
審査が甘いことで有名な楽天カード。同じ会社が運営している「楽天銀行スーパーローン」も気になるところですが……。
結論から言うと、楽天銀行スーパーローンどころか、楽天カードすら、ブラック状態の方が審査に通ることはありません。「ブラックでも通った!」という口コミをよく見てみると、そのほとんどが「ブラックだと思い込んでいる」方のものなんです。
今回は審査落ちとなってしまう「ブラック状態」に陥ってしまうのはどういう場合なのか?ブラック期間はどのくらい続くのか?という疑問を解決していきます!
★楽天銀行スーパーローンの審査概要については『楽天銀行スーパーローンの審査基準を調査!』を参考にしてみてください。
実質年利 | 限度額 |
---|---|
1.9%~14.5% | 10万〜800万円 |
審査スピード | 融資スピード |
公式HP参照 | 最短翌日 |
- 金利見直しや借り換えを考えている30代〜50代に特におすすめ
- 口座開設不要、お持ちの銀行口座にスマホで入金まで完結
- 初心者にもおすすめ
- 郵送物の回避不可
目次
楽天銀行スーパーローンでチェックされている個人信用情報:絶対に落ちてしまうのはどんな人?
まずは「100%審査に落ちてしまう」いわゆるブラック状態についてお話ししていきます。
①そもそもブラック状態って?
これまでにどこかの金融機関で問題を起こし、「(金融)ブラック」と呼ばれる状態になると、大手消費者金融とすべての銀行、クレジットカード会社と新規契約を結ぶことができなくなります。
カードローンはもちろん、住宅ローンや自動車ローン、携帯電話料金の分割払いもその対象になりますので、生活していく上で厳しい制限を強いられることになるんですね。
ブラック状態となるのは、3ヶ月以上の延滞や踏み倒し、債務整理などを行い、金融機関に不利益を与えた人たち。
意外とすぐにブラック状態となるわけではないため、複数回審査に落ちただけでブラック状態だと信じている「自称ブラック」の方は多くいらっしゃいます。
本当にブラック状態かを確認するには、個人情報開示サービスを利用する必要があります。そして、本当のブラック状態から抜け出すためには、ブラック期間が明けるまで待つしかありません。
②楽天銀行スーパーローンが加盟しているのは「JICC」と「KSC」
あなたの金融機関の利用履歴を保存している「個人信用情報機関」は3種類存在します。ここに延滞、自己破産といった悪い情報が残っていたら、ブラック状態として処理されてしまうわけですね。
ブラック入りとなる原因に大きな違いはありませんが、加盟している個人信用情報機関によってブラック期間が変わってきます。
★現行の個人信用情報機関(個人信用機関)
株式会社日本信用情報機構(JICC) | 消費者金融・銀行系の両方を網羅 |
株式会社CIC | 消費者金融・信販会社(クレジットカード会社)系に強い |
全国銀行個人信用情報センター(KSC) | 銀行関連のカードローン中心 日本学生機構(延滞者のみ) |
楽天銀行スーパーローンが加盟しているのは「株式会社日本信用情報機構(JICC)」「全国銀行個人信用情報センター(KSC)」の2機関。
……とは言え、ブラック情報はすべての個人信用情報機関で共有されているので、消費者金融で事故を起こした後に銀行カードローンを使おうとしても、審査落ちとなってしまいます。
③ブラック入りの条件と存続期間一覧
それでは、実際にどんな人が「ブラック」としてカードローンの審査に通らない状態となるのか、説明していきますね!
JICC(消費者金融系) | CIC(信販会社系) | KSC(銀行系) | |
3ヶ月以上の延滞 | 契約終了後5年間 | ||
強制解約 | 5年間 | ||
任意整理、特定調停 | 契約終了から5年間 | ||
個人再生、自己破産 | 契約終了から5年間 | 10年間 | |
申し込み情報※ | 6ヶ月間 | 1年間 |
ブラック入りとなる条件は上の通り。見方としては、「JICCに加盟しているプロミスからお金を借りているときに3ヶ月延滞すると、プロミスとの契約を終えて5年後までブラック状態が続く」というわけです。
見ての通り、銀行からお金を借りている状態で個人再生・自己破産を起こすと、ブラック期間が長引きます。
これまでに個人再生や自己破産を起こしたことのある方は、どこからお金を借りていたかよく確認しておきましょう。
詳しくは『金融ブラックについて』のページで解説しています。
④勤務先や他の金融機関からの借入情報もバレている
JICCで保存されている主な個人信用情報は以下の通り。
- 氏名
- 住所
- 勤務先
- 連絡先(自宅・携帯電話ともに記載)
- 提出済みの本人確認書類種別
- 借り入れ先や借り入れ残高
- 契約日や解約日
- その他、年間支払い額など(PDF)
貸金業法で第三者に個人信用情報を伝えることが禁止されていることが納得できる内容ですよね。
カードローンの申し込み時、楽天銀行を含むほとんどの金融機関で他社借り入れ件数や残高を聞かれることとなりますが、カードローン会社は審査にあたって個人信用情報機関で照会するため、本当は聞かなくてもわかっているんです!
だから、ここで嘘をつくと問答無用で審査落ちとなってしまうんですね。
⑤信用機関に悪い情報が残っていると100%審査落ち……。返済状況だけでなく申込情報にも注意!?
個人信用情報機関に悪い情報が残っていると、つまりこれまでに金融機関で延滞・強制解約などの問題を起こしていると、金融機関には「審査落ち」という形で利用を拒否されてしまいます。
加えて、短期間に複数のローンに申し込みを行うと、「よっぽどお金に困っている=支払い能力が怪しい」と思われてしまい、審査に通りにくくなることも……。
この状態のことを「申し込みブラック」といい、最後の申し込みから半年間※続きます。
※KSC(全国銀行信用情報センター)の申し込み情報は1年間残るハズですが、楽天銀行は「審査に落ちても半年後であれば再申し込み可」と公言しているため、楽天銀行は主にJICC(消費者金融系)の申し込み情報を参考にしていると思われます。
実質年利 | 限度額 |
---|---|
1.9%~14.5% | 10万〜800万円 |
審査スピード | 融資スピード |
公式HP参照 | 最短翌日 |
- 金利見直しや借り換えを考えている30代〜50代に特におすすめ
- 口座開設不要、お持ちの銀行口座にスマホで入金まで完結
- 初心者にもおすすめ
- 郵送物の回避不可
申し込みブラックとなる目安は「1~3ヶ月に3回以上の申し込みを行っている方」。
当てはまるからといって100%審査落ちとなるわけではないものの、確実な審査通過を目指す方は、半年後に再申し込みを行うのがおすすめです。
「僕はいわゆるブラック状態なのですが、どうすれば新しくお金を借りれますか?」という質問は多いものの……。
結論から言うと、ブラック状態の方が大手消費者金融や銀行と、新しく契約を結ぶことはほぼ不可能。残念ながら、ブラック期間が明けるまで、待つしかないと考えてください。
2010年の貸金業法の改正によって、消費者金融やクレジットカード会社といった貸金業者すべてに、個人信用情報機関への加盟が義務付けられました。
これには、金融機関を守ること以上に、金融機関利用者がお金を借りすぎるのを防ぐ意味合いがあります。
すぐに解除できるようであれば、ブラック状態の意味がありません。5年~10年の間は、現金主義として過ごしていくこととなります。
⑥自分がブラック状態か確認するには個人信用情報の開示サービスを利用しよう!
「自分がブラックか分からない」「ブラック期間が明けているかわからない」という方は個人信用情報機関への照会を行ってみましょう。申請を行えば、金融機関が見ているのと同じ個人信用情報を取り寄せることができます。
※一機関あたり1000円の手数料が発生します。
詳しくは『自分の借金を調べる方法』ページを読んでみてくださいね。
- JICC公式HP「情報開示手続き等のご案内」
- CIC公式HP「情報開示とは」
- KSC公式HP「本人開示の手続き」
「貸金業法」で制限される、「消費者金融」「クレジットカード会社」はすべて個人信用情報機関に加盟しているはず。そうでない会社は違法業者、いわゆるヤミ金です。
参考:「無審査キャッシング」に注意
ですが一方で、個人信用情報機関に加盟し、合法な融資を行いながら、ブラック相手にお金を貸す小規模消費者金融は存在します。
借り入れが不便、応対態度が悪い、会社によっては個人情報の横流しが疑われるなど問題点も多いのですが、優良な会社を選ぶことができれば大きな力になり得ます。
詳しくは『街金について』を読んでみてください。
ちなみに、質屋は貸金業法の対象外となるため、価値のある品物さえあれば無審査でお金を借りることができます。
ただし、適用される法律が違うためカードローンより金利はかなり高いので注意。
→質屋でお金を借りる方法
楽天銀行スーパーローンに多い「途上与信審査」って何?利用状況によってはいきなりキャッシングができなくなるかも……。
カードローンの審査に通っても油断は禁物。実は、ローンの利用中にも定期的に審査が行われているんです。
どのカードローン会社も行っているこの途中審査ですが、実は楽天銀行はその頻度がとくに高いので有名。
途中審査の頻度が高いことで、利用者にはどんな影響があるのか見ていきましょう!
①初回契約時の「初期与信」と、契約期間中の「途上与信」の違い
契約時はもちろん、契約後も定期的に行われる楽天銀行の審査。
「与信」とは字の通り「信用を与える」こと、特にカードローンの場合は限度額を与えることを言います。
「一定の借入限度額を現在のこの人に与えてもいいだろうか?=お金を貸してもいいだろうか?」と審査することを「与信審査」と呼ぶわけですね。
従って、初回契約時に行う審査は「初期与信審査」、契約の途中に行う審査は「途上与信審査」となります。
特に名前を覚える必要はありません。
「カードローンを利用中にも審査が行われている」ということだけを把握していればOKです。
消費者金融・クレジットカード会社は、貸金業法によって以下の場合の途上与信が義務付けられています。
- 1ヶ月の貸付合計額が5万円、貸付残高が10万円を超える場合……毎月の途上与信審査
- 借入残高が10万円を超える場合……3ヶ月ごとの途上与信審査
- 途上与信審査によって貸付残高が個人年収の3分の1を超えた場合、即刻利用停止(総量規制)
クレジットカード会社である「楽天カード」はキャッシング額(ショッピング額ではない)が10万円を超えると、最低でも3ヵ月ごとの途上与信審査が必須となるわけですが……。
各種「銀行」は貸金業法の対象外。法律的には、頻繁に途上与信審査を行う必要はありません。
楽天銀行スーパーローンは自主的に3ヶ月に1度程度の途上与信審査を行っているわけですね。
②途上与信審査で問題が見つかると、新規借入を停止させられてしまう……。
楽天銀行スーパーローンでは、3ヶ月に1回程度、途上与信審査が行われます。
ここで借り入れ・返済についての問題が見つかると、「新規借り入れ停止」「限度額引き下げ」といった処分が下されてしまうのですが……。
この「借り入れ・返済についての問題」というのが非常に曖昧、かつ企業秘密。「なぜ利用を差し止められたのかわからない」というユーザーはとても多いんです。
ちなみに主な処分原因は「他社借り入れが増えた」「借入と返済を長い間限度額ギリギリで繰り返し、返済能力があるのか疑問に思われた」「支払い延滞が重なった」など。
延滞がなくとも処分を受けることは多いため、返済ができているからといって安心は禁物です。
- 他社借り入れを増やさない
- 毎月の最低返済額のみでなく、積極的に繰り上げ返済を行い借り入れ残高を減らす
(繰上返済……ATMなどを使い、自動引落以外での追加返済を行うこと) - 自動引き落としに失敗しないよう、口座残高をチェックする
といったことを心掛けましょう。
また、利用停止は自宅へ届く書面で知らされるため、家族にローンを隠している方はさらなる注意と対策が必要となります。
★すでに他社借り入れのある方は、積極的に返済を行ってまずは借入件数を減らすことをおすすめします。
もちろん、楽天銀行の返済がおろそかにならないように十分気をつけてください。
③なぜ楽天銀行スーパーローンの途上与信審査は他社と比べても頻繁に行われるのか?
楽天銀行スーパーローンは途上与信審査の頻度がとても高いので有名です。
楽天銀行スーパーローンの途上与信審査によって利用停止処分とされた人たちの声をまとめると、少なくとも3ヶ月に1回程度は途上与信審査を行っていると考えられます。
銀行にとって一番怖いのは貸し倒れ。
そこで楽天銀行は「返済に不安があれば新規借入禁止にする」という姿勢を取っているわけです。
④一方、評価が上がれば借入限度額増額のチャンスも
マイナスの面で語られることの多い、楽天銀行スーパーローンの途上与信審査。
ですが、反対に楽天銀行から見てよいお客さんだと判断された場合には、限度額アップの可能性もあるんです。
増額案内は主に電話で行われます。
この案内を受けた後に増額審査が開始され、それに通過すれば限度額が上がる、というわけですね。
このように、途上与信審査は悪いことばかりではありません。
増額案内を受けたい方は、「積極的な返済」「楽天銀行一本に絞った借入」などを心掛けると良いでしょう。ちなみに支払い延滞は絶対にNGです。
★利用者側から増額審査を申請することもできます。6ヶ月以上、延滞なく楽天銀行を利用し続けている方は、電話を掛けてみてください。
スーパーローン専用電話番号:0120-730-115(24時間)
まとめ
- 楽天銀行スーパーローンであっても、金融事故情報が残っているいわゆる「ブラック状態」の人は審査に通過できない
- 楽天銀行スーパーローンは3ヶ月に1回程度「途上与信審査」を行っている!ここで問題が見つかるとすぐに利用停止処分となってしまうので注意
楽天銀行の審査に通るためには、楽天銀行の申し込み規定を満たした上で、「ブラック状態でない」必要があります。
もしブラック入りしているようであれば、ブラック期間が明けるまで申し込みは控えましょう。
また、審査に通った後も頻繁に途上与信審査が行われるため、油断は禁物ですよ。
この記事でチェックしたカードローン情報
実質年利 | 限度額 |
---|---|
1.9%~14.5% | 10万〜800万円 |
審査スピード | 融資スピード |
公式HP参照 | 最短翌日 |
- 金利見直しや借り換えを考えている30代〜50代に特におすすめ
- 口座開設不要、お持ちの銀行口座にスマホで入金まで完結
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