電話取材で分かった「アイフル」のメリットと気になる点:即日融資、在籍確認他
「広告で見かけた<アイフル>が気になるけれど、このまま申し込んでしまって良いか不安……」
とりあえずアイフル自体は東証一部上場のまっとうな企業ですから、「お金を借りる」という目的を叶えるためには申し分ありません。
「毎日21時までの申し込みで当日借入可」「誰にも知られず借りやすい」といったユーザーサービスも十分ですので、「とにかく早く・誰にも知られず借りたい」場合には、この会社を選んで差し支えないでしょう。
…とは言え「おトクに借りたい」「便利に借りたい」といった希望があるのなら、他社ローンを併せて検討したいのも事実です。
今回はそんな「アイフル」でのキャッシングについて、似たようなサービスを提供する他社と比べたメリット・デメリットや契約の流れを、実際に問い合わせを行いながらまとめました。
読み終えていただければアイフルの特性をよく理解した上で、申込先のカードローンを決定できることでしょう。
2019年版!借入先に「アイフル」を選ぶ5つのメリット
カードローンを取り扱う会社は全国に多く存在します。
その中でも「アイフル」を選択するメリットとは何なのでしょうか?簡単に解説していきます。
①毎日21時頃までの来店申込み/ネット申込みで即日融資OK
アイフル含む消費者金融会社のメリットと言えば、「即日融資」。要は申し込みの当日に借入が可能というわけですね。
2018年から銀行カードローンの審査には1営業日以上を要する警察庁データへの照合が義務付けられたことから、「即日融資」は実質アイフル含む消費者金融会社の専売特許となっています。
とは言え、同じ消費者金融会社においても「即日融資の確実性」についてはブレがあるもの。
そこで実際にアイフルへ問い合わせを行ってみたところ……。
を済ませれば、即日融資に期待が持てるという回答を頂くことができました。
インターネット申し込み時のタイムリミットに関してもプロミスのようなブレが無いことから、即日融資の確実性はかなり高いと言って良いでしょう。
ちなみに申込方法によってタイムリミットにブレがあるのは、来店申込に対する審査回答時間は22時までであるのに対し、インターネット申込に対するそれは21時までとなっているためです。
★ただし混雑時や追加書類が発生した場合など、上のタイムリミットを守っても即日融資を受けられない状況は多々考えられます。できる限り早い時間に申し込みを行うに越したことは無い、というのは事実でしょう。
また、20時ギリギリにインターネットから即日融資を狙う場合には、「申し込みの直後、電話で急ぎの旨を伝える」ことを強くおすすめします。
★「スマホATM」とは、「セブン銀行ATM」とスマートフォンアプリ(アイフルの場合はアイフルのアプリ)を使い、カードレスで入出金を行う方法を言います。
★アイフルの店舗設置場所については、以下のページをご覧ください。
CHECKアイフル公式HP「店舗・ATM検索」
②カードレス契約対応で、「来店ナシ+郵送物ナシ」の両立も簡単
アイフルは2018年4月から、カードレス契約(WEB完結)に対応しました。
これは簡単に言うと「来店なし+郵送物なし」を両立させた契約方法のこと。カードレス、つまりローンカードが発行されないことから、自宅へカードを郵送する必要もないというわけです。
カードが発行されない=普通のATMは使えない都合上、借入・返済方法はやや制限されますが、「スマホATM」を利用できるのならさほどの問題はないでしょう。
(スマホATMの利用環境が整っていないなら、プロミス等のWEB完結を選ぶことをおすすめします)
「同居の家族に借り入れを隠したいけれど、アイフルの店舗には入りづらい……」という場合、この契約方法が重宝されること間違いなしです。
★カードレス契約(WEB完結)を利用するためには「指定口座を使った自動引落し設定」が必要です。
カードレス契約を希望されるのなら、あなたの口座を使って引き落とし設定を済ませられるか事前にご確認ください。以下のページからご覧いただけます。
★来店契約時も、自宅への郵送物は発生しません。
③【差別化点】大手消費者金融会社中、「勤務先への電話ナシ」で借りられる可能性が最も高い
実はここまで挙げた目立つメリット、「即日融資の確実性が高い」「カードレス契約対応」というのは「プロミス」「レイクALSA」といった他社にも共通するものでした。
どうせアイフルを利用するのなら、アイフルにしかない利点を生かしたいところ。
そしてアイフルにおける、他社との差別化点は「在籍確認の電話を避けやすい」という点にあります。
在籍確認とは、あなたの勤務先に関する申込情報が正しいことを金融機関が確認する審査上の一過程で、主に電話を使って行われます。要はあなたの勤務先に金融機関から電話が掛かってくるわけですが……。言うまでも無く、この電話を避けたいと考える方は少なくありません。
そういった需要に応え、各消費者金融会社は何らかの代替手段(主に社会保険証など、勤務先を確認できる書類の提出)を用意しているもの。
ですがあくまで「基本の在籍確認方法は電話」ですので、審査の進み具合によっては結局電話確認が必要となることも珍しくはないんですね。
実際、アコムやプロミスに電話の回避について問い合わせを行うと、「相談には乗るが必ず電話を掛けなくて済むという約束はできない」といった回答がなされます。何度か電話を掛けましたが毎回同じ回答なので、おそらくマニュアル化されているのでしょう。
こういった他社の対応に対し、アイフルでは少し違った答えを頂くことができます。
ただ、もし在籍の確認がご不安ということでしたら、申し込みの後にアイフルから「お急ぎの方はこちらの電話番号に…」といったメールが入りますので、それに連絡を入れていただければ対応をさせて頂きます。
(2018年1月の問い合わせによる)
2020年12月時点で、アイフルは在籍確認について
としています。
- 原則として電話はしない
- 勤務先の確認が取れる書類(社会保険証、給与明細等)の準備が難しい場合は、電話をする可能性がある
- どうしても電話されると困る場合は、申し込み後に個別に相談可能
との回答でした。
参考アイフル公式HPチャットサービス ぽっぽくん より
アイフルが、以前から積極的だった「在籍確認の電話の回避」。
「原則電話なし」になり、在宅勤務等、電話が不安な場合でも利用しやすくなったことでしょう。
そもそも他社では、こちらから切り出さない限り「電話なしでの契約」を提案されることはありません。
さらに先述した通り郵送物なしで契約を進めやすいことを考えると、アイフルは勤務先・家庭の両方に借り入れを隠したい場合に打ってつけと言えるでしょう。
誰にも知られずお金を借りたいのなら、「アイフル」は申込先の筆頭候補となりそうです。
CHECKアイフルに聞いた!在籍確認の電話は事前相談&必要書類の提出でカット可能
※上記2017年の記事となります。契約の流れ(在籍確認前の電話確認)に若干変更が見られますのでお気を付けください。現在電話を避けるには、利用者側が電話を掛ける必要があります。
★ただしアイフルが提供する高難易度・低金利な「ファーストプレミアムカードローン」へ申し込みを行う場合、在籍確認の電話を避けることはできないとのことでした。
④【差別化点】最新版の成約率(≒審査通過率)・会員増加数は5社中トップ
大手消費者金融会社は、3ヶ月ごとの「成約率」を公開しています。
成約率とは、申し込みに対する契約成立の割合ですね。審査通過後のキャンセル分が含まれるため純粋な審査通過率とは言えませんが、条件はどの会社も同じですので審査通過率の目安にはなるかと思います。
アコム | プロミス SMBCモビット | アイフル | レイクALSA | |
---|---|---|---|---|
2017年6月 | 46.6% | 44.8% | 42.9% | 36.6%※ |
2017年9月 | 46.0% | 46.4% | 47.3% | 36.7%※ |
2017年12月 | 45.5% | 44.8% | 47.3% | 36.7%※ |
2018年3月 | 44.8% | 45.6% | 46.5% | 32.0%※ |
2018年6月 | 44.6% | 45.7% | 46.2% | 28.9% |
2018年9月 | 43.8% | 45.9% | 46.3% | 29.5% |
※実質的な前身である「新生銀行レイク」時代のもの(ただしローンの性質自体はほぼ変わりなし)
同じ系列である「プロミス」と「SMBCモビット」の成約率が一緒くたになってしまっているのは惜しいところですが……。
とりあえず2019年1月現在、確認できる最新データにおいて、「アイフル」の成約率≒審査通過率が最も高いことはお分かりいただけるでしょう。
というわけで、審査に不安があるのならまずは「アイフル」を狙ってみるのが良さそうです。
その他、「アイフル」はここ1年間での会員の増加数・増加割合ともに大手消費者金融中トップ。
ちなみにこれだけ会員数が延びた理由としては、ここ1年での「スマホATM」導入、それに伴う「WEB完結」契約の実現などが挙げられますが……。
これらのサービスは「プロミス」「新生銀行レイク」(実質現レイクALSA)がすでに導入していたものですので、単に広告の力が大きいのだろうと思います。
お金を借りざるを得ない状況で気になるのは、「本当に審査に通れるのか」という点ですよね。
先にも触れた通り、今のところアイフルの成約率は大手消費者金融会社中トップ。
とは言え消費者金融会社の審査というのは担当者の裁量(自己判断)によるところも多いため、一概に「この会社が一番甘い」と言い切ってしまうことはできません。
(明らかに成約率の低いレイクは他社に比べ厳しいと言い切って差し支えないと思われますが)
実際ユーザーから寄せられた口コミからも、「プロミスに落ちたけどアイフルで通った」「アイフルで落ちたけどプロミスに通った」といった相反する内容がいくつも見られますね。
またアイフルの審査報告に絞っても、同じような状況にありながら審査に落ちた人・通った人の両方が見られることは珍しくありません。
そういう事情もあって、「こんな人はアイフルの審査に通れる/通れない」と言い切ってしまうことはできないのですが……。
レイクを除き、大手消費者金融会社の審査は「返済能力の高さより、お金が必要な事情や真摯さ」が重視されるもの。実際、アイフルでも「他社で多くの借入がありながら審査に通過できた」「金融ブラックだが借りられた」という報告は複数件確認されています。
というわけであえて審査通過のコツらしきものを示すなら、「アイフルに尋ねられたことにきちんと誠意をもって答える」「お金が必要な事情を正直に訴える」というところになるでしょうか。
消費者金融系カードローンの審査について詳しくは、以下のページをご覧ください。
CHECK消費者金融会社の審査傾向と審査中の「聞き取り」(申込確認)について
参考アコムの審査通過に重要なのは収入じゃない!金融ブラック&月収5万円での通過例も
参考プロミスの審査に通るのはどんな人?大切なのは返済能力より「真摯さ」
⑤初回最大30日間無利息サービスは他社と同様のものながら、付いていて損は無い
その他のアイフルの利用メリットには、「初回最大30日間無利息サービス」が挙げられます。これは名前の通り、はじめてアイフルを利用する方に限り「契約日の翌日から30日間」、利息(手数料)が一切発生しないサービスのことですね。
ATMなどを使い自由に返済のできるアイフルですから、借りたお金を無利息サービス期間中に全額返済、利息0円で取引を済ませてしまうことももちろん可能です。
ただ、このサービス自体は他社と共通するものですので、アイフル独自のメリットとまでは言えません。
無利息サービスについて詳しくは、以下のページをご覧ください。
CHECK各カードローンの無利息キャッシングサービスについて
★アイフルの無利息サービスは「初回借入日」ではなく「契約日」の翌日からカウントされます。
契約と借入に日数が空くと、それだけ無利息期間が無駄になりやすいためお気をつけください。
大手他社と比べた「アイフル」のデメリット
多くの利点を備えるアイフルではありますが、すべての借入希望者にこの会社を勧めることはとてもできません。
その理由となるアイフルの各種デメリットについて、簡単に解説していきます。
①インターネット返済に対応していないのは地味に痛いところ
ふつう大手消費者金融と言えば「アイフル」の他に「プロミス」「レイクALSA」「アコム」「SMBCモビット」を加えた5つを指しますが……。
実はこの中で、現在「インターネット返済」に対応していないのは「アイフル」「SMBCモビット」のみとなっています。
このインターネット返済とは、各インターネット会員サービスを経由しあなたが使っている金融機関のインターネットバンキングにアクセスし、口座から直接支払いを行う方法のこと。
「プロミス」「レイクALSA」「アコム」においては手数料無料、かつ曜日や時間を問わず返済が反映されるとあって非常に使い勝手が良いため、これを利用できないのは地味に痛いところです。
この点に関しても、各ATMを使って返済のできるローンカードがあればさほど気にならないかもしれませんが……。
カードレス契約時にとって追加返済方法が「スマホATM」「銀行振込」といずれも手間と手数料の掛かりやすい方法に縛られる点は、確かなデメリットとなるでしょう。
CHECK5.アイフルの返済方法について
ATM | 銀行振込 | インターネット返済 | |
---|---|---|---|
アイフル | ○ (スマホATM対応) | ○ | 不可 |
プロミス | ○ (スマホATM対応) | ○ | ○ (ただし利用できる口座は限られる) |
レイクALSA | ◎ (スマホATM対応) (一律手数料無料) | ○ | ◎ |
アコム ※カードレス契約不可 | ○ | ○ | ◎ |
SMBCモビット ※カードレス契約に諸条件あり | ○ (セブン銀行「スマホATM取引」対応) | ○ | 不可 |
②金利は高いので、長期借入には向かない
消費者金融会社のカードローンは原則高金利。
「3%~18%」という幅広い金利を掲げているアイフルではありますが、初回契約時に関してはほぼ確実に18%か、それに近い数字が適用されると考えて構いません。
この18%という金利(年利)は、「お金を1ヶ月間借りた場合、借入額に対し約1.5%の利息が発生」することを意味します。10万円を1ヶ月借りたなら、約1,500円をアイフルに支払うことになるわけですね。
金利自体は大手消費者金融間で大差ないため、アイフルを選ぶと特別に損をする、というわけではありませんが……。
最初から借入先に銀行を選べば14.5%くらい(申込先を選べばそれ以下)の金利で借りられることを考えると、おトクさ重視ならそちらを選ぶべきと言えるでしょう。
CHECK全国から申し込める銀行カードローンの金利・審査難易度・融資スピード比較
CHECKあなたの街で最も低金利に借りられるカードローンの探し方
★ただし銀行カードローンを使い、即日融資を受けることはできません。
もしもあなたがある程度、審査に自信をお持ちなら、アイフルが提供するもう一つのローン商品「ファーストプレミアムカードローン」をチェックしてみると良いでしょう。
名前から想像される通り、このカードローンは通常のアイフルのローンよりずっと高難易度です。公式HPに示されている最低限度額は100万円ですから、総量規制を踏まえて考えると申し込みを行うだけでも300万円の年収が必須ということに。実際に審査通過を狙うなら、400万円くらいの年収があると良いですね。
このように「ファーストプレミアムカードローン」は審査通過の条件が厳しい代わり、貸付金利は上限9.5%と一般的な銀行カードローンすら大きく下回るもの。
にもかかわらずアイフルの特徴である「最短30分で審査・最短1時間で融資」「カードレス契約」「初回最大30日間無利息」がすべて適用されますので、審査にさえ通れればトップクラスに優秀なカードローンと言えるでしょう。
③結局「アイフル」に申し込むべきはどんな人?
ここまで紹介したメリット・デメリットから、「アイフルに向いている人」「向いていない人」をまとめると、以下のようになりました。
こんな人におすすめ | ★勤務先への電話を絶対に避けたい ★審査に不安がある |
---|---|
こんな人は他社を選んだ方が良い |
2019年1月現在、他社と比べ明確なアイフルのメリットは「勤務先への在籍確認を避けやすい」「成約率が高い」という2点です。これらのポイントに魅力を感じるのなら、申込先はアイフルに決めてしまって問題ないでしょう。
反対に、「即日融資OK」「カードレス契約対応」といった目立つメリットは、借入・返済の勝手に優れる「プロミス」「レイクALSA」にも共通するもの。このあたりを重視するなら、申込先をアイフルにこだわらなくとも良いかもしれません。
申込先を決めかねるのなら、「消費者金融会社の徹底比較!」ページも併せてご覧ください。
「アイフル」で即日契約を結ぶ流れ
さて、アイフルのメリット・デメリットを把握したら、ここからはその具体的な契約過程を見ていきましょう。
①おおまかな契約手順
アイフルにおける主な契約方法は「インターネット契約」と「来店契約」の2種類です。気になる方法をお選びください。
CHECKインターネットを使った契約の流れ(来店不要)
CHECK無人店舗「契約ルーム」を使った契約の流れ
(1)インターネット契約の場合
アイフルにおける「インターネット契約」の流れは以下の通り。
「アイフル」契約の流れ
(インターネット契約)
※急ぎの場合、在籍確認の電話を避けたい場合には
申し込み直後にアイフルへ連絡を入れること
※前後する可能性あり
メールの内容に従いネット上で契約手続き
(ここまで最短1時間程度)
ローンカードの郵送(希望者のみ)
インターネット契約時、ローンカードの発行は希望制です。
アイフル自身はインターネット契約の中でも、カードレス契約(=ローンカードの郵送を希望しなかった場合)のことだけを「WEB完結」と呼んでいるようですね。
CHECKアイフルに聞いた!「WEB完結」の欠点と即日融資のタイムリミット
カードレス契約(WEB完結)を利用するためには「指定口座を使った自動引落し設定」が必須となります。
都市銀行ユーザーであれば心配要りませんが、そうでないならお持ちの口座が引落し設定に対応しているか、事前に確認しておくことをおすすめします。
(きらやか銀行や農協、労金など一部金融機関はインターネットを通した引落し設定不可)
★カードレス契約を選択した場合、もしくは郵送でのカード到着を待つ間において、利用できる借り入れ方法は「スマホATM」「銀行振込」の2種類だけ。
「スマホATM」について詳しくは、以下のページをご覧ください。
CHECKアイフル公式HP「スマホアプリのご紹介」
CHECKセブン銀行で使える「スマホATM」とは
★カードレス契約を選択した場合であっても、後日ローンカードを受け取ることは可能です。
(2)来店契約の場合
20時以降、あるいは20時ギリギリに即日融資を狙うなら、来店契約を選ぶのがおすすめです。
契約ルームを使った
「アイフル」契約の流れ
備え付けの電話機で電話を掛ける
(即日融資希望ならこれを21時までに済ませること)
必要書類の提出
(ここまで最短1時間程度)
この過程を見ても分かる通り、アイフルの無人店舗「契約ルーム」は他社に比べ旧式で、いわゆる「自動契約機」の設置はありません。備え付けの電話やスキャナー等を通し、すべての手続きを済ませる形となります。
……とは言えやるべきことに関してはその都度指示が入りますので、特に上の手順を覚える必要はないでしょう。
各店舗の設置場所については、以下の公式HPをご覧ください。
CHECKアイフル公式HP「店舗・ATM検索」
※「WEB完結」導入前の記事となります。
アイフルにおける契約方法は「インターネット契約」「来店契約」の2種類。
そして実際に問い合わせを行ったところ、最も早く契約するためには「申し込みから契約まで、すべてを契約ルームで行う」のがベストとのことでしたが……。
もしあなたが「20時以前に申し込みを行う」ことができるなら、「インターネットで事前申し込みをした上で来店契約を行う」のもアリでしょう。
というのも、無人店舗を使った申込で一番怖いのが「書類不足」。基本的な必要書類はあらかじめ決まっている(後述)とは言え、審査の過程で予想外の書類を求められることは珍しくありません。
で、契約ルームで申し込みを行い、途中で書類不足が発生すると、どうやってもその場で契約を結ぶことはできなくなってしまうわけですね。
これに対し、インターネットで事前申し込みを行っておけば、審査担当者から必要書類を確認した上で店舗に出向くことができます。
審査対応時間は「インターネット申し込み」準拠、つまり即日で審査結果をもらうためには目安として申し込みが求められる、というのはネックですが……。
ある程度時間に余裕があるのなら、こちらの方法を取ってみるのも良いでしょう。
★ちなみに「スマホATM」利用環境(アイフルのスマートフォンアプリのインストール+セブン銀行ATM)が整っているのなら、インターネット契約を選択してもさほど不便はない…かもしれません。
インターネット契約であれば、わざわざ契約ルームに出向くことなく契約・借入が可能です。
②契約に必要な書類
アイフルの契約に必要な書類は以下の通りです。
本人確認書類 (全利用者必須) | お持ちでなければ以下のうちいずれか1点 |
---|---|
書類を使った在籍確認を希望する場合 勤務先が休業日の場合他 | 勤務先を確認できる書類 基本的には「社会保険証」「給与明細」など |
本人確認書類に記載されている住所と、現住所に違いがある場合 | 以下のうちいずれか1点 |
アイフルから要求のあった場合※ | 収入証明書いずれか1点 |
個人事業主の場合 | 事業を確認できる書類 (取引先への領収書、請求書など) |
本人確認書類1枚で契約できる方も多い一方、それ以外の書類提出を求められることも珍しくはありません。
とりわけ来店申込~契約を行う場合には、書類不足は致命的な問題となりますので、揃えられる限りの書類を持って店舗に出向けると良いですね。特に勤務先を確認できる書類は追加提出を求められやすいです。
ちなみに各書類は「原本をスマートフォンなどで撮影+所定の場所にアップロード」あるいは「契約ルーム内に設置のスキャナーで読み取り」といった方法で提出することになります。
③在籍確認について相談があるのなら、こちら側から電話を掛けよう
先に触れた通り、他社と比べたアイフル最大の特徴は「在籍確認の電話を避けやすい」こと。
そして実際にアイフルへ問い合わせを行ったところ、「在籍確認について何かしらの希望がある場合には、申込後に届くメールに記載の電話番号へ連絡を入れて欲しい」という回答を頂くことができました。
電話を避けたい、あるいは指定の時間に連絡を入れて欲しい、といった要望がある場合には、この回答の通り行動すればまず間違いないでしょう。
特に希望を伝えない場合には、あなたが申込時に記入した「勤務先電話番号」宛てに電話が入ります。このときアイフルの社名や用件が、第三者に伝えられることはありません。
在籍確認の基本仕様や内容について詳しくは、以下のページをご覧ください。
CHECK在籍確認とは?大手金融機関に聞いた会話例も
CHECKアイフルに聞いた!在籍確認の基本仕様と電話の避け方
契約後の借入方法と使えるATM
アイフルとの契約が完了したら、契約タイプに応じた任意の方法で自由な借り入れが可能となります。
その選択肢は大きく分けて、「ATM」「銀行振込」の2つですね。
手数料 | 備考 | |
---|---|---|
ATM | 110円 (取引額1万円以下) 220円 (取引額1万円超) ※アイフルATMは取引額にかかわらず無料 | |
銀行振込 (インターネット申込) | 無料 | ※メンテナンス時は振込の反映不可 |
銀行振込 (フリーダイヤル申込) |
CHECKアイフル公式HP「スマホアプリのご紹介」
CHECKセブン銀行で使える「スマホATM」とは
ちなみに提携ATMを利用し発生した手数料は、次回返済時に利息と一緒に徴収されます。
(=手数料が多いほど借り入れが減りにくくなる)
アイフルの返済方法について
ここからは、ATMまたは銀行振込で借りたお金を返済していく方法についてお話していきます。
CHECK「カードレス契約」時の返済について
CHECKカード取得時の返済について(来店契約、または郵送でカード受け取りの場合)
①カードレス契約なら、毎月の返済は「引落し+任意返済」で
アイフルでカードレス契約を行う場合、毎月の「自動引き落とし」を使った返済は必須となります。
「きらやか銀行」等一部の銀行、労金やJAの口座など、金融機関口座によってはインターネットを通し口座引落し設定を済ませることができませんのでお気をつけください。インターネット上で設定の済ませられる口座をお持ちでない場合、カードレス契約を結ぶことはできません。
また、毎月の引落し日はユーザーの意思にかかわらず、「引落しに利用する金融機関」ごとに決まります。見たところ、毎月の返済は「3日」または「27日」となることが多いようですね。
インターネットを通し引落し設定のできる金融機関と、その引落し日(毎月の返済日)については以下の公式ページをご覧ください。
また、カードレス契約時の返済は、「最終借入時の借入残高」に応じ以下のように決まります。
「最終借入時」の借入が基準となることから、銀行カードローンのように返済が進むにつれ、引き落とし額が変わることはありません。請求額が変動するとすれば、追加借入を行ったときだけですね。
最終借入時の借入残高 | 引き落とし額 |
---|---|
10万円以下 | 4,000円 |
10万円超過~20万円 | 8,000円 |
20万円超過~40万円 | 11,000円 |
40万円超過~50万円 | 13,000円 |
50万円超過~60万円 | 16,000円 |
60万円超過~70万円 | 18,000円 |
70万円超過~80万円 | 21,000円 |
80万円超過~90万円 | 23,000円 |
90万円超過~100万円 | 26,000円 |
以後、最終借入額300万円まで 10万円ごとに+1,000円 |
その他アイフルに限ったことではありませんが、引き落とし額の中から利息が自動的に徴収される=引き落とし額の分だけ借り入れが減るわけでは無い点については、あらかじめご承知おきください。金利18%で借りる場合であれば、1ヶ月お金を借りると借入額に対し1.5%くらいの利息が発生することになりますね。
(=10万円を1ヶ月借りると約1,500円の利息が発生。
ここで4,000円の引き落としを行う場合、この中から自動的に1,500円がアイフルに支払われるため、借入は2,500円のみ減る)
そのため返済を自動引き落としだけに任せていると、思うように借り入れは減りません。
カードレス契約時であれば「銀行振込」「スマホATM」(セブン銀行ATM+スマートフォンアプリ)「有人店舗窓口」を使い、追加返済(任意返済)が可能です。
ローンというものは早く返せば返すほど総支払額が軽く済みますので、余裕がある時には積極的に追加返済を行っていけると良いですね。
CHECKアイフル公式HP「スマホアプリのご紹介」
★銀行振込を使った追加返済を希望する場合、その振込先はインターネット会員サービスから確認することができます。
ただし、振り込みの際に発生する手数料はユーザー負担となりますのでお気を付けください。
★毎月の引落し=当月の最低返済額となります。クレジットカードのリボ払いのように、ユーザーの意思で引き落とし額を増額することはできません。
②カード取得時の返済方法
契約時にカードを受け取った場合の返済方法は、カードレス契約時に比べ自由度が高いものとなります。
(1)返済期日は「約定日制」「サイクル制」から選択できる
カードレス契約を行わない場合、返済期日の決まり方は契約時に選択した返済方式によって変わります。
選択肢となるのは「約定日制」と「サイクル制」の2つですね。
約定日制 | (自動引き落としを利用する場合、引き落とし日の選択不可) (11日以上前の返済は任意返済とみなされる) |
---|---|
サイクル制 |
一見すると返済日が固定されている分「約定日制」の方が利用しやすいですが、こちらは返済期間が10日間と短いのがやや気になるところ。
よって
- 自動引き落としを利用するのなら<約定日制>を選択
- そうでないなら<サイクル制>を選んだ上で、毎月できるだけ同じ日に返済を行う
のが基本となるでしょうか。
ちなみに各返済方式における、毎月の最低返済額は以下の通りです。
約定日制 | サイクル制 | |
---|---|---|
最終借入時の借入残高 10万円以下 | 4,000円 | 5,000円 |
10万円超過~20万円 | 8,000円 | 9,000円 |
20万円超過~30万円 | 11,000円 | 13,000円 |
30万円超過~40万円 | ||
40万円超過~50万円 | 13,000円 | 15,000円 |
50万円超過~60万円 | 16,000円 | 18,000円 |
60万円超過~70万円 | 18,000円 | 21,000円 |
70万円超過~80万円 | 21,000円 | 24,000円 |
80万円超過~90万円 | 23,000円 | 27,000円 |
90万円超過~100万円 | 26,000円 | 30,000円 |
以後、最終借入額300万円まで 10万円ごとに+1,000円 |
最低返済額は「最終借入時の借入残高」に応じて決定するため、追加で借入を行わない限り、毎月の請求額に変動はありません。
また上記はあくまで「最低」返済額であり、この金額以上の返済を行っても問題ナシです。
(むしろ毎月の返済が重いほど借入は早く片付き、総支払額も安く済む)
★「サイクル制」を選択する場合には、事前に返済期日をお知らせしてくれるメールサービスの登録を済ませておくことをおすすめします。
(2)返済手段は大きく分けて4つ
カードレス契約を選択しない場合の返済手段は以下の通りです。
手数料 | 備考 | |
---|---|---|
ATM、コンビニ端末 | 110円 (取引額1万円以下) 220円 (取引額1万円超) ※アイフルATMは取引額にかかわらず無料 | |
銀行振込 | 金融機関による | |
有人店舗窓口 | 無料 | |
自動引き落とし (口座振替) | 無料 |
毎月の返済にはどの方法を使っても構いませんが……。
個人的には返済忘れを防げる「自動引き落とし」の設定を済ませ、余裕のある時にATMや振込で追加返済を行うのが効率的かと思います。
CHECKよくある質問:借りたお金を一括返済する方法を教えてください。
アイフルについてのよくある質問と回答
最後に、アイフルについてのよくある質問にお答えしていきます。
①いくらくらいの限度額をもらえますか?
2019年1月現在確認できる、アイフルの最新データは「2018年11月」分のもの。
これによると無担保ローンの総貸付残高は「約3723億円」、利用者数は「約84.8万人」とのことでした。単純に計算すると、一人当たりの借入額は「439,033円」となりますね。
とは言え
- カードローンは長く使うほど、「お得意様」として限度額を増額してもらいやすくなる
- 利用者数には休眠口座(契約したまま借りていない人)も含まれる
ことを考えると、「約44万円」という平均借入額はあまりアテにできるものではないかも……。
一応、消費者金融会社での初回借入時には「10万円~50万円」の枠が適用されやすいとは言われていますね。返済能力と収入証明書類があれば50万円超の借入も可能です。
ただ、確実に100万円以上の枠を手に入れたい場合には「住信SBIネット銀行」はじめインターネット銀行系カードローンや信用金庫、あるいはフリーローン・多目的ローンを選んだ方が良いでしょう。
ちなみに以前価格.comの投稿レビュー100件をもとに「借入額」平均を算出したところ、その数字は「約17万円」でした。
(限度額ではなく借入額に基づく数字ですので、実際の平均限度額はもう少し高くなると思われます)
CHECK【利用者データ700件】カードローン利用限度額の決定方法と大口融資を受けやすいカードローンについて
②審査に自信がありません。審査通過率を上げるコツはありますか?
審査に自信が無い、の程度にもよりますが……。
「金融ブラック疑惑がある」など何らかの事情があるのなら、アイフルの有人店舗に出向いてみるのもアリかと思います。
実際のカードローンユーザーの間では、インターネットや自動契約機での申し込みより「有人店舗窓口での申し込み」の方が審査に通りやすい、という噂が囁かれています。
あくまで噂レベルの話ではありますが、担当者の判断によるところの大きくなる有人店舗での審査なら、機械審査に弾かれてしまうような状況であっても審査通過を狙える……かもしれません。
もちろん有人店舗に出向いたからといって審査通過が保証されるわけではありませんが、「どうしてもお金が必要な事情がある」かつ「審査通過に自信が無い」のなら、こういった窓口を利用してみるのもアリでしょう。
ただしアイフルの有人店舗窓口は全国に24軒と、決して多くはありません。
CHECKアイフル公式HP「店舗・ATM検索」
★申込条件(20歳以上で定期的な収入と最低限の返済能力がある)を満たしていることは大前提となります。
③借りたお金を一括返済する方法を教えてください。
利息は日割りで発生します。そのため一括返済をしたい場合には、「一括返済を行うその日に」アイフルへ電話問い合わせを実施、その日までの利息を確認した上で入金を行わなければなりません。
……とは言え2018年4月より、アイフルは「無利息残高」の制度を取り入れた模様。無利息残高とは、簡単に言えば返済しなくて良い借金ですね。
よって、わざわざ電話を掛けずともATMなどを使い借入残高を999円以下にできれば、実質完済とみなして構いません。そのまま解約も可能です。
参考アイフル公式HP「一括返済時の千円未満残高の取扱い変更について」
ちなみにアイフルの解約は、電話一本で済ませられます。
CHECK大手カードローンの解約方法について
CHECK住宅ローン審査にキャッシングの契約が悪影響になるって本当?
まとめ
- 他社と比べたアイフルの差別化点は「在籍確認の電話を避けやすい」「成約率(≒審査通過率)が高い」の2つ
- 大手他社と共通する内容ではあるものの、「即日融資の確実性が高い」「来店なし+郵送物なしのカードレス契約対応」「初回最大30日間無利息」といった消費者金融ならではのサービスは嬉しい
- ただしプロミス等に比べるとユーザーサービス面に遅れが見られ、特にカードレス契約時には返済が不便となりやすいかも。今後の改善が待たれるところ
- 即日融資を希望する場合、インターネットなら「20時」、来店なら「21時」までに申し込みを行おう。インターネットなら申し込み後、電話で急ぎの旨を伝えるのも有効
強力なライバルの存在がやや気になるところではありますが、「在籍確認の電話を避けやすい」「成約率が高い」という非常に強いメリットを備えた「アイフル」。
独自の利点に魅力を感じたなら、味方となってくれること間違いなしと言っても良いでしょう。