
「いつの間にか膨らんでしまった、多額の借金を何とか清算して生活をやり直したい。
弁護士に相談すれば、借金や支払いの整理が可能らしいけれど…」
借入先との和解交渉や裁判所での手続きを通し、借金トラブルの解決を図る「債務整理」。
これを行ってくれるのは弁護士や司法書士といった専門家です。
今回取り上げる「弁護士法人サンク総合法律事務所」も例外ではありません。
……とは言えインターネットが発達し、依頼先の選択肢も増えた今、「どの専門家に頼ればいいのか」決めることはかえって困難と言って良いでしょう。
そこで今回は、借金トラブルを抱えるあなたのため、「弁護士法人サンク総合法律事務所」の各情報を通した、依頼先の選び方の指針を、できる限り簡潔にまとめました。
債務整理 | 任意整理 |
|
---|---|---|
個人再生 |
| |
自己破産 |
| |
過払い金請求 |
|
任意整理着手金 | 報酬金 | 減額報酬 |
---|---|---|
¥55,000~(税込) | ¥11,000~(税込) | 11%(税込) |
着手金 | 報酬金 | 過払い報酬 |
¥0 | ¥21,780(税込) | 過払い金回収額の22%(税込) |
- 相談無料
- 初期費用0円 費用分割OK
サンク総合法律事務所の所在地は「東京都中央区八丁堀」です。
借金問題解決を依頼するにあたっては、このオフィスでの面談が必須となります。あらかじめご確認ください。
目次
「弁護士法人サンク総合法律事務所」ってどんな法律事務所なの?
「弁護士法人サンク総合法律事務所」(旧樋口総合法律事務所)は、2020年8月現在6名の弁護士を擁する弁護士法人。
取り扱い業務は非常に幅広く、民事・刑事どちらの事件にも対応が可能となっています。
この受け入れ態勢の中に、借金トラブル関連も含まれるわけですね。
その参考として、公式HPに紹介されている解決例を少しだけ、引用させて頂きましょう。
絶対に家族には知られたくないとの事だったので、裁判所を通じずに手続きできる任意整理をご提案。
将来の利息をカットし、月の返済額6.5万→4.2万に減額。
借り入れ額が大きく、任意整理でも月の返済を5万以下にするのは厳しかったため、自己破産をご提案。
借金総額650万円→0円(返済額0円)
(サンク総合法律事務所公式HPより抜粋)
弁護士に相談・依頼を行うと、このように
- 毎月の返済負担を抑える(任意整理)
- 借入を圧縮または帳消しにする(個人再生/自己破産)
といった対応が可能になるわけですね。
とは言え、こういった借金解決のトラブルを請け負ってくれる事務所は他にも多く存在します。
となると是非知りたいのが「サンク総合法律事務所ならでは」の強みですが…。
同法人の代表である樋口卓也弁護士は、ニュースサイトやメディアサイトで複数回取材を受け、幅広い層に向けたインタビュー回答を行っています。
CHECKサンク総合法律事務所公式HP「お知らせ」
CHECKメディアサイト「わたしの弁護史」>感謝し感謝される弁護士に。人を笑顔でつなぐサンク総合法律事務所
正直なところ、法律事務所の良し悪しや特徴を、外野から判断して評価することは難しいと言わざるを得ないのですが……。
債務整理に関する実績の他、
- 民事のみならず刑事事件についての業績も豊富
- 複数の弁護士によるバックアップ体制が整っている
- 所属弁護士の言葉や人となりを、メディアサイト等を通して知ることができる
といった点は、「サンク総合法律事務所」の確かな利点と言って良いでしょう。
ちなみに同事務所に、何らかの処罰を受けたといったような不名誉な過去はありません。
★その他サンク総合法律事務所、従業員の健康維持にも注力しているようで、2019年には「健康優良企業」としての認定を受けています。
これは弁護士のサービスとは直接関係ない所ではありますが……。
環境の良い場所で働いている方に依頼できるに越したことはないという意味では、利用者にとってもプラスと言って良いでしょう。
「弁護士法人サンク総合法律事務所」で債務整理を検討すべきはどんな人?
「民事、刑事を問わない幅広い受け入れ態勢」をはじめとする利点を持つ「サンク総合法律事務所」。
…ですがこういった幅広い事件に対応してくれる弁護士事務所は、特に任意整理を希望する場合、「司法書士事務所」への依頼時に比べ料金がかさみやすいのも確かです。
参考サンク総合法律事務所での依頼の流れと費用目安>電話を掛けてみたところ、報酬設定はやはり高めか
ここでは特に「少し高めの料金設定を踏まえてでも、弁護士に依頼すべき人」についてお話しさせて頂きましょう。
弁護士 | (1社あたり140万円を超える任意整理が可能、裁判上の代理人になれる等) |
---|---|
司法書士 | (もちろん依頼先にもよるが…) |
①140万円を超える借入先があり、任意整理の手続きを希望している
司法書士はその権限上、1社あたり140万円を超える借金トラブルについて交渉・訴訟代理を行うことができません。
そのためあなたが、
- 主にカードローンやリボ払いに関するトラブルを抱えており、任意整理(極力小さなデメリットで、今後の金利を0%にする交渉)を検討中
- 140万円を超えるお金を借りている会社が1つでもある
…といった状況にあるのなら、司法書士よりも弁護士への依頼が推奨されます。
参考【任意整理とは】メリット・デメリットと整理後の信用情報、よくある質問
②140万円を超える過払い金が発生している可能性がある
あなたが、
- 過去(主に2006年以前)に20%を超える金利でお金を借りていた
- その完済から10年が経過していない
という条件を満たしているのなら、過払い金請求が可能かもしれません。
条件をご覧になっても分かる通り、今でも過払い金請求ができる方はそこまで多くは無いのですが…。
こちらについても司法書士は、1社あたり140万円を超える回収が不可能。
過払い金の有無や金額については、「サンク総合法律事務所」にて無料相談が可能です。
仮に上の条件に該当し、特に多額・長期の借入を行っていたのであれば、まずは弁護士事務所に相談してみるのが良いと言えるでしょう。
★ちなみに過払い金請求に関しては、司法書士事務所と法律事務所(弁護士事務所)の間でそこまで費用面に違いが無いことも多いです。
③個人再生や自己破産を検討している
1社あたりの借入額が140万円を超えていた場合であっても、個人再生や自己破産といった手続きなら司法書士が「書類作成代理人」として対応可能。
…が、司法書士はその権限上、個人再生や自己破産の「申立代理人」になることはできません。
地方によって違いはあるようですが、東京地裁の場合であれば、個人再生や自己破産を行う本人が、裁判官との面接などの対応をこなす必要があるようですね。
要は個人再生や自己破産を行うなら、弁護士に頼んだ方が手間が少なくて済むということです。
借金相談時点ではどの債務整理方法を選べばいいか分からない、という方も多いかと思いますが…。
- ローン支払い中の住宅を守りながら、多額の借金を軽減したい
- 支払い能力が無い
- 住宅や車といった20万円以上の価値を持つ財産を持っていない
といった場合には、個人再生や自己破産が視野に入ると考えて良いでしょう。
★その他、仮に自己破産が管財事件となってしまった場合(何かしらの財産や免責が下りない理由がある場合)には、弁護士へ依頼を行ったときの方が裁判所へ支払う予納金が30万円ほど安くなります。
つまり「弁護士に依頼したときの方が、自己破産費用が安く済む」こともあるわけですね。
このあたりの詳細については、実際に専門家との相談を通し突き詰めていく形となります。
★とは言え実際のところ、コストを抑えて個人再生や自己破産を行いたい場合には、はじめに行政が提供する法律サービス「法テラス」へ相談した方が良いかもしれません。
一般的な法律事務所に比べ解決に時間が掛かる傾向はありますが、その分費用は安く済みます。
この場合も依頼先は司法書士では無く「弁護士」となります。
CHECK低負担&確実な自己破産には「法テラス」を活用しよう!依頼先別の平均費用も
「弁護士法人サンク総合法律事務所」で債務整理を行う流れと費用目安
ここからは、サンク総合法律事務所で借金トラブルを解決するにあたっての主な流れや料金面についてお話しさせて頂きます。
①一般的な任意整理の流れ
借金トラブル解決方法として、最も一般的と思われる「任意整理」の流れは以下の通り。
任意整理手続きの流れ
どの債務整理方法を選ぶかの決定
費用面の解説など
調査や交渉を行う
(分割可)
交渉成立には数ヶ月~の期間が掛かるものの、現在の債権者からの取り立てについては依頼直後にストップさせることも可能です。
また、サンク総合法律事務所の場合は、相談料金などの初期費用も発生しませんのでご安心ください。
②実際に必要な費用は問い合わせを行うまで分からない
さて、借金トラブル解決を依頼する上で、どうしても気になるのはその報酬額ですが……。
残念ながらサンク総合法律事務所は、明確な料金設定を提示していません。
一応、任意整理に関して言えば
- 着手金1社あたり5.5万円~
- 報酬金1社あたり1.1万円~
といった記載が見られるものの……。
相場(安い司法書士事務所でも1社3万円~)や後掲の問い合わせ結果を併せて考えると、あまり参考にはならないと見て良いでしょう。
とは言え電話相談は無料、かつ相談を行ったからと言って依頼しなければならないというわけではありません。
そのため個人的には、「出向ける範囲にオフィスを構えている法律事務所(または司法書士事務所)複数に電話を掛け、対応や料金面を比較した上で依頼先を決める」ことをおすすめしたいところです。
借金トラブル解決に関する料金設定を明示していない「サンク総合法律事務所」。
そこで実際に電話を掛け、ある例における任意整理の必要費用を確認してみました。
- みずほ銀行から200万円
- プロミスから50万円
- アイフル50万円
を借りている場合はどのようになりますか?
借入期間はどれくらいでしょうか?
…となりますと、代金の方が22万円前後になるかと。
※2020年8月問い合わせ分
※問い合わせ内容の概要のみ抜粋
2社の任意整理費用が22万円というのは、個人的にはかなり高いなという印象です。
ちなみに以前、司法書士へ依頼し2社の任意整理を成功させた方の場合の支払い報酬は約7.2万円とのことでした。
CHECK【2社を任意整理した体験談】掛かった費用と手続きの流れ、その後の信用情報
その一方で、報酬を8回も分割できるというのは他の事務所と比べても気長な印象。
任意整理の価格は特に司法書士事務所と比べた場合、割高になりやすいものの…。
- 140万円を超える債務などのために司法書士事務所を使えない
- 報酬の支払いを出来る限り長期間で行いたい(月々の負担を減らしたい)
という場合には、料金設定を踏まえてでも「サンク総合法律事務所」への相談優先度が高くなるかと思います。
まとめ
- 「サンク総合法律事務所」は民事、刑事を問わずさまざまな法律問題解決を請け負っている弁護士法人。その中で各種借金トラブル解決にも対応してくれる
- 特に任意整理に関しては、弁護士事務所らしく高めの料金を設定していると考えられる。(2社100万円で目安22万円)
相談優先度が高いのは、- 140万円を超える債務などのために司法書士事務所を使えない
- 報酬の支払いを出来る限り長期間で行いたい(月々の負担を減らしたい)
といった方か
報酬設定は格安…とは言い難いものの、司法書士事務所よりも大きな権限を持つことから、
- 多額の借金トラブル(過払い金含む)
- 個人再生、自己破産といった裁判所を介した手続きが必要な場合
- その他複雑な法律トラブルが絡む場合
の相談優先度が高い法律事務所(弁護士事務所)。
とは言え相談自体は無料ですので、「自分が弁護士に依頼するべきなのか分からない」状態であったとしても、電話を掛けてみて損は無いことでしょう。
CHECK【体験談】借金が返せない!アコム、オリコのリボ他で借金250万かかえた末路
CHECK【2社を任意整理した体験談】掛かった費用と手続きの流れ、その後の信用情報
この記事でチェックした法律事務所情報
任意整理着手金 | 報酬金 | 減額報酬 |
---|---|---|
¥55,000~(税込) | ¥11,000~(税込) | 11%(税込) |
着手金 | 報酬金 | 過払い報酬 |
¥0 | ¥21,780(税込) | 過払い金回収額の22%(税込) |
- 相談無料
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