「インターネット上で高額決済を済ませたい。
クレジットカードの分割払いを利用しようと思っていたけれど、どうやら<ショッピングローン>という方法も選べるようで…?」
高額商品を取り扱うお店(実店舗/ネットショップ共通)が高確率で備えている「ショッピングローン(ショッピングクレジット)」。
これは名前の通り、特定の商品の「ショッピング」のために組めるローンですね。
クレジットカードの分割払いに比べれば金利などの条件も優秀ですので、「審査に時間が掛かるかもしれない」等のデメリットが気にならなければ、ショッピングローンを選んだ方が良いでしょう。
今回はそんな「ショッピングローン」について、その契約の概要やクレジットカードの分割払いと比べたメリット・デメリット、その他契約の流れ等を簡単にまとめました。
読み終えていただければ、不安なく「ショッピングローン」を利用するか否かを決められるだろうと思います。
「すぐにこの商品が欲しいんだけど、お金に余裕が無くて……」
「給料日が近いから返すあてはあるけれど、今は難しい……」
こういった場合は、消費者金融を利用するのも手かもしれません。
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ネットショップや家電量販店などで組める「ショッピングローン」の概要と仕組み
それでは早速、「ショッピングローン」の契約概要について見ていきましょう。
①簡単に言うと「1つの物やサービスを購入するための、分割後払い契約」
ショッピングローンとは、一言で言うと「1つの物やサービスを購入するための、分割後払い契約」のこと。
例えば「20万円のパソコンを購入するために、12回払いの契約を結ぶ」といったかんじですね。
ショッピングローンの契約には簡単な審査が必要ですが…。
これにさえ通過できれば、すべての支払いどころか初回の支払いよりも前に、商品を受け取ることができるでしょう。
★ショッピングローンは「ショッピングクレジット」等の名前で提供されていることもありますが、意味は同じです。
★ちなみにショッピングローンを利用できるのは、「ショッピングローンを提供しているお店」に限られます。
あなたが利用したいお店がショッピングローンを提供しているかどうかについては、お店の公式HP等をご確認ください。
②多くの場合でクレジットカードの分割払いより低金利(低負担)で利用できる
さて、「支払いよりも前に商品を受け取れる、分割後払い」という意味で、ショッピングローンは「クレジットカードの分割払い」と共通します。
要は「分割後払い」を利用したいなら、ショッピングローンを使ってもクレジットカードを使っても良いわけですね。
そんな中、ショッピングローンの金利は、ほとんどの場合で「クレジットカードの分割払い」より低金利。
同じ金額の物を、同じ分割回数で購入するなら、クレジットカードよりも低負担となってくれることでしょう。
ビックカメラ ショッピングローン | 年0% ※~24回払い 年9.5% ※36回払い~ |
---|---|
三井住友VISAカード 分割払い | 12.0% ~14.75% ※回数による |
…といは言え実際のHP等を見ると、各高額商品販売店は一定期間の「無金利(=金利0%)」ショッピングローンを提供していることが多いです。上のビックカメラもその一つですね。
あなたがこういったサービスを活用できそうなら、クレジットカードの分割払いとは異なり「分割払い手数料なし」で商品を購入できることでしょう。
要はクレジットカードの分割払いより、ショッピングローンを使った方が総支払額が安く済む、ということです。
ショッピングローン | 100,000円 (金利0%) |
---|---|
三井住友VISAカード 分割払い | 116,070円 (金利14.75%) |
③「24回」以上の分割回数を選べることも多いため、自由度が高い
一般に、クレジットカードの分割払い回数上限は「24回」(2年)ですが…。
ショッピングローンは独立した契約ということもあってか、より長い期間の支払いに対応していることが多いです。
上限はお店によりますが、Appleやビックカメラの場合は「60回」(5年)ですね。
この自由度の高さも、ショッピングローンの利点の一つと言って間違いないでしょう。
★ただし無金利サービスを利用できない場合、支払いが長引くほど総支払額は増えてしまいますのでご注意ください。
金利が0%でないのなら、出来る限り「早く返す」ことを心掛けたいところです。
36回払い | 345,941円 |
---|---|
60回払い | 378,006円 |
④クレカ分割払いと比べたデメリットは「契約に時間が掛かりうる」「支払日が分散する」
クレジットカードの分割払いに比べると、
- 支払い総額が安く済む
- 長い分割回数も選択できる
といった契約条件面でのメリットが大きい「ショッピングローン」。
ただ、これに対し「使い勝手」の面ではクレジットカードの方が優勢と言わざるを得ません。
ショッピングローンは「独立した、新しい1個の契約」です。
「すでに契約済みのカードを使って支払う」クレジットカードに比べると、
- 審査や契約に時間が掛かる場合がある
(とは言え早ければ1時間以内、遅くても数日程度が一般的/保証人不要の場合) - クレジットカードと別々に請求が届く
といったデメリットが存在するのは事実でしょう。
…とは言えよほどお急ぎのお買い物で無ければ、特に気にならないという方も多いだろうと思います。
この場合はためらいなく、購入方法に「ショッピングローン」を選んでしまって構いません。
⑤ちなみに学生や主婦などであっても保証人を付けて審査に通過できることは多い
さて、ショッピングローンへ申し込みを行うにあたって、気にされやすいのがその「審査」ですが…。
結論から言うと、ショッピングローンの審査はそこまで厳しいものではありません。
もちろん購入額が非常に高額、といった場合はその限りでないものの、常識的な範囲内の買い物であればフリーターや学生、主婦といった方でも利用可能です。
……とは言え申込み者本人の支払い能力や信用に不安がある場合には、審査通過の条件として「安定収入のある(連帯)保証人」の設定を求められることは多いです。
この点に関してはあらかじめご承知おきください。
属性 |
---|
|
契約内容 |
|
審査結果、感想など |
連帯保証人付きでなら審査が受けられると言われ、連帯保証人登録手続き後ローンが承認された。 手続きも早く2営業日以内には審査結果が来るので長く待つことがなくて良かったです。 |
CHECKよくある質問>申込後に審査に落ちてしまった場合はどうなりますか?
一般的なショッピングローン契約の流れ
インターネット決済時における、一般的な「ショッピングローン」契約の流れは以下の通りです。
一般的なショッピングローンの流れ
(ネット決済)
「ショッピングローン」を選択
※名称が異なることも多い
ローンを提供する信販会社へ申込み
(オリコ、ジャックス、セディナ等)
※返済回数などはここで記入
(最短即日)
商品の発送
少し複雑そうにも見えますが、実際は画面やメールの指示に従うだけでOK。特に自主的に「やるべきこと」はありません。
また携帯電話に確認の連絡が入ることはありますが、在籍確認(勤務先への確認)が入ることはごく稀です。
★店頭でショッピングローンを組む際には、利用されるお店の店員さんなどにお声掛けください。
また店頭での契約の際には、本人確認書類(運転免許証など)の提示が求められます。
ショッピングローン契約に関するよくある質問と回答
最後に、ショッピングローンの契約や利用に関するよくある質問にお答えしていきます。
①申込後に審査に落ちてしまった場合はどうなりますか?
メール、あるいは電話での審査落ち連絡と一緒に、代わりとなる支払い方法が提示されるはずです。クレジットカード払い、代金引換などですね。
審査に落ちた上でその商品の購入を希望するのなら、手数料の発生を踏まえて「クレジットカードの分割払い」を選ぶのも良いでしょう。
ただ、
- クレジットカードを持っていない
- 手数料を発生させてまで購入するものではない
- 別の店で審査を受け直したい
といった場合には、購入をキャンセルすることも可能です。
★別のお店で審査を受け直す際には、審査を行う信販会社が直前に「審査落ち」した会社でないことを確認しておきましょう。
例えばA店の「ジャックス」のローンの審査に落ちた後に申し込んだ、B店のローンの信販会社が再び「ジャックス」であったなら、結果は以前と変わらないでしょう。
②分割での返済中に、繰上返済を行うことはできますか?
多くの場合で、「一括払いは可能だが、一部繰上返済は不可能」となっています。あらかじめご承知おきください。
ちなみに残額の一括払いを行うには、信販会社に電話で連絡を行い、振込金額と振込先を確認した上で入金することとなります。
③頭金の設定はできますか?
例外はあるかもしれませんが、多くの場合で対応していません。
基本的には「まるごとローンで買う」か「ローンを使わない」かの二択となります。
④ショッピングローンを利用できるのは何円の商品からですか?
お店によって異なります。
例えばAppleのオンラインストアでショッピングローンを利用できるのは「3万円」の買い物からですが、ビックカメラであれば「1万5000円」から申し込み可能。
一方、高島屋の店頭で組めるローンは購入額「20万円」からが対象となっているようですね。
⑤家族に知られず利用することはできますか?
どのショッピングローンを利用するにあたっても、契約時の郵送物の送付は避けられません。また定期的に利用明細が届く信販会社も多いです。
仮に家族に知られず高額商品を購入したいなら、
- クレジットカードの分割払い(24回以内)
- 郵送物の回避に対応しているカードローン(24回払い~、ただし金利高め)
を使った方が良いでしょう。
⑥総量規制の対象ですか?
いいえ。
ショッピングローンには「貸金業法」ではなく「割賦販売法」が適用されますので、総量規制の対象にはなりません。よって年収の3分の1を超える契約も法律上は可能です。
…が、
- 年収の3分の1を超える高額商品の購入を希望している
- すでに年収の3分の1に達する借金がある
といった状況で審査に通過できるかは別問題ではあります。
まとめ
- ショッピングローンとは「1つの商品を購入するための、分割後払い契約」のこと。
クレジットカードの分割払いに比べると、- 金利が低い、あるいは無金利
- 長い支払い回数を選べる
といった利点を持つ
- 一方で考えられるデメリットは、
- 審査や契約に数日程度を要することがある
- クレジットカードと支払いが分散する
こと。
→「契約条件ならショッピングローン、使い勝手ならクレジットカードの分割払い」が優秀
無金利サービスが提供されていることも多く、ローンという名称のわりには申し込みやすい「ショッピングローン」。
よほど買い物をお急ぎだったり、支払いを分散させたくないといった場合でなければ、優先的な支払い方法となってくれることでしょう。
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