【赤字決算対応】セゾンファンデックス徹底解説!事業者ローンの基本情報と契約の流れ

【赤字決算対応】セゾンファンデックス徹底解説!事業者ローンの基本情報と契約の流れ
「銀行から事業資金を借りるのが難しい。
金利が高くても、何とかまとまったお金を借りたいんだけれど……」

そんなときに頼りになるのが事業用ローンを取り扱う貸金業者。クレジットカードで有名なクレディセゾンの子会社である、「セゾンファンデックス」はその代表格と言えるでしょう。

こういった会社のローンは、銀行等に比べて金利が高い代わりに柔軟な審査を行っているのが大きな特徴。
すべての事業者にお勧めできる……とは言えないものの、上手くハマれば体勢を立て直すきっかけとなってくれるはずです。

今回はそんな「セゾンファンデックス」の事業者ローンについて、主な2つのローンの違いと特色、おおまかな借入の流れをまとめました。
読み終えていただければ、あなたに合った手段で必要資金の調達に臨めることでしょう。

赤字決済対応!セゾンファンデックスの事業者向けローン概要

まずは「セゾンファンデックス」がどういった事業者向けローンを取り扱っているのか、簡単に解説していきます。

①取り扱いローンは3種類、ただし申し込み先に迷うことは無さそう

セゾンファンデックスが取り扱う事業者向けローンは以下の通り。

★セゾンファンデックスの事業者ローン

実質年率 融資額 用途(公式HPより)
不動産担保ローン
(法人・個人事業主)
15%以下 100万円
~3億円未満
運転資金、設備投資、開業資金、納税資金、ローンの組換えなど
貸金業者向け不動産担保ローン 15%以下 500万円
~1億円未満
貸金業者(法人)の転貸資金
カードローン
(個人事業主向け)
6.5%
~17.8%※
1万円
~500万円
事業性資金(開業資金を除く)
※100万円以上を借りる場合は15%以下(出資法/利息制限法による)

※いずれも総量規制の対象外(年収の3分の1を超える借入可)

ご覧のように3種類のローンを取り扱っている同社ではありますが、「貸金業者向け不動産担保ローン」は利用対象が非常に限られるため、ここでは詳しく取り扱いません。
また、カードローン商品も利用できるのは個人事業主のみとなりますので、貸金業者以外の法人経営者が申し込めるローンは「不動産担保ローン」に限られてきますね。あなたが法人経営者、かつ無担保での借入を希望するのなら、他社が取り扱うビジネスローンをご検討ください。

また、あなたが個人事業主であれば「不動産担保ローン」「カードローン」の双方を利用できますが……。2つのローンは大きく性質が異なりますので、申し込み先に迷うことはほとんどないかと思います。
念のために言うと

  • 不動産担保を提供し、大きなお金を確実に借りたいのなら「不動産担保ローン」
  • 少額を必要に応じて何度も借り入れたいのなら、好きなタイミングでATM出金のできる「カードローン」
  • を選ぶのが基本となりますね。

    ②どのローンについても赤字決算対応を明言

    貸金業者の事業者ローンに期待されるのはやはり審査の柔軟性でしょう。
    セゾンファンデックスはこれに応え、公式HPにて「赤字決済対応」「銀行とは異なる審査基準」「担保余力を重視」(不動産担保ローン)を明記しています。

    審査の柔軟性

    ▲▼セゾンファンデックス公式HPより

    わざわざ「<銀行以外で>事業資金をお探しの方へ」と書いてある点

    わざわざ「<銀行以外で>事業資金をお探しの方へ」と書いてある点を見ても、何らかの事情で銀行から借りられない事業者を対象としているのはまず間違いありませんね。

    もちろん返済の見込みがなければ審査に通ることはできませんが……。
    一時的なピンチを乗り越えるための借入であれば、ほぼ問題なく目的を達成できるかと思います。

    不動産担保ローンは柔軟審査&変動金利選択時のおトクさが嬉しい

    ここからはセゾンファンデックスの主力商品と思われる「不動産担保ローン」について、もう少し詳しくお話していきましょう。

    ★個人事業主向けのカードローン商品(無担保)については、後の当該項目をご覧ください。

    ①不動産担保ローンの基本情報:すでに抵当権設定済みの不動産でも借りられる可能性あり

    セゾンファンデックスが取り扱う「不動産担保ローン」の詳細情報は以下の通り。

    ★セゾンファンデックス「事業者向け不動産担保ローン」

    実質年率 15%以下 融資金利 2.65%~3.65%
    (変動金利選択時)
    5.8%~9.9%(固定金利選択時)
    融資額 100万円~3億円未満 返済年数 原則5年~25年
    担保不動産のエリア 全国対応 返済日 毎月4日
    任意の口座から引落し
    申込条件 法人又は個人事業主
    個人事業主の場合、20歳~70歳かつ完済時85歳以下であり、日本国籍または永住許可を有すること
    担保規定

    法人、代表者またはその親族が所有する不動産
    抵当権の順位は問いません。

    保証人規定 個人事業主であれば原則不要
    法人の場合は代表者が連帯保証人となること
    その他第三者が担保提供を行う場合には、提供者へ連帯保証を求める場合あり
    手数料規定 事務手数料(融資額の1.5%以内)
    調査料(融資額の0.5%以内)
    収入印紙代(数千円~数万円、借入額による)
    不動産登記費用(数万円程度)
    振込手数料
    郵送契約の場合は別途2万円~4万円の請求あり
    中途解約手数料 元金の3%以内
    利用目的 運転資金、設備投資、開業資金、納税資金、ローンの組換えなど

    特に嬉しいポイントは

  • 全国エリア対応だから地方からでも(あるいは地方の不動産を使っても)申し込みができる
  • 抵当権の順位が問われないから、住宅ローン返済中の物件やすでに担保に入れている不動産を使える(※ただし希望額を借りられるかは別問題)
  • あたりでしょうか。

    その他の貸金業者とセゾンファンデックスの不動産担保ローンを比べてみると、以下のようになります。

    ★特に記載のない限り、赤字決算対応&後順位抵当権対応のローンとなります。

    ★貸金業者の不動産担保ローン比較

    実質年率 融資年率
    (金利)
    諸手数料など※
    セゾンファンデックス 15%以下 2.65%
    3.65%
    (変動)
    5.8%
    ~9.9%(固定)
    事務手数料1.5%以内
    調査料0.5%以内
    +登記費用、印紙代
    +来社不可の場合2万~4万円の負担※
    三井住友トラスト・ローン&ファイナンス「不動産活用ローン(ビジネスコース)」 15%以下 3.9%
    ~7.4%
    (変動)
    融資額の2.16%
    +登記費用、印紙代
    三井住友トラスト・ローン&ファイナンス「不動産担保型L&Fカードローン)」 2.99%~8.9%
    ※赤字決算可といった文字が無いことから審査難易度はやや高いかも
    無し
    アサックス 15%以下 2.6%
    ~7.8%
    (固定)
    融資額の0%~3%
    +登記費用、印紙代
    東京スター銀行
    ※地域制限有り、銀行ながら赤字決算対応
    明記なし
    (ただし法律の制限上15%を超えることはない)
    6%
    ~12%
    (固定)
    融資額の2.16%
    +登記費用、印紙代
    ※店舗所在地は東京都、大阪府。詳細は公式HP参照のこと

    「セゾンファンデックス」における変動金利選択時の融資金利は低さが魅力的ですね。
    諸手数料の発生は避けられないものの、これは大体どの会社も同じ条件ですので、変動金利を選んだ場合であれば他社よりおトクに利用しやすいと言って良いかと思います。
    一方、固定金利を希望するのであればアサックス等の他社を選ぶのが無難でしょう。

    参考住宅ローンの金利タイプはどう選ぶのが良い?

    <「実質年率」と「融資年率」(金利)の違いには要注意>

    諸手数料の発生しやすい不動産担保ローンにおいては「実質年率」「融資年率」(金利)の違いが重要となります。

    まず「融資年率」とはいわゆる「金利」(年率/年利)のことで、「1年間借りっぱなしだった場合に、元金に対し何%の利息が発生するか」を示す数字ですね。例えば金利5%なら、100万円を1年間借りた場合に5万円の利息が発生するわけです。
    (実際は毎月の返済により元金は減っていくため、実際の負担額は単純計算より軽くなります)

    これに対し「実質年率」とは、融資年率に応じ発生した利息に加え諸手数料までを「利息」と考え、これを年率に逆算した数字を言います。
    例えば500万円を金利5%で借り5年間で返済したとき、利息の目安は「661,336円」
    このとき元金に対し「1.5%の事務手数料」「0.5%の調査料」が掛かったとすれば、加えて10万円の負担が生じることになりますね。実質年率の計算ではこれを利息とみなすため、この場合は「500万円を5年間で返済し、計771,336円の利息が発生」する金利が実質年率となります。この例だと大体「年5.8%」くらいですね。

    計算はやや複雑なので、少しでもおトクに借りたいと言う場合には複数の会社に見積もりを取ってもらっても良いかと思います。
    とは言え貸金業者の不動産担保ローンにそこまで手数料の差はありませんので、基本的にはできる限り金利の低いところを選んで差し支えないでしょう。この意味で、変動金利選択時の「セゾンファンデックス」はとても有力な選択肢と言えます。

    参考ke!san「ローン返済(毎月払い)」

    ★実質年率の計算において利息と見なされるのは「事務手数料」「調査料」など金融機関が直接受け取るものに限られ、不動産登記にかかる費用や印紙代などはこれに含まれません。

    ★借入額100万円以上のとき、法定の上限実質年率は「15%」となります。
    返済期間が短いとその分利息に対する手数料の比重が増え、実質年率が上がりやすくなりますが、この法律の制限により実質年率15%を超過することはありません。
    (そもそも短期の借入に、高額な手数料のかかる不動産担保ローンはおすすめしかねますが)

    ②おおまかな契約の流れ

    セゾンファンデックス「不動産担保ローン」におけるおおまかな契約の流れは以下の通りです。

    セゾンファンデックス「不動産担保ローン」
    契約の流れ

    インターネット等から申し込み

    仮審査

    電話等で仮審査結果連絡
    (最短即日)

    必要書類(仮審査時)の提出

    本審査

    必要書類(契約時)の提出

    確認後、融資額を振込
    (ここまで最短1週間)

    貸金業者らしく、不動産担保ローンでありながら融資までの必要日数は最短1週間と非常に速いですね。
    とは言えあくまで「最短」であり、審査過程における事業内容の確認や必要書類の用意などを踏まえて考えると、実際のところはより長い時間が求められることが多いかと思います。お急ぎであれば各種カードローン類を選んだ方が良いでしょう。

    CHECK即日融資対応のビジネスローンについて

    ★返済期間(原則最長25年)は契約の過程で決定していくこととなります。
    公式HPの返済シミュレーターを使い、およその希望返済期間を決めておくと良いでしょう。

    CHECKセゾンファンデックス公式HP「返済シミュレーション」

    ちなみに返済方法は一般的な事業者ローンと同じく、任意の口座を使った自動引き落としです。
    (引き落とし日は毎月4日固定)

    ③契約に必要な書類

    不動産担保ローン、そして法人向け融資というのは得てして必要書類が多いものです。これはセゾンファンデックスにおいても例外ではありません。
    また、この会社では「仮審査後」「本審査後の契約時」の2回に分けて書類を提出する必要があるようですね。

    ★セゾンファンデックス「不動産担保ローン」の必要書類(仮審査後)

    法人
  • 法人代表者の本人確認書類
  • (運転免許証、健康保険証など)

  • 法人代表者の住民票(世帯全員分の記載があるもの)
  • 法人代表者の収入証明書
  • 法人の本人確認等書類(商業登記簿謄本)
  • 直近2期分の決算報告書、事業計画書
  • ※新規事業の場合は創業計画書など

  • 法人および担保提供予定者の納税証明書(固定資産税・所得税・住民税など)
  • 担保予定不動産のローン残高が確認できる残高証明書、返済予定表・返済口座通帳など
  • 個人事業主
  • 本人確認書類~運転免許証
    (運転免許証、健康保険証など)
  • 住民票(世帯全員分の記載があるもの)
  • 収入証明書
  • 事業計画書など(新規事業の場合は創業計画書など)
  • 担保提供予定者の納税証明書(固定資産税・所得税・住民税など)
  • 担保予定不動産のローン残高が確認できる残高証明書、返済予定表・返済口座通帳など
  • ※各計画書はセゾンファンデックスHPからダウンロード可能です。

    ★セゾンファンデックス「不動産担保ローン」の必要書類(契約時)

    共通
  • 印鑑証明書(3ヶ月以内のものを2通)
  • 登記済権利証
  • 他実印、銀行届出印

    申し込みの時点である程度の書類を整えておけば、スムーズに契約に進めます。
    そこまで珍しい必要書類はありませんが、もしお持ちでないものがあれば取得の準備を進めておけると良いですね。

    ちなみに各書類はインターネット提出(写真撮影+所定の場所にアップロード)が可能なようですが、数が数なのでFAX送信の方が楽かもしれません。

    カードローンの内容は標準的なもの

    セゾンファンデックスは個人事業主に対してのみ、無担保のカードローン商品を提供しています。
    (カードローン…審査の結果与えられる「(借入)限度額」の範囲内で、何度でも借入・返済のできるタイプのローン)
    とは言えこちらは正直に言うと、不動産担保ローンに比べ「他社と比べたときの魅力」に欠けるかも……。

    ★セゾンファンデックス「カードローン」

    金利(実質年率) 6.5%~17.8% 限度額 1万円~500万円
    カード受け取りまでの日数 2週間~ 利用できるATM クレディセゾンに準ず
    (コンビニATM、各銀行他多数)
    申込条件 20歳から65歳までの毎月定期収入のある電話連絡可能な個人事業主(法人格を有さず事業を営む個人)の方。
    ※無担保ですので諸手数料は掛かりません。

    ※開業資金には利用できません。

    長所はセゾングループであることを活かし「多くのATMを使い借入ができる」点にありますが……。
    同じメリットを持つビジネスカードローンは多い上、本家本元であるクレディセゾンがより低金利(上限15%)の個人事業主向けカードローンを取り扱っているのも気になるところ。
    (参考クレディセゾンの「Money Card EX」について)

    また、貸金業者のローンのわりに融資スピードが不安定(カード受け取りまで借入不可)、ATMでの追加返済に対応していない(=自己都合で繰上返済しづらい)のもネックとなっており、そんな中であえてセゾンファンデックスのカードローンを選ぶ意味は薄いと言わざるを得ません。

    ★主な貸金業者の個人事業主向けカードローン

    金利 融資スピード 利用条件
    セゾンファンデックス「カードローン」 6.5%
    ~17.8%
    2週間~
  • 20歳~65歳の個人事業主
  • VIPローンカードBUSINESS 6.0%
    ~17.8%
    最短即日
  • 業歴1年以上の自営者もしくは法人代表者
  • プロミス「自営者カードローン」 6.3%
    ~17.8%
    最短即日
  • 20歳~65歳の自営者
  • アコム
    「ビジネスサポートカードローン」

    12.0%
    ~18.0%
    最短即日
  • 業歴1年以上の自営者
  • アイフル
    「事業サポートプラン」

    (無担保)

    3.0%
    ~18.0%
    最短即日
  • 自営者もしくは法人
  • ビジネクスト 【ビジネスローン】
    3.10%~18.0%
    【カードローン】
    5.00%~18.0%
    3日~
  • 20歳~69歳の自営者もしくは法人代表者
  • ビジネスパートナー「スモールビジネスローン」 9.98%
    ~18.0%
    数日程度
  • 20歳~69歳の自営者もしくは法人代表者
  • セゾン「Money Card EX」 15.0% 2週間~
  • 20歳~64歳
  • 業歴1年以上の自営者
  • 基本的には融資スピードや使い勝手、あるいは金利に優れた他社カードローンを選んだ方が良いでしょう。

    まとめ

    セゾンファンデックスが取り扱う事業者ローンはいずれも赤字決算対応で、銀行から借りられなくても審査通過の可能性が十分にある。これ自体は珍しい特性でないものの、貸金業者に求められる特性を備えているのは確か
    ★法人・個人事業主どちらも使える不動産担保ローンは、他の貸金業者に比べ変動金利選択時の金利が低いのが嬉しいところ。諸手数料が特に高いわけでも無いため、変動金利でまとまった事業資金を借りたいのなら有力な選択肢となる。ついでに融資スピードも速い
    ★一方でカードローン商品は他社と比べた利点が薄く、申し込みの選択肢となりづらいか

    銀行から借りられない状況で、変動金利の不動産担保ローンを希望する場合には有力な申し込み先候補となってくれる「セゾンファンデックス」
    担保不動産の無料査定も行っているとのことですので、申し込みを決めかねている段階で相談を行ってみても良いでしょう。

    

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