総量規制対象外の借り入れパターンとは?貸付を受ける際の注意点と規制オーバーでも借りる方法を紹介

「総量規制対象外の借り入れ方法を知りたい」
「総量規制ってそもそもなんなんだろう」
「総量規制外の借り入れをする時の注意点を確認したい」

こんな悩みはありませんか。総量規制ギリギリのに近いお金をに借りていると、今後はもうどこからも借りられないと不安に感じることでしょう。

そこで本記事では、総量規制対象外となる借り入れ方法や注意点を詳しく解説します。どんな方法があるか知り、無理のない返済が可能かを慎重に確認し計画的な借り入れができるようにしましょう。

総量規制対象外ー概要
  • 総量規制対象外としてお金を借りる方法
  • お金を借りる時の気を付けるポイント
  • 総量規制オーバーでも借り入れしたい人の対処方法
目次

総量規制とは?貸金業法にもとづいて解説

総量規制とは、貸金業者からの借り入れが過度になりすぎないようにするための仕組みです。借り入れ額の合計が年収の3分の1までになるように、貸金業者は借り入れ残高を確認して貸付を行います。

総量規制は以下のような貸金業者が対象となります。

総量規制対象
  • 消費者金融
  • 事業資金を貸付する事業所金融
  • クレジットカード会社

銀行は貸金業者の対象にはならないため、貸金業法の総量規制が対象外となります。年収3分の1以上のお金が必要となる場合は、以降に紹介する総量規制対象外の借り入れ方法を検討できないかチェックしてみてください。

参考:日本貸金業協会

総量規制対象外としてお金を借りられる2パターン

総量規制対象外として扱われるお金の借り方は大きく2つに分かれます。

総量規制対象外としてお金を借りられるパターン
  • 除外貸付
  • 例外貸付

借り入れの方法として、自身が利用できるか1つずつ確認していきましょう。

除外貸付

除外貸付は総量規制の対象外です。除外貸付は、借り入れ残高に入らないという特徴があります。ただし、除外貸付で借り入れをする時も審査が必要なものもあるため、すでに多額のローンがある場合は、審査に影響が出る可能性があるため注意が必要です。

除外貸付に該当するもの
  • 住宅ローン
  • 自動車ローン
  • 高額療養費に充てる貸付
  • 不動産担保・売却にもとづく貸付
  • 有価証券を担保とする貸付

住宅ローン

住宅購入する費用は大きな資金が必要となるため、借り入れ可能額を年収の3分の1までにするとほとんどの方はローンが組めず購入できません。よって、住宅ローンのように目的が決まっているローンは、総量規制の対象外としています。

住宅ローンを借りる時は、目的がハッキリしているため借り入れする金額も同時に決まります。カードローンのように、何度も必要な時に借り入れできるような仕組みではありません。

貸金業者から借り入れしている人でも、住宅ローンは借りられますが、必ず審査があるので借り入れ金額や返済状況などによっては、審査結果に影響がある場合も考えられます。

自動車ローン

住宅ローンと同様に「自動車を購入するため」という目的があるローンです。自動車の購入費用に対して年収3分の1までの借り入れとしてしまうと、ローンを組める人が限定されてしまうため総量規制対象外となります。

銀行での借り入れ以外に、自動車を購入するディーラーや、中古車販売店独自のローンや残価設定ローンはなど様々な借り入れ方法があります。車を担保にしてローンを組むため、売却する時の一括返済が必要となることに注意しましょう。

各自動車ローンによって利用限度額があるので、自動車購入に必要な金額が満額借りられるか事前にチェックしておきます。ただし、住宅ローン同様に契約するには審査が必要なので、これまでの借り入れ状況などによっては契約が難しいこともあります。

高額療養費に充てる貸付

高額療養費制度とは、1か月で支払う医療費の自己負担額は年齢や所得に応じて決まっているため、高額な治療費になっても支払いが少なくできる仕組みです。

しかし、多くの方は一度治療費を立て替えてから、申請後に払い戻しを受ける必要があります。よって、一時的に支払をするために、高額療養費貸付制度や銀行などの金融機関から借りられるローンなどがあります。

高額療養費貸付制度については加入している健康保険組合に確認するとよいでしょう。金融機関や病院が信販会社を使って提供するローンは、治療内容によって年収3分の1までに規制すると治療費が払えなくなるため、総量規制対象外になります。

不動産の担保・売却にもとづく貸付

不動産を担保として銀行や金融機関が低金利で融資を受ける場合は、総量規制の対象外となります。

土地や建物、借地権などが対象となりますが、契約者が個人で自宅を担保とする場合は総量規制の対象となるため注意が必要です。また、不動産を売却することを前提で借り入れをするローンもあります。不動産を担保にして、売却できたら返済します。

有価証券を担保とする貸付

現在保有している株式や債券などを担保とした融資は総量規制対象外です。担保とする有価証券によって借りられる金額が異なり、借り入れする時のタイミングによって価値が変わりやすい特徴を持っています。担保に入れている間は名義が変わることもないので、株主優待や配当金の受け取りもこれまでと変わりません。

注意点は有価証券の種類によって変動はあるものの、売却額の5割程度の貸付額となることです。さらに価値の下落により担保割れを起こし、売却せざるを得ない可能性もあります。短期間で返済できるよう計画を立てて借り入れすることをおすすめします。

例外貸付

総量規制の対象外となるものに、例外貸付というものがあります。例外貸付は、総量規制対象外ですが、借り入れ残高に含められます。よって、例外貸付で借りた残高が年収の3分の1以上になった時は、以降の借り入れは除外貸付か例外貸付以外は借りられなくなります。

例外貸付になるもの
  • 借り入れ残高を減らせる場合
  • 緊急性が高いと認められる貸付の場合
  • 配偶者との収入で合算して3分の1以下となる金額の場合
  • 別の金融機関からの借り入れをつなぐための一時的な貸付の場合
  • 個人事業主の事業資金を目的とする場合

借り入れ残高を減らせる場合

すでに契約している複数社の借り入れを、完済できるようにするための貸付は、総量規制の対象外としています。金融機関などで提供している借り換え、おまとめローンなどのことです。

返済できる範囲内での貸付をするために総量規制というきまりがあるため、借りた人が返済できる環境にできるサービスは総量規制に該当しません。よって、今現在よりも借り入れ残高が減り、長期的に見て返済可能になるような契約をする場合は、総量規制オーバーでも借り入れが可能となります。

緊急性が高いと認められる貸付の場合

自分や家族・親族などの医療費を払うための貸付や、一般的・常識的に緊急性が高く資金が必要だと認められる費用を払う資金に対しては総量規制対象外となります。

緊急性があると認められる場合でも、以下の条件に該当していないと借り入れできません。

緊急性が高いと認められる貸付を受ける条件
  • 10万円以下であること
  • 3か月以内の返済が可能であること

条件に当てはまる緊急事態の時は、検討してみるとよいでしょう。

配偶者との収入で合算して3分の1以下となる金額の場合

個人での年収だけでなく、配偶者の年収と合算した金額で計算する方法を配偶者貸付といいます。配偶者の年収とあわせた金額の3分の1までを借り入れできるようにするもので、配偶者の同意が必須です。

専業主婦が借りたい時に使う方法であり、以下の書類を準備します。

配偶者貸付に必要な書類
  • 配偶者の収入を証明する書類
  • 夫婦間の身分関係を証明する公的書類(住民票・戸籍抄本など)
  • 配偶者貸付を締結することについての配偶者の同意書
  • 指定信用情報機関への信用情報の提供などに関する配偶者の同意書

引用:日本貸金業協会

配偶者の収入と合算するため、妻が配偶者貸付を行った場合、今後夫が借り入れできる額に影響がでるため、融資を受ける際は借り入れ残高に注意しましょう。

別の金融機関からの借り入れをつなぐための一時的な貸付の場合

貸付を受けるまでの「つなぎ資金」として、借りる融資は総量規制対象外になります。

つなぎ資金として融資を受ける条件
  • 銀行などの預金取扱金融機関から、確実に貸付が行われることがわかっている
  • 1か月以内に返済できる

上記を条件としています。例えば、住宅ローンの融資を受ける前に、着工金などのまとまったお金が必要となった場合、一時的に立て替えするために借り入れする方法です。

個人事業主の事業資金を目的とする場合

個人事業主に対して事業資金を目的とする時、例外貸付になります。事業の内容や、収支・資金計画を提示して返済能力があると判断されれば、年収の3分の1に関係なく借り入れが可能です。

消費者金融などのフリーローンでは、事業用として使用目的が決まっている時は借りられません。事業資金として借り入れ可能なビジネスローンなどを取り扱っている貸金業者を選ぶ必要があります。

総量規制外の借り入れを検討する際に気をつけるべきポイント

総量規制外で借り入れができる手段や方法は数多くあるが、気をつけておくべきポイントが4つあります。実際に手続きする前には必ず確認しておきましょう。

総量規制外の借り入れ時に気を付けるポイント
  • 総量規制以上の金額を借りても無理なく返済できるのか入念に検討する
  • 申し込みに際して収入証明や在籍確認などが必要な場合がある
  • 審査基準が下がるわけではないので落ちる可能性もある
  • 金融庁へ登録された真っ当な貸金業者であると確認の上で契約する

総量規制以上の金額を借りても無理なく返済できるのか入念に検討する

返済できる範囲内での借り入れに制限するためのルールである総量規制の金額以上を借りることになります。期日までに返済できる見込みがあるのか、無理なく毎月返済ができるのかを計画立てておくことが必要です。

借りる時に慎重に考えるべきポイント
  • 普段の生活の中でどれくらいの支払余力があるか
  • 毎月いくらなら返済に当てられるのか
  • これから返済が発生することで収入と支出のバランスが崩れないか

上記のようなポイントから、慎重に借り入れ額を決めないと収入が追いつかず、貯金ができなくなったり、家計が赤字に転じます。生活費が足りなくなり、返済ができないため追加で借り入れするような状況になると、さらに返済額が膨らみ借り入れ残高が減りません。無理のない返済かどうか、入念に検討してから借りましょう。

申し込みに際して収入証明や在籍確認などが必要な場合がある

借り入れの申込みには、収入証明書の提出が必要となることが多いため、事前に準備しておくと手続きがスムーズです。

また、審査の過程で本人や職場への電話確認があります。状況によっては、電話確認ではなく書面で代用できる場合もあるため、都合がつかない時は相談してみるとよいでしょう。

職場への電話連絡では、タイミングがあわず担当者とつながらないとそこで審査がストップしてしまいます。できるだけ早急に借りたい人は、電話にすぐ出られるように調整しておく必要があるでしょう。

審査基準が下がるわけではないので落ちる可能性もある

総量規制対象外とはいえ、審査基準が低くなっているわけではありません。状況によっては審査に落ちてしまうこともあり得ることを知っておきましょう。

審査に通るには、安定した収入があり返済能力があると信用して貰う必要があります。これまでの信用情報も審査する上でとても大切で、複数社の借り入れがあったり、返済で遅延・延滞などが過去にあるとマイナスの影響を与えます。

すでに借り入れ残高の総額が年収を超えていると、審査には通りにくく新たに総量規制対象外の借り入れは難しい可能性が高いでしょう。

金融庁へ登録された真っ当な貸金業者であると確認の上で契約する

どうしても借りたい場合や、お金が必要な時でも違法業者から借りることはしないように注意しなければいけません。

総量規制対象外で借り入れできるのは、除外貸付か例外貸付の契約だけで、それ以外は年収3分の1を超える貸付は行われないためです。「審査なし」「必ず借りれる」などの広告をしている業者は、金融庁への登録をしていない違法業者の可能性があります。

違法業者から借りてしまうと、高金利での返済や取り立てにあうかもしれません。貸金業者登録一覧を利用して、安心して借り入れできる業者か確認することをおすすめします。

補足|銀行系カードローンは総量規制オーバーの借り入れは厳しい

一般社団法人全国銀行協会が行った消費者向けの貸付に関する調査によると、貸金の基準が厳格化したことがわかります。過剰な借り入れが起こらないように、以下の審査体制を進めています。

銀行の審査体制
  • 収入の証明ができるものや個人の保有する情報を使って、収入状況や返済能力を正確に把握できるようにする、50万円以上の借り入れもしくは他社を含めた借り入れ額が総額100万円を超える時年収証明書を提示してもらう
  • 個人信用情報機関の情報を活用し、返済能力があるか確認にsる
  • 年収の3分の1までを意識した貸付
  • 貸付後も定期的に信用情報の変動がないか情報を把握する

つまり、総量規制と同じように年収の3分の1以上の借り入れが難しく、総量規制オーバーになると銀行では貸付をしないよう審査を行うとしています。

すでに他の借り入れ残高が多い場合は、銀行での貸付を受けるのは厳しいと思っていたほうがよいでしょう。

参考:一般社団法人全国銀行協会 銀行カードローンに関する全銀協の取組みについて
参考:一般社団法人全国銀行協会 「『銀行による消費者向け貸付けに係る申し合わせ』を踏まえた会員の取組み状況に関する実態調査」(第3回)に係る調査結果

総量規制オーバーでもお金を借りたい人が検討すべき対処法

総量規制オーバーでも、お金が必要な方が検討できる方法を5つ紹介します。ただし、いずれの方法も審査はあるため、状況によっては契約できないことがあります。すでに総量規制オーバーだと、借りられる可能性が下がり審査落ちする可能性があることに注意が必要です。

総量規制オーバーでもお金を借りたい人が検討する対処法
  • 大手の消費者金融系カードローンを利用
  • 中小の消費者金融系カードローンを利用
  • 信用金庫から融資を受ける
  • ろうきんカードローンを利用
  • 農協でローンを組む

大手の消費者金融系カードローンを利用する|即日融資できる

総量規制外でも借り入れするには、大手消費者金融系の借り換え・おまとめローンを使う方法があります。借り換え・おまとめローンは、借り入れ先を1つに絞って、返済額を抑えられる方法です。

例えば、現在他社で返済しているA~C社があったとします。D社から借り入れして、一括でA〜C社に返済し、今後はD社にのみ返済をしていくイメージです。

借り換え・おまとめローンを使うと、返済額が減らせる可能性があります。返済を減らしたい人や、毎月の支払が高くて辛い人は検討してみましょう。

大手の消費者金融系のかりかえ・おまとめローン
  • アイフル
  • レイク
  • SMBCモビット

アイフル

アイフルおまとめローン
項目
名称かりかえMAX・おまとめMAX
融資までの時間最短即日
金利3.0%~18.0%
借り換え後の追加融資不可
利用限度額1~800万円
公式HPhttps://www.aiful.co.jp/borrow/products/combine/

アイフルのかりかえMAXとおまとめMAXは、他社の貸金業者や銀行のローン、クレジットカードのリボ払いなども対象としています。

かりかえMAXとは、アイフルを初めて利用する人が契約できるローン
おまとめMAXとは、すでにアイフルの利用がある人を対象としているローン

バラバラの支払いを1つにまとめ、管理をしやすくすることで、借り入れ残高を減らせる効果があります。電話での申込後、無人店舗に出向き、契約手続きとカードの発行を行います。近くに無人店舗がなければ、郵送でのやり取りも可能です。

毎月の返済額や、返済総額を確認しメリットがあるか事前にチェックしましょう。

レイク

レイクdeおまとめ
項目内容
名称レイクdeおまとめ
融資までの時間最短即日
金利6.0~17.5%
※100万円以上の場合は6.0%~15.0%
借り換え後の追加融資不可
利用限度額10万円~500万円
公式HPhttps://lakealsa.com/cashing/other/omatome/

レイクのおまとめローン「レイクdeおまとめ」は専用フリーダイヤルで申し込みをします。審査の結果を電話で受け取ったあと、SBI申請銀行カードローン自動契約機へ、必要書類を持って来店し申込手続きをしましょう。

電話での申し込み前に、自動契約機が近くにあるか確認しておくことをおすすめします。

通常のカードローンの申し込みとは違ってWeb完結ができないことや、他社への返済が使用用途であるため、新たに借り入れができないことに注意が必要です。原則自宅や勤務先への連絡は行っていないため、在籍確認などを避けたい人におすすめします。

参考:SBI新生銀行グループ カードローン店舗検索

SMBCモビット

SMBCモビットおまとめローン
項目内容
名称SMBCモビットのおまとめローン
融資までの時間最短即日
金利3.0~18.0%
借り換え後の追加融資不可
利用限度額500万円
公式HPhttps://www.mobit.ne.jp/special/omatome/index.html

SMBCモビットに入会している人が対象のおまとめローンです。電話での申し込み後、審査結果が来たら会員専用のWebサービスで手続きできます。

来店や郵送でのやり取りが発生しないため、スマホひとつで完結します。契約が完了したら、SMBCモビットから振込手数料0円で、他社への一括返済を行います。以降は、SMBCモビットに返済します。

毎月5のつく日と月末のいずれかから返済日を設定し、返済方法は以下の方法から選びます。

SMBCモビットおまとめローンの返済方法
  • 口座振込
  • ATM返済
  • 振込返済
  • インターネット返済ならびにTポイントを利用した返済

銀行カードローンやクレジットカードのショッピング利用はおまとめローンの対象外となるため、注意しましょう。

中小の消費者金融カードローンを利用する|審査が甘い傾向がある

大手の消費者金融系よりも、審査に柔軟な中小の消費者金融を検討してみましょう。とはいえ、審査があるため総量規制オーバーであれば借り入れは難しいでしょう。

おすすめの中小の消費者金融は以下のとおりです。

中小の消費者金融ーおすすめ3選
  • フタバ
  • フクホー
  • セントラル

いずれの中小の消費者金融は、最短で即日借り入れが可能です。フタバやセントラルは、最大30日間無利息期間を設けているため、返済の目処が立ちそうであればすぐに返済すると利息なしで借り入れできます。

大手消費者金融よりも金利は高めの設定なので、借りすぎには十分に注意しましょう。

信用金庫から融資を受ける|会員なら審査が通りやすい

信用金庫は、銀行のローンなどと同様に総量規制対象外になります信用金庫法という法律のもと信用金庫は貸付を行うため、貸金業法の総量規制にあてはまりません。

信用金庫には、会員制度があります。信用金庫へ一定額以上の出資金をしている人が、会員になれます。信用金庫の会員になっていると、審査に有利に働く可能性があるため、借り入れしたい人におすすめの方法です。

ただし、総量規制対象外とはいえ審査はあります。すでに他社での借り入れが多い場合は融資を受けられない可能性があります。

ろうきんカードローンを利用する

ろうきんカードローンも総量規制の対象外です。労働金庫法に則るため、貸金業法の総量規制にはあてはまりません。

自宅や勤務地の近くにろうきんがあれば申し込み可能です。インターネットから申し込みを行い、仮審査に進みます。仮審査が通ればろうきんで手続きを行い、勤務先への在籍確認を経て本審査・契約という流れになります。

即日融資が受けられるものではないため、緊急性が高い借り入れをしたい人はおすすめできません。

農協でローンを組む|JA組合員なら融資可能

農協(JAバンク)のローンも総量規制対象外で借り入れが可能です。農協の営業エリアに居住しており、JA組合員であればローンの申し込みができます。JA組合員(農業者)ではない人が組合員になるには、農協の窓口で出資金を預け准組合員になる必要があります。

農協のローンは低金利で借り入れができますが、申し込みできるのは年収200万円以上(農業者150万以上)の人です。また、実際融資を受けられるまで3週間程度の時間がかかるため、時間に余裕のある人におすすめです。

貸金と総量規制に関してよくあるお悩みに回答

貸金と総量規制に関してよくあるお悩みに回答します。

貸金と総量規制に関してよくあるお悩み
  • クレジットカードのショッピング枠は総量規制の対象外になる?
  • 総量規制オーバーするほど多重債務の状態でどうすればいいか困ってます…。

クレジットカードのショッピング枠は総量規制の対象外になる?

対象外です。分割払いやリボ払いも使用できるため、いざという時は支払い方法を工夫するとよいでしょう。ただし、クレジットカードのキャッシング枠は総量規制の対象となります。大手消費者金融系のカードローンと比べ、金利が高めになっていることが多いため、利用時は十分に注意しましょう。

総量規制オーバーするほど多重債務の状態でどうすればいいか困ってます…。

多重債務でどうしたらいいかわからない方は、政府・省庁の相談窓口に一度相談してみましょう。相談料金なしで、今ある悩みを解決するためにアドバイスをもらえます。一人で抱え込んだり、怪しい業者から借り入れしたりすることがないように、早めの相談をすることをおすすめします。

総量規制対象外でお金を借りる際は無理なく返済できるか慎重に検討しましょう

貸金業者が適用される総量規制は、借りすぎを防ぐために作られたものです。よって、総量規制対象外だからといって、収入に対して多くお金を借りることがないように注意しなければいけません

総量規制対象外には、除外貸付と例外貸付があります。無理なく返済ができる金額の借り入れ額か、慎重に検討することが大変重要になります。また、総量規制対象外だからといって審査が通りやすくなるわけではありません。場合によっては審査に落ちる可能性があることも知っておきましょう。

万が一借り入れが多くなりすぎてどうしたらいいかわからない方は、政府・省庁の無料相談窓口へ相談してみてください。

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