奨学金の増額・減額は可能か

    奨学金の増額・減額って可能なの?奨学金の種類によっても違いあり

    「今月はちょっと出費が厳しくて……。」「やっぱり一人暮らしをはじめたい」そんな理由で、奨学金の増額を希望する学生は多いです。
    結論から言うと、簡単に奨学金を増額することはできません。「今月は飲み会がかさんで……」という理由で奨学金を増やすことはできないんですね。

    今回は日本学生支援機構において、奨学金を増額するための条件や、交遊費にも利用できる低額ローンについてまとめてみました!

    奨学金を増額できるのはどんなとき?その方法は?

    いつでも誰でも、奨学金を増額できるわけではありません。

    ①第二種奨学金なら、必要に応じて奨学金の増額ができるけど……。

    利息の発生する「第二種奨学金」であれば、必要に応じて奨学金の増額が可能です。
    ただし、一度奨学金を増額すると今後の受給額は引き上げられたままに。月3万円から月5万円に増額すると、卒業まで5万円を受け取ることになるんですね。

    支給額の変更は原則一度のみ。必要に応じ、奨学金を増減することは認められません。

    ②第一種奨学金の場合、増額できるのは自宅学通学に切り替える場合のみ

    無利息である「第一種奨学金」の場合、受給額を増額するためには「自宅通学から自宅外通学に変更した上で、増額審査に通過する」必要があります。単純に生活が厳しい、学費が足りないといった理由では第一種奨学金を増額することはできません

    ★反対に自宅外通学から自宅通学に切り替える場合は、奨学金の減額が行われます。

    ただし、時期によっては第二種奨学金との併用ができるかもしれません。担任の先生や学生課に相談してみるのも良いでしょう。

    ③奨学金を増額したいのなら、担任の先生や学生課に相談を!

    奨学金を増額するための書類は学校にしかありません。
    担任の先生や学生課に相談し、「奨学金貸与月額変更願」を受け取ってください。

    当然のことですが、借り入れ額が増えるほど返済も大変になります。よく考えた上で増額申請を行いましょう。

    参考日本学生支援機構公式HP「月額変更」

    一時的に学費が足りない場合、どうすればいい?

    奨学金の増額は卒業まで続くもの。一時的にお金を借りられればそれでいい、という場合の対処法をお教えします。

    ①基本的には教育ローンの利用がおすすめ

    一時的な教育資金の借り入れなら、各種教育ローンがおすすめ。奨学金とは違い、一度に多くのお金を借りることができます
    おすすめしたいのは「国の教育ローン」こと「日本政策金融公庫:教育一般貸付」。財務省付きの金融機関とあって、ゆるめの審査と低金利で利用可能です。

    国の教育ローンって何?民間金融機関との比較と申し込み方法

    ただし、教育ローンを契約できるのは20歳以上の安定した収入のある方だけ。基本的には学生ではなく、保護者が申し込みを行うことになります。
    当然返済義務も保護者が負うため、奨学金とは使い勝手が異なります。家族で相談した上で利用を行いましょう。

    ②一週間以内にお金が必要なら、銀行のフリーローンやカードローンも

    (1)融資スピードと低金利の両方を満たすのは「多目的ローン」

    一般的に借り入れまで時間のかかりやすい教育ローン。とくに国の教育ローンは、最短でも融資まで20日ほど必要です。

    「そんなに待てないけど、まとまったお金が必要……」という場合なら、教育ローンに次いで低金利で利用できる「多目的ローン」の利用がおすすめ。融資までに必要なのは数日~一週間程度となります。

    三菱UFJ銀行「ネットDE多目的ローン」

    実質年利5.475%限度額50万円
    ~300万円
    申し込み方法インターネット
    銀行窓口
    必要書類
    • 資金使途の確認できる書類
    • 本人確認書類
    • 収入証明書
      (借り入れ額201万円以上の場合のみ)
    その他
    • 1年以上の勤続年数が必要
    • 年収200万円以上の方のみ
    • 最低限度額50万円

    みずほ銀行多目的ローン

    実質年利5.875%限度額10万円
    ~300万円
    申し込み方法インターネット
    銀行窓口
    必要書類
    • 資金使途の確認できる書類
    • 本人確認書類
    • 収入証明書
      (借り入れ額50万円以上の場合のみ)
    • 印鑑
    その他
    • 2年以上の勤続年数が必要
    • 年収200万円以上の方のみ

    三井住友銀行多目的ローン(無担保型)

    実質年利5.975%限度額10万円
    ~300万円
    申し込み方法インターネット
    ローン契約機
    銀行窓口
    必要書類
    • 資金使途の確認できる書類
    • 本人確認書類
    • 収入証明書
    • 支払い済み確認書類
      (申し込み後に提出)
    その他
    • 年収200万円以上の方のみ

    地元の銀行や信用金庫も多目的ローン(フリーローン)を取り扱っているので、ぜひ探してみてください。

    (2)金利は高いけれど、融資スピードが高いのはカードローン

    「明日までにお金が必要!」という方におすすめしたいのは各種カードローン申し込みから最短一時間程度で借り入れ可能です。
    ただし、教育ローンや多目的ローンに比べると金利が高い上、はじめて契約する場合に借りられるのは多くても100万円程度だと考えてください。

    『100万円を借りる方法』『銀行カードローンの比較』ページも読んでみてくださいね。

    ★おすすめカードローン一覧

    金利限度額融資までの時間
    三井住友銀行1.5%~14.5%10〜800万円公式HP参照
    三菱UFJ銀行
    「バンクイック」1.8%~14.6%500万円最短翌営業日
    みずほ銀行※年2.0%~14.0%800万円2~3営業日
    ソニー銀行2.9%~13.8%800万円最短翌日
    三井住友ゴールドローン3.5%~9.8%700万円最短1週間
    ※住宅ローンのご利用で、本カードローンの金利を年0.5%引き下げます。引き下げ適用後の金利は年1.5%~13.5%です。

    飲み会やサークル活動代のためにお金は借りられないの?

    教育資金とは言えない用事でお金が必要!そんなときに利用できるローンももちろん存在します。

    ①バイトをしていれば、学生でも借り入れできる!

    アルバイトをしていて、自身に収入がある場合に限り、学生でも本人名義でローンを組むことができます
    ただし、まだ社会的信用のまだ低い学生さんは社会人の方とまったく同じようにお金を借りることはできません。
    基本的に、「審査がゆるい」と言われる消費者金融系や、学生専門のローンを利用することになります。
    低金利で大きな金額を借りたいのであれば、両親の協力が必要なんですね。

    ②学生が利用できる大手消費者金融

    「プロミス」「アコム」といった有名消費者金融であっても、20歳以上で収入があれば利用可能です。
    おおまかなデータは以下の通り。どこもサービスの充実した大手ですので、安心して利用できます。

    プロミス(三井住友銀行グループ)

    実質年利限度額審査
    スピード
    融資
    スピード
    4.5%~17.8%1万〜500万円
    総量規制対象
    スマホなら
    最短15秒事前審査(※1)(※2
    最短25分
    申込条件郵送物回避条件
    • 満18~74歳
    • 仕事をしており、安定した収入のある方(※3)
    • 来店契約
    • インターネットカードレス契約(Web完結)

    ポイント

    • スマホなら最短15秒事前審査で申し込みの可不可・借りられる金額が分かる!(※1)(※2
    • 土日祝日対応
    • 24時間振込対応(一部例外あり)
    • 郵送物の回避が容易
    • 初回30日間無利息(金利0%)
      ※メールアドレス登録とWeb明細利用の登録が必要です。

    ※1)事前審査結果ご確認後、本審査が必要となります。
    ※2他社借入・信用情報問題などにより、審査に落ちる事があります。詳しくはこちらをご確認ください。
    (※3)収入が年金のみの方はお申込いただけません。

    • お申込時の年齢が19歳以下の場合は、収入証明書類のご提出が必須となります。
    • 高校生(定時制高校生および高等専門学校生も含む)はお申込いただけません。

    アコム(三菱UFJフィナンシャル・グループ)

    実質年利限度額審査
    スピード
    融資
    スピード
    3.0%~18.0%1万円〜800万円最短30分最短30分程度
    申込条件郵送物回避条件
    • 成人以上
    • ご本人に安定した収入がある方

    • 来店契約のみ

    ポイント

    • 土日祝日対応
    • クレジットカード(ACマスターカード)も発行
    • 初回30日間無利息(金利0%)
    • 一社目のカードローンに選ばれることが多いので審査通過率が高いようです
      (2021年4月度新規貸付率41.2%/アコムマンスリーレポートより)
    • 時間外振込対応は限定的(詳細公式HP

    ※18,19歳の方は契約に至りづらい可能性がございます。また、収入証明書のご提出が必要になりますので、ご準備をお願いいたします。

    アイフル

    実質年利限度額
    3.0%~18.0%1,000円〜800万円※1
    審査スピード融資スピード
    最短25分※2最短25分※2※3

    ポイント

    • 土日祝日対応
    • 郵送物の回避が容易
    • 初めての方最大30日間無利息(金利0%)
    • 口座振込なら原則365日24時間借入可能※3

    ※1 一部提携CD/ATMでのご利用は10,000円からとなります。
    ※2 お申込の状況によってはご希望にそえない場合がございます。WEB申込なら最短25分融資も可能です。
    ※3 受付時間によっては、振り込みが翌営業日となる場合があります。
    ※ ご利用限度額50万円超、または他社を含めた借り入れ金額が100万円超の場合は、源泉徴収票など収入を証明するものが必要です。

    『はじめてのキャッシング』ページもぜひ参考にしてみてくださいね。

    ③学生ローンなら18歳から利用できる!

    一部の学生ローンであれば、18歳から利用可能。ただし、未成年の場合は両親の同意が必要となることが多いです。

    学生ローン各社はいわゆる「中小消費者金融」。プロミスなどの大手と比べると便利さやサポート・サービス面で大きく劣ります。
    大手の審査に落ちてしまった場合や、学校の近くに店舗がある場合などに検討すると良いでしょう。

    キャンパス

    実質年利14.40~
    16.80%
    限度額50万円
    保証料不要審査時間最短即日
    融資スピード最短即日借入診断なし
    その他
    • 女性の方は金利優遇(15.6%)

    友林堂

    実質年利12%~
    16.8%
    限度額30万円
    ※目的ローンなら50万円
    保証料不要審査時間最短5分
    融資スピード30分程度借入診断なし
    その他
    • 最短20分で融資可能

    詳しくは『学生ローンについて』『学生ローンの比較』のページを読んでみてくださいね。

    まとめ

    奨学金は臨機応変に増減額しづらいもの。基本的に一度増額したらそのまま利用し続けなければならない
    ★奨学金の増額を希望するなら、奨学金担当の先生や大学の学生課に相談を!
    ★一度に大きな教育費を借りたいのなら、各種教育ローンを利用しよう
    ★各消費者金融学生ローンなら、学生名義で自由に使えるお金を借りられる!

    低金利や在学中無利息といったメリットは大きい反面、便利とは言い難い奨学金制度。急にお金が必要になった場合は別の金融機関に頼ることになります。
    ただ、学生のうちにローン慣れしてしまうのはとても危険。将来的に借金地獄に陥ってしまわないよう、計画的に利用しましょう!

    

    

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