車検代を分割で払う方法

    車検代はクレカやローンで分割可:頭金不足・ブラック状態での車検対策は?
    「車検の期限が迫っているのに、手元にまとまったお金がない……。」「お金がない時に限って、部品の交換が必要になりそう……。」

    車検代を一括で支払えない、というときにも安心してください。
    車検切れの車に乗ることは一発逮捕にも繋がりますが、「車は生活に必要だけれど、一時的にお金が足りない!」という人全員を犯罪者にするわけにはいきませんよね。
    数万円~十数万円程度なら、さまざまな方法での分割払いや一時しのぎが可能です。

    今回は「車検代の支払いを何とかしたい!」というあなたのために、大きく分けて2つの乗り切り方法をまとめてみました。
    読み終えていただければ、これからも不安なく自動車に乗り続けることができますよ!

    【管理人】山本
    本文に入る前に…
    耳より情報をご紹介

    

    クレジットカード対応の会社を選べば、簡単に分割払いができる!

    クレジットカード対応の会社を選べば、簡単に分割払いができる!
    車検の一括払いを避ける方法は、大きく分けて「分割で払う」「借りる」の2択。
    この2つは、大きく仕組みが変わるわけではありませんが……。
    心象的な面でも、手間の少なさで言っても「クレジットカードでの分割払い」が可能なら、これを利用するに越したことはありません。
    その理由と、利用方法について紹介していきます!

    ①車検をウリにした大手業者はどこもカード払いに対応

    町の個人店などではなく、イエローハット、コバックといった大手チェーン店は、どこもクレジットカードでの分割払いに対応しています。
    (町の個人店であっても、一部はカード払いを導入)

    実際に、「イエローハット」の公式HPには以下のような記載がありました。

    使えるクレジットカード-イエローハット公式HP▲イエローハット公式HPより

    取り扱いカードの中では、ダイナースを除いてどこも最長2年での分割払いが可能なようですね。
    アメックスについては取り扱い自体がないようですが、ダイナースやアメックスを持てる収入があればほとんどの国内一般クレジットカード(VISA、JCBなど)はすぐに手に入れられることでしょう。

    CHECK即日発行が可能なクレジットカードについて

    ★ディーラー(トヨタ、ホンダなどの販売店)はクレジットカード払いに対応していないことが多いです。
    こちらはローンとしての取り扱いになるためお気を付けください。

    CHECKディーラーを利用するなら、専用ローンの契約が可能

    ちなみに、分割払いの金利・手数料は以下のようになります。

    ★三井住友VISAカードで「5万円」を分割した場合の例

    金利(実質年率)月の支払額手数料総額
    3回払い12.0%17,001円1,002円
    6回払い13.75%8,670円2,002円
    10回払い14.25%5,332円3,317円
    12回払い14.5%4,501円4,008円

    ★三井住友VISAカードで「10万円」を分割した場合の例

    金利(実質年率)月の支払額手数料総額
    6回払い13.75%17,341円4,045円
    12回払い14.5%9,002円8,020円
    15回払い14.75%7,340円10,110円
    18回払い6,226円12,075円
    20回払い5,670円13,393円
    24回払い4,836円16,070円

    言うまでもなく、分割回数が多いほど毎月の負担は軽くなる代わりに手数料が高くなります。
    ちなみに、銀行カードローンの一般的な金利は14.5%程度となってますね。

    ②ただし、「法定費用」のみは現金で支払わなければならないことが多い

    車検を代行してくれるチェーン店の多くが、クレジットカード払いに対応していますが……。
    オートバックスの公式HPにもある通り、法定費用(自賠責保険料、重量税、印紙代、リサイクル料金)については現金での支払いを求められることが多いです。

    法定費用の支払い方法-オートバックス公式HP▲オートバックス公式HPより

    気になる法定費用は、以下の通り。こちらはどの業者を利用しても変わりありません。
    法定費用の金額-町のカーウンセラー公式HP町のカーウンセラー公式HPより

    実は法定費用自体がかなり高額。依頼する業者や車種によっては、車検代の半分以上が法定費用となり、分割できないこともあるでしょう。

    法定費用ごと分割できる会社がないわけではありませんが、店舗数はかなり少ないです。
    基本的にはガソリンスタンドの取り扱いとなることが多いようですが……。
    ガソリンスタンドでの車検は安価なものの、整備に当たりはずれが多い傾向にあるようです。

    CHECKEPARK「車検費用を全額クレジット払い出来るお店」

    車検代の一括払いが難しい場合、基本的には「法定費用の現金払い+残りの金額のクレジットカード払い」がおすすめですが……。
    法定費用の現金払いが難しいのなら、その部分のみクレジットカードのキャッシング枠(現金借り入れ)やカードローンなどの利用を検討しても良いでしょう。

    ★クレジットカードの限度額が足りない場合、カード会社に申請することで一時増額は可能ですが……。
    一時増額した分の利用枠は分割払いに使えないためお気を付けください。

    クレジットカードの利用ができないなら、各種ローンの利用も検討

    クレジットカードの利用ができないなら、各種ローンの利用も検討
    「法定費用の現金払いが難しい」「車検はディーラーにお願いしたい」など、クレジットカードを使えない状況にあるのなら、各種ローンを選択することになります。
    ローンと言っても、その提供元や金利、利用方法はさまざま。
    それでは、詳しく解説していきます!

    ①ディーラーを利用するなら、専用ローンの契約が可能

    ディーラー(メーカー直営の販売店)での車検は、高価な代わりに整備士のレベルが高く、安心だとよく言われますね。

    ディーラーはどこも、「○○クレジット」といった分割払いサービスを取り入れていますが……。
    実はこれ、クレジットという名前でありながら実際にはローンサービス「ディーラーローン」などと呼ばれることもありますね。
    とは言え、「一度お金を融通してもらい、手数料を混ぜて分割で支払う」という面で「分割払い」であっても「ローン」であっても変わりありません。
    ユーザーにとってクレジットカードの分割払いと違うことと言えば、審査があることくらいでしょうか。(クレジットカードも、作成時には審査が必要ですが……。)

    車検に使えるディーラーローンについては、「(メーカー名) 車検 ローン」「(メーカー名) 車検 クレジット」などですぐに調べることができます。
    例として、トヨタクレジットのものを見てみましょう。
    トヨタクレジットについて-トヨタクレジット公式HPトヨタクレジット公式HPより

    このように、どこにもローンの文字はありませんが、「利用には審査が必要」だと明記されていますね。
    とはいえ借入額自体が自動車より安いこともあり、「本人か家族に毎月収入がある」状況であれば、さほど審査を不安に思う必要はないでしょう。アルバイトでもOKです。

    ちなみに、連帯保証人とは契約者と全く同じ支払い義務を負う人のことを指します。
    トヨタの場合、申し込み者に収入がなくても支払い能力のある連帯保証人を付けることで、ローンの利用が可能なわけですね。

    CHECKディーラーローンについて
    CHECK連帯保証人について

    法定費用を含めた借り入れが可能です。契約内容にもよりますが、頭金は基本的に必要ありません。

    審査には数日以上が必要となります。その場でローンの契約を結ぶことはできませんので時間に余裕を持ってお申し込みください。

    ★金利は販売店や契約者、支払い回数によって変わります。
    ちなみにネッツトヨタに問い合わせを行ったところ、「Sプラン」(車検他用)の金利は7.3%とのことでした。(12回払い時)
    その他申し込み年齢制限など、詳しくは各店舗にお問い合わせください。

    ②銀行系の自動車ローンは低金利ながら、時間が掛かりやすい

    ここからは、実際に車検を行うお店やディーラー、工場ではない外部の金融機関からお金を借りる方法について紹介します。

    銀行の自動車ローン(マイカーローン)は、実は自動車本体の購入費だけではなく整備費用やその他の関連出費にも利用可能。もちろん車検目的で利用してもOKです。

    例を挙げると、以下のような形となります。

    ★各分割方法の金利一覧(利用額:10万円)

    金利12回で支払った場合の手数料
    クレジットカードの分割払い14.5%8,020円
    ディーラーローン
    (トヨタファイナンス)
    7.3%(12回払い)3,992円
    自動車ローン
    (千葉銀行)
    1.7%~2.55%1,379円
    (金利2.55%時)
    銀行カードローン
    (三井住友銀行)
    14.5%
    (限度額100万円未満)
    8,020円
    カードローン
    (アコム)
    18.0%
    (限度額100万円未満※)
    10,011円
    ※引き下げの可能性もなくはないものの、初回契約時にはほぼ確実に金利18%

    ただし金利が低い代わりに、銀行の自動車ローンは「来店契約が必須になりやすい」「融資までに2週間ほどの時間が掛かる」など、あまり手軽とは言えません。
    さらに審査難易度はその他の借り入れ方法に比べ高く、申し込み者本人に安定した収入が求められます。

    審査にそこそこ自信があり、少し手間をかけてでも手数料を抑えたい!という場合には検討してみてくださいね。

    ▼しずぎんマイカーローン

    実質年利1.5%~5.3%限度額100万円
    ~1000万円
    申し込み方法インターネット必要書類
  • 自動車等の購入金額とお振込先が確認できる書類(見積書・請求書)
  • 本人確認書類(運転免許証)
  • その他
  • 5秒診断あり
  • お手続きは全てネットで完結
  • 2回目以降は再審査なしでお借入れ
  • ATMで繰上返済ができる(手数料無料

  • ▼住信SBIネット銀行「MR.自動車ローン」

    金利1.525%
    ~3.725%※
    貸付額10万円~1000万円
    返済期間1年~10年融資スピード2週間~
    担保不要保証人不要(株式会社ジェイシービー保証)
    その他
  • 自動車やバイク(中古可)の購入費、車検代や修理代・運転免許取得など車に関するあらゆる使い道に利用可
  • 住信SBIネット銀行の口座開設必須(同時申込み可)
  • 借入額の2%+税にあたる取扱手数料発生あり
  • ※2019年7月時点

    CHECK自動車ローン(車検利用可)の比較と各地方の低金利カーローンまとめ

    ★見積書など、必要な価格の分かる書類の提出が必要になります。

    信用金庫の自動車ローンパンフレット▲実際に、信用金庫の店舗内に設置されていたパンフレット。この金庫は低金利ですね。
    来店不要の手続きに対応しているのも嬉しいところですが、一般的な信用金庫の自動車ローンでは来店が必須になることが多いです。

    信用金庫の自動車ローン詳細▲最低借入額は10万円ですが、車検費用としての利用もOKです。

    ③カードローンは手間こそかからないものの、金利は高い

    CMなどで見かけることも多いカードローン。銀行や消費者金融会社(アコムプロミスなど)まで、幅広い金融機関が取り扱っていますが……。
    上の表を見ても分かる通り、ディーラーローンや自動車ローンに比べると高金利なため、長期の借り入れや大金の借り入れにはおすすめできません

    ただし、「インターネット申し込みで当日中に来店せずに借りられる」「アルバイトでも利用できる」といったメリットもあるため、お急ぎの場合やどうしても現金が必要な場合には検討してみるのも良いでしょう。

    詳しい概要や選び方については、「カードローンの概要と、あなたに合った会社の選び方」ページをご覧ください。

    <もし支払いが遅れたらどうなる?>

    ローンの支払いが遅れた場合の影響は、借入先によって変わります。
    基本的には手紙や電話で催促が届きますので、その指示通りに行動を取ることとなるでしょう。
    (すぐに銀行振込で支払う、次の引き落とし日までに2ヶ月分を入金しておく、など)

    どうしても支払えない、という場合には○日だけ待ってほしい、という旨を金融機関に伝えるのがベストです。
    ただし状況によっては信用情報にブラック未満のキズが付くことも考えられます。

    「カードローンの返済遅れとその後の流れ」のページも併せてご覧ください。

    金融ブラックだと分割払いはできない?

    金融ブラックだと分割払いはできない?
    金融ブラック状態の人が車検代を分割するのは大変です
    ディーラーや各金融機関が取り扱うローンを利用するためには、審査に通らなければなりません。
    ここで金融ブラック状態だと、ほぼ100%審査落ちになってしまうからですね。

    金融ブラック状態の人が、何とかして車検代を分割してもらう方法としては、まず「自社ローン・自社分割の会社に車検を依頼する」というものが挙げられます。
    整備工場自身がPRとして「自社ローン対応」と掲げていることも少なくはありません。「(都市名) 自社ローン 車検」などで検索をかければある程度は探すことができるでしょう。

    その他、個人で営業しているような小さな工場であれば事情を話すことで、分割払いに対応してくれる……かもしれません。
    顔なじみのお店があるのなら、相談に行ってみるのも良いですね。(ただし過信は厳禁です。)

    自社ローン対応の工場が近くにない、という場合にはブラック対応の中小消費者金融会社を使い、一時的なピンチをしのぐと言う方法が挙げられますが……。
    一度お金で失敗した経験があるのに、再び消費者金融に手を出すことはあまりおすすめできません。
    ただしどうしても車検をクリアしなければならない、という場合には一度きり、検討してみても良いでしょう。

    CHECK評判の良いブラック対応の中小消費者金融機関(街金)と、その選び方

    ★返済能力のない人に商品を与えるわけにはいかないため、現在の借金の状況(多重債務の有無)やブラック状態となった理由(任意整理など)を尋ねられることが考えられます。ご了承ください。

    ★自社ローンで分割払いを利用する場合は特に、金利などの契約内容をよくご確認ください。

    まとめ

    まとめ

    ★大手チェーン店であればどこもクレジットカード払いに対応しているものの、自賠責関連など「法定費用」(3万円程度~)は現金での支払いが求められることが多い
    ★チェーン店へ依頼するなら「法定費用の現金払い+クレジットカードでの分割払い」の併用がおすすめ
    ★ディーラーでの車検は高価ながら、頭金不要で低金利なローンを組むことができる
    ★銀行の自動車ローンはディーラーよりもさらに低金利ながら、手間も時間もかかりやすい
    ★チェーン店利用時、法定費用が払えないという場合にはカードローンの利用も要検討

    このように、車検をお願いする会社によっても資金調達・分割払いの方法は変わってきます。
    まずは見積書をもらい、検討先の分割払いサービスを確認した上であなたに合った方法を選んでみてくださいね。
    車検代の問題をクリアして、楽しいカーライフを送りましょう!

    CHECK低金利自動車ローン(カーローン)の徹底比較
    CHECKディーラーローンについて

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