「収入が無く、家賃や税金を支払えずに追い出されそう。
とにかく一度地元に帰れればいいんだけど、そのためのお金もない……」
無職かつ無収入となれば、いわゆるカードローン商品やクレジットカードのキャッシング枠などを利用することはできません。(配偶者に安定収入がある専業主婦を除く)
ただしスマートフォンアプリ「バンドルカード」をはじめ、「無審査で使える後払い方法」は現在いくつか存在します。
当然踏み倒し前提で利用するのは人道的におすすめしかねますが、一時しのぎで解決できる問題であれば、これらのサービスを使い解決できるでしょう。
今回は「無職、無収入でも使える後払い/お金の調達方法」をテーマに、考えられる方法をまとめました。
読み終えていただければ、あなたが現在取るべき行動が分かります。
- 目安として5千円までならスマホアプリ「バンドルカード」を使い、VISA加盟店(クレカが使えるお店)で決済を済ませられる。支払いは翌月末まで
- 「バンドルカード」より使えるお店は大きく減るが、携帯キャリアのサービスやその他のアプリを使い5千円を超えるお金を「後払い」することも可能
ドコモユーザーなら「ドコモ払い」と「バンドルカード」の併せ技も要チェック
★もしもあなたが年金受給者であるのなら、先に「生活福祉資金貸付制度」「年金担保融資」への申し込みをご検討ください。この記事は年金生活者でない方を対象としています。
★解約返戻金付き生命保険の契約がある場合には「契約者貸付について」のページをご覧ください。
「5千円」くらいまでなら、「バンドルカード」を使って誰でも後払い決済ができる
最も簡単に「5千円」(目安)を調達する方法として挙げられるのが、「バンドルカード<ポチッとチャージ>」です。
つまりどういうことかと言うと、「バンドルカード」で「ポチッとチャージ」を使えば、おそらく5千円くらいまで(後述)を即時チャージ可能。このチャージ残高はほぼすべての「VISA」加盟店、要はクレジットカードを使える大体のお店で使うことができます。
注:仕様変更あり
以前は誰でも「2万円」まで「ポチッとチャージ」できたこのアプリですが……。
公式HPによると2019年1月現在、「ポチッとチャージ」の上限額は個別設定方式に切り替わったとのこと。私自身がこのアプリをインストールしてみたところ上限額は5,000円、かつ年収などを入力させられることもありませんでしたので、初回利用時の限度額は一律でこの数字になるのではないかと思います。(例外があるかもしれません。ご承知おきください)
いずれにせよ「誰でも2万円までチャージできる」というのは古い情報となりますのでお気を付けください。
というわけで、「5千円までの、クレジットカード支払い可能な決済」であれば、このバンドルカードを使って一時しのぎが可能。
まあ5千円では出来ることも限られますが、もしこれで都合が付きそうなら試してみて損はないでしょう。
ただ、残念ながら水道などの公共料金や携帯電話料金の決済には対応していませんのでご承知おきください。
バンドルカードについて詳しくは、以下のページで解説しています。
CHECK【バンドルカード徹底解説】口座維持費に注意!利用メリットと安全な使い方
CHECK旨い話に裏がある?バンドルカード「ポチッとチャージ」実際に使ってみた
★「バンドルカード」はそのままの状態だと、インターネット上の決済にしか利用できません。
実店舗で使える「リアルカード」の発行も可能ですが、到着までには時間が掛かります。
★「ポチッとチャージ」を利用した後は、手数料510円(チャージ額5千円のとき)を加え、翌月末までにコンビニ店頭などで支払いを行う必要があります。
★「ポチッとチャージ」を使って現金を手に入れる方法も無いではないですが、規約に触れるためここでは解説しません。
気になるのであれば、いろいろ検索を掛けてみてください。ただし実行は自己責任でお願いします。
支払先によっては携帯キャリアの後払いサービスなども視野に入るか
「5千円なんかじゃどうにもならない!」という場合には、携帯キャリアや「バンドルカード」以外のアプリの後払いサービスを使うことで、問題を解決できるかもしれません。
ただし「VISA」搭載のバンドルカードとは異なり、これらのサービスは各社が提携を結んでいる、ごく一部の支払先にしか利用できませんのでお気を付けください。
後払い 利用可能額 | 支払い方法 | 使えるお店 | |
---|---|---|---|
ドコモ払い ※docomoユーザー限定 | 個別に設定 公式HP参照 | 次回の携帯料金と一緒に支払い | |
auかんたん決済 ※auユーザー限定 | 個別に設定 公式HP参照 | 次回の携帯料金と一緒に支払い | その他公式HP参照 |
ソフトバンク(ワイモバイル)まとめて支払い ※ソフトバンクまたはワイモバイルユーザー限定 | 会員ページ参照 | 次回の携帯料金と一緒に支払い | |
paidy (アプリ) | 会員ページ参照 | 翌月末までにコンビニなどで支払い | |
atone (アプリ) | 上限5万円で個別設定 | 翌月20日までにコンビニなどで支払い | 公式HP参照 |
まあ正直言うと「バンドルカード」以外の後払いアプリは、提携店の少なさから急を要するときにはほぼ力になりません。
上で紹介しているサービスの中だと、急を要するときに一番有効なのは「ドコモ払い」でしょう。
amazonでの決済に利用できるため、「Eメール型のAmazonギフトを購入+それを買い取ってくれるお店へ売却」という過程を踏めば、ギフトカード額の90%くらいの現金を手に入れることが一応可能です。(ただし利用規約に触れますので積極的にお勧めはしません)
★「ドコモ払い」は上記に記載の方法の中では唯一「バンドルカード」と提携を結んでいます。
「ドコモ払い」を通し「バンドルカード」へチャージを行えば、ドコモ払いが対応していない「VISA」加盟店への支払いも可能です。
また、この時のチャージ上限額は「ドコモ払い」準拠となりますので、「ポチッとチャージ」より多くのお金を後払いできる可能性も高いでしょう。何よりこの方法であれば規約に触れません。
詳細バンドルカード公式HP「ドコモ払いでチャージするには?」
★携帯キャリアの後払いサービスは、各携帯料金の支払いが滞っている場合利用できません。ご承知おきください。
グレーゾーンとなるお金の調達方法について
「バンドルカード」で調達できる金額じゃとても足りない、携帯キャリアなどの後払いサービスも利用できない……。
こんなときお仕事(日雇いアルバイト等を含む)をされている方であればいくらでも方法はありますが、そうでないなら「まっとうな」「誰でも利用できる」手段はほぼ無いと思ってください。
(それなりの価値のある物品をお持ちなら、完全合法の「質屋」利用なども視野に入りますが)
とりあえずここでは、無職でも利用できる可能性のあるお金の調達手段をリスク別にまとめました。
考えられる手段 | 備考 | |
---|---|---|
グレー またはリスクあり | 車で融資 | これ自体は違法でないが、何かと怪しい業者が多い |
クレジットカードの現金化 | クレジットカード会社の利用規約に触れる 案外バレやすく、発覚後は5年間の金融ブラックに | |
個人間融資 | 法律には触れないが、安全性の保障はできない | |
違法 | ソフト闇金 | 堂々と「違法だが優良」を掲げている不思議な金融業者たち |
闇金 | 「誰でも貸します」というのは大体これ。使ってはいけない |
他にもあるかと思いますが、紹介はこれくらいに留めておきましょう。
決して上記の方法を、積極的にお勧めすることはできません。あなたに返済能力が無いのならなおさらです。
すべての行動は、自分で責任の取れる範囲で行いましょう。
もしもあなたが事情あって(精神的な問題を含む)経済的に困窮しているのなら、できる限り早
い段階で公的支援制度の相談に出向いてみることをおすすめします。
有名なのは「生活保護」ですが、そこまで行かずとも民間消費者金融機関などで借りられない方を対象とした「生活福祉資金貸付制度」、他自立支援サービスなど、多くの福祉制度を利用できる可能性があります。
詳しくは以下のページをご覧ください。
まとめ
- 「5千円」までであれば、スマートフォンアプリ「バンドルカード」を使い誰でもVISA加盟店で支払いができる(ただし公共料金などの例外あり)
- 携帯キャリア等の後払いサービスでなら5千円以上の枠をもらえるが、利用できるお店が限られるのが痛いところ。
- リスキーな方法を選ぶ場合には自己責任で。ただしそれを選ばざるを得ない状況ならまずは公的支援制度を頼れないかチェックした方が良いかも
やはり無職、無収入といった状況で利用できるお金の調達方法は限られます。
あなたの状況を改善できそうなサービスをチェックした上、それでも困難を乗り切ることが難しそうであれば、家族や行政を頼ることになるでしょう。
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