく変わってくることでしょう。
CHECK楽天銀行スーパーローンの総まとめ:申し込みの流れから借入・返済方法まで
CHECKユーザーに聞いた!楽天銀行カードローン、審査・契約の流れ&必要日数、必要書類他
CHECKアイフルおまとめローン、審査通過者4名に聞いた!5社&総量規制超えでの成功例他
この記事でチェックしたカードローン情報
実質年利 | 限度額 | 審査 スピード | 融資 スピード |
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1.9%~14.5% | 10万〜800万円 | 公式HP参照 | 最短翌日 |
申込条件 | 郵送物回避条件 | ||
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- 口座開設不要、お持ちの銀行口座にスマホで入金まで完結
初心者、40~50代の方におすすめ - 任意の金融機関口座を使った引き落とし返済可
- 借り換えにも対応
- 郵送物の回避不可
※ 申込にあたり、楽天銀行もしくは保証会社の審査結果によっては契約できない場合もございます。
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