
「楽天銀行から利用限度額の見直しメールが届いた。
できることなら限度額を引き上げてほしいけれど、また勤務先へ電話を掛けてくるのはやめてほしい……」
結論から言うと、「楽天銀行スーパーローン」の増額(増枠)のために、必ずしも在籍確認が必要になるわけではありません。
……が、このあたりの判断は銀行側に任せられる上、どうやら在籍確認なしで増額を済ませられるのは「余裕で審査に通る人」に限られる模様。
すでに大きな借入枠を持っているような場合、契約時から勤務先が変わっていなかったとしても、2度目の電話は避けられないと思った方が良いでしょう。
今回は実際の「楽天銀行」ユーザーを対象としたアンケート調査、そして「楽天銀行」メンバーズデスクへの問い合わせ結果をもとに、「増額審査時の在籍確認」の詳細をまとめました。
読み終えていただければ、あなたが今この銀行へ増額申請を行うべきか否かが分かります。
実質年利 | 限度額 |
---|---|
1.9%~14.5% | 10万〜800万円 |
審査スピード | 融資スピード |
公式HP参照 | 最短翌日 |
- 金利見直しや借り換えを考えている30代〜50代に特におすすめ
- 口座開設不要、お持ちの銀行口座にスマホで入金まで完結
- 初心者にもおすすめ
- 郵送物の回避不可
在籍確認はほぼ必須、ただし例外が無いわけじゃない
楽天銀行公式HPによれば、増額審査は「申し込みののち審査、増額が認められれば電話で伝えられる」というシンプルな手続きで進むとのこと。この「審査」の中に在籍確認が含まれています。
とりあえず楽天銀行のことは楽天銀行に聞くのが一番、というわけで実際に問い合わせてみました。
(2019年6月問い合わせ分)
そういうわけで、在籍確認の電話は回避不可とのこと。増額審査にあたり、勤務先への電話は避けられないものと考えて差し支えないでしょう。
しかし……。
今回実施したアンケート調査の中では、「収入証明書類などの必要書類」「本人確認」そして「在籍確認」のすべてが要求されずに増額審査に通過されたという方がいらっしゃいました。
アンケート回答日の記載されたスクリーンショットが添えられていることから、こちらの口コミの信憑性はかなり高いかと思います。
口コミ【可決】
- 年代:40代
- 職業:正社員
- 年収:550万円
増額時の年代 | 40代 | 入会~増額申請までの経過日数 | 1年弱 |
---|---|---|---|
入会時の申告年収 | 550万円 | 増額審査時の申告年収 | 600万円 |
入会時の申告職業 | 正社員(上場) | 増額審査時の申告職業 | 同左 |
入会時の勤続年数 | 5年 | 増額審査時の勤続年数 | 6年 |
入会時の他社借入 | なし | 増額審査時の他社借入 | なし |
審査結果が出るまでの日数 | 2日程度 | 審査結果が出るまでに求められた書類 | なし |
入会時の適用金利 | 14.5% | 増額審査後の適用金利 | 同左 |
入会時の限度額 | 50万円 | 増額審査後の限度額 | 100万円 |
増額申請の理由 | 引っ越しで大きな出費が出来た為、いつもキャンペーン等でお得なお知らせが来ていた為 | ||
携帯電話への申込確認 | 特に連絡はありませんでした。 | ||
在籍確認 | ありませんでした。 | ||
審査結果について思い当たる理由 | 楽天カードも利用してますが、ローン含め延滞を発生させたことが無い事、増額希望金額が少なかった事、また正社員で年収が500万以上なのが通った理由ではないかと思います。 | ||
その他の感想 | 増額希望の金額が少なかったからかもしれませんが、問合せが来る事も無く、申込みも簡単で、結果も早かったので大変満足しています、借り入れ予定は無いので解約してもいいのですが、また何かで急に入用になる事もあるのでメンバー登録を継続しています。 |
これについて理由を推測すると……。
年収400万円以上の会社員(正社員)であれば、楽天銀行で大口の契約を結ぶことは難しくありません。上場企業、かつ信用情報良好となれば尚更でしょう。
というわけでおそらくこのAさん、最初から200万円超の契約が期待できるにもかかわらず、「50万円→100万円」という枠で契約を済ませているわけですね。
確かなことは言えませんが、Aさんの例を見る限り「余裕で審査に通る」「自分から契約額を制限している」人には「機械審査だけで増額できる」枠がキープされているのかもしれません。そしておそらくこの枠のことは、オペレーターさんにも知られていないのでしょう。
利用者都合での電話の回避は不可、時間指定は「担当者による」かも?
限定的な条件の下であれば、在籍確認なしでの増額も可能らしい楽天銀行。
しかしながら先のオペレーターさんの回答、そしてAさん以外から寄せられた体験談などを読む限り、審査の合否を問わず「在籍確認」は高い確率で必須となるようですね……。
このあたりについて、何とか融通が利かないのか問い合わせてみた結果が以下の通り。
(2019年6月問い合わせ分)
何というか、取りつく島もない回答ですね。
ただ、入会時の在籍確認であれば時間指定に対応してくれる担当者もいたことから、念のため時間を空けて再度問い合わせを行ったところ、以下のような結果となりました。
(2019年6月問い合わせ分)
時間指定についてはまったく分からなかった(念のためもう一度電話しましたが、似たような結果でした)ものの、先の回答のように一刀両断はされていません。
また転職の有無を尋ねられたというのも気になるところです。審査担当者によっては勤務先に変更の無い場合、在籍確認を行わないこともあるのかもしれませんね。(あまり期待しない方が良さそうですが…)
…入会時の在籍確認に対する回答のばらつきを見ても、おそらくこの楽天銀行、「申込者の都合による電話の回避はできない」以外の方針は定まっていないんじゃないかと思います。要は担当者によってバラバラということですね。
(実際この銀行、返済遅れ時の対応等についても担当者によって言っていることが違う、という報告が複数確認されています)
確認は取れなかったものの、もしかすると担当者によっては「在籍確認の時間指定」などに応じてくれる……かもしれません。
過度な期待は厳禁ですが、これを希望するのなら事前にメンバーズデスクに確認してみるのもアリかと思います。ダメだと言われたら諦めるか、時間を空けて問い合わせを行ってみてください。
電話番号:0120-720-115
受付時間:平日9:00~20:00
楽天銀行は原則として、担当者の個人名を用いて電話連絡を行いますが……。
(例:○○と申しますが××さんはいらっしゃいますか?)
電話を受けた方に社名を尋ねられた際には「楽天銀行」である旨を伝えるとのこと。これについては公式HPにしっかり明記してありますね。
▲楽天銀行公式HPより
そのためキャッシングを何としても隠したい、という場合には「楽天銀行」の会社名を名乗られると想定した上で言い訳を考えておくのが無難。
具体的には
- 自身の、または実家の住宅ローンやリフォームローンの見積もりをお願いしている
- 投資信託や保険の勧誘
- キャッシュカードを紛失したので再発行手続きをしている
あたりが有力でしょうか。実際に楽天銀行が取り扱っている商品に絡めた言い訳であれば、疑いを抱かれることも無いかと思います。
絶対に在籍確認を避けたいなら、他社ローンの利用という選択肢も無いではないが…
在籍確認について、融通が利くとは言い難い「楽天銀行スーパーローン」。
よって100%、勤務先への電話なしで新たな限度額を獲得するためには、どうしても電話に関する融通の利く他社ローンを頼らざるを得ませんが……。
「在籍確認について融通の利く他社ローン」は多くが消費者金融系ですので、原則として楽天銀行より高金利となります。
また、すでに楽天銀行で大口契約を結んでいる場合、借入先を増やした後の「借り換え」は困難。
これは
★楽天銀行がトップクラスに大口契約を結びやすいカードローンである
=楽天銀行より大きな契約に期待できるローンが無い
=「すでに大口契約を結んだ楽天銀行+他社借入」での借り換えが困難
★審査が甘いとされる消費者金融系専用ローンの多くは、銀行ローンの一本化に対応していない。また対応していたとしても、年収の2分の1に届くような契約が結べるかは不明
といった理由によるものですね。
そういうわけで、特に借入額の大きくなりやすい楽天銀行ユーザーに、気軽に新規契約を勧めることはできませんが……。
どうしてもという事情があるのなら、自己責任で申し込みを検討してみるのもナシではないでしょう。
金利 | 在籍確認仕様等 | ||
---|---|---|---|
新規借入 | アイフル | 3.0% ~18.0% | |
プロミス | 4.5% ~17.8% | ||
三菱UFJ銀行「マイカードプラス」 | 14.6% | ||
セブン銀行ローンサービス | 15.0% | ||
借り換え | アコム「貸金業法に基づく借換え専用ローン」 | 7.7% ~18.0% | ※不安であれば事前確認推奨 |
プロミス(専用ローン) | 6.3% ~17.8% | ||
アイフル(専用ローン) | 3.0% ~17.5% | ||
アイフル「かりかえMAX」 |
消費者金融会社のローンの中で、既存会員でなくとも電話を避けられるのはアイフルだけですね(2019年6月問い合わせ分による)。
各商品や在籍確認の避け方について詳しくは、当該詳細ページをご覧ください。
参考大手消費者金融5社に聞いた!在籍確認なしでキャッシングする条件
参考金融機関に聞いた!在籍確認なしで借りられるカードローンの総まとめ(地銀含む)
まとめ
- 「楽天銀行スーパーローン」の増額審査は、申込者都合で在籍確認を避けることができない。
- 時間指定などの融通は原則として利かないが、担当者によって回答が変わる可能性もあるため、ダメ元で問い合わせてみるのもナシではない
- 100%電話なしで借りたいのならこのあたりで融通の利く他社を選ぶべきだが、すでに楽天で大口契約を結んでいる場合、これ以上の「借り換え」は難しい。申込は自己責任で
ただし「もともと低めの枠で契約している」「余裕で審査に通過できる」場合に限っては、在籍確認なしで増額できる可能性もある模様
担当者により回答が変わる可能性があるとは言え、原則として在籍確認に関する融通の利きにくい「楽天銀行スーパーローン」。
どうしても増額審査を受けたいのなら、電話を避けるというより「掛かってきた電話を、周囲の人に怪しまれないようにする」方法を考えておく方が現実的かと思います。
この記事でチェックしたカードローン情報
実質年利 | 限度額 |
---|---|
1.9%~14.5% | 10万〜800万円 |
審査スピード | 融資スピード |
公式HP参照 | 最短翌日 |
- 金利見直しや借り換えを考えている30代〜50代に特におすすめ
- 口座開設不要、お持ちの銀行口座にスマホで入金まで完結
- 初心者にもおすすめ
- 郵送物の回避不可
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