「今月の請求が高すぎて、支払いできそうにない……。」
「リボ払いのキャンペーンでもらえる、高額ポイントが気になる!」
楽天カードユーザーのあなたは、楽天カードによる積極的な「リボ払い推し」を何度も目にしたことがあるはず。
当然これは楽天側にメリット、つまり利益があるからで、この利益を生んでいるのは利用者が支払う「リボ払い手数料」です。
確かに「どうしても今月の返済はキツい!」というときであれば、手数料を支払ってでもリボ払いを選ぶ意味があるのですが……。
ここできちんと「手数料を取られすぎないための対策」を取っておかなければ、あとでひどく後悔することもなりかねません。
今回は楽天カードユーザーのあなたに向けて、「今月の支払いが難しいと思った時の対策」から「本当にリボ払いキャンペーンはおトクなのか?」という検証に至るまでを詳しくまとめました。
読み終えていただければ、できるかぎり損をせず・あるいはおトクに、楽天カードを利用する方法が分かりますよ!
今月の請求額が高すぎる……。そんなときにはどうすればいい?
「今月の楽天カードの請求額が高すぎる……。」
そんなとき、楽天からはやたらとリボ払いを推奨されますが、何となくリボ払いに抵抗を感じている方も多いのではないでしょうか。
▲▼実際に楽天カードから送られてきたメールの一部(PC版)
まずは、楽天カードの請求が思ったより高かった場合の対策と、リボ払いが怖いと言われている理由について解説していきます!
①長期リボ払いはNG!「支払い待ち」のお金が増えて良いことはない
そもそもリボ払いとは、「毎月の支払金額を先に決める分割払い」のこと。
一般の分割払いは「支払回数を決めた上で、毎月の支払金額が決まる」わけですから、その逆パターンというわけですね。
どちらも「分割で支払う」という点に変わりはないのに、リボ払いだけ怖い、危険だと言われやすいのは「毎月の支払金額の安さにばかり目が向き、支払いが長引きがち」だから。
さらに支払いが長引くほどリボ払い手数料が発生するため、「リボ払いは長く利用すればするほど損をする」と言えるわけです。
楽天カードにおけるリボ払い手数料金利は原則年15%。月あたりに換算すると、リボ払い残高の1.25%分の手数料が毎月発生する計算になりますね。
例えば楽天カードで50万円を借り、毎月1万円+手数料を支払っていくと……。
50ヶ月をかけて合計約659,483円を支払う計算になります。
(2018年4月から支払いを始めた場合/休日などを考慮していないため若干の誤差あり)
それがリボ払いでは可能になるから、結果的に総支払額が増えやすくなってしまうんです。
★楽天カードの場合、毎月の最低支払額は
- リボ払い残高が20万円以下……5,000円+手数料(リボ払い残高の約1.25%)
- リボ払い残高が20万円超過……10,000円+手数料 という形で決まります。
(例:毎月10万円楽天カードを使っているのに、月の支払額は1万円~2万円程度)
これが続くと、もちろん利用可能額は圧迫されます。結果的に、限度額不足のせいで突然クレジットカードが使えなくなってしまうことでしょう。
その後、支払いに専念できればまだ良いのですが……。
実際のところは好きなようにお金を使えた感覚を捨てられず、他のカードで同じことを繰り返したり、むやみやたらと借金を作ったり、と悪い方向へ走ってしまう人は少なくありません。
このように「支払い待ち」のお金、つまりリボ払い利用残高を無計画に増やすことは本当に危険な行動となりかねません。
CHECKリボ払い利用のデメリットについて
②<キャンペーン+「支払い額を調整した」短期リボ払い>が最もおトクか
それでは「今月の支払は厳しいかも……。」という場合、どのような対策を取っていけば良いのでしょうか?
前述のとおり、リボ払いが怖いと言われるのは支払い回数が長引きがちだから。
逆に言うと支払い回数を短くしてあげれば、特に怖がる必要はないわけです。
楽天カードの場合、インターネット会員サービス「楽天e-NAVI」を利用することで、毎月のリボ払い支払い額を調整可能。
毎月の支払額を増やせばリボ払い残高は早く減り、結果的に手数料を節約できる、というわけですね。
★楽天カード(金利15%)で50万円をリボ払いした場合の支払い総額
毎月最低支払い額のみを支払い (1万円+手数料) | 659,483円(50回) |
---|---|
毎月3万円+手数料を支払い | 555,323円(17回) |
毎月10万円+手数料を支払い | 518,781円(5回) |
もちろん最低限の手数料は発生するため一括払いができるのなら、それに越したことはありません。
また、後で解説する「一括払い」の方がやや金利は低い(=手数料が安い)のは確かなのですが……。
楽天カードが行う、「あとからリボ」に関するキャンペーンを利用すれば「あとから分割払い」より「短期リボ払い」の方がおトクになりやすいです。
やや手続きは面倒ですが、「楽天ポイントをたくさんもらいたい!」という場合にはこちらの方法を選んだ方が良いでしょう。
★詳しいリボ払いと支払い額の設定方法については以下の項目をご覧ください。
CHECK毎月のリボ払い支払い額を調整する方法
③手軽&分かりやすいのは「あとから分割払い」の利用
リボ払いの設定がめんどくさい、複雑で分かりにくい……。という場合には、「あとから分割払い」を選択してもOK。
こちらの設定方法は以下の通りです。(PC版)
1.インターネット会員サービス「楽天e-NAVI」へログイン
2.トップページから、お支払い(ご利用明細)の選択
3.「分割払いへの変更」を選択
4.分割払いにしたい支払いと、支払い回数の選択
5.支払予定額を確認の上、「分割払い確認画面へ」をクリックし手続き
支払い金額を自分で考えて設定する必要なく分割できるため、手続きとしてはこちらの方が簡単です。
また、キャンペーンこそ利用できないものの12回払い以下であればリボ払いよりも低金利となるのも嬉しいですね。(3回払いの場合は年12.25%)
リボ払いキャンペーンは黒字にできる?現在実施のキャンペーンで検証!
楽天カードの特徴の一つに、魅力的なポイントキャンペーンが挙げられます。その中でも「2万ポイントプレゼント」といった図抜けた内容のものには、興味を覚えると同時に「何か裏があるんじゃないか?」といった懸念も生まれやすいもの。
ここからはそんな楽天カードの「リボ払い」に関するポイントキャンペーンについて、そのメリットと「裏」、つまり利用上の注意点について詳しくまとめました。
★2018年1月26日現在実施中のキャンペーンを解説しています。
内容は随時入れ替わっており、以下に紹介しているキャンペーンが現在利用できるとは限りませんのでお気をつけください。
★キャンペーンを利用するためには個別でのログイン・エントリーが必要となります。エントリーを忘れるとポイントをもらえませんのでお忘れなく!
①検証1:「自動でリボ払いのご登録&ショッピング利用でもれなく20,000ポイント」
現在実施中のキャンペーンのうち、最も目を引くのはやはりこれでしょう。
▲楽天銀行公式HPより
<「自動でリボ払い」のご登録&ショッピングご利用でもれなく20,000ポイント>。1ポイントは1円相当ですから、2万ポイントもらえるとなると2万円がもらえるのとほぼ同じです。
とは言えここまで特典が大きいと、逆に怪しく感じられる気も……。
そもそも「自動でリボ払い」とは、名前の通り「すべての支払いを自動的にリボ払いで行う」支払い方法を言います。この設定を行うと、店頭で「一括払い」と伝えようがすべての支払いがすべてリボ払いとなります。
前述の通り、リボ払いの支払額は変更できるため、毎月の支払額次第では「実質一括払い」も可能ではあるのですが……。(詳細:毎月のリボ払い支払い額を調整する方法)
よく見ると、キャンペーン詳細にはこんな条件が。
(楽天カード公式HPより引用)
つまり2万ポイントをもらうためには、自動リボ払いに登録後「10万円以上のリボ残高を、月3万円以下で支払っていく」必要があるわけですね。
また、5月1日まで自動リボ払いを解除することはできません。
このときのリボ払い手数料は果たして2万円を下回るのか、計算してみました。
毎月の支払額 | リボ払い残高と当月の手数料 | ||
---|---|---|---|
毎月の請求額10万円 | 3万円+手数料 | 2月27日請求分 (残高10万円) | 1,273円 |
3月27日請求分 (残高17万円) | 1,956円 | ||
4月27日請求分 (残高24万円) | 3,057円 | ||
5月27日までの合計手数料 (残高31万円→0円) | 10,107円 →9,893円おトク | ||
毎月の請求額15万円 | 3万円+手数料 | 2月27日請求分 (残高15万円) | 1,910円 |
3月27日請求分 (残高27万円) | 3,106円 | ||
4月27日請求分 (残高39万円) | 4,968円 | ||
5月27日までの合計手数料 (残高51万円→0円) | 16,271円 →3,729円おトク | ||
毎月の請求額20万円 | 3万円+手数料 | 2月27日請求分 (残高20万円) | 2,547円 |
3月27日請求分 (残高37万円) | 4,257円 | ||
4月27日請求分 (残高54万円) | 6,879円 | ||
5月27日までの合計手数料 (残高71万円→0円) | 22,436円 →2,436円の損 | ||
毎月の請求額30万円 | 3万円+手数料 | 2月27日請求分 (残高30万円) | 3,821円 |
3月27日請求分 (残高57万円) | 6,558円 | ||
4月27日請求分 (残高84万円) | 10,701円 | ||
5月27日までの合計手数料 (残高111万円→0円) | 34,764円 →14,764円の損 |
リボ払い残高が月ごとに増えているのは、毎月の支払額よりも利用額の方が多いからですね。
5月2日に即リボ払いを解除&一括支払いすることを前提とした場合、毎月の利用額が「15万円」以下であれば十分キャンペーンをおトクに利用できそうです。
CHECK現在のリボ払い残高を一括で清算する方法
おトクに利用するためにはキャンペーン期間の終了後、リボ払い残額を一括払いできる計画性も必要となります。
魅力的なサービスではありますが、関わってくる金額が大きいため「複雑すぎてよく分からない」という場合には手を出さないほうが無難です。
★2万ポイントをもらうためには、「キャンペーン期間中に」「自動リボ払い設定の後」「10万円を使う」必要があります。正直、条件はかなり厳しいです。
★できる限りおトクに利用するため、リボ払いの支払額はキャンペーン上限額となる「3万円」に設定することを強くおすすめします。
毎月の支払額が少ないほどリボ払い手数料は増え、キャンペーンの恩恵は少なくなるか、かえって損をする形となってしまうからです。
CHECK毎月のリボ払い支払い額を調整する方法
★「あとからリボ」のキャンペーンであれば、報酬ポイントは少ないものの低リスクで利用可能です。
CHECK検証4:「あとからリボ払いお試し!もれなく1,000ポイント」
②検証2:「自動でリボ払いのご登録&ショッピング利用でもれなく2,000ポイント」
上で紹介したキャンペーンと似ていますが、こちらはやや報酬ポイントが少ない代わりに適用条件が甘い様子。
基本的な仕様は変わりませんが、「合計1万円以上の<自動リボ払い>利用」でポイントを受け取れるようですね。
▲楽天カード公式HPより
上のキャンペーンと同様に、こちらも「月3万円(+手数料)以下の支払い」を設定されている方が対象となります。
「リボ払い残高3万円未満+毎月の支払額を3万円に設定」により実質的な翌月一括払いも可能ですが、楽天カードを普段から利用されているのなら都合よく残高を3万円以下に抑えるのは難しいかも……。
単独で使うには勝手が良くないため、基本的には「2万円キャンペーン」と併用する形で申し込むことをおすすめします。
③検証3:「自動でリボ払いのご登録&継続でもれなく最大1,800ポイント」
<「自動でリボ払い」のご登録&継続でもれなく最大1,800ポイント>。「最大」の言葉が付いている通り、もらえるポイントは抽選によって決まります。
▲楽天カード公式HPより
もらえるポイントの内訳は以下の通り。
(楽天カード公式HPより)
このキャンペーンの対象者は5月1日まで「自動リボ払い」を継続した方のみとなるため、「自動でリボ払い」で発生しうる手数料と報酬額がまったく釣り合っていません。(単独利用だとほぼ利用者側が損します。)
こちらのキャンペーンについても、最初に紹介した<「自動でリボ払い」のご登録&ショッピングご利用でもれなく20,000ポイント>の「ついでに」申し込むことになるでしょう。
④検証4:「あとからリボ払いお試し!もれなく1,000ポイント」
ここまで紹介してきたのはハイリスク・ハイリターンな「自動リボ」対象のキャンペーンでしたが……。
<「あとからリボ払い」お試し!>キャンペーンでは、名前の通り「あとからリボ」を利用することでポイントを受け取れます。
「あとからリボ」とは基本の支払い方法は一括払いながら、支払い予定額の一部だけを「リボ払い」に変更するサービスのことで、「自動リボ払い」に比べると利用リスクが低いのが嬉しいところ。
ただしその分、報酬ポイントについても控えめとなっています。
ポイントGETの条件は、「合計5,000円以上を<あとからリボ払い>で支払う」こと。
特に毎月の支払額について規定はないため、リボ払い残高以上の支払額を設定することで「実質一括払い」としても良いでしょう。(ただしこの場合も次回引き落とし日までの手数料が掛かります。)
★引き落とし時に請求されるリボ払い手数料は、「リボ払い残高×0.15÷365×引き落とし日までの日数」で計算できます。
★以下で紹介するキャンペーン(検証5)と併用することで、よりおトクに利用可能です。
⑤検証5:「アプリdeあとからリボ払いで最大7,500ポイント」
こちらも「あとからリボ」対象キャンペーン。名前の通り、楽天カードアプリから「あとからリボ」を利用することで、抽選結果に応じたポイントがもらえます。
もらえるポイントの内訳は以下の通り。
ポイント付与の対象となるのは「7,500円以上の<あとからリボ>利用者」となります。
一つ前に紹介したキャンペーンでは「5,000円以上」の利用でポイントがもらえたわけですが、この差額2,500円分の手数料は100円に達しません。(実質一括払いの場合)
そのため、「このキャンペーンと、一つ前に紹介したキャンペーンへ同時に申し込みを行い、7,500円以上の「あとからリボ」によりポイントを二重取りすると良いでしょう。
⑥検証6:「楽天市場でのリボ払いご利用でポイント最大6倍」
「楽天市場でのリボ払いご利用でポイント最大6倍」、これは名前通りですね。
6倍のポイントがもらえるのは「自動でリボ払い」ユーザー、所定の支払いのみをリボ払いで行う場合には「5倍」のポイントが与えられます。
……とは言え現在は楽天カードを利用するだけで常に4倍のポイントがもらえるため、手数料のことを考えると単独でこのキャンペーンを利用するメリットはありません。
こちらも基本的には「自動リボ払いで2万ポイントプレゼント」といったキャンペーンを利用するとき、おまけとして使う申し込むキャンペーンとなるでしょう。
⑦リボ払いキャンペーンを上手に利用する方法のまとめ
現在実施中の6つの「リボ払い」関連キャンペーンについて、その使い方をまとめると以下のようになりました。
★毎月7万円~15万円くらい楽天カードを利用しており、目的(ポイントゲット)のために計画性を持った支払いができる場合 | |
---|---|
1 | 毎月のリボ払い支払額を3万円に設定 |
2 | 「自動リボ」の設定(キャンペーンページから実施可) |
3 | |
4 | 期間内に所定金額以上の買い物を行う (このキャンペーンの場合、2月8日までに10万円) |
5 | 4月末の請求までをリボ払い(月3万円+手数料)でこなす |
6 | →5月2日にリボ払い解除&リボ払い残高の一括支払い (もしくはリボ払い利用額が10万円に達したら、5月2日まで他社カードに乗り換え) |
★「自動リボ払い」はよく分からない、あまりリスク無くおトクに利用したい場合 | |
---|---|
1 | |
2 | 翌月支払い分のうち、7,500円以上※の支払いを「あとからリボ」設定 |
3 | 毎月のリボ払い支払額を高額(リボ払い残高以上、この場合は7,500円以上)に設定 |
4 | 45日後に引き落としとなる場合、発生する手数料は138円。2つのキャンペーンで合わせて962ポイント分がおトクに。(抽選で当たったのが100ポイントだった場合) |
※リボ払い残高と手数料は比例するため、7,500円以上かつ、できる限り7,500円に近い金額が望ましい
「自動リボ払い」関連キャンペーンはリターンこそ大きいものの、ある程度リボ払いについて知識がある方(もしくは高額商品購入を検討中の方)向けと言えます。
一方、小額の「あとからリボ」であればローリスク・ローリターンで利用できるため、「ちょっとでもポイントをトクしたい!」という場合にはこちらを試してみると良いでしょう。
CHECK楽天e-NAVI:ログイン
★一度「リボ払い」に設定した支払いは、どうやっても一括払いに戻すことができません。
月々の支払額を引き上げることで「実質一括払い」は可能ですが、手数料は請求されます。手続きは慎重に行ってください。
楽天カードでリボ払いを利用する方法と、現在の請求の確認方法
ここからは、楽天カードを使い「リボ払い」を行う方法を解説していきます!
①リボ払いの設定方法は「お店で伝える」「あとからリボ」と「自動リボ払い」の三種類
楽天カードでリボ払いを使う方法は、以下の3つとなります。
2:一括払いで利用後、請求額が確定する前に「あとからリボ」を選ぶ
3:「自動リボ払い」の設定
1、2の方法は「基本的には一括払い、選択した一部の支払いのみリボ払い」になるのに対し……。
3の「自動リボ払い」設定後は支払い時に一括払いと伝えたとしても、設定を解除しない限り、100%リボ払いが行われるためお気をつけて。
基本的に、自動リボ払いは「リボ払いの仕組みについて十分な知識を持っており、何らかのキャンペーンを活用する場合」を除いておすすめできません。
CHECKリボ払い利用のデメリットについて
ちなみに「あとからリボ」の設定方法は以下の通り。
- インターネット会員サービス「楽天e-NAVI」へログイン
- トップページから、お支払い(ご利用明細)の選択
- 「リボ払いへの変更」を選択
- リボ払いにしたい支払いを選択し、「リボ払い確認画面へ」をクリック
★分割したい支払いを選択すると自動で予定請求額が計算されますが、こちらはあくまで「一回払いお支払い予定金額」です。(上の画像で言う<変更後 35,498円>)
リボ払いを利用する場合、この金額とは別に支払いが発生するためお気をつけください。その金額については次の項目で解説します。
<「自動リボ払い」を登録・解除するにはどうすればいい?>
「自動リボ払い」状態へ登録・もしくは「自動リボ払い」を解除するためには、トップページ「リボ・キャッシング」メニューから「自動リボ払いの登録・解除」項目を選択してください。
その他、自動リボのキャンペーンを利用する場合にはキャンペーンページからも登録可能です。
②毎月のリボ払い支払い額を調整する方法
冒頭でも触れたとおり、リボ払いは毎月の支払額を引き上げることで手数料を節約可能。
これは、リボ払いの手数料がその残高と、「支払い待ち」の期間に応じて計算されるからですね。
CHECK長期リボ払いはNG!「支払い待ち」のお金が増えて良いことはない
楽天カードにおいて、毎月のリボ払い支払額を調整する方法は以下のようになります。
- インターネット会員サービス「楽天e-NAVI」へログイン
- トップページから、「リボ・キャッシング」の選択
- 「リボお支払いコースの変更」の選択
- 「変更後のリボお支払いコース」を入力
- ページ下部の「確認画面へ」を選択→「登録する」のクリックで変更完了
「お支払コース(リボ払い支払額)>リボ払い残高」とすることで、リボ払いを利用しながら「実質一括払い」という支払いも可能ではありますが……。
この場合、通常の一括払いに比べ約一ヶ月分のリボ払い手数料を損することになるので、キャンペーンを有効に利用できる場合を除きおすすめはできません。
<楽天カードは「元金」方式、後で手数料が上乗せされる>
「リボお支払いコース」、つまりリボ払いの支払額を自分で設定できる「楽天カード」ではありますが……。
楽天カードの場合、リボ払いの請求額は「お支払いコース」に手数料が上乗せされたものとなります。
つまり、「リボお支払いコース」を1万円と設定した場合、ここに手数料が加えられ、実際には1万円より大きなお金が請求されるわけですね。このような方式のことを「元金」方式と言います。
この方式はどちらかと言うと少数派。多くのカード会社では「お支払いコース=請求額」の「元利」方式が取られているため、他社でリボ払いを使ったことがあるのならやや混乱するかもしれません。
このあたりのシステムは複雑なため、とくに覚える必要はありませんが……。
とりあえず楽天カードでは、所定の「お支払いコース」よりも毎月大きな金額が請求されると覚えておくと良いでしょう。
ちなみに支払額が分かりにくい代わりに残高の減りは分かりやすく、「お支払いコース」と同額の残高清算が可能です。
例:お支払いコース3万円でリボ払い手数料1,200円のとき、請求額は31,200円
→引き落とし後、リボ払い残高は3万円減る
★リボ払い手数料の計算方法は「リボ払い残高×0.15÷365×リボ払い利用日数(または前回引き落とし日からの日数)」で計算できます。
詳しい請求額については、「楽天e-NAVI」をご覧ください。
③現在のリボ払い残高を一括で清算する(もしくは一時的に支払額を引き上げる)方法
楽天カードの場合、リボ払い残高の一括清算手続きはインターネットから行います。
その方法は以下の通り。
- 「楽天e-NAVI」トップページから、「リボ・キャッシング」の選択
- 「リボ残高のおまとめ払い」の選択
- 「加算希望金額」の入力(全額払い、または繰上支払い)
- ページ下部の「確認画面へ」を選択→「登録する」のクリックで変更完了
★なぜかリボ払いの一括払い・増額払いに関する手続きは「1日1回」しか取ることができません。お気をつけください。
★電話での一括支払い・増額支払い手続きも可能です。
★銀行振込やATMを使った一括返済はできません。よって、一括払い手続きを取った日にかかわらず引き落とし日までリボ払い手数料は発生し続ける点にお気をつけください。
まとめ
★「自動リボの利用で2万ポイントプレゼント」など魅力的なキャンペーンほど、利用条件は厳しくリボ払いについての知識も必要になる。
「システムやポイントがもらえる条件がいまいち分からない」という場合には申し込まないほうが無難
★とにかくリボ払いを利用する上で、大切なのは「できるだけすぐ支払う」こと。
「利用額>支払額」にならないよう、支払額の管理は慎重に!自信が無いのなら分割払いがおすすめ
魅力的なキャンペーンも、一歩間違えればリボ払いの沼にハマるきっかけになりかねません。
ポイント目的でリボ払いを利用する場合には利用条件をよくご確認の上、できるだけ手数料が発生しないように申し込みを行いましょう。
参考返済シミュレーション表(1①)
カードローン診断ツール
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