「通学途中に見かける学生ローンや消費者金融会社の看板。
いくらかお金を借りたいときにはどっちを選べばいいんだろう?
…と言うより、そもそも学生ローンと消費者金融はどう違うの?」
あなたが20歳以上、かつアルバイトで収入を得ているのなら「学生ローン」と大手消費者金融会社(いわゆるサラ金)の両方を利用可能。
これらの業者は「個人に、無担保・無保証人でお金を貸す」という点では変わりありませんが……。
利用者に対するサービスや審査の柔軟性、期待できる借入額には無視できない違いがあります。
今回は20歳以上の学生さんに向けて「学生ローン」と「大手消費者金融会社」の違いや選び方を簡単にまとめました。
読み終えていただければ、今のあなたに合った借入先が分かります。
★未成年者は大手消費者金融会社へ申し込むことはできません。未成年対応・学生ローンの利用をご検討ください。
このページではあなたが20歳以上、かつアルバイトで収入を得ていることを前提に解説していきます。
「学生ローン」と大手消費者金融会社(サラ金)の違いは何?
まずは「学生ローン」と、いわゆる大手消費者金融会社(サラ金)はそもそもどのように違うのか、簡単に解説していきます。
①そもそも「学生ローン」を取り扱っているのも消費者金融会社、法律の上では同じもの
前提として、「学生ローン」を取り扱うのも消費者金融会社です。なので学生ローンの老舗「カレッヂ」も、大手消費者金融会社「プロミス」や「アコム」も、法律の上での違いはありません。
(正しく言うと法律の上で消費者金融会社という括りは無く、信販会社等と併せて「貸金業者」と呼ばれる)
ですから
(借入額10万円~100万円未満のとき/遅延損害金除く)
といったこの業界に共通する制限は、学生ローンを利用する場合でも大手消費者金融会社を利用する場合でも変わりないわけですね。
もちろん「お金を借りたら、利息を付けて返す」という基本システムにも違いはありませんから、極論お金を借りるだけならどっちを選んでも構わないわけですが……。
各社が独自に提供するサービスや方針、あるいは会社としての信用にはそれなりの差が生じています。
ここからはおおまかに「学生ローン」「大手消費者金融会社」の、一方と比べた特色についてもう少し詳しく触れていきましょう。
②電話対応や利用者サービス、会社としての安心感では圧倒的に大手消費者金融会社に分がある
結論から言うと、あなたが必要としているお金が10万円以下なら、基本的に大手消費者金融会社を選んだ方が良いです。
これについて理由を羅列すると、以下のようになりますね。
(レイクALSAなら新生銀行、プロミスなら三井住友銀行の系列)
他にもあると思いますが、パッと思いついたところだとこのくらいです。
要は利用者サービスが、学生ローンとは比べ物にならないくらい充実しているわけですね。
一店舗だけを構える学生ローンと、全国各地に店舗を設置する大手消費者金融会社では、そもそも会社としての規模が全く異なります。
よって、こういった差が出てくるのは当然とも言えるのですが……。
どうせお金を借りるのなら便利に、安心して借入・返済出来るに越したことは無いでしょう。
そういうわけであなたが大手消費者金融会社を利用できるのなら、これを選ぶのが無難となります。
…ただしこういった会社はサラ金=サラリーマン金融と呼ばれる通り、基本の顧客層を学生では無く社会人としています。
アルバイトをしていれば学生でも利用できるのですが、どうしても学生の信用は社会人に比べ低いため、大きなお金(目安として10万円超)を借りることは難しいかもしれません。
(このあたりはあなたの年収や収入形態によって変わってくるため何とも言えませんが)
また、一部の学生ローンとは異なり「今現在アルバイトをしていない」のなら、どうやっても契約を結ぶことはできません。
このあたりは学生ローンに比べ、融通が利かないと言っても良いでしょう。
★その他、大手消費者金融会社は虚偽申告やなりすましを防ぐため、あなたの勤務先に電話を掛け、在籍の確認を行います。
とは言えこのとき用件や社名が名乗られることはありません。
詳細在籍確認とは?大手消費者金融会社にその概要と会話例を聞いた
詳細大手キャッシング会社5社に聞いた!在籍確認の電話の避け方
★ちなみに大手消費者金融会社を利用するにあたり、郵送物が送られてくることは原則ありません。
(郵送でのカードの発行を希望した場合等を除く)
同居の家族に借り入れを隠すこと自体は難しくないでしょう。
③ただし10万円超の借入なら「学生ローン」の方が期待できるか
あなたが以下のいずれかに当てはまるのなら、大手消費者金融会社より「学生ローン」を利用するべきと言えます。
大手消費者金融会社に比べごく少ない人数を相手にする学生ローンは、利用者サービスこそ劣るものの審査面で融通を利かせてくれやすいです。
10万円を超えるお金を借りたい、現在アルバイトをしていない等の事情があるのなら、大手よりも学生ローンを選んだ方が希望にかないやすいでしょう。
ちなみに学生ローンの金利は大手消費者金融会社に比べて1%程度低いことが多いのですが……。
こちらには無利息サービスがありませんので、一概にどちらがおトクとは言いづらいところです。
(10万円以下を1度借りる場合に限れば、ほぼ確実にレイクALSAが一番優秀ですが)
★ただし「貸金業法」の制限により、学生ローンにおいてもあなたの年収の3分の1を超えるお金を借りることはできません。
(アルバイトを始めたばかりであれば、年収は月収×12で計算)
この「年収」に、仕送りや奨学金は含まれません。
<踏み倒しさえしなければ、怖い思いをすることは無い>
学生ローンについても消費者金融会社についても、「お金が返せなくなったら怖い人が家に来るのでは」「親に電話が掛かってくるのでは」といった不安を抱かれている方は少なくないでしょう。
これについて結論から言うと……。
あなたがこのページで紹介するようなマトモな業者を選んだのなら、悪意を持って踏み倒しを決行しない限り、怖い思いをすることは無いはずです。事情があって返済が遅れるようであれば待ってくれますし、親権者を含む第三者に取り立てを行うこともありません。
確かに以前(10年以上前)は大手消費者金融の厳しい取り立てが問題になったりもしましたが、現在は業界の競争が激しいこともあって電話対応に不満が聞かれることは滅多にありませんね。
(参考アコム利用者へのインタビュー>返済は遅れがちながら、怖い思いをしたことはない)
まあお金を借りたまま金融機関からの連絡を一切無視したような場合には、金融ブラック入りに加え自宅に督促状が届いたり、債権回収会社に債権譲渡が行われたりといった可能性も無いではありませんが……。この場合、問題があるのは金融機関では無く踏み倒しを行った方でしょう。
万が一支払いが困難になる事情があったとしても、「少しずつでも返す」意思を見せれば、(少なくとも大手なら)優しく対応してくれるはずです。
よって申込者が心配すべきは「返済が遅れたら怖い思いをするのでは?」ではなく、「借りたお金をきちんと毎月返済していけるか?」でしょう。
もしこれが難しそうなら金融機関からの借入自体、控えることを強く推奨します。
★毎月の返済額は借入先や借入額によって異なります。
参考として、レイクALSAやプロミスで10万円を借りた際の毎月の最低返済額は4,000円です。
20歳以上の学生におすすめの借入先3選
大手消費者金融会社と学生ローン、どちらを選ぶべきかの目途が立ったなら、具体的な申し込み先候補について見ていきましょう。
①【大手】5万円以下180日間無利息&利用者サービス充実の「レイクALSA」は一番無難な選択肢か
10万円以下の借り入れを前提とするのなら、一番おすすめしたいのは大手消費者金融会社系の「レイクALSA」です。
(正しくは新生銀行グループの「新生フィナンシャル」社が提供する、「レイクALSA」というキャッシング商品)
実質年利 | 限度額 | 審査 スピード | 融資 スピード |
---|---|---|---|
4.5%~18.0% | 1万〜500万円 | お申込み後、最短15秒 | Webで最短60分融資も可能※ |
申込条件 | 郵送物回避条件 | ||
|
|
- 土日祝日対応
- 24時間振込対応(一部例外あり)
- 郵送物の回避が容易
- Webで申込むと60日間特典または180日間5万円以下特典※初めてなら初回契約翌日から特典。
※特典期間経過後は通常金利適用。
※30日間特典、60日特典、180日間特典は併用不可。
※60日特典はWebで申込いただき、ご契約額が1~200万円の方。
※ご契約額が200万円超の方は30日間特典のみになります。 - 2020年4月16日より順次、提携ATMでのお借入れ・ご返済時の手数料を有料化
- 日曜日の無人契約機受付時間(2020年4月1日より)・第三日曜日の営業時間(審査対応時間含む)は19時まで
来店なし:20時(第三日曜日は18時まで)
※日曜に振込を希望する場合は17時まで
来店あり:21時(第三日曜日は18時まで)
スマホATM(セブン銀行ATMでのカードレス取引):OK(手数料無料)
郵送物なし&来店なしの両立:OK
申込条件:満20歳~70歳までの安定した収入がある方
「180日間5万円以下無利息サービス」を行っているのはこのレイクALSAだけ。
レイクALSAの金利は学生ローンに比べて1%くらい高いのですが、この無利息サービスは1%の金利差を簡単にひっくり返します。
よってよほど長期間のローン利用を前提としない限り、基本的にはレイクを選んだ方がおトクでしょう。
★10万円を借り、月5,000円を返済する場合の支払い総額比較
レイクALSA (金利18%/180日間5万円以下無利息) | 113,778円 (23回/1年11ヶ月) |
---|---|
カレッヂ (金利17%) | 118,447円 (24回/2年) |
差額 | 4,669円 |
またレイクALSAの利用者サービスは
など、その他の大手消費者金融会社に比べても優秀です。学生ローンとは比較にならないとまで言ってしまっても良いでしょう。
というわけで、10万円以下の借入なら基本的に「レイクALSA」を選んでOKです。
CHECK【レイクALSA】のメリット・デメリット、契約~返済の流れの総まとめ
CHECK曜日・契約方法別!【レイクALSA】で即日融資を受けるためのタイムリミットとその過程
CHECK【レイクALSA】に聞いた!在籍確認の基本仕様と電話の避け方
②【大手】使っている口座によってはレイクより「プロミス」が便利かも
10万円以下の借入であれば、基本的に優秀な無利息サービスを備える「レイクALSA」を選びたいところなのですが……。
あなたの使っている口座によっては、レイクよりもプロミスの方が便利に借りられます。
実質年利 | 限度額 | 審査 スピード | 融資 スピード |
---|---|---|---|
4.5%~17.8% | 1万〜500万円 ※総量規制対象 | スマホなら 最短15秒事前審査(※1)(※2) | 最短30分 |
申込条件 | 郵送物回避条件 | ||
|
|
- スマホなら最短15秒事前審査で申し込みの可不可・借りられる金額が分かる!(※1)(※2)
- 土日祝日対応
- 24時間振込対応(一部例外あり)
- 郵送物の回避が容易
- 初回30日間無利息(金利0%)
※メールアドレス登録とWeb明細利用の登録が必要です。
(※2)新規契約時点のご融資額上限は、50万円までとなります。
(※3)他社借入・信用情報問題などにより、審査に落ちる事があります。詳しくはこちらをご確認ください。
来店なし:19時~20時
※日曜に振込を希望する場合に関しては明言なし(~16時か17時くらい?)
来店あり:21時
スマホATM(セブン銀行ATMでのカードレス取引):OK(手数料108円または216円)
郵送物なし&来店なしの両立:OK
申込条件:年齢20~69歳のご本人に安定した収入のある方
プロミスは全国約200の金融機関で24時間365日土日・夜間でも振込が可能。
また、荘内銀行など一部の銀行は「レイクでは土日祝日に振込を受けられないが、プロミスなら問題ナシ」となっているようですね。
とは言えこのあたりはATMで出金を行う場合には大して関係ありませんので、あなたがお持ちの口座、そして利用していきたい借入方法に応じて選択したいところです。
CHECK【プロミス】のメリット・デメリット、契約~返済の流れの総まとめ
CHECK曜日・契約方法別!【プロミス】で即日融資を受けるためのタイムリミットとその過程
CHECK【プロミス】に聞いた!在籍確認の基本仕様と電話の避け方
★その他の大手消費者金融会社には「アイフル」「アコム」「SMBCモビット」が挙げられますが……。
「レイクALSA」「プロミス」に比べ利用者サービスで後れを取るため今回は掲載していません。
5社すべてについて知った上で申し込みを検討したいという場合には、「消費者金融会社の徹底比較!」ページをご覧ください。
ちなみに近所に消費者金融会社の無人店舗が設置されており、ATMでのみ借入・返済を行っていく予定なら、どの会社を選んでも大差ありません。
(やはり180日間無利息、ATM手数料完全無料を踏まえるとレイクALSAを優先したいところではありますが)
③【学生専用】老舗学生ローン「カレッヂ」はセブン銀行ATMを使って入出金可
学生ローンを取り扱う業者自体は多いのですが……。
ここでは創業42年の老舗、かつ学生ローンには珍しい「ローンカードを使ったコンビニでの借入・返済」を可能としている「カレッヂ」を紹介させて頂きましょう。
金利 | 15%~17% | 貸付額 | 1万円~50万円 ※未成年者は上限10万円 |
---|---|---|---|
審査時間 | 30分前後~ | 申込~貸付までの目安時間 | 1時間程度 |
即日融資のための申し込みリミット (来店なし) | 平日13時頃 | 即日融資のための申し込みリミット (来店あり) | 平日18時 土曜14時 (ただし第二・第四土曜日は休業) |
スマホATM | 不可 | 郵送物なし&来店なしの両立 | 不可 |
無利息サービス | 無し | ||
銀行振込での借入 | 通常の銀行振込(平日9時~15時) | ||
申込条件 |
利用できるATMは「カレッヂ」の店舗(高田馬場にあります)に併設のもの、またはセブン銀行ATMのみと大手消費者金融会社に比べると明らかに少ないのですが……。
カレッヂカードというキャッシングカードを使って、キャッシング、返済、入金額の紹介ができるのは大きな利点。
追加借り入れのたびに再審査が必要だったり、毎月の返済を銀行振込で行う他ない他社学生ローンに比べると、利便性は各段に上。
また公式HPに「一時的にアルバイトをしていなくても応相談」といった文面が見られるなど、審査上の融通についても申し分ありません。
また学生ローン(というより中小消費者金融会社)にしては電話対応も良いこと、クーリングオフ制度の取り入れなど「安心して使ってもらう」ための工夫が施されていることも見逃せないところ。
というわけで、安心して・便利に学生ローンを使っていくためには、まず「カレッヂ」をチェックするべきと言えるでしょう。
CHECK学生ローン「カレッヂ」に電話で直撃!安全度&借入の流れ、親バレ他を徹底調査
まとめ
★基本的に借入額が10万円以下で済むのなら、大手消費者金融会社(主にレイクALSA)を選んだ方が良い。ネット契約、時間外振込、ATMを使った自由な借入・返済、無利息サービスなどの利用者サービスは学生ローンとは比べ物にならない
★一方、審査の柔軟性では学生ローンの方に分がある。
10万円超を借りたい、現在一時的にアルバイトをしていないなどの事情があるのなら、比較的利便性の良い「カレッヂ」はじめとする学生ローンを選択したいところ
同じ貸金業者とは言え、学生ローンと消費者金融会社では利用できるサービスや審査の柔軟性に違いがあります。
まずはあなたが今回の借入に求めるもの(おトクさ、借入や返済の使い勝手、審査の柔軟性など)が何なのか、今一度考えた上で申込先を決定できると良いですね。
CHECK【レイクALSA】のメリット・デメリット、契約~返済の流れの総まとめ
CHECK【プロミス】のメリット・デメリット、契約~返済の流れの総まとめ
CHECK学生ローン「カレッヂ」に電話で直撃!安全度&借入の流れ、親バレ他を徹底調査
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