楽天銀行スーパーローンでは、大きな額の借金があった場合でも、雇用形態や年収によっては契約を結べる可能性があります。
審査は「属性重視」で行われるため、安定性・社会的ステータスがあるのなら(目安として「年収400万円以上の正規雇用者」)、他のおまとめローン等の審査に通過できなかった場合でも可能性があると言えるでしょう。
40~50代の方には使いやすい一方で、アルバイトをはじめとする「独身・非正規雇用者」の方が希望通りの額で契約を結ぶのは難しいかもしれません。
今回は実際の「楽天銀行スーパーローン」ユーザーを対象に実施したアンケートの回答を元に、この銀行で大きな額の契約を実現させる条件を探りました。
実質年利 | 限度額 |
---|---|
1.9%~14.5% | 10万〜800万円 |
審査スピード | 融資スピード |
公式HP参照 | 最短翌日 |
- 金利見直しや借り換えを考えている30代〜50代に特におすすめ
- 口座開設不要、お持ちの銀行口座にスマホで入金まで完結
- 初心者にもおすすめ
- 郵送物の回避不可
楽天銀行スーパーローンで大口契約を受けられるのはどんな人?
まずは契約の成功例を、簡単に見ていきましょう。
①「借換」目的での申し込みなら、大口契約を狙える模様
楽天銀行で大きな額の契約に成功した、という報告は、すべてと言って良いほど「借換」目的によるものです。
以下はその典型的な例と言えるでしょう。
★楽天銀行ユーザーAさんの回答(申込時期:2018年夏)
口コミ
- 40代
- 正社員
金利 | 14.5% | 限度額 | 200万円 |
---|---|---|---|
勤務形態 | 正社員(非上場) | 勤続年数 | 22年 |
ご家族 | 未婚、親と別居 | 家賃、住宅ローン 月あたりの支払い額 | 5万円 |
審査結果が出るまでに掛かった時間 | 3日くらい | 実際の借入までにかかった時間 | 1週間くらい |
他社の借入 | アイフル50万 プロミス50万 アコム50万 (※総量規制を考えるとこれは借入額ではなく限度額?) | ||
借入を希望した理由 | アイフル50万 プロミス50万 アコム50万の契約がありこれを1本化と金利を安くしたくて申し込みました | ||
申込確認電話の有無、内容 | 電話での確認がありました。尋ねられた内容は現在の仕事や年収、借り入れの返済状況など | ||
在籍確認(勤務先への電話)について | 勤務先には営業電話を装った在籍確認がありました。借金がばれることはなかったです | ||
提出した書類 | 運転免許証のコピー 源泉徴収票コピー |
全国銀行協会の「銀行による消費者向け貸付けに係る申し合わせ」(貸しすぎ防止に努める合意)は2017年にありましたが、Aさんの申込時期は2018年夏です。
「申し合わせ」後も楽天銀行が積極的に大口融資を行っていることが分かります。
他のユーザーからも「申し合わせ」以降も大口契約に成功した、という報告はしばしば上がっています。
Aさんは消費者金融3社での借入を抱えながら、200万円もの契約に成功されました。
消費者金融会社への借入を一本化しても、まだ自由に使える分が残ります。
楽天銀行は「安定した支払い能力がある」と認めさえすれば、他社からの借入額にかかわらず、大きな額の契約を結んでくれることが多いです。
(他にも、年収600万円の公務員の方が多額の限度額での契約に成功した例などが確認されています)
何をもって「安定した支払い能力がある」と認められるのかは、アンケートの結果から見ることができました。
楽天銀行の審査は明らかに「属性(ステータス)重視」で、特に「年収」「正規雇用か否か」「勤続年数」がチェックされることがうかがえます。
- 年収400万円以上の正規雇用者は他社借入の有無にかかわらず9名中9名審査通過
- 自営業者は3名中3名審査落ち(所得400万円の方含む)
- 勤続1年未満の非正規雇用者は4名中4名審査落ち(勤続1年~なら通過例あり)
- 年収、勤続年数ともによく似た「正社員」と「契約社員」の審査結果に明暗が付いている
- 正社員の多くが「おまとめ」に成功しているのに対し、他社借入のある非正規雇用者の審査通過率は悪い(7名中、審査通過は1名のみ)
Aさんの場合も、大きな額で契約を結べた背景には、長い勤続年数がかかわっているのでしょう。
Aさんと同じか、より上のステータスを持っているのなら、既存借入の一本化と追加借入枠の獲得に期待が持てると言えます。
「楽天銀行スーパーローンで大きな額の契約を結びたい」と考える方の多くが、既存ローンのおまとめ・借り換えを目的とされています。
もちろん他社から借入のない状況で100万円を超える契約を狙っても構いません。
ですが、限度額が100万円以上のとき、楽天銀行は他社ローンに比べて高金利になりやすいです。
100万円以上の契約を狙うなら、より低金利で借りられる他社の情報も知っておくと良いでしょう。
楽天銀行 | みずほ銀行 | ソニー銀行 | ||
---|---|---|---|---|
限度額 100万円 | 適用金利 | 14.5%※1 | ※年12.0% | 9.8% |
満額借入時の月あたり利息目安 | 12,083円 | 10,000円 | 8,166円 | |
限度額 200万円 | 適用金利 | 14.5%※1 | ※年9.0% | 8.0% |
満額借入時の月あたり利息目安 | 24,166円 | 15,000円 | 13,333円 | |
限度額 300万円 | 適用金利 | 12.5%※1 | ※年7.0% | 6.0% |
満額借入時の月あたり利息目安 | 31,250円 | 17,500円 | 15,000円 |
★今回の調査では「30代、上場企業の正社員、勤続6年、他社借入無し」という属性で200万円(金利10.9%)の契約に成功された方もいらっしゃいました。
同じくらいの属性があるのなら、楽天銀行では必ず金利優遇を受けられない、というわけでもありません。
②配偶者に安定所得があれば、自分の収入が低くても50万円まで契約可
楽天銀行で大きな額の契約を見込めるのは、原則として「安定した収入」「正規雇用」「長い勤続年数」等に基づく「安定性」をお持ちの方です。
例外的に、配偶者に安定収入がある場合は、申込者自身の収入が低くても、50万円までの契約を結べる可能性があります。
★楽天銀行ユーザーBさんの回答(申込時期:2018年秋)
口コミ
- 30代
- アルバイト・パート
金利 | 14.5% | 限度額 | 50万円 |
---|---|---|---|
適用金利 | 14.5% | 適用限度額 | 50万円 |
勤務形態 | アルバイト・パート | 勤続年数 | 5年 |
ご家族 | 既婚(子供の扶養あり) | 家賃、住宅ローン 月あたりの支払い額 | 8万円 |
審査結果が出るまでに掛かった時間 | 3日 | 実際の借入までにかかった時間 | 1週間くらい |
他社借入 | なし | ||
借入を希望した理由 | 大きな出費があるときの為の用心として申し込みをした。 |
パートで所得を得ていたBさんは、ほとんど専業主婦扱いでの審査となっていたようです。
独身であることを除いて、Bさんと同じ年収・勤続年数を申告されたアルバイターの方がいらっしゃいましたが、結果は「否決」でした。
Bさんの審査通過には、安定した収入のある配偶者が影響を与えたと判断できるわけです。
楽天銀行への申込時、職業に「専業主婦」を選択すると、希望限度額は「50万円」一択となります。
配偶者に安定収入があれば、申込者自身の収入が少なくとも最高50万円までの契約を結べる可能性があると言って良いでしょう。
★この「50万円」というのはあくまで「希望」限度額であり、審査に通れば必ず50万円の枠がもらえるわけではありません。(最低限度額は10万円)
一方、「独身・非正規」だと50万円超の契約を結ぶことは難しいかも
楽天銀行スーパーローンでは、申込者本人か配偶者に「安定性」が認められれば、多額の借入も可能です。
一方、非正規雇用者は、あまり大きな額の契約が期待できないかもしれません。
実施したアンケート調査において、「アルバイト」「派遣社員」「契約社員」といった非正規雇用者の方に、50万円を超える借入に成功された例はありませんでした。
楽天銀行の場合、安定収入のある正社員が100万円以上の限度額を獲得することは珍しくありません。
非正規雇用の収入が正規雇用より低い傾向があることを加味しても、非正規雇用の方が50万円超の契約を結ぶのはかなり難しいと判断できます。
非正規雇用の方の場合、属性だけで審査に落ちてしまうこともあります。
楽天銀行が柔軟な審査を行ってくれるのは、原則として「安定収入のある正規雇用者に対してのみ」と考えるのが無難かもしれません。
今回の調査での可決・否決例をいくつか掲載させて頂きますので参考にしてみてください。
可決 | 可決 | 可決 | |
---|---|---|---|
年代 | 30代 | 30代 | 20代 |
勤務形態 | 派遣社員 | 契約社員 | アルバイト |
申告年収 | 280万円 | 250万円 | 200万円 |
勤続年数 | 2年 | 2年 | 1年 |
家族構成 | 未婚、親と別居 | 未婚、親と別居 | 未婚、親と別居 |
他社からの借入 | SMBCモビット30万円 | なし | なし |
適用限度額 | 50万円 | 50万円 | 10万円 |
備考 | 「借換」目的で申し込み |
否決 | 否決 | 否決 | |
---|---|---|---|
年代 | 30代 | 40代 | 30代 |
勤務形態 | 契約社員 | アルバイト | 契約社員 |
申告年収 | 300万円 | 250万円 | 300万円 |
勤続年数 | 5年 | 11ヶ月 | 6ヶ月 |
家族構成 | 未婚、親と同居 | 未婚、親と別居 | 未婚、親と別居 |
他社からの借入 | なし | アコム20万円 | みずほ銀行、セゾンカードで計100万円 |
備考 | クレジットカードの審査に落ちていたとのこと おそらく個人信用情報に何らかの問題がある 楽天での審査落ち後、 | 固定電話の有無を確認されたとのこと =審査落ちの理由は勤続年数や居住年数? | 一部借り換えもできなかったということで、 審査落ちの理由は勤続年数? |
「年収200万円・アルバイト・勤続1年・他社借入なし」の方が楽天銀行における最低額(10万円)で審査に通過されていることから、審査通過のボーダーラインはこのあたりと推測できます。
可決・否決例と自身の属性を照らし合わせた上で、審査通過に期待を抱けそうか検討しましょう。
ただし消費者金融会社からの借り入れは、「総量規制」の対象となります。
- 個人に対し年収の3分の1を貸し付けることを禁止する法律(貸金業法)上の制限
- 貸付額の合計が年収の3分の1に達すると、制限がかかる
(例:年収300万円の人がアコム・プロミスで50万円ずつ借りたら、貸金業者との新しい契約は原則結べない)
- 対象となるのは貸金業者からの借り入れ
(消費者金融会社、クレジットカード会社など)
※銀行は総量規制の対象外
★非正規雇用者が、50万円を超える借入の「おまとめ」を行いたい場合には、まず「現在お金を借りている金融機関」に電話をかけ、おまとめの相談を行うのが良いでしょう。
まとめ
- 「楽天銀行スーパーローン」では「正規雇用者」かつ一定以上(目安400万円~)の収入と勤続年数があるのなら、大きな金額の契約も狙える
- 自身の収入が低くとも、配偶者に安定所得があれば、最高50万円の契約を結べる可能性がある
- 一方、独身の非正規雇用者が50万円超の契約を結べたという報告は確認できていない。
楽天銀行の審査では属性が重視されるため、非正規雇用者は期待が持ちにくい
楽天銀行の審査は「属性」(ステータス)重視で、ある意味分かりやすいです。
収入や雇用形態などで「安定性」を示せるのなら、既存の借入の有無を問わず、大きな金額での契約に期待できるかと思います。
この記事でチェックしたカードローン情報
実質年利 | 限度額 |
---|---|
1.9%~14.5% | 10万〜800万円 |
審査スピード | 融資スピード |
公式HP参照 | 最短翌日 |
- 金利見直しや借り換えを考えている30代〜50代に特におすすめ
- 口座開設不要、お持ちの銀行口座にスマホで入金まで完結
- 初心者にもおすすめ
- 郵送物の回避不可
カードローン診断ツール
「もしも、カードローンを使うなら、自分にはどれがいいんだろう……?」
そんな疑問に答えるカードローン診断ツールを作りました!
匿名&無料で使えるので、ぜひ試してみてください!