自分がいくらまでポチっとチャージできるかは、アプリ登録後にご自身でご確認いただけますようお願いいたします。
「気軽にネットショッピングをしたいけれど、まだクレジットカードを作れない。
<バンドルカード>というアプリなら、その代わりになるって聞いたけれど……」
スマートフォンアプリを使った新しい決済方法、「バンドルカード」。
ネットショップを含むほとんどのクレジットカード加盟店で使えるこのアプリの特徴は、「年齢制限が無く、小学生でも使える」「インストールしてすぐに使える」、そして「後払いに対応」していること。
ただ、気軽に・便利に使える一方、気を付けなければならないリスクも当然存在します。
今回は話題のアプリ「バンドルカード」について、その利用メリットと詳しい使い方、よくある質問に対する回答をまとめました。
読み終えていただければ、このアプリを便利に、そして安心して使っていく方法が分かります。
目次
そもそも「バンドルカード」って?その特徴と利用メリット
まずは、バンドルカードとはどういった支払い方法なのか簡単に見ていきましょう。
①未成年でもチャージして使える「Visa」カード!クレジットカードの代用品として◎
バンドルカードとはスマートフォンアプリ上に作れるプリペイドカード、つまり「チャージして使うカード」の一種です。Suicaやnimocaといった交通系ICカードに似たようなものだと考えていただけると分かりやすいでしょうか。それらのカードと同じく、バンドルカードを利用する上での審査は必要ありません。
交通系ICカードと違うのは、「Visa」ブランドのカード決済ができるお店、つまり実質ほぼすべてのクレジットカード加盟店で支払いに使えること。(ただし継続的な支払いなどの例外あり)
このことから、年齢制限などの理由によりクレジットカードを作れない場合、「バンドルカード」をその代用品として使っていけるわけですね。
ちなみにこのバンドルカード、年齢制限は一切なく、極端に言えば0歳でも使うことができます。
……ただし「バンドルカード」はあくまでスマートフォンアプリ上の存在。
後述の「リアルカード」発行時を除き、「レジで、カードの読み取りをしてもらう」(あるいは決済機に挿入する)といった手続きが必要な現実のお店で利用することはできませんのでご了承ください。
基本的には情報を入力するだけでカード決済ができるお店、具体的にはインターネットショップ(Amazon、楽天市場他。ヤフオクやメルカリ等も含む)で使っていくことになります。
★前提として、クレジットカードを利用できる状況でいちいちチャージが必要、かつポイントも貯まらない「バンドルカード」を利用する意味はありません。
チャージが必要、ということは「お金の使い過ぎを防止できる」というメリットに言い換えられないこともありませんが…。
基本的にはお金の管理によほど自信が無い場合を除き、クレジットカードを作れそうならクレジットカードの入手を検討することをおすすめします。
②バンドルカードは全部で3種類!ただし……
基本的にはインターネットショップでのみ利用していくことになる「バンドルカード」。
ただし実店舗でもこのカードを使いたいという要望に応え、実店舗で使える「リアルカード」の発行も可能となっています。
バーチャル (スマホ上のカード) | リアル | リアル+ | |
---|---|---|---|
カード概要 | スマートフォン上にのみ存在 | プラスチック製カードの送付 | プラスチック製カードの送付 |
使えるお店 | 主にインターネットショップ | インターネットショップ+Visa加盟の実店舗(ホテルやガソリンスタンドなど例外あり) | インターネットショップ+Visa加盟の実店舗 ※「リアル」より使えるお店が多い |
海外での利用 | ネットショップのみ可 | ネットショップのみ可 | 実店舗も可 |
発行手数料 | 無料 | 300円 | 600円 |
チャージ上限額 | 10万円 | 10万円 | 100万円 |
「リアル+」(リアルプラス)はリアルカードの拡大版ですね。
「リアルカード」「リアル+」を発行してもらう場合には、あなたの自宅にプラスチック製のカードが届くことになります。
ただし正直に言うと、リアルカードよりは各銀行などが発行する「デビットカード」を使った方が勝手が良さそう。
「デビットカード」とは銀行口座直結の支払い方法(=使った瞬間、口座からお金が引き落とされる)で、一部の例外を除き「Visa」や「JCB」のクレジットカード加盟店で利用することができます。
デビットカードはバンドルカードの「リアルカード」とは異なり事前チャージ不要、かつ利用額の制限もありません(利用上限額=口座残高)。また、バンドルカードとは異なりポイントも貯まります。
頻繁にクレジットカードの加盟店で支払いを行いたい、という場合にはこちらの方法も検討してみてください。
★ただしバンドルカードとは異なり、デビットカードには年齢制限が設けられています。
(多くは15歳または16歳から利用可、審査は無し)
★デビットカードで後払い(後述)を利用することはできません。
③手数料は高いが後払いサービス「ポチッとチャージ」にも対応
「Visa」加盟店で使えるチャージ式のカード自体は世に少なくないのですが……。
そんな中でも、バンドルカード最大の特徴となるのが「ポチっとチャージ」と呼ばれる後払いサービスです。
「ポチっとチャージ」を使えば、アプリ上の簡単な手続きだけでチャージ(初回は原則3,000円まで)が可能。この場合、チャージ金額の支払期限は「翌月末」となります。
(3月中に「ポチっとチャージ」を使ったら4月30日までに支払い)
つまり、手元にお金が無くても限度額(初回3,000円まで)分までの決済ができるようになるわけですが……。
このチャージ方法を利用する場合は最低でも510円の手数料が発生。
チャージ金額 | 手数料 |
---|---|
3,000円~1万円 | 510円 |
1万1,000円~2万円 | 815円 |
2万1,000円~3万円 | 1,170円 |
3万1,000円~4万円 | 1,525円 |
4万1,000円~5万円 | 1,830円 |
この数字は支払期日やチャージ上限額を踏まえて考えると、そこらの会社で借金をするより高額なものとなります。
よって、「ポチっとチャージ」を積極的に利用していくことはおすすめできないのですが…。
「ポチッとチャージ」なしのバンドルカードは、よりサービスに優れるVISAプリペイドアプリ「Kyash」との差別化が難しいという点があるのも確か。
つまり後払いなしサービスを使わず、純粋なクレジットカードの代用品として利用するなら「Kyash」の方が優秀ですので、バンドルカードを選ぶべきは「後払いサービスを利用したい」あるいは「今後使うことがありそう」という方が中心となりそうです。
詳細バンドルカードのデメリットと「ポチッとチャージ」について
★以前はソフトバンクの携帯キャリア決済(チャージ額と携帯電話料金を一緒に請求する方法)を使った後払いも可能でしたが、2021年1月現在は利用停止となっています(docomoのみキャリア決済可能)。
④バンドルカード・基本情報のまとめ
ここまで紹介してきた「バンドルカード」の特徴と、その他の基本情報をまとめました。
★「バンドルカード」の基本情報
年会費 | 無料 | 国際ブランド | Visa |
---|---|---|---|
ポイントサービス | 無し | 使い方 | 事前チャージ式 (後払いも可) |
利用条件 |
★バンドルカード、チャージに関する基本情報(バーチャルカード・リアルカード)
バーチャルカード リアルカード | リアル+ | |
---|---|---|
1枚あたりの上限チャージ額 | 10万円 | 100万円 |
1回あたりのチャージ上限額 | 3万円 | 10万円 |
月間チャージ上限額 | 12万円 | 200万円 |
全累計チャージ上限額※ | 100万円 | 上限なし |
年齢制限の無いカードのためか、「リアル+」以外のチャージ上限額は一般的なプリペイドカード(前払い式カード)に比べて控えめなものとなっています。
とは言え、クレジットカードを使えない状況で、その代用品として使う程度であれば、さほど問題にはならないでしょう。
★具体的なチャージの方法については、以下のページをご覧ください。
CHECK【バンドルカード】実は簡単!チャージ方法の選び方と手数料&支払いの手順
注意!バンドルカードは暗証番号やパスワード(3Dセキュア)が必要な決済に対応していない
スマートフォンアプリ上にのみ存在する「バーチャルカード」を使うとき、決済が可能なのは「Visaに加盟している、主にインターネットショップ」と言うのは先に説明した通りですが……。
実はバンドルカード、その例外となるお店、つまりVisa加盟のネットショップでも支払いに使えないことは結構多いです。
その具体的な例を挙げると以下の通り。
- 公共料金、インターネット料金、諸会員料金などの継続的な支払い
- 保険料の支払い
- ガソリンスタンド(リアル+なら可)
- 宿泊施設(リアル+なら可)
- 暗証番号の必要な支払い
┗カードを決済機に挿入する形での決済にしか対応していないお店・サービス等 - 「3Dセキュア」を導入しているお店
3Dセキュアとは、クレジットカードの情報を守るための新しいセキュリティサービス。
具体的には「カード入力後、別に定めたパスワードを入力」する支払い方法を言うのですが、バンドルカードにはそもそもパスワードを決める機能自体が存在しないんですね。
そのため、3Dセキュアを導入しているインターネットショップでは買い物が一切できないという結果になります。
3Dセキュアを導入しているのは、小~中規模のお店(特にメーカーの直接販売など)が多いです。
仮に決済時、パスワードの入力を求められたら「バンドルカード」での支払いをあきらめざるを得ません。
★デビットカードは3Dセキュアに対応していることが多いです。支払いできるお店の幅を広げたいのなら、こちらも併せてご検討ください。
★バンドルカードのライバルにあたるVISAプリペイドサービス「Kyash」のうち、「Kyash Card」(プラスチックカード/バンドルカードリアル+相当)は3Dセキュア決済対応となっています。
還元率などの方面でもバンドルカードより優れていますので、より多くのお店でVISA決済を行いたいのであれば、Kyashの方もチェックしておきたいところです。
バンドルカード | Kyash | |
---|---|---|
基本還元率 | 0% | 0.5% (バーチャルカード) 1.0% (Kyash Card) |
国際ブランド | VISA ※クレジット対応サイトなら大体どこでも支払いOK | |
ApplePay GooglePay | 不可 | OK |
チャージ方法 (事前チャージ) |
|
|
後払いチャージ | OK (原則3,000円~) ┗ただし手数料510円~ | 不可 |
バーチャル型「バンドルカード」でネットショッピングを行う流れ
「バンドルカード」のメリットとデメリットを把握したら、実際の利用の流れを見ていきましょう。
今回はすぐに利用を始められる「バーチャル型」(アプリ型)での決済を想定し、解説していきます。
①まずはアプリをインストール&会員登録
何はともあれ、まずはアプリをインストールするところからです。アプリのインストール自体は無料ですのでご安心ください。
この手続き自体は簡単に完了します。
ここまでの手続きが終われば、無事バンドルカードが発行されます。
カードを手に入れるまでの手続きは、非常に簡単かつスピーディなものとなっています。
②チャージはコンビニ、銀行ATM、またはインターネットバンキングが基本
バンドルカードは事前にチャージし、その範囲内で支払いを行うカード。
というわけで、支払いの前には何らかの方法でのチャージが必要となります。
バンドルカードのチャージ方法は全部で9種類ですが……。
うち2種類は2021年1月現在利用停止中の「ケータイ払い」、うち1種類は高額な手数料のかかる後払い「ポチっとチャージ」。
さらにクレジットカード払い・ビットコイン払い・ギフトカード払いは利用できないものとすれば、残る選択肢は
- コンビニ払い
- 銀行ATM払い
- ネット銀行払い(インターネットバンキング払い)
のみとなります。
前払いを利用する場合、チャージ手数料は一切かかりません。また、チャージ手続き自体もごく簡単なものとなっています。
(コンビニ払いならアプリで簡単な手続きを済ませたのち、レジでバーコードを読み込んでもらうかLoppiなどの端末を操作→レシートを持ってレジで支払い)
詳しい方法については以下のページをご覧ください。
CHECK【バンドルカード】実は簡単!チャージ方法の選び方と手数料&支払いの手順
③あとはカードの情報を入力、決済を済ませるだけ
何らかの方法でチャージが完了したことを前提とすると……。
ここまで来れば、あとは支払いを済ませたいお店で決済手続きを済ませるだけ。
インターネットショッピングにおいて、クレジットカードの決済画面に進むと大体以下のような画面が現れます。
ちなみにバンドルカード、ご覧の通り名義人を指定することができません。
そのため、カード名義には「VANDLE」(姓)「USER」(名)を記入することになります。
これらの情報を間違いなく記入できたなら、そのままスムーズに決済を完了させられることでしょう。
★決済が確定するまでには数日程度の時間が掛かることがあります。
(参考バンドルカード公式HP「確定の支払って何?確定金額って?」
★パスワードを求められるサイト(3Dセキュア)の場合、バンドルカードを使った決済はできません。
安心、安心!
バンドルカードに関するよくある質問と回答
最後に、バンドルカードに関してのよくある質問をまとめました。
①親権者の同意には、具体的にどういった手続きが必要ですか?
利用開始時、「親権者の同意を得ています」という項目にチェックするだけで済みます。そのため、結局のところ同意なしで利用するのも簡単ではあるのですが……。
仮に同意を得ずこれにチェックした場合、あるいは自分を20歳以上だと偽って登録した場合、未成年者であることを理由に売買を取り消すことはできなくなります。
(=未成年であることを理由に、法律に守ってもらえなくなる:民法21条)
②海外のショップでも使えますか?
インターネットショップに限り使えますが、支払い額の4.5%に相応する「海外事務手数料」が発生します。
クレジットカードを使う場合、海外事務手数料は2%くらいなのでこの数字は高いですね。このため、あまり海外ショップでの利用はあまりおすすめできません。
(ちなみにデビットカードの海外事務手数料は3%くらい)
★バンドルカード「リアル+」のみ、海外の実店舗でも利用できます。(この場合も4.5%の海外事務手数料が発生)
③チャージを取り消すことはできますか?
すでに入金が完了しているのなら、その分のチャージを取り消すことはできません。
次の支払いが必要になったときに備え、残高を残しておきましょう。
★支払い後であれば、購入店によってはキャンセルが可能な場合があります。
④分割払いやリボ払いには対応していますか?
多くのプリペイドカードと同じく、分割・リボ払いには対応していません。
⑤機種変更をするとき、チャージ残高などは引き継がれますか?
チャージ残高などの情報はスマートフォン自体ではなく、アプリ開始時に登録した会員情報に紐づけられています。
そのため、同じID・パスワードでログインできれば、機種変更を行っても問題なく「バンドルカード」の利用を再開できます。
⑥現金やその他の支払い方法と併用できますか?
残念ながら、併用はできません。
バンドルカードのチャージは1,000円単位ということもあり、一度使ったバンドルカードの残高をきっかり0円に持っていくのは困難となっています。
⑦有効期限が切れたらどうなりますか?
まだバンドルカード自体が新しいサービスで、有効期限切れが到来した人はいませんのであくまで予測に過ぎませんが……。
おそらくは一般的なプリペイドカード・クレジットカード同様、無料で新しいカードの再発行を受けられることでしょう。
これはカード1枚あたりのチャージ額が100万円に達した場合にも同様となります。
CHECKバンドルカード公式HP「100万円に達したら使えなくなる?」
⑧不正利用などのトラブルに巻き込まれたら、どうすればいいですか?
請求の内容を確認の上、出来るだけ早くバンドルカードのサポートデスクにお問い合わせください。
バンドルカードサポートデスク:050-5578-8117
まとめ
- 「バンドルカード」は簡単な手続きで作れるチャージ式カード。
多くの「Visa」加盟店で使えるから、クレジットカードを作れない場合の代用品として◎ - チャージが必要、チャージにも上限額があるといった使い勝手を踏まえるとライバルとなるのは「デビットカード」か。これに対するバンドルカードの強みは「すぐに作れる」「年齢制限が無い」「後払い対応」の3点
- Visa加盟店であっても継続的な支払い、その他パスワードを求められる決済等には利用できないので注意
無審査で誰でも利用できるバンドルカード。間口が広い分、「事前チャージが必要」「パスワード必須のサイトでは決済できない」という足かせが存在するのも事実ですが…。
大手ネットショップやアプリ・ゲーム関連の支払いを行う分には特に問題なく利用できるハズ。
「必要な分のお金だけを事前チャージする」ように使っていけば、中高生にとっても便利な決済アプリとなってくれることでしょう。
CHECK【バンドルカード】実は簡単!チャージ方法の選び方と手数料&支払いの手順
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こちらの誤字を修正しました。
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