【1分で分かる】学生ローン、奨学金、教育ローンの違い&その選び方

【1分で分かる】学生ローン、奨学金、教育ローンの違い&その選び方

この記事の監修者
大竹麻佐子先生/ファイナンシャルプランナー (CFP認定者)
ゆめプランニング笑顔相続・FP事務所 代表。「ココロとカラダとおかねのバランスを整えよう」をキーワードに多方面で活躍。

「いろいろ事情があって、このまま大学への通学を続けていけるか不安……」
「サークル合宿に必要なお金を一時的にどこかから、借りられないかな?」

一口に「学生がお金を借りる」と言っても、その目的や必要金額は人によって大きく異なります。
ここで重要となるのが、「あなたに合った制度を利用する」こと。
…と言うとなんだか難しそうですが、少なくとも「学生ローン」「奨学金」「教育ローン」に関して言えばそれぞれ全くの別物ですので、申込先に見当を付けることは容易かと思います。

今回は何らかの事情でお金を必要としている学生、あるいはその保護者のため、状況別の借入手段を簡単にまとめました。
読み終えていただければ、あなたが今取るべき行動が分かります。

★1分で分かる!3つの制度の違い

借りる人
返す人
借入額
借入方法
こんなときにおすすめ
学生ローン 学生本人 最高でも50万円程度
一括借入
近いうちに(アルバイトなどの)収入があるが、遊びやサークルのため、あるいはその他の一時的な目的のため借りたい
奨学金
(日本学生支援機構のもの)
学生本人 数万円~が毎月入金される 経済的理由で修学が困難な時
教育ローン 主に親権者 ~数百万円
一括借入
子供のために入学金や学費を借りたい

「学生ローン」「奨学金」「教育ローン」それぞれの違いとその詳細

「学生ローン」「奨学金」「教育ローン」それぞれの違いとその詳細

「学生ローン」「奨学金」「教育ローン」の主な違いは上の表の通りですが……。
ここでは各制度について、もう少し細かく解説を加えていきます。

★各借入制度の詳細比較(特に代表的な業者・機関取り扱いのもの)

学生ローン
(カレッヂ)
奨学金
(日本学生支援機構)
教育ローン
(日本政策金融公庫)
契約者 学生本人 学生本人 主に親権者
連帯保証人 不要 原則として親権者1名
(保証料を払えば不要)
原則として親権者1名
(保証料を払えば不要)
保証人 不要 契約者、連帯保証人とは別生計の者1名
(保証料を払えば不要)
不要
提供団体等 株式会社カレッヂ
(民間業者)
独立行政法人日本学生支援機構 日本政策金融公庫
(財務省所管)
借入額 1万円~50万円 2万円~12万円/月
(大学、例外あり)
原則350万円まで
借入金利/年
(低いほど良い)
17.0% ①利率固定方式 0.14%~0.27%(平成30年貸与終了者適用利率)
②利率見直し方式 0.01%
いずれも上限金利3.0%
1.71%(2019年5月現在)
返済方法 主に翌月から、ATM入金、振込などで所定額を返済 卒業後に分割払い 原則翌月から引き落とし(据置期間の設定も可)
特徴 親に知られず、学生自身で利用できる 継続貸付なので生活のための借入に向く 半年分の学費納入や入学金の準備等に
※各制度は(おすすめできるかは別として)いずれも併用可能です。
※その他、各大学や都道府県などが提供する奨学金制度などが存在します。
事前にチェック!「連帯保証人」「保証人」って何?

大きなお金を借りる契約となると、散見されるのが「連帯保証人」「保証人」といった文字。
これに関して簡単に説明すると、以下のようになります。

連帯保証人 契約者と同等の支払い義務を負う
契約者が借りたお金を返さない場合、連帯保証人に即請求が向かう。
保証人 契約者が借りたお金を返せなくなったとき、支払義務を負う
契約者が支払い能力があるにもかかわらず返済を行わないとき、これを証明できれば支払いを拒否できる。
※いずれも契約者の代わりに支払いを肩代わりしたとき、肩代わり分を契約者に求償可

要は連帯保証人の方が責任が重いわけですね。
とは言え単なる保証人であっても、契約者が支払い不能に陥った場合には支払義務を負うことになります。

★日本学生支援機構の奨学金を利用するためには「連帯保証人」「保証人」の両方が求められます(保証料を支払って期間補償を利用する場合を除く)。
このとき「保証人」には本人および連帯保証人と別生計の人を選ぶ必要があります(叔父叔母など)。

①学生ローンは「少額を、学生単独で借りる」ための制度

「学生が、学生自身の責任で、一時的に必要なお金を借りる」ための制度が「学生ローン」。都市圏にお住まいなら主に高田馬場駅の周辺で、これを掲げる看板群をご覧になったことがあるかもしれません。

この「学生ローン」、制度という言葉を使いましたが、実際のところは民間の業者が行う私的な契約です。提供業者はいわゆる消費者金融会社(貸金業者)ですから、アコムプロミスと同じ分類ですね。

と言うと、後述の日本学生支援機構(行政法人)や日本政策金融公庫(財務省所管の特殊会社)に比べ、安心して使いづらいようにも思えますが……。
学生ローンは完全に私的な契約だからこそ、

  • はじめて来店して1時間で貸付、来店なしでも当日融資
  • 学生単独で、(連帯)保証人なしで借入可能
  • 返済の見込みさえあれば、遊びのために借りてもOK
  • といった、公的な融資に無い「手軽さ」「柔軟さ」を実現。また返済能力さえあれば、奨学金との併用も可能です。

    よって「自分で責任を取れる範囲のお金を、一時的に借りたい」という場合には、こういった種類のローンの利用を検討してみると良いでしょう。

    ちなみに高田馬場に目立つ看板を掲げている、学生ローン老舗「カレッヂ」の基本情報は以下の通りです。

    ★「カレッヂ」基本情報

    金利 17.0% 貸付額 1万円~50万円
    審査時間 30分程度 融資スピード 最短即日
    申込条件
  • 高卒以上の学生(18歳~)で、アルバイト等で収入がある
  • 日本国籍
  • 必要なもの
  • 学生証
  • 運転免許証または健康保険証
  • キャッシュカード
  • 公共料金の領収書(来店時は不要)
  • 民間の消費者金融業者とは言え、厳しい貸金業法や個人情報保護法を守って営業している会社ですから、少なくとも個人情報流出や悪徳な催促などに怯える必要はありません。

    「カレッヂ」公式HPより
    ▲「カレッヂ」公式HPより。この看板は山手線等の車窓からも見ることができます。

    ★ちなみに20歳以上、かつアルバイトで収入があれば、「アイフル」(定期的な収入と返済能力を有する方で、アイフルの基準を満たす方※なお、お取引期間中に満70歳になられた時点で新たなご融資を停止させていただきます。)「プロミス」等の大手消費者金融を利用できるようになります。

    個人的にはサービスやサポート体制が整い、電話対応などの教育も行き届いている大手を利用できるなら、これを選ぶに越したことは無い…ように思えます。銀行系グループという安心感もありますしね(アコムは三菱UFJ銀行、プロミスは三井住友銀行の子会社)。
    ただし学生ローンの方が、幾分か大きなお金を借りやすい傾向はあるかもしれません。
    (大手消費者金融会社だと、学生が10万円を超えるお金を借りることは難しいか)

    ★学生ローン含め、消費者金融会社で踏み倒しなどの問題を起こすと、最低5年間はいわゆる「金融ブラック」扱いとなります。
    借入先にかかわらず、「返せる範囲のお金だけを借りる」点だけは必ず守ってください
    参考いわゆる「ブラックリスト」入りのデメリットって?金融事故の概要と影響

    ★「カレッヂ」その他学生ローンについて詳しくは、以下のページをご覧ください。

    CHECK学生ローン「カレッヂ」に電話で直撃!安全度&借入の流れ、親バレ他を徹底調査
    CHECK高田馬場の学生ローン、それぞれの違いって?
    CHECK学生ローンと大手消費者金融会社カードローンの比較

    ②奨学金(日本学生支援機構のもの)は「月々一定の金額を、学生の責任で借りる」もの

    「学生が、進学のために使う」制度として最初に検討したいのが、「日本学生支援機構の奨学金」でしょう。
    これについて簡単に言うと、「月2万円~12万円の任意の金額を、卒業まで受け取って卒業後に返済する」ための制度です。学費や生活費に充てるのが基本となるでしょう。
    (一応「入学時増額」という制度もありますが、振り込まれるのは入学後です)
     
    この奨学金は、どんなときも各学校(高校または大学等)を通してのみ申し込みを受け付けています。
    利用を検討しているのなら、まずは担任の先生(高校生の場合)または学生課に相談してみると良いでしょう。奨学金の詳細を知らせるパンフレットをもらえるはずです。

    ★奨学金を利用できるのは原則4月の新年度からですが、やむを得ない事情(災害、家庭の問題など)による緊急採用・応急採用も認められています。
    申し込みの締め切りなどは学校によって異なりますので、個別に確認していただく他なさそうです。

    CHECK日本学生支援機構公式HP「申込方法」

    ★日本学生支援機構の奨学金には成績優秀者を対象とした「第一種」(無利子)と「第二種」(有利子)が存在します。適用条件などは学校にお問い合わせいただく他ありませんが、多くの利用者は「第二種」の方を使うことになりますね。
    が、今はマイナス金利政策の影響により第二種であってもかなり低い金利での借入が可能です。
    (平成30年3月に貸与終了分だと、利率固定方式選択時で0.27%、(増額部分のないとき)。上限金利は3.0%

    ちなみに貸付金利は貸与終了時(卒業時)に決定します。とは言え教育ローンなどに比べて高くなることは無いかと思います。

    ★連帯保証人と保証人(本人・連帯保証人と別生計)を用意できない場合には、別途保証料を支払うことで「機関保証」という制度を利用できます。
    保証料の目安については日本学生支援機構の公式HPをご覧ください。

    日本学生支援機構以外の「奨学金」にはどんなものがある?

    単に「奨学金」と言うと、日本学生支援機構のものを指すことが多いのですが……。
    実は各都道府県や大学自身が独自の「奨学金」を用意していることは珍しくありません。

    日本学生支援機構のものより条件の良いもの(返済不要など)は全く珍しくないため、こちらも併せてチェックしてみるとよいでしょう。
    ただし学校での成績や世帯収入について厳しい制限が設けられていることも多く、簡単に利用できるとは限りません。

    <例1:早稲田大学「めざせ! 都の西北奨学金」>
    給付・減免額 半期分の授業料を4年間継続し免除 対象者 新入学者
    (在校生向けの制度も別にあります)
    利用条件
    (公式HPより)
    1. 2019年度入学試験を次の入試形態で受験する者。(中略)
    2. 日本国籍を有する者、特別永住者の在留資格を有する者または出入国管理及び難民認定法の別表第二に規定される在留資格(永住者、定住者、日本人(永住者)の配偶者・子)を有する者。
    3. 次のいずれかに該当する者
      ・首都圏(東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県)以外に設置された通信制を除く国内高等学校もしくは中等教育学校の出身者、または首都圏(東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県)以外に居住する者で通信制高等学校の出身者。
      (中略)
    4. 上記の学校を 2019 年 3 月卒業見込みの者または 2018 年 3 月以降に卒業した者。(高卒認定者は 1999年 4 月 2 日以降生まれの者。)
    5. 父母の「最新(平成 29 年中)の所得証明書」記載の収入・所得金額を合算した金額が以下の者
      複数種類の収入・所得がある場合、合算して総合的に判定します。
      給与・年金収入金額(控除前)…800万円未満
      その他、事業所得金額て…350万円未満
      (中略)
    公式HP https://www.waseda.jp/inst/scholarship/aid/programs/pre-approved/
    <例2:一橋大学授業料免除規定>
    給付・減免額 授業料の半額または全額免除 対象者 在校生
    (新入生向けの制度もあります)
    利用条件
    (公式HPより)
    1. 経済的理由により授業料の納付が困難であり、かつ、学業優秀と認められる者
    2. 前期および後期の授業料の納期前6ヶ月以内(新入学者に対する入学した日の属する期分の免除に係る場合は、入学前1年以内)において、学資負担者が死亡し、又は本人若しくは学資負担者が風水害等の災害を受けたことによって授業料の納付が著しく困難と認められる者
    3. 上記 2. に準ずる場合であって、学長が相当と認める事由がある者
    4. 日本学生支援機構給付型奨学金給付対象者(貸与型、留学生対象の学習奨励費等受給者は含まない)
    公式HP http://www.hit-u.ac.jp/shien/fee/exemption.html

    ちなみに国公立大学だと「奨学金」ではなく「学費免減」「学費免除」といった言葉が用いられることが多いようですね。

    その他、「あしなが育英会」など民間の団体が就学支援を行っていることもあります。

    参考【各大学の制度から見る】学費と関連費用の工面方法・学費の減免制度の総まとめ

    ③教育ローンは「大きなお金を一括で、親権者が借りる」のが基本

    「学生が借りて、学生が返す」学生ローンや奨学金に対し、「親権者が借りて、親権者が返す」のが教育ローン
    この借入方法のポイントは安定収入のある親権者が契約を結ぶことにより、「まとまったお金を一度に借りる」ことが可能となる点です。このことから、入学金や授業料の納付、新生活の準備などに向いた方法と言えるでしょう。

    教育ローンは多くの銀行や信用金庫等が取り扱っていますが、基本的には金利の低い日本政策金融公庫(財務省付きの特殊会社)が取り扱う「教育一般貸付」、通称「国の教育ローン」を利用するのがおすすめです。

    ★日本政策金融公庫「国の教育ローン」(教育一般貸付)

    金利 1.71%(2019年5月現在)※1
    (固定金利)
    融資額 最高350万円
    ※留学資金であれば上限450万円
    返済期間 最長15年間※1 保証人 連帯保証人1名※2
    もしくは保証機関の利用(保証料発生あり
    審査に掛かる時間 10日前後 融資までに掛かる時間 20日程度~
    利用制限 世帯年収が高い(お子様が一人の場合、世帯年収790万円~)と申し込みを受け付けてもらえません
    詳細については公式HPをご覧ください。
    資金使途
    (公式HPより)
  • 学校納付金
  • 受験料、受験時の交通費・宿泊費など
  • 在学のため必要となる住居費用(アパート・マンションの敷金・家賃など)
  • その他教科書代、教材費、パソコン購入費、通学費用、修学旅行費用、学生の国民年金保険料など
  • その他
  • 卒業までの元金据置(利息のみの支払い)可
  • 進学先が決まっていない状況でも申込可
  • ※1母子家庭、父子家庭、世帯年収200万円(所得122万円)以内、または扶養中の子どもが3人以上かつ世帯年収500万円(所得346万円)以内であれば適用金利「1.36%」(2018年11月)、最長返済期間18年
    ※2 進学者、申込み者の配偶者を除く4親等内の親族を制定のこと(祖父、叔父叔母など)

    財務省付きの会社が運営するということで、福祉制度のような面も強いこのローンなら、母子家庭や住民税非課税世帯といった「銀行で借りられない」世帯でも十分に利用できる可能性があります

    もちろん最低限の返済能力は求められますが、経済能力を理由に子供の進学を諦めさせたくない、という場合の選択肢となるでしょう。

    こちらは日本学生支援機構の奨学金とは異なり、学校を通さず、各家庭が個別に手続きを進めるローンとなります。
    お子様の受験前に審査を受けておくこともできますので、「合格できるかは分からないけれど、お金の不安を解消しておきたい」といった場合にも利用しやすいですね。

    日本政策金融公庫公式HPより
    ▲日本政策金融公庫公式HPより

    その他詳細や、世帯収入に引っかかってしまった場合の申込先候補等については以下のページをご覧ください。

    CHECK【教育ローン徹底比較】低金利重視なら「国の教育ローン」がベスト:民間ローン比較も

    ★「20日程度でお振込み」とは書いてありますが、公式HPによると「必要時期の2~3ヵ月前がお申込みの目安」とのこと。
    特に1月~3月は混み合うと予測されますので、極力余裕を持った申し込みをお心掛けください。

    学生がまとまったお金を借りる方法はないの?

    結論から言うと、学生が自身の責任で、百万円単位のお金を借りることはほぼ不可能です。
    理由は簡単で、どうしても学生の立場というものは不安定。単純に数百万円を貸すに値する信用が足りないからですね。
    (じゃあ奨学金は何なの?という話ですが、学校にいる間だけ毎月給付が行われる奨学金と、大金を貸し付けた後にドロップアウトされる可能性のある教育ローンでは貸し手のリスクに差があります。まあ奨学金の踏み倒しもかなりの問題にはなっているのですが……)

    そのため現状として、「事情あって親を頼れないが進学したい、しかし入学金を払えない」という場合には

    • 成績優秀者として入学し、学費の免除または給付型の奨学金を受ける
    • 民間や都道府県などの給付型奨学金を利用する(ただし条件は厳しいです)
    • 一旦諦めて、何とか働いてお金を作る

    くらいの方法しか無いのが現状でしょう。

    ★例外的に、学生本人が成人済み、かつ安定収入を得ているのなら(主に社会人入学)、「国の教育ローン」等を利用できる可能性があります。

    ★その他変化球としては学費の安い海外の大学に進学するという方法も考えられます。
    英語圏以外のヨーロッパ諸国は大体どこも学費がかなり安いですが、特にノルウェーは英語で授業を受けられる&単位を取れる上、留学生であっても学費が無料ですね(物価は高いですが)。
    もちろん相応の語学力と修学意欲は求められますが、家庭の事情が理由で留学するとなれば、民間団体の奨学金の審査にも通りやすくなるのではないかと思います。

    学費についての心配は学生課(または担任の先生)に相談を

    学費についての心配は学生課(または担任の先生)に相談を

    正直なところ、学費の問題というのは学生一人の問題では片づけられません
    また、あなたが通っている、または目指している学校、進学先の自治体などによっても、利用できる制度は変わってきます。

    そういうわけで、学費に関する心配事については(もちろん両親を頼れるに越したことはありませんが、これが難しいなら)大学の学生課(高校生なら担任、あるいは信頼できる先生でも可)に相談を持ち掛けてみるのが一番確実でしょう。少なくとも日本学生支援機構の奨学金は各学校からしか申し込めませんしね。

    特に多く生徒を抱えるような大学であれば、都道府県や民間の奨学金についても、インターネット上では知ることのできない情報を持っているかもしれません。
    (これまでこの奨学金の審査に通過できたのはこういった状況の生徒、等)

    予約制の「学生相談窓口」などを設けている大学も多いですので、まずはこういった制度が無いかチェックしてみるのが良さそうですね。
    インターネット上に情報が掲載されていることも多いため、まずは「(大学名) 学生相談」などで検索を掛けてみてください。

    まとめ

    まとめ

    学生ローンのポイントまとめ
    ★学生、あるいはその保護者が利用できる主な借入方法は以下の通り。

    • 学生ローン学生が自分の責任で少額を、一時的に借りる。サークルの費用など目的は問わない
    • 奨学金…学生が自分の責任で、毎月一定額を借りる。返済は卒業後。申込窓口は学校のみ
    • 教育ローン…主に親権者が学生のために借入。入学金や授業料など、まとまった出費に◎

    ★学校が独自の奨学金を設けていることも多いため、学費についての相談なら、学生課あるいは学生相談窓口などを頼るのがベスト

    正直なところ、「学生ローン」「奨学金(日本学生支援機構のもの)」「教育ローン」は目的も使い道もまったく違いますから、あまり比較の対象にはなりません。
    まずはあなたが「どのタイミングで、いくらお金が必要なのか」考えた上で、あなたが利用できそうな制度を探ってみてください。

    監修者からのコメント
    大竹麻佐子先生 大竹麻佐子先生
    ファイナンシャルプランナー(CFP認定)
    大竹麻佐子先生

    大竹麻佐子先生ファイナンシャルプランナー (CFP認定)

    学生ローンは軽いノリで借りるべきではありません。必ずシミュレーションをしたうえで、借りる以外に手段はないのか、返済できるのか、検討してください。
    経済的に頼りにする、しない、は別として、親への相談をオススメします。
    また、奨学金や授業料減免などの制度は、「大学で学ぶことを諦めてほしくない」という想いからの支援体制であることを理解してください。